板ロストで強制シーズンアウト…飯豊・石転び沢


- GPS
- 08:12
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 1,676m
- 下り
- 1,680m
コースタイム
- 山行
- 7:28
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 8:13
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
🅿️30台近く駐車あり。前日好天で前日から入っている登山者が多かったよう |
その他周辺情報 | ♨️梅花皮山荘@500円 |
写真
感想
板納めは突然に…
先週で板納まったつもりでいたが、鳥海&月山でこの時期でも滑りを楽しめることを知り延長戦突入。シーズン中は金曜夜の予定を入れないスキーヤーは多いはず。自分もそれを徹底していたが、6月中旬となればシーズンアウト&梅雨入り時期で休足期間に入っているだろうと、うっかり飲み会の予定を入れてしまった。
断るのも申し訳なくノンアルでやり過ごし23時帰宅。インターバルゼロで飯豊に向けて出発。出発時点で眠気あり…普段はテレワークなのでいつもと違う行動パターンをとると疲労感が強い。眠くなったら仮眠とる作戦だったが、スカスカの道を順調に進み飯豊山荘AM4時着で核心突破。
1時間ほど仮眠をとりAM5:15起床で出発準備。Takuさんと合流しAM6時出発。6/10から飯豊山荘まで車で入れるようになったため、チャリは持参せず温身平まで林道歩き。ブナ森歩きが気持ち良い。堰堤過ぎて少し進むとトラバース道となり足元悪い。木の枝の登山道への張り出しは少なめで、シートラでもあまり気にならない、飛騨沢・右俣谷のようなザックを投げ捨てたくなるような強ストレスはなかった。標高630mあたりで雪渓に乗ったが、すぐ先が沢割れて危ういというか通過不可。もう200mほど夏道進んでシール歩き。これ以降は稜線まで雪繋がっているので標高差で1200mも滑れる石転沢バンザイ。
雪渓歩き出して間も無くでポツポツ雨。予報では12時から雨マークついていたので前倒しで悪化傾向あり。スプーンカットでボコボコだが、雪面固くスキーで登りやすいコンディション。門内沢出合いまでくると、石転沢が直線的に捉えられ、稜線が近そうに見えるが標高差でまだ1000mもある。稜線直下の反り立つ壁を見て1500m地点で早めのアイゼンチェンジ。直線的にガシガシ登ってスピードアップ。足が疲れる頃にようやく梅花皮小屋。稜線でると風・雨がちょい強まる。微妙な天気で早く滑りたい気持ちもあったが小屋に荷物デポして北股岳を踏みに行く。山頂直下はベッタリ雪が残っていたが、スキーブーツツボ足でクリアして山頂。やはりピークは踏むべき、気持ちの区切りとして。
<石転沢滑走~板ロスト>
小屋戻り滑走準備して稜線一段下からドロップ。固い雪でガタガタ・タテミゾ、滑るというか滑らすというかで標高下げていく。スピード出していないので石は気にならず、かわしてライン取り。標高1100m近くまで滑ったところで、エッジが抜けるような感覚ありバランス崩し転倒。何が起きたが理解が遅れ、足元見るとブーツとリーシュで繋がったビンディングトゥーピースがぷらぷらしている…目視から1秒ほど間をおいてようやく状況理解。気がつくと板は無く、斜面下を見ても流れていく板を目視できずロスト。
昨シーズンからトゥーピースのネジがすぐ緩む感じで、1回の山行中に2~3度締め直すような状況で使い続けていた。直近で1つネジ山がなめて締められなくなったので、前回の山行後にネジ止め液をたらして締め直していた。トゥーピースに負荷がかかるのは登りだが、登っているときは緩みは感じず。滑走前に緩みチェックを忘れてしまったのが心残り。元々緩んでいたか、石転びのガタガタ洗濯板でやられたか、、、真相は闇の中。
ビンディングやネジ等のパーツはあるので、板回収できれば取付けて滑れると思ったが、降っても降っても板は見つからずで標高630mの雪渓末端まで降りてきてしまった。Takuさんも雪渓両端を探しながら滑ってくれたが見つからず申し訳ない。夏道戻り林道から駐車場帰還。
出発前から今週で真・板納めかなと思っていたが、板ロストによる強制退場でのシーズンアウトは切ない幕切れ…。
・トゥーピースのネジ緩み問題
・両側ともにブレーキ折れてロスト
・ウォークモード時にヒールピースが回ってしまい踵ロックされる
など、問題多かったので来シーズンに向けて買い替えようとは思っていた。別れようと思っていたら向こうから振られた感じでなんとも言えず複雑な気分。初めて買ったスキー板でゲレンデ板でもあったので使い込んだ時間はかなりのもの。ボロボロだったが愛着がある。捨てられない貧乏性…地雷多数の滑走用でまだ使えるかも…なんて思っていたが、やめておくべきという天のお告げ、運命だったと受け入れよう。AtomicBackland85&G3ion、8シーズンありがとう&お疲れさまでした。
『道具をケチってはいけない。葬式代の方が高くつく』
帰宅後、新しい板をSNOWINNでポチって来シーズンの準備万端。
来シーズン持ち越しかと思っていた石転び沢。珍しく金夜に飲み会を入れたまこちゃんが行くなら石転び沢というので、渡りに舟。登山口に着くとちゃんと来ていた。さすが笑
シートラで出発だがところどころデブリがあったり木が倒れていたりとなかなかうっとおしい。シール登行ができるまで1時間半くらい?苦労は報われるのか?
雪面はかなり硬くて、スプーンカット。石ころ、枝、土もてんこ盛りで修行の香りがプンプン。雪は山頂付近までつながっている。最後の150m位をアイゼンシートラ。稜線は風が強くピークハントも迷ったが、とりあえずというかやはり踏んでおいた。
滑り出すと過去一の洗濯板状態。雪がありゃいいってもんではないですね。エッジが雪に全く食い込まないので、ずらして滑る。まぁほぼ横滑りに近い感じ。が、すごい振動で、それがマコちゃんの板にトラブルをもたらす。しかしその後まさか見つからないとは…気を取り直して来シーズンもよろしくお願いします。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する