記録ID: 7891234
全員に公開
積雪期ピークハント／縦走
谷川・武尊
谷川岳・西黒尾根ルート(日帰り)
2025年03月11日(火) [日帰り]
群馬県
新潟県
greenpower
体力度
4
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 07:10
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 1,476m
- 下り
- 893m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:07
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 7:09
距離 8.5km
登り 1,476m
下り 893m
6:25
0分
スタート地点
7:28
139分
鉄塔
10:18
69分
ガレ沢の頭
11:49
11分
天神尾根の合流点
13:34
天神平駅
| 天候 | 03／11(火)→曇/雪/雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
■アクセス→関越道・水上IC～約30分。 ■駐車台数→87台 ■トイレ→あり。 ■水場→なし。 ■登山ポスト→6階にあり。 ■24時間利用→可能。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
■谷川岳ベースプラザ駐車場(729m) 上記のアクセス欄を参照して下さい。 谷川岳ベースプラザ1階の駐車場を無料開放されていて、24時間出入り自由でトイレが利用できます。 駐車場は登山者・スキーヤー・観光客が利用しますが、大量のゴミが捨てられていて将来的に冬期の無料開放は中止になると予測されます(掃除済み) 6階の駐車場は有料です(1日→1,000円) 登山ポストは6階のチケット売り場前(天神尾根ルート)、谷川岳登山指導センター(西黒尾根ルート)の2ヶ所にありどちらも利用可能です。 駐車場はFree Wi-Fiが完備されています。 ■西黒尾根登山口(817m) 谷川岳ベースプラザ駐車場から約20分で西黒尾根登山口に到着です。 谷川岳登山指導センターに水場・登山ポスト・トイレ(冬期閉鎖中)があります。無雪期は水場がありますが、積雪期は雪に埋まり利用できません。 西黒尾根登山口の取付きは2ヶ所あり1つ目は谷川岳登山指導センターの右側の裏手から登ると夏道の西黒尾根登山口ですが、除雪された高い雪壁を乗っ越すのが大変ですがこちらがお勧めです。 2つ目は除雪終了点の脇から低い雪壁から大きく迂回して谷川岳登山指導センターの裏側に戻りますが、一ノ倉沢側へ向かう踏み跡があるので道迷いに注意が必要です(写真添付) 西黒尾根登山口～鉄塔まで準備運動です。 ■鉄塔(940m) 西黒尾根登山口から約40分で鉄塔に到着です。 西黒尾根登山口から稜線の鉄塔まで標高差123m・距離474mの急登を登りますが、標高1,500m以下は湿雪で脛～膝まで踏み抜くので天狗の背の直下まではスノーシューが便利です。 この急登は樹林帯ですが雪崩の条件が揃い稜線直下には高さ3m～5mの雪庇があり、鉄塔の谷川岳側(夏道)を通過しないと雪庇の崩落に巻き込まれます(写真添付) また3月になり晴天時には気温10℃を超えて急激に融雪が進んで、樹木の周辺は深さ3mのツリーホールがあるので近づくと危険です。 稜線に乗り上げると正面には白毛門～笠ヶ岳～朝日岳が見えます。 ■ラクダの背(1,444m) 鉄塔から約140分でラクダの背に到着です。 