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Yamareco

記録ID: 7979992
全員に公開
トレイルラン
京都・北摂

北摂DASH!!〜勝尾寺南山→石堂ヶ岡→明ヶ田尾山→青貝山→高代寺山

2025年04月05日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 大阪府 兵庫県
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
06:06
距離
26.7km
登り
1,631m
下り
1,548m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:50
休憩
0:16
合計
6:06
距離 26.7km 登り 1,631m 下り 1,548m
6:15
40
箕面萱野駅
6:55
6:56
14
7:10
7:11
6
7:41
7:42
24
8:06
8:07
39
8:50
8:54
80
10:14
10:15
10
10:51
6
10:57
6
11:03
5
11:22
14
11:36
11:39
8
11:47
11:48
3
11:51
11:52
29
12:21
ときわ台駅
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2025年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
In: 北大阪急行線 箕面萱野駅
Out: 能勢電鉄 妙見線 ときわ台駅
コース状況/
危険箇所等
概ね整備されており、危険箇所はほとんどない。ただし、明ヶ田尾山から上止々呂美町への下山はバリエーションルート(VR)で、踏み跡はほとんどなく、適当に下ったが急傾斜で滑りやすいため、樹木を掴みながら慎重に下った。
初めて降り立った箕面萱野(みのおかやの)駅。駅周辺はキューズモールをはじめとする大型の複合施設が広がっていた。
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初めて降り立った箕面萱野(みのおかやの)駅。駅周辺はキューズモールをはじめとする大型の複合施設が広がっていた。
街中を抜け、山道に入ると、白姫神社(水神社)。
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街中を抜け、山道に入ると、白姫神社(水神社)。
ヤセ尾根を登る。
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ヤセ尾根を登る。
目が覚めるような鮮やかなツツジ。
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目が覚めるような鮮やかなツツジ。
勝尾寺南山(かつおうじみなみやま, 406.58m)。三等三角点「萱野(かやの)」
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勝尾寺南山(かつおうじみなみやま, 406.58m)。三等三角点「萱野(かやの)」
展望は南側に僅か。
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展望は南側に僅か。
倒木の多い急坂を下る。
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倒木の多い急坂を下る。
しらみ地蔵。高さ約2mの地蔵。巡礼の旅の途中で命を落とした人々を弔うために建てられたと伝えられている。周囲には切り株が並び、ちょっと腰を下ろして休憩できるようなスペースになっていた。
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しらみ地蔵。高さ約2mの地蔵。巡礼の旅の途中で命を落とした人々を弔うために建てられたと伝えられている。周囲には切り株が並び、ちょっと腰を下ろして休憩できるようなスペースになっていた。
倒木の多いエリアを抜け、
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倒木の多いエリアを抜け、
階段を下りる途中で、チャリダーとすれ違う。
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階段を下りる途中で、チャリダーとすれ違う。
勝尾寺(かつおうじ)。727年(奈良時代)に創建された高野山真言宗の寺院。開門が9時で入れず。
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勝尾寺(かつおうじ)。727年(奈良時代)に創建された高野山真言宗の寺院。開門が9時で入れず。
勝尾寺を迂回するため勝尾寺園地まで東進。トイレや屋根付き休憩所がある。
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勝尾寺を迂回するため勝尾寺園地まで東進。トイレや屋根付き休憩所がある。
自然研究路8号路を登る。階段が続く急登箇所。
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自然研究路8号路を登る。階段が続く急登箇所。
思いがけず、ミツマタが群生。
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思いがけず、ミツマタが群生。
癒される。
落椿も鮮やか。
証如峰(しょうにょほう, 604.2m)。2週前にも訪れた場所だが、
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証如峰(しょうにょほう, 604.2m)。2週前にも訪れた場所だが、
これには気付かなかった。
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これには気付かなかった。
北摂霊園内を抜け、
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北摂霊園内を抜け、
茨木高原カンツリー倶楽部へ。石堂ヶ岡の山頂と三角点は、ゴルフ場内にある。クラブハウスで許可をもらい入山。
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茨木高原カンツリー倶楽部へ。石堂ヶ岡の山頂と三角点は、ゴルフ場内にある。クラブハウスで許可をもらい入山。
あっという間に、石堂ヶ岡(いしどうがおか, 680.5m)。まさかの一等三角点「泉原山」があった。周辺の樹々に遮られ、展望なし。
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あっという間に、石堂ヶ岡(いしどうがおか, 680.5m)。まさかの一等三角点「泉原山」があった。周辺の樹々に遮られ、展望なし。
しかし、石堂ヶ岡はかつて、米相場を旗振り通信で伝えた中継所だったそう。
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しかし、石堂ヶ岡はかつて、米相場を旗振り通信で伝えた中継所だったそう。
ゴルフ場入り口の工事現場からは大阪の街が見通せた。
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ゴルフ場入り口の工事現場からは大阪の街が見通せた。
北摂霊園の向こうに、これから向かう明ヶ田尾山(あけがたおさん)が見えている。
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北摂霊園の向こうに、これから向かう明ヶ田尾山(あけがたおさん)が見えている。
豊能(とよの)町の里山風景。
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豊能(とよの)町の里山風景。
高山高札場跡。左のお堂には、3体の地蔵像と、
