記録ID: 746826
全員に公開
ハイキング
剱・立山
裏剱周遊（室堂〜立山三山〜剱沢〜池の平山〜阿曽原〜欅平）
2015年10月03日(土) 〜
2015年10月06日(火)
富山県
namifuji
体力度
10
2〜3泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 73:55
- 距離
- 51.0km
- 登り
- 6,484m
- 下り
- 8,316m
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標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 4:20
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 5:00
距離 9.8km
登り 993m
下り 895m
2日目
- 山行
- 5:23
- 休憩
- 1:42
- 合計
- 7:05
距離 10.7km
登り 708m
下り 1,202m
3日目
- 山行
- 7:51
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 9:20
距離 14.9km
登り 1,610m
下り 2,811m
| 天候 | 快晴 時折 暴風 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
富山→立山（富山地鉄） 立山→室堂（アルペンルート） 復路：欅平→宇奈月（黒部峡谷鉄道） 宇奈月→新黒部（富山地鉄） 黒部宇奈月温泉→自宅（北陸新幹線・JR） |
| 予約できる山小屋 |
|
写真
浄土山から一ノ越を経て雄山へ。
途中、高校生の集団登山の大行列に巻き込まれエライ目に会いましたが無事登頂。
途中、高校生の集団登山の大行列に巻き込まれエライ目に会いましたが無事登頂。
剱澤野営場にて。別山乗越から吹き降ろす暴風に、下部がメッシュの我がワンポールシェルターは為すすべも無く吹き晒される。
中の温度はほぼ外と変わらず。
2
剱澤野営場にて。
別山乗越から吹き降ろす暴風に、下部がメッシュの我がワンポールシェルターは為すすべも無く吹き晒される。
中の温度はほぼ外と変わらず。
別山乗越から吹き降ろす暴風に、下部がメッシュの我がワンポールシェルターは為すすべも無く吹き晒される。
中の温度はほぼ外と変わらず。
小屋から片道1時間の池の平山まで往復。
中腹より、鹿島槍・五龍をバックに小屋を望む。
中腹より、鹿島槍・五龍をバックに小屋を望む。
テン場に戻り、10時半過ぎに阿曽原へ向け出発。
途中、仙人池にて「有名な」逆さ剱を見学。
途中、仙人池にて「有名な」逆さ剱を見学。
仙人谷を仙人温泉へ向けて下る。
コンディションの悪い雪渓を何度か渡る、あまり気持ち良くない道。
コンディションの悪い雪渓を何度か渡る、あまり気持ち良くない道。
途中、雪渓と崖の斜面の間にザックが挟まっているのを発見し焦るも、すぐに仙人温泉のスタッフ（ザック回収に来られた）と遭遇、ザックの持ち主は自力で這い上がり小屋で手当てを受けていると聞き一安心。でも、一歩間違えば確実にアウトな状況にしばし呆然とする。
2
途中、雪渓と崖の斜面の間にザックが挟まっているのを発見し焦るも、すぐに仙人温泉のスタッフ（ザック回収に来られた）と遭遇、ザックの持ち主は自力で這い上がり小屋で手当てを受けていると聞き一安心。
でも、一歩間違えば確実にアウトな状況にしばし呆然とする。
でも、一歩間違えば確実にアウトな状況にしばし呆然とする。
仙人温泉から先の雲切新道は噂に違わぬ強烈な急坂。
ここに道を切り開いた方々の苦労にはただただ敬服するのみ。
ここに道を切り開いた方々の苦労にはただただ敬服するのみ。
道がトロッコ軌道トンネルに差し掛かると、明らかに異様な熱気と湿気が「ドンッ！」って感じで押し寄せる。
まさに「高熱隧道」。
まさに「高熱隧道」。
阿曽原温泉のテン場は、ちょっとジメジメしていて細かい羽虫（刺すやつ）が多く、やや不快。
湯気を吹き上げ続ける源泉供給源のトンネルは、高熱の岩盤にダイナマイトが自然発火し一度に80人の犠牲者を出す事故が起こった阿曽原谷横坑跡か？
ホウ雪崩で鉄筋コンクリートの宿舎が山の向こうまで吹き飛ばされた志合谷を迂回するトンネル。
クライマックスの「大太鼓」。