標高1,140m地点から西黒尾根の西黒沢側に雪庇が現れて、すでに崩落している雪庇があります。よく見ると雪庇の亀裂や雪で隠れたヒドゥンクレバスに踏み跡があるので、先行者や他人の踏み跡を無意識に辿ると高い確率で雪庇を踏み抜くので雪庇からは最低2m～3m離れないと危険です。 西黒尾根の中間点(西黒尾根登山口～天神尾根の合流点)になり、ラクダの背～天神尾根の合流点(谷川岳肩の小屋)まで雪庇の崩落・クレバス・滑落・雪崩の危険エリアです。 ラクダの背で森林限界を迎えて引き締まった雪質になりスノーシュー・ストックから12本爪アイゼン・Wアックスに換装します。 ■ガレ沢の頭(1,500m) ラクダの背から約30分でガレ沢の頭に到着です。 西黒尾根と厳剛新道の分岐点になりますが、豪雪地帯で夏道の面影や道標は雪に埋まり不明です。 西黒尾根ではラクダの背・ガレ沢の頭・ザンゲ岩の3つのピークを超えて天神尾根の合流点へ向かい、ガレ沢の頭～天神尾根の合流点まで更に傾斜が強くなります。 ザンゲ岩の下部～天神平駅まで雪が降り出し、安全圏の天神尾根の合流点を目指します。 ※別称→ラクダのコルと呼ばれます。 ■ザンゲ岩(1,812m) ガレ沢の頭から約70分でザンゲ岩に到着です。 西黒尾根のザンゲ岩(雪で埋まらない)と天神尾根にある天神ザンゲ岩(雪に埋まる)は別物になります。 ラクダのコブのような複数の小ピークを超えると、ザンゲ岩の下部に雪庇の崩落地・ヒドゥンクレバス地帯があり西黒沢側から迂回します。今後の融雪で大きくルートが変わると予測されます(写真58枚目) 降雪直後のガレ沢の頭～ザンゲ岩は雪崩に特に注意が必要です。 ■天神尾根の合流点(1,921m) ザンゲ岩から約20分で天神尾根の合流点に到着です。 急登のザンゲ岩を超えると西黒尾根の危険ポイントはなく、標高1,880m地点で狭い台地に乗り上げて正面の斜面を乗っ越すと西黒尾根の合流点です。 50m先に谷川岳肩の小屋と道標があり谷川岳トマの耳まで10分で登頂できますが、悪天候時には広い雪原で道迷いに注意が必要です。 ■トマの耳(1,963m) 天神尾根の合流点から約10分でトマの耳に到着です。 豪雪で山頂は狭く、山頂柱の半分は雪で埋まっています。 山頂柱のすぐ裏側は雪庇の上になり、800mの断崖絶壁なので滑落に注意が必要です。 トマの耳～オキの耳の区間は雪庇の崩壊・クラック・クレバス地帯で危険です。 「トマ」は手前を意味します。水上・湯檜曽から見て手前(別名→薬師岳)にあるのが由来です。 どちらの山頂も週末は写真撮影で大混雑が予想され、谷川岳の山頂柱は落雷が直撃して何度も割れているので雷に注意が必要です。 ■オキの耳(1,977m) トマの耳から約15分でオキの耳に到着です。 豪雪で山頂は狭く、山頂柱の半分は雪で埋まっています。 山頂柱のすぐ裏側は雪庇の上になり、800mの断崖絶壁なので滑落に注意が必要です。 オキの耳～トマの耳の区間は雪庇の崩壊・クラック・クレバス地帯で危険です。 「オキ」は奥を意味します。 水上・湯檜曽から見て奥(別名→谷川富士)にあるのが由来です。 ■トマの耳(1,963m) オキの耳から約10分でトマの耳に到着です。 再び下山時に登頂しなくても山頂直下にトラバース路があります。 ■谷川岳肩の小屋(1,910m) オキの耳から約5分で肩の小屋に到着です。 扉のドアノブが破損して通常の出入口は開ける事ができず、左側の鉄製の梯子から木製の出入口から入れます。 外トイレは冬期閉鎖中です。 天神尾根と谷川岳主脈の分岐点になり、道迷いに注意が必要です。 ■天神ザンゲ岩 雪で埋まる天神ザンゲ岩は不明です。 