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高山高札場跡。左のお堂には、3体の地蔵像と、
1868年(明治元年)に掲げられた札が残っている。明治政府がキリスト教禁止を徹底させるための札。この周辺には、高山マリア(高山右近の生母)の墓などキリスト教に関係する史跡が点在しているという。
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1868年(明治元年)に掲げられた札が残っている。明治政府がキリスト教禁止を徹底させるための札。この周辺には、高山マリア(高山右近の生母)の墓などキリスト教に関係する史跡が点在しているという。
晴れてきた。桜が映える。
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晴れてきた。桜が映える。
少し風変わりな西方寺だが、
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少し風変わりな西方寺だが、
心が洗われた。
戦国大名の高山右近は、豊能町出身。キリスト教信者の彼は、最終的に国外追放となり、フィリピンで亡くなった。
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戦国大名の高山右近は、豊能町出身。キリスト教信者の彼は、最終的に国外追放となり、フィリピンで亡くなった。
明ヶ田尾山への登り。
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明ヶ田尾山への登り。
快適な稜線、2週前に登った鉢伏山と連なる。
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快適な稜線、2週前に登った鉢伏山と連なる。
明ヶ田尾山(あけがたおさん, 619.48m)。三等三角点「一本松」。
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明ヶ田尾山(あけがたおさん, 619.48m)。三等三角点「一本松」。
上止々呂美町目指してVRを下る。途中かなりの急登で足元が滑りやすいのでお勧めはしない。
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上止々呂美町目指してVRを下る。途中かなりの急登で足元が滑りやすいのでお勧めはしない。
不思議な樹。どうなったら、こうなる?
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不思議な樹。どうなったら、こうなる?
このような形状の樹が目立つ。蘇武岳で見たアガリコブナのよう。https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7314238.html
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このような形状の樹が目立つ。蘇武岳で見たアガリコブナのよう。https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7314238.html
町に下り立つと老人(写真左)に話しかけられた。ここを下りてくる者は少ないと。話は止まらず、上止々呂美町の歴史の話が始まる。
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町に下り立つと老人(写真左)に話しかけられた。ここを下りてくる者は少ないと。話は止まらず、上止々呂美町の歴史の話が始まる。
お堂の中には立派な仏像。老人によれば、鎌倉時代の作品でこの街に似つかわしくないこと、この街がかつて天領であったことなどを半時ほどお聞かせいただいた。
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お堂の中には立派な仏像。老人によれば、鎌倉時代の作品でこの街に似つかわしくないこと、この街がかつて天領であったことなどを半時ほどお聞かせいただいた。
余野川(よのがわ)を渡る。
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余野川(よのがわ)を渡る。
森町中央公園を抜ける。
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森町中央公園を抜ける。
住宅街から青貝山への取り付き。
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住宅街から青貝山への取り付き。
青貝山(あおがいやま, 391.15m)。三等三角点「青貝(あおかい)」展望なし。
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青貝山(あおがいやま, 391.15m)。三等三角点「青貝(あおかい)」展望なし。
とんぼ池を目指し、急降下。
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とんぼ池を目指し、急降下。
ミツマタの群生地。これが本日の目当て。
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ミツマタの群生地。これが本日の目当て。
三つ叉に分かれた枝の先に花を咲かせるから、ミツマタというらしい。
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三つ叉に分かれた枝の先に花を咲かせるから、ミツマタというらしい。
日が差すと、映える。
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日が差すと、映える。
甘い香り
妙見口駅。雰囲気のある駅舎。大阪府最北端の駅らしい。
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妙見口駅。雰囲気のある駅舎。大阪府最北端の駅らしい。
高代寺山へ向かう途中で振り返る。左が能勢妙見山、右が光明山か?
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高代寺山へ向かう途中で振り返る。左が能勢妙見山、右が光明山か?
山道には多くの石仏
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山道には多くの石仏
右の新参道へ。
倒れてもなお花を咲かせる桜
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倒れてもなお花を咲かせる桜
高代寺桜という種らしい。
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高代寺桜という種らしい。
高代寺。平安時代の初め(810年頃)に弘法大師(空海)が草庵を建てたのが始まりとされる真言宗醍醐派のお寺。
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高代寺。平安時代の初め(810年頃)に弘法大師(空海)が草庵を建てたのが始まりとされる真言宗醍醐派のお寺。
高代寺山(こうだいじやま, 488.7m)、二等三角点「七宝山」。
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高代寺山(こうだいじやま, 488.7m)、二等三角点「七宝山」。
山頂には電波塔があるが、展望なし。
6
山頂には電波塔があるが、展望なし。
下山途中の景観。桜が至る所に。
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下山途中の景観。桜が至る所に。
ソーラーパネルと、ときわ台の住宅地
8
ソーラーパネルと、ときわ台の住宅地
最後に桜と能勢電車。本日も無事下山、感謝。
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最後に桜と能勢電車。本日も無事下山、感謝。

