赤倉岳−平ヶ岳(鳩待峠から)


- GPS
- 15:55
- 距離
- 35.9km
- 登り
- 1,971m
- 下り
- 1,936m
コースタイム
- 山行
- 7:02
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 7:28
- 山行
- 7:46
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 9:32
天候 | 1日目 快晴 無風→風有り 2日目 快晴 稜線は風有り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
◾️尾瀬戸倉-鳩待峠:マイカー規制のためバス。往復2600円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◾️装備:全行程12本アイゼン。ワカンは使用せず ◾️コース状況 ・鳩待峠ー至仏山荘:一級トレース ・至仏山荘ー平ヶ岳:最近のトレースがたくさん ・スズヶ岳ー赤倉竹:トレースは当日の先行者1人分のみ |
その他周辺情報 | ◾️温泉:白根温泉薬師の湯 1000円 ★4.0(良い) 源泉掛け流しの大露天風呂がウリ。ここら辺には日帰り入浴施設が少なく、貴重な存在。仮眠所もある。 ◾️食事:あづま 味噌カツ田舎そばセット 1980円 ★4.2(満足) 沼田市のとんかつストリートにある、地元の人に愛される定食屋。ロースカツは分厚いが柔らかく、脂身が少ない。蕎麦は至って普通。下山後でないと食べきれないくらいのボリュームで大満足。 |
写真
感想
◾️1日目 15.2km +1000m -700m 2000kcal
今年のGWは11連休で、うち前半5.5日は外出の赦しを得た。最初の土日は快晴が約束されているので、山に行くしかない。行き先は迷った挙句、残雪期限定ルートで鳩待峠から平ヶ岳を目指すことに。未踏の平ヶ岳のピークを踏むには、このルートしかないと前から思っていた(夏道は面白くなさそうなので)。雪の多い今年がチャンスと思い、選定。
前日は20時半に自宅を出て、ノンストップ運転で1時に第一戸倉P着。埋まり具合は半分程度。4時40分に起床すると、始発は5時半なのに既に券売機の行列が。ジーザス。準備して5時10分に並ぶ。大半が軽装の団体客もしくはスキーヤー。楽しそうに話して並んでいる。私はやる事が無くて暇を感じ始めた矢先、運送会社の方が、お一人の方居ませんかと呼びかけ。私の前30-40人は全て団体だったようで、私に番が回ってきた。ラッキー、一人最高。
鳩待峠からは、谷を下って至仏山荘へ。大半が至仏山に向かったので、こちらの道は静かだ。雪が硬かったので、最初からアイゼンを装備。時折見える至仏山が白く眩しく輝いていた。単調な道を進み、至仏山荘へ。ここから先は広大な雪原を進む。青と白に挟まれた世界に、自由を感じる。右手に見える燧ヶ岳に圧倒されながら、猫又川沿いに進んで取り付きを目指す。川のせせらぎと暖かな日差しに、春の訪れを身に染みて感じる。猫又川を何度か跨ぐが、雪量が豊富でブリッジは全く問題無し。1箇所だけ高巻き有り。
取り付いてからは、所々斜度がきつい高低差400-500mほどの登り。気温は化繊シャツ重ね着で丁度良い。先行者4名ほどのトレースをありがたく利用させていただく。最果ての山だと思っていたが、意外と入山者がいるようで、全工程でしっかりしたトレースがあった。
19.5kgの冬用テン泊装備が肩に食い込む。下山時は肩が痛くて仕方がなかった。もう少し装備を軽くするにはどうしたら良いんだ。ザックが寝袋を買い替えるしかないのだろうか。それか、肩を鍛えるか。
稜線に出てからは、赤倉岳を目指して進路を西へ。ここからは先行者1名のみ。しばらく歩くと、主稜線から外れた純白の秀峰が姿を現す。適当なところに荷物をデポして、軽身で赤倉岳をピストン。山頂近くは例年だと雪が崩れてリッジ状らしいが、今年は雪が豊富なので今の時期でもまだ歩きやすかった。赤倉岳山頂からは、平ヶ岳を横から見れる。堂々とした山容で、白銀の頂が美しい。西側には、上越国境の谷川岳−朝日岳−巻機山が、北側には中ノ岳や越後駒ヶ岳が見えた。奥深く、周囲を山に囲まれた最高の立地だった。里が全く見えない山は、数多くは無いのではなかろうか。先行者は、山頂にテントを張ったようだ。素晴らしいひと時を過ごしただろう。私は明日もあるので、テン泊予定のJPに向かって進んだ。
14時前にJPに到着し、テントを張る。最初は平ヶ岳が見える位置に陣取ったが、整地を終えると急に風が強くなったため、尾瀬側に下った木陰を再度整地した。2回整地するのは結構疲れた。テント張った後は、平ヶ岳を眺めて、パスタ食べて就寝。夜は冷え込み、寒くて3回ほど目が覚めた。
■2日目 20.7km, +950m, -1250m, 2150kcal
日の出に合わせて起床し、素晴らしい日の出を拝んだ。ノロノロ準備して、軽身で平ヶ岳を目指して出発。寒いと撤収の時間が露骨に遅くなる。気合が不足している。
JPの先からは、平ヶ岳への美しい稜線が一望できた。上越国境や奥会津の山々に囲まれ、快適な稜線を歩く、至高のひと時。晴れた日の山は、人生の潤いだ。平ヶ岳の山頂にたどり着くと、越後三山が大きく姿を現した。中ノ岳へ至る稜線に憧憬を抱くが、鋭く切り立った稜線を進むには藪漕ぎの技術が必須そうだ。
テントを撤収して一休みした後、下山。取り付き地点以降はひたすら平坦歩きの消化試合。日差しが強くて暑かった。鳩待峠が近づくにつれ、人が増えた。スキーを背負ったスキーヤー達で渋滞している部分もあった。15時半のバスに乗りたかったので、トレースを無視して渋滞をスルー。何とかバスに間に合った。
下山後は、大露天風呂に入った後、とんかつを食した。五臓六腑に染みわたった。道の駅昭和に到着すると、運転席で気絶するように眠りに落ちた。
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