西黒尾根のザンゲ岩と天神尾根にある天神ザンゲ岩は別物です。 ■天狗の留まり場(1,696m) 谷川岳肩の小屋から約15分で天狗の留まり場に到着です。 GPSで確認しますが雪で埋まる天狗の留まり場・道標は見当たりません。 ■熊穴沢避難小屋(1,465m) 天狗の留まり場から約10分で熊穴沢避難小屋に到着です。 今年は積雪量が4mを超えており避難小屋は雪で埋まっていて、積雪量が2m～3mになる3月末～4月初旬に掘り出すと利用できます。 4年前の4月の残雪期に掘り出して1泊しましたが、登頂後に避難小屋に戻ると大量のゴミは放置されていて回収するのが大変でした。 登山者が多い天神尾根ルートにある避難小屋を掘り出すと、興味本位で小屋内を覗く登山者・階段の崩落・デポしたザック等の盗難に注意が必要です。 積雪期～残雪期は避難小屋の出入口(引き戸)が雪で埋まったり、凍結した場合は閉じ込められて脱出不可能にのるので利用する場合は注意が必要です(写真添付) ■天神平・天神峠分岐(1,423m) 熊穴沢避難小屋から約15分で天神平・天神峠分岐に到着です。 3股の分岐点になり左折→田尻尾根へ、直進→天神平駅(ロープウェイ)へ、右折→天神峠(天神山)へ向かいます。 3股の分岐点ですが、地図では2股の分岐点で表記される事が多い場所です。 ■天神平駅(1,316m) 天神平・天神峠分岐から約15分で天神平駅に到着です。 ロープウェイは片道15分・大人1,800円(往復→3,000円)です。 天神平駅から天神平・天神峠分岐の急斜面を下山時に尻セードすると、刻んだステップが消えるので怒られます(写真添付) 天神平駅の積雪量は4m、トイレと自動販売機があります。 これで無事に山行が終了です。 ■土合口駅(746m) 天神平駅から約25分で土合口駅に到着です。 土合口駅の改札口にトイレがあり、売店に山バッジ(3種・550円～660円)が売っています。 ■谷川岳ベースプラザ駐車場(729m) 土合口駅から約5分で谷川岳ベースプラザ駐車場に到着です。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ■その他の注意点 谷川岳・西黒尾根ルートの区間は距離→8.50km・標高差→1,248m・コースタイム→06時間15分になりますが、日帰りが可能です(無雪期の場合・山滑走を除く) 日帰りで登頂するには雪質・積雪量・天候・体調・装備・気力・長距離を歩ける体力が必要です。 ■西黒尾根ルートについて ①西黒尾根ルートは日本三大急登になります(②ブナ立尾根→烏帽子岳、③黒戸尾根→甲斐駒ヶ岳) 無雪期の難易度(疲労度)は③→②→①の順番ですが、積雪期は①→②→③になります。 降雪直後に豪雪地帯の胸ラッセル・雪庇の崩落・滑落・雪崩の危険を考えると西黒尾根は厳しい環境ですが、谷川岳ベースプラザまでアクセスが良い場所です。 当日の西黒尾根は標高1,500m以下は湿雪でスノーシュー・ストックを利用、標高1,500m以上は乾雪で12本爪アイゼン・Wアックスを利用しました。 3月になり西黒沢側にせり出した雪庇は亀裂が入り崩落した雪庇があり、ルート上に雪庇のクラック・ヒドゥンクレバスがあり無意識に他人の踏み跡を辿ると危険です。 雪庇を踏み抜いた場合は西黒沢へ300m以上落ちますが、裂けた5mの雪庇に落ちても脱出は大変ですが死ぬ確率は低いです。 西黒尾根ルートで危険なのは雪庇の踏み抜き・雪庇の崩落・雪崩になり、西黒沢とマチガ沢へ滑落しても死ぬ雰囲気は感じませんでした。 ■谷川岳ロープウェイ(下山)の利用について 西黒尾根から天神尾根を下山して天神平駅を利用する場合は大人→片道1,000円(往復→3,000円) 白馬八方尾根スキー場のように登山届の提出・山岳保険の加入は必要ありません。 