感想

本日も北摂の山を歩いてきました。お目当ては、ちょうど見頃を迎えているという青貝山のミツマタ。せっかくなので、いくつかの未踏の山々を繋ぎながら歩いてみました。

まずは勝尾寺南山からスタート。街に近く、かつては勝尾寺への旧参道の一つでもあったためか、案内図や標識が充実しており、道に迷うことはありませんでした。途中、しらみ地蔵への下りがやや荒れていたことを除けば、概ね歩きやすい道でした。

勝尾寺が近づくにつれ、山に反響する読経の声が聞こえてきました。当初は境内を通り抜ける予定でしたが、開門が9時で、どこからも入れそうになく断念。有名な「勝ちだるま」なども見たかったのですが、残念です。そこで勝尾寺を迂回し、自然研究路8号路から登ることに。道はやや荒れて急でしたが、途中にあったミツマタの群生地に癒されました。

尾根に出たあとは、2週前と同じ道をたどって北摂霊園へ。今日は霊園内を抜けて、茨木高原カンツリー倶楽部へ向かいます。石堂ヶ岡の山頂と三角点はゴルフ場内にあるため、クラブハウスで許可をいただいてから入山。山頂まではほんの5分ほど。ただ、周囲の木々に囲まれて展望はほとんどなく、かつて「旗振山」と呼ばれていたとは思えない雰囲気でした。

続いて一旦、豊能の街まで下山し、高山高札場跡や高山右近生誕地の碑を経て、明ヶ田尾山へ。稜線に出てからは、小走りしたくなるような気持ちのいい道が続きます。2週前に歩いた鉢伏山とつながる稜線なので、縦走ルートとしても魅力的です。山頂には小さな机と椅子が置かれていて、ちょっとほっこり。ただ、こちらも展望は今ひとつでした。

