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Yamareco

記録ID: 8076588
全員に公開
山滑走
槍・穂高・乗鞍

ジャンダルムダイレクトルンゼスキー滑降(岳沢〜扇沢経由)

2025年04月26日(土) 〜 2025年04月28日(月)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
17:14
距離
21.6km
登り
2,830m
下り
2,806m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:29
休憩
0:48
合計
7:17
距離 9.4km 登り 1,456m 下り 774m
6:46
6:54
2
6:56
5
7:46
7:48
8
7:56
8:01
86
9:27
9:41
67
10:48
10:56
173
13:49
13:54
5
13:59
2日目
山行
5:08
休憩
2:24
合計
7:32
距離 6.4km 登り 1,282m 下り 1,288m
4:10
24
4:34
5:09
200
8:29
8:36
29
9:05
10:39
0
10:39
10:42
51
11:33
11:38
4
11:42
3日目
山行
1:45
休憩
0:15
合計
2:00
距離 5.9km 登り 92m 下り 743m
5:44
57
6:41
6:46
5
6:51
6:54
24
7:33
7:38
0
7:38
7:40
4
天候 1,2日目 晴れ 3日目 曇り
過去天気図(気象庁) 2025年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
さわんど市営第3駐車場に駐車
コース状況/
危険箇所等
扇の要は埋まっているが1カ所絶妙に滑りづらい。
1年ぶりの上高地
2025年04月26日 06:47撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/26 6:47
1年ぶりの上高地
岳沢登山口
2025年04月26日 07:11撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/26 7:11
岳沢登山口
割とすぐ雪が出てくる。ステップあり歩きやすい
2025年04月26日 07:26撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/26 7:26
割とすぐ雪が出てくる。ステップあり歩きやすい
1800m辺りでスキー履けそうだったので岳沢へ。昨年より200mほど下
2025年04月26日 08:05撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/26 8:05
1800m辺りでスキー履けそうだったので岳沢へ。昨年より200mほど下
標柱は40mほど上から立てられていた
2025年04月26日 08:07撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/26 8:07
標柱は40mほど上から立てられていた
朝は固いがシールのみで行ける
2025年04月26日 08:49撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/26 8:49
朝は固いがシールのみで行ける
小屋到着。昨年見えていた石段は埋まっている
2025年04月26日 09:31撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/26 9:31
小屋到着。昨年見えていた石段は埋まっている
小屋に不用品をデポしスキーを履き扇沢偵察へ。デブリが大分下まで来ている
2025年04月26日 10:47撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/26 10:47
小屋に不用品をデポしスキーを履き扇沢偵察へ。デブリが大分下まで来ている
スキー板をデポしツボ足で登る。デブリ・・
2025年04月26日 11:14撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/26 11:14
スキー板をデポしツボ足で登る。デブリ・・
核心ノドが見えてきた
2025年04月26日 12:00撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/26 12:00
核心ノドが見えてきた
近いようで遠い
2025年04月26日 12:18撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/26 12:18
近いようで遠い
ノド。昨年より埋まっている
2025年04月26日 12:26撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/26 12:26
ノド。昨年より埋まっている
一部流水が見えるもこの程度なら問題ない
2025年04月26日 12:33撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/26 12:33
一部流水が見えるもこの程度なら問題ない
滑降する頃には緩んでくれるだろう
2025年04月26日 12:34撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/26 12:34
滑降する頃には緩んでくれるだろう
下りは辛そう
2025年04月26日 13:09撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/26 13:09
下りは辛そう
デブリ多い
2025年04月26日 13:24撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/26 13:24
デブリ多い
板デポ地点より上も下もデブリ
2025年04月26日 13:34撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/26 13:34
板デポ地点より上も下もデブリ
前穂高沢出合。やっぱり滝は露出しているが左岸から巻けそう
2025年04月26日 13:51撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/26 13:51
前穂高沢出合。やっぱり滝は露出しているが左岸から巻けそう
フラットなバーンを選び滑る