営業は12月01日～03月19日→08時30分～16時00分、03月20日～04月06日→08時00分～16時30分です。 またロープウェイを利用せず天神尾根～田尻尾根を渡渉なく下山できますが、融雪の状況で常に変化します。 ■登山ポストについて 谷川岳・西黒尾根ルートには登山ポストが2つあります。 ①谷川岳ベースプラザ6階 ②谷川岳登山指導センター(①②用紙・ペンあり) 登山計画書は事前にオンライン提出が可能です。 ■水場について 谷川岳・西黒尾根ルートには地図で水場が1つあります。 ①西黒尾根登山口(雪で埋まり利用不可) 谷川岳登山指導センターの出入口に沢水が引いてあり利用できます。 今回は飲料水を0.5Lを担ぎ上げて0.3残りましたが、登山中は雪を拾いながら食べていました。 ■駐車場について 谷川岳・西黒尾根ルートには3つの駐車場があります。 ①谷川岳ベースプラザ駐車場 ②谷川岳インフォメーションセンター ③谷川岳ドライブイン ①は1階のみ冬期のみ無料(6階は1日→1,000円) ②は夜間閉鎖中、2025年から有料 ③は1日→500円(予約制) ■山小屋の営業について 谷川岳・西黒尾根ルートには山小屋が2つあります。 ①谷川岳肩の小屋 ②熊穴沢避難小屋 ①は冬期は避難小屋として開放(ドアノブが故障中) ②は4mの雪で埋まり利用不可。 日帰りでも、緊急時に備えてツェルトを必ず持参しましょう。 ■マーキングについて 谷川岳・西黒尾根ルートは積雪期は道標が雪で埋まり、西黒尾根登山口～天神尾根の合流点(谷川岳肩の小屋)まで目印はありません。 積雪期・悪天候でも稜線を歩くので、登る場面では道迷いはほとんどありません。 ■天候や服装について 谷川岳・西黒尾根ルートは鉄塔～天神尾根の合流点～谷川岳では、風の影響を受けるので防寒・防風対策が必要です。 当日は気温0℃から8℃あり、平均気温は4℃です。 悪天候では装備や服装に気を配り、体調管理が必要です。 ■幕営適地について 谷川岳・西黒尾根ルートには、2つの幕営適地があります。 稜線の鉄塔～ラクダの背の下部・谷川岳肩の小屋は快適にテントが張れますが、ラクダの背～天神尾根の合流点は雪庇の崩落・ヒドゥンクレバスが多く幕営地としては不向きです。 しかし緊急時にツェルト・スコップ等があれば雪洞・クレバスの裂け目でビバークが可能です。 幕営する場合は携帯トイレを持参して、必ずゴミを持ち帰りましょう。 ■熊の出没について 谷川岳・西黒尾根ルートは熊の生息地になり、想像以上に身近に熊がいます。 「熊はいない」 「冬眠している」という思い込みは非常に危険です。 ■山バッジについて 谷川岳・西黒尾根ルートには営業している山小屋がなく、山バッジの販売がありません。 ①谷川岳ベースプラザの売店 ②谷川岳ドライブイン ①は3種・550円～660円、②は今回は未確認だが販売あり(2024年9月の白毛門の帰りに確認済み) ■山行で装備を携帯する必要がなくデポする場合は、登山道から外れた場所や必ず施錠しましょう(ワイヤー・南京錠) 高額な登山装備の盗難に最大の注意が必要です(特に雪山装備) ■谷川岳ベースプラザ駐車場まで国道291号線の自動車の運転は、動物の飛び出しや落石が多いので注意が必要です。 また一般道・林道・登山道の崩落・土砂災害・台風による交通規制や様々な注意報(雷・大雨・大雪・雪崩)に注意が必要です。 ■谷川岳・西黒尾根ルートでは登山者のすれ違いは登り→6名・下り→2名です(当日の西黒尾根から谷川岳へ登頂者は5名) 日照時間が長くなりましたが日帰りでは装備・服装・天候が重要です。 