谷川岳 一ノ倉南稜（単独）
群馬県
新潟県
アヒル班長
体力度について
- GPS
- 10:29
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 2,089m
- 下り
- 1,491m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 5:54
- 休憩
- 4:36
- 合計
- 10:30
| 過去天気図（気象庁） | 2023年10月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
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感想
憧れの大岩壁、一ノ倉。クライミング（ボルダリング）を始めた頃からいつかは行きたいと思っていたが、昨年東南稜をフリーで抜け、ある程度登れるようになってきてそろそろ行けるのではと決心。
3時前に出発すると後ろから足の速い二人組が。こちら初めての岩場でむしろ先行者がいる方が有難い。出合でトイレ等済ませる。
一ノ倉沢は思ったより沢でイメージとは違った。濡れる事はなくひょんぐりの滝前に到着。ここは通常高巻いて懸垂するのだが、初めてのくせに行けるでしょと調子こいて直登。しばらく行くと釜にぶち当たる。水に浸かれば登れそうだが・・沢装備ではないため側壁を登りトラバースすることに。
何故普通は高巻くのか、その理由はトラバースを始めてすぐわかった。激悪い。大してホールドも草もない土壁は割と立っており、指を土に食い込ませてジリジリ進む、とその時ヘルメットからヘッドライトがすっぽ抜ける。谷底へ消えていくヘッドライトを見送り「終わった」・・日の出前の真っ暗闇の中ただでさえ悪い側壁、視界0。先行パーティーがリッジに取り付いていたので、思わず助けてと叫ぼうかと思うが助けようがないだろう。腕時計のライト機能で僅かな光源を頼りに、死に物狂いで進む。途中足がすっぽ抜け本当に落ちるかと思った。
命からがらテールリッジ取り付きに。ヘッドライトを失い帰るべきなのだが、せっかくここまで来たし下見だけでも・・と進む。リッジ〜南稜テラスまでは�卦蘢�度で特に問題なく進む。
南稜テラスまで来てしまうともはや登らずにはいられない。先行パーティー2名のルートを見させてもらい準備。
ソロクライミング装備をすべて身に付け、ロープを担ぎフリーソロで登攀開始。�掘銑元蕕覆里妊曄璽襯匹鰐昔董▲�ッチリしていて快適なクライミング。ただし落ちたら終わりなので余裕はなく喉カラカラ。ひたすら目の前のホールドに集中する。
順調に高度を上げ、これは行けるのではと実感が湧いてくる。高度感にもフリーにも慣れ楽しいクライミング。先行パーティーが順番を譲ってくれ最終ピッチで先頭に。
�控蕁檗�見た感じカッチリしていてフリーでも行けそう。せっかくならオールノーロープでと取り付く。ホールドは明瞭、一部A0はさせてもらったが詰まることなくトップアウト。終了点で思わず快哉を叫ぶ。
南稜行くなら国境稜線まで、と最初から決めていたので登攀を継続。とはいえここまで来たなら半分歩きのようなもの。途中微妙に悪い岩場もあったが沢の詰めのような感じで特に問題なく一ノ倉岳山頂まで抜けた。
数々の伝説を持つ憧れの大岩壁、その中の一番簡単なルートではあるがノーロープで登れたという事実が嬉しく達成感に満ち溢れた。次は中央稜も行ってみたいがさすがにノーロープは無理かもしれない。
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