2025年04月26日 13:55撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/26 13:55
フラットなバーンを選び滑る
この辺まで降りてこないとまともに滑れない
2025年04月26日 13:57撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/26 13:57
この辺まで降りてこないとまともに滑れない
出発。昨年はコブ尾根や南稜に行くクライマー達で賑わっていたが、今朝は見当たらない
2025年04月27日 04:04撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 4:04
出発。昨年はコブ尾根や南稜に行くクライマー達で賑わっていたが、今朝は見当たらない
皆さん準備中か
2025年04月27日 04:04撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 4:04
皆さん準備中か
夜明けが早くて助かる
2025年04月27日 04:34撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 4:34
夜明けが早くて助かる
早めにアイゼンシートラに切り替え登る
2025年04月27日 05:26撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 5:26
早めにアイゼンシートラに切り替え登る
固いが、昨日の自分のステップがあるので少し登りやすい
2025年04月27日 06:04撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 6:04
固いが、昨日の自分のステップがあるので少し登りやすい
ノド手前のクラック。踏むとハマりそう
2025年04月27日 06:13撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 6:13
ノド手前のクラック。踏むとハマりそう
ノド。偵察時と同じく左から登る
2025年04月27日 06:16撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 6:16
ノド。偵察時と同じく左から登る
あの流水部分が下りはちょっと厄介か
2025年04月27日 06:18撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 6:18
あの流水部分が下りはちょっと厄介か
ノドのゴルジュ状を登っていく。去年は石や氷礫が飛んできたが今年は気温低いのか落ちてこず
2025年04月27日 06:26撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 6:26
ノドのゴルジュ状を登っていく。去年は石や氷礫が飛んできたが今年は気温低いのか落ちてこず
ノドを抜けた
2025年04月27日 06:44撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 6:44
ノドを抜けた
右に行けば奥穂高岳。左がロバ〜ジャンへ通ずる。右にもうちょい登ってからでもルート修正は可能
2025年04月27日 06:51撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 6:51
右に行けば奥穂高岳。左がロバ〜ジャンへ通ずる。右にもうちょい登ってからでもルート修正は可能
正面にロバの耳、左はコブ尾根
2025年04月27日 07:14撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 7:14
正面にロバの耳、左はコブ尾根
コブ岩。去年はクライマーが数パーティ見えたが今年は見当たらず
2025年04月27日 07:15撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 7:15
コブ岩。去年はクライマーが数パーティ見えたが今年は見当たらず
岩棚でひと息
2025年04月27日 07:20撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 7:20
岩棚でひと息
右に行けばロバの耳ルンゼ。左が目指すジャンダルムダイレクトルンゼ
2025年04月27日 07:44撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 7:44
右に行けばロバの耳ルンゼ。左が目指すジャンダルムダイレクトルンゼ
この時間でもコブ岩に人は見当たらない
2025年04月27日 07:44撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 7:44
この時間でもコブ岩に人は見当たらない
ジャンダルムを視界に捉えるも、遠い
2025年04月27日 08:11撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 8:11
ジャンダルムを視界に捉えるも、遠い
昨年滑った扇沢上部。南稜もクライマーがいる様子はない
2025年04月27日 08:16撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 8:16
昨年滑った扇沢上部。南稜もクライマーがいる様子はない
ジャンダルムまで160m。この辺りから更に傾斜がキツくなり登りが更に辛くなる。無心で手足を動かす
2025年04月27日 08:39撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 8:39
ジャンダルムまで160m。この辺りから更に傾斜がキツくなり登りが更に辛くなる。無心で手足を動かす
振り返ると中々の高度感
2025年04月27日 08:39撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 8:39
振り返ると中々の高度感
最後は倒れこむように稜線到達。コブ尾根の頭
2025年04月27日 08:49撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 8:49
最後は倒れこむように稜線到達。コブ尾根の頭
ロバの耳へ通じるトラバース登山道
2025年04月27日 08:49撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 8:49
ロバの耳へ通じるトラバース登山道
コルからジャンダルム