特に単独登山者はセルフレスキュー・ルートファインディング能力が必要になり、ツェルトと地図とヘッドランプの携帯が必須です。 ■ヘルメットは全行程で使用しました。 スノーシュー・ストックは西黒尾根登山口～ラクダの背の直下の登りで使用しました。 12本爪アイゼン・Wアックスはラクダの背の直下～オキの耳の登り、オキの耳～天神平駅の下りで使用しました。 チェーンスパイクは携帯しましたが未使用です。 ■緊急時の連絡先 沼田警察署(群馬) 0278-22-0110(代表） ■今回の山行の危険箇所 ①西黒尾根登山口～鉄塔→滑落・雪崩。 ②ラクダの背～天神尾根の合流点→滑落・雪崩・雪庇。 ③谷川岳の山頂→滑落・落雷。 ■谷川岳ベースプラザ駐車場→06時25分に気温3℃、オキの耳→12時16分に気温5℃、谷川岳ベースプラザ駐車場 →14時10分に気温8℃です。 気温の温度差が大きく紫外線が強く、体調管理や服装選びが難しくなります。 当日の日の出→05時54分・日の入り→17時56分と活動時間は長くなり、日の出と日の入り1時間前にはヘッドランプが必要です。 ■谷川岳・西黒尾根ルートのザンゲ坂の周辺の急登では落石に注意が必要です。 単独行なので鳥の鳴き声・荒い呼吸・風の音・水の音しか聞こえません。 雪崩・落石を発見した場合は、周囲の登山者に恥ずかしがらず大声で「アバラーンチ」「ラーク」と知らせてあげましょう。 ■谷川岳・西黒尾根ルートにはトイレが5つあります。 ①谷川岳ベースプラザ駐車場 ②谷川岳登山指導センター ③谷川岳肩の小屋 ④天神平駅 ⑤土合口駅 ①④⑤は利用可能、②③は冬季閉鎖中 原則トイレがないので必ず紙おむつ・携帯トイレを持参しましょう。 ■谷川岳・西黒尾根ルートでは、スマートフォンの電波が10割入りました(季節・天候・機種による) 暑さ・寒さ・高所の影響でバッテリーの消耗がとても早いので、予備のモバイルバッテリーが必要です(充電ケーブル含む) ■登山ではスマートフォンなど電子機器に頼りすぎてはいけません。バッテリーのリチウムイオン電池は暑さや寒さに弱く、すぐに使えなくなります。 電池切れ・故障・紛失を想定してアナログ機器も併用して使えるようにしましょう。 地図・コンパス・ルート・分岐点など登山計画書の作成時点から覚えて緊急事態に備え、登山記録を残して次の登山に活かしましょう。 登山では技術・知識・経験が全く通用しない場面に直面します。 ■積雪期は先行者の踏み跡があるからといって100%安心しないで下さい。その踏み跡が正解とは限りません。また登山道や踏み跡が雪・氷で隠れて道迷いしやすい状況です。 ピンクテープ・道標・赤旗を目印にして、道に迷ったら分かる所まで戻るのが鉄則です。 ■標高・距離・気温・天候・風速・写真撮影・ルート工作・危険箇所・積雪量を観測しながら登るので、コースタイムより遅くなります。 登山ルート・距離・歩行時間は参考程度にして下さい。 ■登山の出発前に、車のルームライトや灯火類の消し忘れによるバッテリー上がりに注意が必要です。 また登山で車の鍵の紛失や落し物は致命傷になり、探し出すのは極めて困難です。こまめに落し物やジッパーの開閉を確認しましょう。 しっかり貴重品は管理して、荷物のデポなどで盗難の被害に注意が必要です。 ■登山では、食事(行動食)・水くみ(水作り)・トイレ・着替え・装備の着脱など季節を問わず面倒で後回しになりがちです。 これらは早めに済ませて滑落・雪崩・落石など危険回避に神経を使いましょう。 ■積雪期は強い紫外線を浴びて重度の日焼けや、紫外線の照り返しで視力低下による怪我や事故に注意が必要です。 