涸沢は紅葉最盛期 奥穂高岳

- GPS
- 19:25
- 距離
- 28.1km
- 登り
- 1,792m
- 下り
- 1,711m
コースタイム
10:00 横尾(1時間休憩、ラーメン食)
〜14:30 涸沢 幕営
晩御飯はとりつみれなべ
10/10 涸沢でのんびり
昨日濡れたものをすべて乾かす
ヒュッテ、小屋でカフェタイム
夕食はナンカレー
10/11 5:20 パノラマコースをへてザイテングラード、
7:40 白出のコル(休憩)9:00奥穂高
9:40下山 10時過ぎ 白出のコル コーラを飲みながら休憩
13:00 涸沢小屋 ソフトクリーム
テント撤収
14:15下山開始
16:15 横尾
17:15 徳沢(テント泊)
10/12 7:00 徳沢出発
9:00 上高地 入浴し、帰途
| 天候 | 10/9 雨 10/10 晴れ時々ガス 10/11 晴天 10/1晴れ時々曇り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路)バス、松本電鉄、JR |
| コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストはバスTのインフォメーションセンター前にあります。 横尾までは延々、平らな道 1時間ごとに小屋があり。 横尾の橋を渡って1時間は平坦 屏風岩をグルッと巻きます。 本谷橋を渡ったところからじわじわ登り 途中、ガレ場を3箇所ほどトラバースします。足をとられてこけました。 沢が2またに別れ、涸沢沿いを延々のぼっていやになった頃に涸沢ヒュッテと小屋の分岐があります。 ヒュッテのほうがやや標高が低く、近いようです。 テント泊の場合は、ヒュッテよりの部分に受付の小さな建物があります 水場やトイレはヒュッテのものを借りられます。 雪渓は小さくなっており、パノラマ、ザイテングラード、奥穂高に残雪はありませんでした。 ただ、奥穂の上のほう日陰部分は凍っていて滑りました。 |
| 予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
涸沢の紅葉最盛期と連休が重なり、最高の眺めを堪能しました。
特に今年はかなりキレイな紅葉だったらしく(現地でのウワサによると)
1日目は雨に濡れきらめく紅葉、2日目はガスがたなびく幻想的な紅葉、3日目はザイテングラード真下から眺めるモルゲンロートとお日をさんさんと浴びた紅葉、
いろんな表情の紅葉を一度に堪能できるという極上のたびでした。
10/9(土)バスが上高地に到着すると、しとしと雨。
待ち合わせていた友達と合流し、雨支度をして出陣しました。
連休とあって、紅葉目当ての沢山の人たちが歩いていました。
はじめこそ冗談を言い合うも、徳沢あたりから疲れてきてだんだんしずかに。。
本谷橋を越えてからのぼりが始まり、荷物が重いのでだんだんゾンビのようになってきました。
14:30、やっとヒュッテに到着
雨に濡れた紅葉がとても美しかったのですが、疲労困憊して、あまり景色を見る余裕がありませんでした。
雨に打たれながらテント設営
今思うとこれがいけなかった。
すべてのものが濡れねずみで、寒くて寒くてビールを飲む意欲も沸きませんでした。
小屋は押入れの中にも布団が引かれて混んでいましたが、くつろいだり服を渇かす様子がとてもうらやましく映りました・・・
もう帰りたい、と思いながら
ジップロックで死守していた乾いた服を着て、カイロをあるだけ貼り付けてダウンにもぐりこみました。
放射冷却になったらマジで死ぬと思いましたが、幸か不幸か雨は降り続き、生き延びました。
翌日はお日が差し込み、暖かかった
濡れたもの全部を岩の上に並べて乾燥させました。まるでガレージセールです。
消耗した精神を回復させるべく(友達はすでに回復していたそうです)、ヒュッテや小屋でランチ、カフェを楽しんで一日ボーっと過ごしました
晩はナンカレーを食べ、ぺちゃくちゃしゃべり、満点の星空とテント村のあかりを眺めました。
なんとも贅沢な一日でした。
3日目、4時前に起床し、奥穂高に向けて出発しました。
途中、パノラマコースの上、ザイテングラードの真南辺りでモルゲンロートが始まりました。
間近にせまる穂高の岩壁が見る見る桃色に染まっていく様は感動の一言でした。
ザイテングラードとりつきまでは、まあ普通に歩けました。
白出のコルへはストックをしまい(友達が預かってくれました)
鎖場などを越えつつ進みました。結構コースを間違え易いです。
やっと小屋に到着 見上げると奥穂が聳え立っていました。
そして、、、トイレにいったとき、飛騨側の崖と、遥か彼方西穂高への縦走路が見えてしまいました。
今まで見たことないような険しさに絶句し、恐れをなして、このまま小屋で舞っていようかしらと思いました・・・
しかし、そうそうない晴天です。経験豊富な友達に見守ってもらいつつ、へっぴり腰で奥穂を上りました。
小屋からすぐは、はしご等がついていて怖いです。が、しばらく行くと普通の道になりました。
ただ、秋の朝で日が当たってないところは凍結しており、滑り易いのが怖かったです。
悪戦苦闘しているうちに、ジャンが見えてきて、奥穂頂上にたどり着きました。
恐怖の反動と感動で涙がでました。
頂上は快晴で、360℃のパノラマを堪能しました。
それにしても、ジャンの険しいこと、見ているだけで恐ろしかったです。
小屋ではテラスに腰掛けて涸澤を見下ろしながら高級コーラ(400円)で乾杯し、向こうの山の山岳同定などしてくつろぎました。
がつがつ下山しながら、「ここはどこだ??」「わたしはだれだ?」
等、叫びたくなるほどのうつくしい紅葉でした。
涸沢小屋ではしっかりソフトクリームを食し、テントを撤収してがつがつと説く沢まで引き上げ。
日暮れ寸前に到着し、ビールで乾杯しました。
本当に疲れた〜
徳沢では、気持ちの良い芝生の上で幕営し、棒ラーメンやポテチ、つまみ類で宴会
最高です。
翌日、サワヤカな徳沢を引き上げて、上高地アルペンホテルできれいさっぱり入浴し、BTで最後の宴会をして帰途に着きました。
初日の雨で本当にえらい目にあいましたが、残りの日の素晴らしさがより引き立ったと思います。
秋山は寒いですね。
今回得た教訓は
雨の日は幕営しないほうがいい
それにしても、涸沢への道は、想像以上にきつかった。










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