2025年04月27日 08:50撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 8:50
コルからジャンダルム
ジャンダルムへの登山道へ。夏靴なら余裕なのだが岩場のアイゼン歩行はあまり慣れておらず肝を冷やす
2025年04月27日 08:50撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 8:50
ジャンダルムへの登山道へ。夏靴なら余裕なのだが岩場のアイゼン歩行はあまり慣れておらず肝を冷やす
0905ジャンダルムピーク到達。喜びが込み上げ歓喜のヤッホー
2025年04月27日 09:06撮影 by  Galaxy S23, samsung
1
4/27 9:06
0905ジャンダルムピーク到達。喜びが込み上げ歓喜のヤッホー
前穂と明神
2025年04月27日 09:08撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 9:08
前穂と明神
自分のデポしたザックを見下ろす。上から見ると中々の高度感
2025年04月27日 09:08撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 9:08
自分のデポしたザックを見下ろす。上から見ると中々の高度感
3月に滑降した笠ヶ岳と抜戸の稜線。今日はバッチリ見える
2025年04月27日 09:08撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 9:08
3月に滑降した笠ヶ岳と抜戸の稜線。今日はバッチリ見える
奥穂高岳山頂、意外にも人の姿が見当たらない
2025年04月27日 09:14撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 9:14
奥穂高岳山頂、意外にも人の姿が見当たらない
コブ尾根を登ってきた(と思われる)クライマーの方
2025年04月27日 09:20撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 9:20
コブ尾根を登ってきた(と思われる)クライマーの方
景色を楽しんだ後は恐怖の下り。ブーツアイゼンでの岩場下りは怖い
2025年04月27日 09:20撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 9:20
景色を楽しんだ後は恐怖の下り。ブーツアイゼンでの岩場下りは怖い
夏靴ならヒョイヒョイのところおっかなびっくり。たまにアイゼンが滑って超ビビる
2025年04月27日 09:41撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 9:41
夏靴ならヒョイヒョイのところおっかなびっくり。たまにアイゼンが滑って超ビビる
このトラバースも手袋装備のブーツアイゼンでは怖かった
2025年04月27日 09:43撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 9:43
このトラバースも手袋装備のブーツアイゼンでは怖かった
何やら凄い所をトラバースしてくるクライマーの方
2025年04月27日 09:53撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 9:53
何やら凄い所をトラバースしてくるクライマーの方
緩み待ち
2025年04月27日 09:54撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 9:54
緩み待ち
この方、ジャンに登るわけでもなくドエライ所をクライムダウンしトラバースを試みる。見ているこちらの足が震える。引き返してくれてホッとした
2025年04月27日 10:15撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 10:15
この方、ジャンに登るわけでもなくドエライ所をクライムダウンしトラバースを試みる。見ているこちらの足が震える。引き返してくれてホッとした
無難に?夏道を行くクライマーの方
2025年04月27日 10:26撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 10:26
無難に?夏道を行くクライマーの方
コルからドロップ。かなりの斜度だが雪は重ザラメ、ターンは出来る。スラフが凄い
2025年04月27日 10:32撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 10:32
コルからドロップ。かなりの斜度だが雪は重ザラメ、ターンは出来る。スラフが凄い
急斜区間を滑り終えちょっと安心
2025年04月27日 10:36撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 10:36
急斜区間を滑り終えちょっと安心
縦溝、ボコボコで快適な滑降とはいかず、無難にターンで高度を落としていく
2025年04月27日 10:46撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 10:46
縦溝、ボコボコで快適な滑降とはいかず、無難にターンで高度を落としていく
登った時はあんなに時間かかったのに滑るとあっという間
2025年04月27日 10:51撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 10:51
登った時はあんなに時間かかったのに滑るとあっという間
20分ちょいでノドの入口へ
2025年04月27日 10:56撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 10:56
20分ちょいでノドの入口へ
去年は中央に深い縦溝が走っていた。今年は幅こそ広いもののギャップがあり滑りづらい
2025年04月27日 11:02撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 11:02
去年は中央に深い縦溝が走っていた。今年は幅こそ広いもののギャップがあり滑りづらい
ノドの核心。水流部分がたった1mなのだが抜けるのに非常に難儀した
2025年04月27日 11:05撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 11:05
ノドの核心。水流部分がたった1mなのだが抜けるのに非常に難儀した
一番厄介な部分を通過