日焼け止めクリーム・リップクリーム・サングラス・ゴーグルがあると便利です。 ■今回の山行 日本三大急登の西黒尾根から谷川岳を目指します。 当日の西黒尾根は登山者5名が登り、無事に3番手で登頂しました。昼前から雪が降り後続2名の登山者は諦めずに西黒尾根を登っている姿が山頂から見えました。 山頂からの展望はありませんが、積雪期の西黒尾根を単独で登れた事に意義があります。 贅沢を言えば降雪直後の豪雪地帯を単独の胸ラッセルで登れる日が来る事を期待します。 残雪期を迎えて雪山・冬期バリエーションルートのリミットが近づき焦ります。 ■谷川岳ベースプラザ駐車場の10km圏内はガソリンスタンド・コンビニがあり、とても便利なエリアです。 場所によって車中泊の禁止・火気厳禁など禁止事項がありますので注意が必要です。 長く細かい説明になりましたが『安全第一』で谷川岳を楽しんでください。 |
| その他周辺情報 | ■湯テルメ谷川 ■営業時間→12:00～20:30 ■休館日→毎週木曜日。 ■料金→大人630円、小人280円。 |
写真
拍手
��谷川岳ドライブイン駐車場(661m)
※駐車台数→50台・1日500円。
※駐車台数→50台・1日500円。
谷川岳ベースプラザ駐車場(729m)
※1階のみ無料開放(駐車台数→87台)
※1階のみ無料開放(駐車台数→87台)
�｜�川岳ベースプラザ駐車場のトイレ(729m)
※小便器3台・電気・水道あり。
※小便器3台・電気・水道あり。
��谷川岳ベースプラザ駐車場のトイレ(729m)
※大便器2台・紙あり。
※大便器2台・紙あり。
�Ｃ�川岳ベースプラザ駐車場のトイレ(729m)
※更衣室あり。
※更衣室あり。
谷川岳ベースプラザ駐車場の案内図(729m)
※6階駐車場→1日1,000円。
※6階駐車場→1日1,000円。
登山ポスト(746m)
※谷川岳ベースプラザ6階のチケット売り場前にあり。
※谷川岳ベースプラザ6階のチケット売り場前にあり。
�Ｃ�川岳登山指導センター(771m)
※茶色の危険地区の登山は制限あり(違反者は罰則あり)
※茶色の危険地区の登山は制限あり(違反者は罰則あり)
�っ�川岳登山指導センター(771m)
※登山ポスト(用紙・ペンあり)
※登山ポスト(用紙・ペンあり)
�ッ�川岳登山指導センター(771m)
※休憩場あり(トイレ→冬期閉鎖中)
※休憩場あり(トイレ→冬期閉鎖中)
1つ目の西黒尾根登山口の取付き(771m)
※谷川岳登山指導センターの裏側に西黒尾根登山口あり。
※谷川岳登山指導センターの裏側に西黒尾根登山口あり。
2つ目の西黒尾根登山口の取付き(771m)
※除雪終了点から谷川岳登山指導センター側へ戻るので道迷いに注意。
※除雪終了点から谷川岳登山指導センター側へ戻るので道迷いに注意。
西黒尾根登山口(817m)
※赤→夏道、黄→別ルート(上部に巨大な雪庇があり危険)
※赤→夏道、黄→別ルート(上部に巨大な雪庇があり危険)
スノーシューを装着(818m)
※つぼ足は脛〜膝まで沈むので、ラクダの背の直下までスノーシューがあると便利。
※つぼ足は脛〜膝まで沈むので、ラクダの背の直下までスノーシューがあると便利。
稜線の直下を振り返る(923m)
※急登で滑落しても死ぬ確率は低い。
※急登で滑落しても死ぬ確率は低い。
左→天狗の背、右→谷川岳(1,143m)
※天狗の背(森林限界)まで準備運動。
※天狗の背(森林限界)まで準備運動。
赤→危険な踏み跡、黄→安全な踏み跡(1,136m)
※雪庇から2m〜3m離れないと危ない。
※雪庇から2m〜3m離れないと危ない。