明ヶ田尾山から上止々呂美町へは、通常は鉢伏山方面への途中にある破線ルートで下山しますが、やや遠回りになるため、地図にあった街へまっすぐ下るオレンジのドットを頼りに進みました。しかし、踏み跡はほとんどなく、急坂で、木々をつかみながらズルズルと下る羽目に。幸い転倒はしませんでしたが、お勧めできない下山ルートです。

街に下り立つと、ご高齢の男性に「よくこんなところ、下りて来たね」と声をかけられました。その方も若い頃に同じルートを使ったことがあるそうですが、ほとんど人が通らない道のようです。歴史好きとのことで、上止々呂美町の歴史について、耳が遠いながらも30分ほどお話を聞かせてくださいました。私の話はほとんど聞こえていなかったようですが……内容の真偽は、後ほど調べてみようと思います。

さて、いよいよ本日のメイン・青貝山へ。住宅街を抜けてさっと登頂し、ミツマタの群生地へと向かいます。谷沿いを進んでいくと、目の前に一面のミツマタが! ちょうど盛りの時期に見るのは初めてで、まさに圧巻。想像より白っぽく、日陰では黄色みがかって見えました。名の通り、三つ又に花が咲いていて、花粉症の私でも甘い香りをしっかり感じるほど。周辺では、たくさんのハイカーたちが入れ替わり立ち代わり訪れて、写真を撮っていました。

一度妙見口駅まで下り、最後は高代寺山へ。妙見口駅近くの街中から一気に高度を上げ、石や竹で整備された登山道を登りました。高代寺は平安時代初期(810年頃)に弘法大師・空海が草庵を建てたのが始まりとされる古刹ですが、現在はクマ(とよくん)を飼っていることで話題のようです。残念ながら今回はその姿を見ることはできませんでした。その後、高代寺山に登頂し、ときわ台へサクッと下山して本日の行程を終えました。

本日は展望に恵まれた山はなかったものの、季節のミツマタや桜を存分に楽しむことができ、満足の一日でした。本日は26.7kmを6h6mで無事完徒、感謝です。

---以下備忘録です。---
勝尾寺南山(かつおうじみなみやま, 406.58m)
・大阪府の山(分県登山ガイド)
・大阪府箕面市
・山頂標あり。
・三等三角点「萱野(かやの)」
・展望は南側に僅かあり(千里中央方面)。

勝尾寺(かつおうじ)。727年(奈良時代)に創建された高野山真言宗の寺院。
「勝ちダルマ」で有名。

証如峰(しょうにょほう, 604.2m)
・NB
・大阪府箕面市
・山頂標あり。
・三角点なし。
・山頂標下に大きなケルンあり。
・展望なし〜周辺に北摂霊園墓地が広がる。

石堂ヶ岡(いしどうがおか, 680.5m)
・大阪50山
・大阪府の茨木市と豊能郡豊能町の境界
・山頂標あり。
・一等三角点「泉原山」
・展望なし。
・堂島米会所の米相場を旗振り通信で伝えた中継所
・山頂は茨木高原カンツリー倶楽部敷地内、クラブハウス近くの山中にある。
 ※ 私有地のため山頂に行くためにはクラブハウスに申し出る必要がある。

明ヶ田尾山(あけがたおさん, 619.48m)
・大阪50山, 大阪府の山(分県登山ガイド)
・大阪府箕面市
・山頂標あり。
・三等三角点「一本松」
・展望は周辺の樹々に遮られて今ひとつ。

青貝山(あおがいやま, 391.15m)
・大阪府の山(分県登山ガイド)
・大阪府高槻市
・山頂標あり。
・三等三角点「青貝(あおかい)」
・展望なし。

高代寺山(こうだいじやま, 488.7m)
・大阪50山, 大阪府の山(分県登山ガイド)
・大阪府高槻市
・山頂標あり。
・二等三角点「七宝山」
・展望なし。
・頂上には電波塔

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