2025年04月27日 11:13撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 11:13
一番厄介な部分を通過
あとは横滑りで落としていく
2025年04月27日 11:13撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 11:13
あとは横滑りで落としていく
核心ノド通過。ここまでくれば殆ど終わったようなもの
2025年04月27日 11:16撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 11:16
核心ノド通過。ここまでくれば殆ど終わったようなもの
核心、岩挟んだスキーヤーズレフトの斜面は全く問題なく滑れそうだった。雪切れまではこちらの方がいいのかもしれない
2025年04月27日 11:17撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 11:17
核心、岩挟んだスキーヤーズレフトの斜面は全く問題なく滑れそうだった。雪切れまではこちらの方がいいのかもしれない
ノド下のクラック。上からは見えづらい
2025年04月27日 11:19撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 11:19
ノド下のクラック。上からは見えづらい
デブリ。緩んでいるので何とかなるが辛い
2025年04月27日 11:23撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 11:23
デブリ。緩んでいるので何とかなるが辛い
明神岳へ向かっているか降りている登山者
2025年04月27日 11:27撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 11:27
明神岳へ向かっているか降りている登山者
アイゼンに履き替えた辺りまで降りてきた。デブリ帯を抜けるまでもう少し
2025年04月27日 11:27撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 11:27
アイゼンに履き替えた辺りまで降りてきた。デブリ帯を抜けるまでもう少し
前穂高沢出合。雪切れてる?
2025年04月27日 11:35撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 11:35
前穂高沢出合。雪切れてる?
扇沢と南稜のトリコニー
2025年04月27日 11:38撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 11:38
扇沢と南稜のトリコニー
最後のお楽しみバーン。大回りで一気に滑り降りた
2025年04月27日 11:40撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 11:40
最後のお楽しみバーン。大回りで一気に滑り降りた
滑降完了!
2025年04月27日 11:46撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 11:46
滑降完了!
自分へのご褒美、岳沢小屋のバナナスムージー
2025年04月27日 12:09撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 12:09
自分へのご褒美、岳沢小屋のバナナスムージー
次の日平日で天候悪化の予報もあり殆どの方が下山していた
2025年04月27日 17:24撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/27 17:24
次の日平日で天候悪化の予報もあり殆どの方が下山していた
GW中とは思えぬ静かな岳沢テラス。平日だから当たり前か・・
2025年04月28日 05:34撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/28 5:34
GW中とは思えぬ静かな岳沢テラス。平日だから当たり前か・・
昨年同様二日間お世話になった岳沢小屋。また来たい
2025年04月28日 05:36撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/28 5:36
昨年同様二日間お世話になった岳沢小屋。また来たい
少し名残惜しく感じつつ下山開始
2025年04月28日 05:43撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/28 5:43
少し名残惜しく感じつつ下山開始
ボッコボコのガッチガチ。滑るのが辛い
2025年04月28日 05:46撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/28 5:46
ボッコボコのガッチガチ。滑るのが辛い
それでも歩くよりは速い
2025年04月28日 05:56撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/28 5:56
それでも歩くよりは速い
標柱はここで終わり、ルートは森の中へ。スキーでもうちょい粘って降りる
2025年04月28日 06:10撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/28 6:10
標柱はここで終わり、ルートは森の中へ。スキーでもうちょい粘って降りる
40mほど下りブーツシートラ換装。ゴム長靴に履き替え
2025年04月28日 06:14撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/28 6:14
40mほど下りブーツシートラ換装。ゴム長靴に履き替え
朝は固いがステップあり、踏み抜きもなくゴム長でも問題なく歩ける
2025年04月28日 06:48撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/28 6:48
朝は固いがステップあり、踏み抜きもなくゴム長でも問題なく歩ける
岳沢登山口近く。いつ見ても綺麗
2025年04月28日 07:19撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/28 7:19
岳沢登山口近く。いつ見ても綺麗
河童橋手前のビューポイント。あそこ滑ったんだなあ・・としみじみ
2025年04月28日 07:30撮影 by  Galaxy S23, samsung
4/28 7:30
河童橋手前のビューポイント。あそこ滑ったんだなあ・・としみじみ
撮影機器:

感想

ジャンダルムダイレクトルンゼ。初めてその単語を目にしたのはロックアンドスノーの山岳滑降特集だったと思う。個人的になんて格好いい響きの単語だろうか。
その頃はジャンダルムからスキーで滑降なんてとんでもない物好・・凄い人達がいるのだろうと、遠い世界に感じたのを覚えている。

昨年同時期に扇沢を登り奥穂高岳山頂へ。その途中ロバの耳とジャンが視界に入り、そこへ通ずる斜面はフラット、見た感じそこまで斜度もキツくなく、あれ、これ行けるんじゃないか。その際は奥穂からの滑降が目的だったためそのまま登ったが、次は行ってみるか・・何となく思う。
コブ尾根からアプローチできればそりゃ最高に格好いいが、アイゼンクライミングと雪稜の経験は乏しく現実的ではない。ではやはり扇沢から・・登路は決まった。

GW入りと同時に上高地から岳沢へ。仕事で1カ月以上山に行けておらず体力が一番不安だったが、岳沢までの登りはそこまで苦にならず少し安心。
例によって扇沢ノドの偵察へ。小屋の方の話だと繋がっているとの事だったがやはり自分の目で確認しておきたいし、身体慣らしの意味合いもある。
思いの外早く出てきたデブリ帯にガッカリしながらアイゼン登行。小屋から上げる事400m強、まあまあシンドイが無事にノド到着。なるほど埋まっている。埋まっているが・・水流出ている上の辺りがU字に抉れていて横滑りでも難儀しそう。まあ今考えても仕方ない、なんとかなるさと気持ちを切り替え下降、小屋に戻り明日に備える。

27日0300起床、外は手持ちの温度計で-8度、放射冷却で冷え込んでいる。作ってもらった朝弁当を腹に詰め込み0400過ぎ出発。暗い中一人扇沢を登っていくが内心は不安で一杯。
0430頃には薄明るくなり少しホッとする。後ろから来た南稜に行くと思われるパーティーを見送り扇沢へ。雪は固いが昨日自分が付けたトレースがあるので少し楽。特に問題なくノドを通過、昨年は朝から気温上昇し、石や氷礫が飛んできて肝を冷やした細い通路も今年は落下物なし。

ノドを抜ければあとは体力勝負、ひたすらツボで高度を上げる作業。昨年はコブ尾根、南稜の両方からクライマーのコールが聞こえてきて気分が上がったが、今年は全く聞こえないし人の気配もしない。少し寂しく思いながら高度を上げていく。
やがてロバの耳、そしてジャンダルムが視界に入りルート認識は間違ってなかったと確信、少しテンション上がる。が、見えてからが遠いのが山の常・・30~40度くらいの斜面が延々と続き、行けども行けども稜線が近づいてこない。20歩上げたら一息、のペースをひたすら繰り返す。
稜線まで160mの地点で傾斜がさらにキツくなり、体感45度〜それ以上に感じるようになる。フロントポイントとダガーポジションでひたすら登るがまあ辛い。ここの登りが全行程で最高に辛かった。

最後は稜線に倒れこむようにして乗っこし、コブ尾根の頭とジャンダルムのコルへ到達。もう雪壁登らなくて済む・・ザックを下ろし一息。
ジャンダルムを見上げる。やはりここまで来たら行かねば。無雪期には2回来ているので登山道は分かる。登山道を外すとザレまくりとんでもない目に会うことも知っている。無難に登山道から登る。

夏靴ではなんてことない登山道だが、ブーツアイゼンでの岩登り経験は少なく出だしのトラバースから既におっかない。滑る閾値が分からずたまにガリッと足が滑りビビる。それでも登りはまあ何とかなる。
0905ジャンダルムピーク到達。来れた・・積雪期にジャンダルム、自分ひとり。喜びが込み上げ快哉を叫ぶ。年甲斐もなくヤッホーと行ってみると結構響くので、もう一回デカい声でヤッホー。
今日は快晴、風もそこまで強くなく360度の絶景。槍、奥穂、前穂、明神、今年1,3月に登った笠、抜戸、杓子平まで見渡す限りの大パノラマ。独り喜びを噛み締めているとコブ尾根を登ってくるクライマーが見えた。あの人もジャン登るだろうからクロスする前に降りねばと下降開始。
登りより下りがおっかない。慣れぬブーツアイゼンだと余計。いや夏靴なら何てことないのに・・と思いながら正対で超おっかなびっくり降りていく。かなり時間を要してしまったが無事コルまで戻ってこれて一安心。