実際に歩くとそれほど怖くは無いんだけど、離れたところから俯瞰すると足が震えてくる。
実際に歩くとそれほど怖くは無いんだけど、離れたところから俯瞰すると足が震えてくる。
撮影機器：
装備
| 備考 | ��3,000m級にワンポールシェルターはやはり役者不足。次回はちゃんとしたドームテントを持っていこう。 �⊃緤進眛擦任魯瓮奪箸鯣錣辰討い橡榲�に良かった。無ければ岩に頭ぶつけて脳震盪で気を失って転落確実でした。 |
|---|
感想
初夏の頃から悩まされ続けた坐骨神経痛が完治しないまま強行した晩秋の裏剱三泊四日。
テントの中で痛みの余り悶絶する場面もあったけど、結果的には最高に楽しく、思い出深い山行となりました。
初日、剱澤キャンプ場に吹き荒れる爆風の中、軽量化優先で持ってきたメッシュ仕様のワンポールシェルターの中は、外に居るのと変わらない修羅場で、全く落ち着けないまま寝不足の一夜を過ごし、その後も寒さや暑さや虫刺されで必ずしも「超快適」な山行ではなかったけれど、それでも北アルプスという人気のエリアにありながら、ひっそりと静かな佇まいを見せる今回のコースは、必ず再訪したい素晴らしい場所。
そして、吉村昭の「高熱隧道」を読んで以来、ぜひ訪れたかった「水平歩道」。
天井の低い切通しに何度も頭を強打しながら（メットのおかげで難は免れたけど）、阿曽原谷、志合谷など、数百人の犠牲者を出しながらも世紀の難工事を成し遂げた先人たちの不屈の精神の一端に触れることが出来てとても幸せでした。
来年は、剱岳から北方稜線を越えて今回と同じコースを辿ってみたいなあ、と漠然と思っている今日この頃。
今回は、休日〜平日にかかるスケジュールだったためか、同じ行程で同じルートを辿る方々がほとんどで、その中の数人の方々との心温まる交流もあり、いつも以上に深く思い出に残る山行でした。
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namifujiさん、こんにちは！
ご無沙汰してます
素晴らしいく美しい！
池の平、長次郎出会、三の窓雪渓・・。
水平歩道は、興味あったんですが、怖そうで
ちょっと足踏みしそうですが、それでも是非とも行ってみたい認定です。
しかし、座骨神経痛。
大変ですね・・。
おそらく現在も大変なのでは？
悶絶する痛み・・、わかります。
こちらは、槍ヶ岳の靭帯損傷から、ただいま絶賛ヘルニアぼっ発中で歩けませ〜ん
namifujiさんも、初夏からは、山どころか日常も厳しい日もあったと思います
だからこそ、今回の山旅の中で感じることは、心はもちろん、
毛穴から細胞から、爪の先までも、欲したものを吸収し尽くした、
そんな山歩きだったのではないか？と、勝手に想像してしましました。
わたしも、また山に行きたい。
がんばって、耐えま〜す！
勇気もらいました！ありがとうございました
miouさん
こんばんは。本当にご無沙汰です！
miouさんもヘルニアでダウンされているのですね。。
私も、定期的（年に一回くらい）に腰がギックリ逝ってしまうタチなので、辛さはよくわかりますよ〜。
ホント、腰は体の要とはよく言ったもので、腰をやられると何もできないですからね。
それにしても、今回の坐骨神経痛（私にとってはギックリ腰と並ぶ二大持病）には参りました。まあ、原因は山での受傷なんですけどね。。。
裏剱は本当に良いですよ！
特に、池の平小屋は最高です。ぜひぜひ訪れてみてください。
とにかく、腰には特効薬はありませんから、気長にゆっくり治してくださいね。
では、また。
こんばんは。
先日、入川林道で遭遇したものです。
北アルプス、行ったことがありません。
今度、歩きかたをご教授ください。
小生も腰にちょっとしたトラブルを持っています。
山を歩くとなおります。
何れにしても、山を歩けないことはつらいです。
tozzanoさん
こんな時期にあんなところで後から人が来るなんて、まさか・・・と思い振り返ったらそのまさかでした（笑）。
無事に真ノ沢から帰還されたようでなによりです。ポップコーンご馳走様でした。
私の坐骨神経痛もほぼ完治したので、ぜひ真ノ沢連れて行ってください！
北アルプスなんて、股の沢・真の沢に比べれば楽勝ですよ（？）。
来年はぜひ黒部川奥の廊下あたりを遡行しちゃってください。
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