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Yamareco

記録ID: 7241171
全員に公開
沢登り
八ヶ岳・蓼科

立場川〜阿弥陀岳

2024年09月15日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:14
距離
15.2km
登り
1,498m
下り
1,565m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:30
休憩
0:02
合計
8:32
距離 15.2km 登り 1,498m 下り 1,565m
6:07
2
スタート地点
6:09
4
6:23
331
11:54
11:55
27
12:22
2
12:28
12:29
44
13:13
30
13:43
13
14:39
0
14:39
ゴール地点
天候 曇り時々雨
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
ひっそり旭小屋。貴重なちょうちょがいますよ、という看板が立っているが小屋自体はもう崩壊気味。
2024年09月15日 06:41撮影 by  SCG08, samsung
9/15 6:41
ひっそり旭小屋。貴重なちょうちょがいますよ、という看板が立っているが小屋自体はもう崩壊気味。
水はきれいです。いわゆる清流、と言う感じではないけれど。
2024年09月15日 06:54撮影 by  SCG08, samsung
9/15 6:54
水はきれいです。いわゆる清流、と言う感じではないけれど。
堰堤二連発は左から乗り越す。しっかり高巻くことをサボって堰堤の縁を行ったのでこの日一番怖い乗越だったかも。それにしてもよくこんなデカいものを作ったもんですね・・・
2024年09月15日 07:25撮影 by  SCG08, samsung
9/15 7:25
堰堤二連発は左から乗り越す。しっかり高巻くことをサボって堰堤の縁を行ったのでこの日一番怖い乗越だったかも。それにしてもよくこんなデカいものを作ったもんですね・・・
雨予報だけど朝だけいい晴れだった。最近こういうことが多い。この後は結局曇って来て雨が降ったりやんだり。
2024年09月15日 07:30撮影 by  SCG08, samsung
9/15 7:30
雨予報だけど朝だけいい晴れだった。最近こういうことが多い。この後は結局曇って来て雨が降ったりやんだり。
謎の赤ペンキと数字の刻印。何を表しているのか・・・昔は一般ルートに準ずるくらい良く登られていたと登山体系には書かれている。
2024年09月15日 07:34撮影 by  SCG08, samsung
1
9/15 7:34
謎の赤ペンキと数字の刻印。何を表しているのか・・・昔は一般ルートに準ずるくらい良く登られていたと登山体系には書かれている。
三個目の堰堤は右から。大きく巻くこともできるし水線シャワークライムもできる
2024年09月15日 07:47撮影 by  SCG08, samsung
9/15 7:47
三個目の堰堤は右から。大きく巻くこともできるし水線シャワークライムもできる
少しずつゴルジュらしくなってきてきれいな淵も出てくる。バシャバシャいく。
2024年09月15日 08:17撮影 by  SCG08, samsung
9/15 8:17
少しずつゴルジュらしくなってきてきれいな淵も出てくる。バシャバシャいく。
2018年くらいまでの写真を見るとこの辺に梯子も映っているのだけれど消失している。もっとも、ゴルジュの中をバシャバシャいけば問題なし。以前は足を濡らさずに行くこともできたらしい。
2024年09月15日 08:24撮影 by  SCG08, samsung
9/15 8:24
2018年くらいまでの写真を見るとこの辺に梯子も映っているのだけれど消失している。もっとも、ゴルジュの中をバシャバシャいけば問題なし。以前は足を濡らさずに行くこともできたらしい。
八ヶ岳ふうのナイスナメ床。八ヶ岳の集塊岩は水流で磨かれるとボコボコが出てきてフリクション良好
2024年09月15日 08:30撮影 by  SCG08, samsung
9/15 8:30
八ヶ岳ふうのナイスナメ床。八ヶ岳の集塊岩は水流で磨かれるとボコボコが出てきてフリクション良好
大岩に流れが完全に塞がれて逃げ場なし。水流沿いを行くしかないが左の方から中の岩穴をくぐることができる。けっこう小さい穴でメタボチェッカーとかよく言われている。
2024年09月15日 08:44撮影 by  SCG08, samsung
9/15 8:44
大岩に流れが完全に塞がれて逃げ場なし。水流沿いを行くしかないが左の方から中の岩穴をくぐることができる。けっこう小さい穴でメタボチェッカーとかよく言われている。
ザックの右の穴から出てきた。ちっさ。
深淵を覗くとき深淵もまたお前を
2024年09月15日 08:55撮影 by  SCG08, samsung
9/15 8:55
ザックの右の穴から出てきた。ちっさ。
深淵を覗くとき深淵もまたお前を
ガマ滝沢の出会いらしい。いきなりむずかしそうなチョックストーン。これを無雪期に遡行するにはけっこう骨だな・・・
2024年09月15日 09:25撮影 by  SCG08, samsung
9/15 9:25
ガマ滝沢の出会いらしい。いきなりむずかしそうなチョックストーン。これを無雪期に遡行するにはけっこう骨だな・・・
メインのゴルジュが始まる。ここは冬にししが岩を登った時に通ったことがある。
2024年09月15日 09:47撮影 by  SCG08, samsung
9/15 9:47
メインのゴルジュが始まる。ここは冬にししが岩を登った時に通ったことがある。
この写真ではよくわからないけれど狭い狭い。斜めった極狭い岩の間を歩いていきます。
2024年09月15日 09:51撮影 by  SCG08, samsung
9/15 9:51
この写真ではよくわからないけれど狭い狭い。斜めった極狭い岩の間を歩いていきます。
ゴルジュの奥を覗くが難しそうで巻き決定。冬に来たときは何という事もなく階段状の氷瀑をサクサク登って終わったのだが・・・
2024年09月15日 09:53撮影 by  SCG08, samsung
1
9/15 9:53
ゴルジュの奥を覗くが難しそうで巻き決定。冬に来たときは何という事もなく階段状の氷瀑をサクサク登って終わったのだが・・・
ゴルジュの上の滝も難しそうだったが幸い流木に救われ突破。こういう濡れた木登りも地下足袋わらじはぜんぜん滑らない。感動の性能だ。
2024年09月15日 10:11撮影 by  SCG08, samsung
9/15 10:11
ゴルジュの上の滝も難しそうだったが幸い流木に救われ突破。こういう濡れた木登りも地下足袋わらじはぜんぜん滑らない。感動の性能だ。
開けてきた。水流も時々伏流して消えてただのガレ歩きになる。
2024年09月15日 10:56撮影 by  SCG08, samsung
9/15 10:56
開けてきた。水流も時々伏流して消えてただのガレ歩きになる。
何回か二股がある。よく地形図を見てルーファイしよう。これは右。
2024年09月15日 11:02撮影 by  SCG08, samsung
9/15 11:02
何回か二股がある。よく地形図を見てルーファイしよう。これは右。
最後のナメ。ホールドはしっかりして登りやすい。
この後、なるべく本流を最後まで詰めるのがいいと思われる。僕はいろいろ工夫してみたけれど結局ハイマツの藪漕ぎが増えただけだった。とにかく本流を詰めるとドンピシャ中岳のコルのはずで、それがいちばんラク。
2024年09月15日 11:09撮影 by  SCG08, samsung
9/15 11:09
最後のナメ。ホールドはしっかりして登りやすい。
この後、なるべく本流を最後まで詰めるのがいいと思われる。僕はいろいろ工夫してみたけれど結局ハイマツの藪漕ぎが増えただけだった。とにかく本流を詰めるとドンピシャ中岳のコルのはずで、それがいちばんラク。
山頂は雨。今まで何度となく見た山頂のお地蔵さん。様々なバリエーションルートからこの山の山頂に立ってきたが、今回のが一番登山道感がなくて、クライミング的に難しいかどうかは別に一番ワイルドで味わい深い山行だった。
2024年09月15日 12:15撮影 by  SCG08, samsung
9/15 12:15
山頂は雨。今まで何度となく見た山頂のお地蔵さん。様々なバリエーションルートからこの山の山頂に立ってきたが、今回のが一番登山道感がなくて、クライミング的に難しいかどうかは別に一番ワイルドで味わい深い山行だった。
撮影機器:

