ニペソツ山
北海道
MEG2019
その他2人 
体力度について
- GPS
- 14:58
- 距離
- 23.9km
- 登り
- 1,734m
- 下り
- 1,730m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 5:45
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 5:58
| 天候 | 両日ともに快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
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感想
今回は、会員外2名の合計3名でニペソツ山を目指す。
天候は、二日とも快晴、テント場も多少風があったが快適。駐車場は広いが凸凹が多くRV車でも注意が必要。既に20台程駐車しておりほぼ満車状態。駐車場には簡易トイレが設置されている。少し下にも5台程駐車可。また、林道の中央に大きな石が飛び出しているので車高の低い車は要注意。
ゲート閉鎖により林道2.2kmほど歩き区間が追加。数年前までは登山口まで一般車の通行が可能だったとの事。
前半は樹林帯で眺望は無い。標高1020m付近の沢が冷たく美味しい水場で実質最後と考えた方がよい。この上方にも小さい沢は流れているが飲料としては少々きついと思われる。
三条沼付近は、ぬかるみゾーンがいくつかあり、これを過ぎると徐々に短い急登が出現する。標高1540m、登山開始してから3時間45分を経過してやっとニペソツとご対面。まだまだ遠くに聳えるがはじめて見る山容に興奮する。
ここからは、稜線の細尾根で少々風も出るが暑い。前天狗の下方にまだ雪渓が残っていることを確認して安堵。本日は下から3.5Lでスタートしたので、雪渓で2L程取水する。標高1840m直下の急登は、浮石が多くとても危険な状態だ。コースが直登となっているので落石があれば下方の登山者は直撃の危険性が高い。
ここを抜けると前天狗のテント場となる。既にテントは10張以上設営されており、満員御礼状態。出発が遅かった我々は、各自バラバラとなったが、何とか狭いながらも設営できる箇所を確保した。
テント場付近はガレ場となっており、他の登山者はナキウサギを見れたようだが、我々は見ることは無かった。
二日目は夜明けとともに行動開始。赤見を帯びたニペどんが美しい。天狗岳から一旦下りとなるため正面に登山道がくっきりと見える。ガレ場のトラバースは不安に感じたが、いざ行って見ると全く問題無く一瞬で通過した。
背面に回ると影富士ならぬ影ニペソツが出現。高山植物も多く、山頂までのビクトリーロードとしては、最上級だろう。山頂の切り立った崖にはアズマギクの群生があるが、過去に転落事故があり、崖に近づかないようロープが設置されている。山頂からは、ウペペサンケ、タウシュベツ湖、十勝連峰、大雪山と大パノラマが広がる。
鋭く尖ったアルパイン的山容とその山頂手前に広がるテント場は、正に山の楽園だ。ニペソツ山は、深田久弥が日本百名山に入れなかった事を後悔させた山。そんな事がうなずける山だった。
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