さっきのクライマーの方はコブ尾根の頭から来るよな・・と思っていたら凄い所をトラバースしてきた。何とお一人でザックもなく装備はハーネスと少しのガチャ。コブ尾根上がってきたんですか!と聞くと微妙な反応。あれ、と思いながら見送るとジャンのピークへは行かずそのままロバ方面へ。・・夏道行かれると思いきや手前で雪壁をクライムダウン、まさか雪壁をトラバースされるのか、いやここまで単独で来られる方なので全く問題ないのであろうが・・見ているこちらが滅茶苦茶怖いし足も震える。下にクラックがあるので尚更。
クラックの辺りで下降を止めしばらく逡巡していたが、雪壁トラバースを諦め戻ってきてくれたのでホッとする。一応「どちらまで行くんですかー!」と聞いてみたが明瞭な返答はなかった。
クライマーの方が夏道トラバースを終えるのを見送りながら滑降準備。本当にどこまで行かれるのか・・不思議な出会いだった。

1032頃稜線からドロップ。斜度は体感50度くらい。雪は緩んで重ザラメなのでターンする度大量のスラフが流れる。ここを連続ターンで行ける技量は残念ながらないのでシュテムとペダルターンを1ターンずつ決め確実に高度を落とし、一番斜度のキツイ160mほどをクリア。
その後は縦溝の走る斜面を滑り降りていく。重ザラメと固雪で板は走るがボコボコなので快適とは言えず、それでもジャンから滑っている、という思いで気分は上々。体感的にはあっという間に核心のノドへ。

ノドの狭い部分は去年より雪付き良く広かったが、逆にボコボコ波打っており滑りづらい。横滑りとシュテムで高度を落とし流水部分に差し掛かる。
流水部分、ほんの1mほど落とせば横にトラバースし横滑り継続できるのだが、その1mがU字に抉れており、しかもトップとテール部分が固くずらせない。自分は空中に浮いた状態、バランス崩すと谷側にすっ転ぶため泣きそうになる。ミリミリと板を動かし、ダブルウィペットを全力で雪面に突き刺しながら何とかトラバース出来る部分まで板を落とし、横に抜けて事なきを得る。去年より大分アドベンチャーだった。

核心部岩を挟んだスキーヤーズレフトの斜面、雪が切れていればこちらを懸垂で行くのが定石のようだが、今年は完全に雪がついていてしかもフラット、普通にこっち行った方が楽そうだったがまあ結果オーライ。

最終核心終えあとは無事下りるのみ。しかしデブリ帯が中々厄介、腿パンパン、板が引っ掛かりすっ転びそうになりながら下っていく。ようやくフラットバーンが出てきた所で完全滑降の成功を確信。振り返り扇沢を見上げると何やら感謝の気持ちすら込み上げてくる。
最後のフラットバーンは快適ザラメ、今日一番のスピードで大回りを決めあっという間に小屋へ。板を脱ぎ小屋のベンチで脱力。やり切った・・独り喜びを噛み締めた。

翌日平日で天候悪化予報の為か、小屋泊はまさかの自分含め2人のみの個室待遇。楽しみにしていたカレーバイキングではなかったが、カレーやおかずは一人分綺麗に盛り付けられ、揚げ物と野菜以外はお代わり出来た為カレー2杯で安定の腹パンパン。味噌汁も美味かった。
28日朝は高曇り。何となく名残惜しさを感じながら小屋を後にした。

ジャンダルムダイレクトルンゼ、初めて見た時には自分が滑るなんて想像もしていなかったが、天気と条件に恵まれ今回完全滑降することが出来た。正直スティープに関してはまあまあこれぐらいで打ち止めでも良いのではないか、なんて思いも浮かんでくるが、西穂や北穂からも滑ってみたいし魅力あるルートは北アルプスのみならず他にも沢山ある。身体が思い通りになるうちはまた新たな目標を見つけていきたいと思う。

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この記録に関連する登山ルート

アルパインクライミング 槍・穂高・乗鞍 [2日]
奥穂高岳南稜(重太郎新道から下山)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
5/5
体力レベル
4/5

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