山王帽子山・太郎山 ラッセルは余裕も激痛撤退


- GPS
- 08:56
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,118m
- 下り
- 1,116m
コースタイム
天候 | 曇りと雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレも使用可 |
コース状況/ 危険箇所等 |
山王峠までの林道は途中までトレースありました。 あとはノートレース。 山王帽子山と太郎山へのコル過ぎまではワカンで、あとはアイゼン。 正直な感想としては、ワカンやスノーシューの類は要らないかなと。 この季節にこの山に来ようと思う人は冬好きの健脚なはず。 深いと胸ラッセルだったり雪庇の乗っ越しをちりばめた膝ラッセルが味わえます! 「下の層が硬くて浮くな」と思うと股まで沈むを100回以上は繰り返しました。 ピンテや標識が多数あって分かりやすいとは思います。 が、とにかく見落としの連続でほぼ何となくの感じで彷徨してました。 |
写真
感想
どうも調子が上がらないがグダグダしてても仕方がないので登山に。
前から登っておきたかった栃木の太郎山へ。
6:50光徳駐車場を出発し、スノーシュートレースがあったのでそれを追いかける。
しばらくして前方に大きな茶色が地面にあるなと近づいたら2頭の鹿。
1頭は鼓動も見られなかったが、もう1頭の小さいほうは鼓動がある。でも近づいても身動きせず。
熊を疑ったが、周囲に血痕も無く足跡は鹿のみ。
口元も汚れが無いのと大きな木の下に居て首が大きく曲がっていることから、何らかの拍子に木にぶつかって首が折れてしまい倒れたのかも…
でも何もしてあげられないので、少ししてそのまま再開。
ちなみに先行トレースはここで引き返してましたので、ここからはノートレース。
山王峠からはピンテ頼りに登るも一瞬で見失う。
始めは地図見て確認もしてましたが、上に行けば着くだろうと大まかな地形を覚えといてひたすら彷徨う。
なんやかんやで山王帽子山に到着。
全行程でここの登りが1番キツかったかも。枝が邪魔してとにかく前に進めない。そして突っ込むと落雪のお釣りを毎度もらう。
さ、本番の太郎山だと下りていたが、ここらへんから違和感。「これはあの痛みが来るやつだ」。
昔から年/回程度来るやつで、今まで山でなったことはなかった。とりあえず無視。
コルから登り返しでハマる・登る・落ちると繰り返す急登で、大ブレーキ。もうこのパターンが煩わしいのでワカンからアイゼンにチェンジ。
そうすると急登は登りやすくなるも5倍ハマる様になる。
でもフルラッセルのつもりで来ているので、そこに関しては全然気にならない。むしろ「これが求めていた厳冬期だ」となる。でも相変わらずペースダウン。
そうこうしてるうちにあの痛みが激痛に変わる。
イメージは骨折した患部を叩く感じ。
それが一歩足を出すたびに…
「せっかく調子良い状態だしどうにか…」と歩くもペースもあげられないので、残念ながら今回は撤退に。
ま、下山も一緒なので5秒/歩くらいで下りる。
山王帽子山に着いたあたりで何とか痛みが緩和したので、そこからも最大限にゆっくり下りての登山となりました。
帰りに鹿を見たら小さい方の鼓動は無くなっており、全身の力が無くなったまま横たわっていました。
無力さや空虚感を強く感じ、しばらく立ち尽くしてました。
うぬぼれだどは思いますが、色々な意味でもう少し大切に日々を過ごしていかないとと感じました。
今回余力を残して登れなかったのがもったいなかったな。
次はどこに行こう?もう厳冬期が終わってしまう!
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する