感想

今年からふとしたきっかけでワラジを編んで地下足袋わらじで沢登りもするようになった。なんということはない、膝の手術で思うような登山ができず、無理にプッシュすると危険だから何か新しいことに挑戦してみようと思ったのだ。

沢登りは以前から興味があったのだけれど、沢靴など沢装備を一通りそろえるのも高そうだし、揃えてもそこまで登るかもあやしいし。でも、PPロープで草鞋を編んでホームセンターの地下足袋で登るのもかなり性能的にイケてる、と聞いたのでそれならトライしてみてもいいのかな、と思ったのである。

そしたらけっこうこれが面白くて、もっともっとやりたくなってしまっている。

もっとも、僕は八ヶ岳山麓に在住で、八ヶ岳はあまり沢登りで有名なところではない。でも、ジャンルとしての沢登り、という面での登攀価値はともあれ、沢というのはもともと沢登りなんていうジャンルを確立する前から、山を登るのには合理的な路なのだ。

つまり、沢登りと言うよりは水の多い日本でバリエーションをやればかならず沢は登場するし、足を濡らさないように注意してお行儀よく登る、というのでなければ地下足袋わらじもまたけっこう合理的なのである。

登山においてバリエーションルート、と言っても中身はなかなかに様々。

というか多くは登山道を登る時間が多くて、頂上近くになってからようやく道を離れて岩登り、あるいは頂上まで登山道を歩いて頂上から下って取り付き、というものさえあって、バリエーション登山と言うにはだいぶシュールなものだと思う。その点沢はそういうシュールさがなくて純粋に一歩一歩を楽しめる。

とはいえ僕はもともと沢は初心者のうえに真面目な沢屋さんではないので、繰り返すけれどあくまで登山のルートとしての沢である。その点、阿弥陀岳の立場川は難しい滝場もないし、かつては一般ルートに準ずるくらい普通に登られていたらしいから、僕のような志向の者(そして靭帯再建後で膝の挙動があやしい)には最適ではないか。

ただ、かつては人気だったとはいえ足を踏み入れればもちろん誰にも会わないし、旭小屋は無人で壊れかけてるし、沢の高まき用にかつてはあったらしい丸太の梯子も見当たらず、沢は原始の様相だった。いわゆる美渓ではないけれど、沢を合理的な登路にして頂上を目指すには楽しいルートだった。詰めのハイマツトラップには辟易したが、おおむね快調に登れた。

阿弥陀岳は大好きな山で10本くらいのバリエーションルートから登ったことがある、もはやフェチと言っていいが立場川の通しの溯行はまだだった。そして無雪期は暑いしアブも多いしで敬遠していたが、今回はアブもおらず沢なので涼しくて快適だった。また地下足袋わらじ履いて来てしまうかもしれない。

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