ラクダの背(1,444m)
※肩の小屋まで雪庇の崩落・クレバス・滑落・雪崩の危険エリア。
※肩の小屋まで雪庇の崩落・クレバス・滑落・雪崩の危険エリア。
赤→谷川岳ベースプラザ、青→雪庇の割れ目(1,462m)
※マチガ沢より西黒沢は崩落が多い。
※マチガ沢より西黒沢は崩落が多い。
ガレ沢の頭(1,500m)
※ザンゲ岩の手前の偽ピークまで標高差90m・距離0.5km。
※ザンゲ岩の手前の偽ピークまで標高差90m・距離0.5km。
西黒尾根から眺める谷川岳馬蹄形(1,576m)
※標高1,500mから引き締まる雪質。
※標高1,500mから引き締まる雪質。
谷川岳肩の小屋の外トイレ(1,910m)
※トイレ→冬期閉鎖中。
※トイレ→冬期閉鎖中。
残雪期の熊穴沢避難小屋(1,465m)
※撮影日→2021年04月05日(月)
※撮影日→2021年04月05日(月)
天神平・天神峠分岐(1,423m)
※1→田尻尾根、2→天神平駅、3→天神峠。
※1→田尻尾根、2→天神平駅、3→天神峠。
スキー場外の急登(1,399m)
※急斜面を尻セードすると刻んだステップが消えて怒られます。
※急斜面を尻セードすると刻んだステップが消えて怒られます。
�‥型席娠悗離肇ぅ�(1,316m)
※小便器2台・電気・水道あり。
※小便器2台・電気・水道あり。
谷川岳ロープウェイ(1,316m)
※片道→1,800円(往復→3,000円)・営業→08:30〜16:00
※片道→1,800円(往復→3,000円)・営業→08:30〜16:00
下山可能な田尻尾根(971m)
※田尻尾根→天神平駅〜谷川岳ベースプラザ。
※田尻尾根→天神平駅〜谷川岳ベースプラザ。
谷川岳インフォメーションセンター(719m)
※2025年から有料駐車場になり出入口にゲートあり(夜間→閉鎖)
※2025年から有料駐車場になり出入口にゲートあり(夜間→閉鎖)
�｜�川岳ベースプラザ駐車場で回収したゴミ(1,000m)
※登山者・スキーヤー・観光客のゴミ。
※登山者・スキーヤー・観光客のゴミ。
��谷川岳ベースプラザ駐車場で回収したゴミ(1,000m)
※ゴミ箱が設置されているのに残念なモラル。
※ゴミ箱が設置されているのに残念なモラル。
�Ｃ�川岳ベースプラザ駐車場で回収したゴミ(1,000m)
※最寄りのコンビニのゴミ。
※最寄りのコンビニのゴミ。
�っ�川岳ベースプラザ駐車場で回収したゴミ(1,000m)
※スキーヤーのゴミ。
※スキーヤーのゴミ。
�ッ�川岳ベースプラザ駐車場で回収したゴミ(1,000m)
※将来的に冬期の無料開放は中止になる予測。
※将来的に冬期の無料開放は中止になる予測。
装備
| 個人装備 |
ヘルメット
ツェルト
ヘッドランプ
温度計2個
風速計
モバイルバッテリー10000mAh3個
ちり紙
携帯トイレ
地図
登山届(控)
腕時計
ザック30L
スマートフォン2台
ゴミ袋
現金
ココヘリ発信機
ザックカバー
ストック
サングラス
熊鈴
帽子
登山靴(冬用)
インナーシャツ(半袖)
靴下(冬用)
毛帽子
ハードシェル(上下)
ゲイター
バラクラバ
タイツ(冬用)
ミドルシェル(上)
手袋
ベースレイヤー(長袖)
冬用グローブ
テムレス
シューズカバー
ゼリー飲料
パン2個
ちくわ4本
塩あめ4個
粉末アミノ酸4本
チョコバー2個
ようかん
ドライフルーツ
スノーシュー
チェーンスパイク
ピッケル2本
12本爪アイゼン
ゴーグル
ウエストバッグ
水0.5L
練乳チューブ
カロリーメイト4本
ニトリルゴム手袋
手ぬぐい
スコップ( 駐車場の除雪用)
|
|---|---|
| 備考 | ①標高1,500m以下はスノーシューが便利。 ②天狗の背～肩の小屋→ナイフリッジ・クレバス・雪庇帯。 ③西黒尾根→下山路でも下降可能。 ④踏み跡に雪庇の亀裂・クレバスあり注意。 ⑤谷川岳(山頂柱)は頻繁に落雷あり注意。 |
感想
■谷川岳・西黒尾根ルート(日帰り)
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■2025年03月10日(月) はれ
実家 10:15 1,000m 3℃
谷川岳ベースプラザ駐車場 15:50 729m 7℃
駐車場の掃除 15:50～17:00
荷作り・夕食 17:00～19:00 7℃
自由時間 19:00～21:00
消灯 21:00 4℃
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■2025年03月11日(火) 曇/雪
谷川岳・西黒尾根ルート 登り
起床 05:00 4℃
着替え，荷作り・朝食 05:00～06:25
谷川岳ベースプラザ駐車場 06:25 729m 3℃
西黒尾根登山口 06:46 817m 0℃
鉄塔 07:28 940m 4℃
ラクダの背 09:47 1,444m 5℃
ガレ沢の頭 10:18 1,500m 8℃ 雪
ザンゲ岩 11:27 1,812m 0℃
天神尾根の合流点 11:49 1,921m 7℃
トマの耳 12:00 1,963m 8℃
オキの耳 12:16～12:18 1,977m 5℃
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■2025年03月11日(火) 雪
谷川岳・天神尾根ルート 下り
オキの耳 12:18 1,977m 5℃ 雪
トマの耳 12:30 1,963m 3℃
谷川岳肩の小屋 12:37 1,910m 3℃
天狗の留まり場 12:52 1,696m 2℃
熊穴沢避難小屋 13:03 1,465m 2℃
天神平・天神峠分岐 13:20 1,423m 2℃
天神平駅 13:34 1,316m 2℃
土合口駅 14:02 746m 8℃ 雨
谷川岳ベースプラザ駐車場 14:10 729m 8℃
着替え 14:10～14:25
実家 14:25～18:55 1,000m 4℃
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■西黒尾根から4年ぶりに谷川岳を目指す。
西黒尾根は日本三大急登の1つになり
積雪期は豪雪地帯のラッセルに苦しむ。
寒波が過ぎて気温が高く雪崩に警戒するが
ルート上に雪庇の崩落やクレバスが多い。
西黒尾根は滑落より雪崩が危ないエリアで
ずっと急登なのでスピードは上がらない。
降雪直後に単独で腰ラッセルは考えられないが
1度はその苦行も経験してみたいと思う。
東尾根・田尻尾根・マチガ沢・西黒沢があり
アクセスは遠いけど谷川岳は面白い。
谷川岳馬蹄形と上越国境稜線の課題が残る。
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■体重→61.0kg
■荷物→8.85kg(水0.5L含む)
■日の出→05:54 日の入り→17:56
■移動距離(合計)→8.50km
登り→4.80km 下り→3.70km
■移動時間(合計)→07時間07分
登り→05時間51分 下り→01時間16分
■休憩時間(合計)→00時間00分
登り→00時間02分 下り→00時00分
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