公共交通で挑む八経ヶ岳日帰りピストン


- GPS
- 08:03
- 距離
- 25.6km
- 登り
- 1,804m
- 下り
- 1,805m
コースタイム
- 山行
- 7:21
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 8:00
天候 | 晴れ。午前9時22℃@天川川合 (標高約600m) 上部はガス。 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
大阪-天王寺 6:12-6:28 JR大阪環状線内回り 関空快速 240円 大阪阿部野橋-下市口 6:50-7:57 近鉄南大阪線急行 1100円 下市口駅-天川川合 8:20-9:02 奈良交通[2]洞川温泉行き急行 1290円 帰り) 天川川合-下市口駅 18:12-19:08 奈良交通[2]大淀バスセンター行き 1290円 下市口-橿原神宮前 19:19-19:53近鉄吉野線 (↓乗換不要・種別変更) 橿原神宮前-大阪阿部野橋 19:57-20:43 近鉄南大阪線区間急行 1100円 天王寺-大阪 20:50-21:10 JR大阪環状線外回り 240円 洞川温泉・みたらい渓谷散策きっぷ(4480円)が近鉄電車と奈良交通バスの往復きっぷに洞川温泉ビジターセンターの200円割引券がセットになってお得。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
急斜面につけられた細道が多い。木の根や濡れた岩が滑りやすいので要注意。カナビキ尾根分岐上部の広尾根は正しいルートがちょっと判りにくかった。下りで天女の頂の先で道を間違えてますが深読みし過ぎ。素直に行けばOK。しかし天女の頂ルートの麓側はトラロープが張ってあります。 登山口にポストあり。 |
その他周辺情報 | バス停〜登山口周辺に天川村ふれあい直売所小路の駅てん。他にかどや食堂、福西とうふ店、天川村総合案内所などがありますが17時過ぎには閉まっていました。「てん」も調理が必要な飲食は終わっていましたがいくらかその場で食べられるものあり。斜向かいの商店に自販機。「てん」と案内所にトイレあり。 ちょっと離れて天の川温泉と洞川温泉。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
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感想
この週末は2日とも空いていておおかた晴れ予報ということで、どこか高い山 (百名山とか?) に遠出でもしようかと平日ずっと考えていた (仕事をしなさい) ものの、やはり直前ではいい場所に宿は取れずどうしようかと迷っているうち、「まだ登ってない近場の百名山があるじゃないか」と思いつき、大峰山脈の最高峰、八経ヶ岳に登ってきました。こちらももう宿は取れなかったので日帰りで。
2週前に稲村ヶ岳に登って、八経ヶ岳日帰りピストンもギリギリ公共交通機関利用で行けそうという手応えがあったので思い切ってチャレンジ。万一最終バスに間に合わなかった時のことを考えて土曜日に予定していたのですが、前夜にちょっとしたトラブルがあり断念。前泊で遠出を予定しなくてよかったです。怪我の功名。で、日曜になってしまったことでまた少し逡巡したものの思い切って挑戦してみました。
下市口駅発のバスの乗客は20人あまりでいくつか空席あり。半月前の土曜と較べるとだいぶ空いてますね。半月前のレコで列の前と後ろをざっと数えて35人ですし詰めと書いたのですが、35人じゃ通路までいっぱいにはならないですね。すると40人以上いたのか… 急行なので途中1つ黒滝案内センターにしか停まらないのですが誰も降りることなく、天川川合で降りたのが私を含めて5人。はっきりハイカーらしいのは私ともう1人だけでした。観光らしい2人組と、あと1人はどっちか微妙。降りるとバス停向かいの駐在所からお巡りさんが来ていて「どちらまで」「登山届は出してますか」と聞かれました。お勤めご苦労様です。少々不安を覚えながら八経ヶ岳と答えましたが「単独で日帰りなんて止めなさい」などとは言われず一安心。いえ日帰りとは言いませんでしたが。
登山口では同じバスで来たらしい人がボックスに登山届を入れて出発する所でした。ザックが重そうだったのですぐ追いつくかなと思ったのですがかなりの健脚で背中は見えるものの距離は一向縮まらず、結構登った後小休止のタイミングで先を譲ってもらいました。今日登りで追い抜いたのはこの1人だけ。すれ違いが17人、どっちか判らない休憩中が2人でした。後半すれ違うのは3人とか4人のグループが目につき、タクシーで行者還トンネル西口から縦走かな、と想像したり。
頂上には先客が5人。うちソロの女性や男性2人組の写真を撮ってあげたりパンを食べたりしているうちに1人と犬2匹が登ってきました。ソロ女性はヘルメットを持っていましたし双門滝でしょうか。すごいですね。
思った以上に順調なので帰りは明星ヶ岳に寄り道。ピストンで先に出たソロ女性と犬連れの人とすれ違いました。下りではすれ違い9人、追い越し2人。登りでスルーしてしまった天女の頂から捲き道に合流する時に同じく下山してくる1人を見かけました。見覚えがないけど狼平の方から降りてきたのかな… 見覚えと言えば登りで追い越した人は私よりちょっと遅いくらいだったので、頂上か下り始めでお会いするかなと思ったのですが結局最後までお見かけしませんでしたね。狼平から弥山に廻って小屋泊でしょうか。
下山するとバス停に先客が1名、あと小路の駅「てん」の周囲をウロウロしている時、北角の方から歩いてくる3人組が。双門滝にしては軽装だったのでみたらい渓谷ハイキングとかですかね。東南アジアの人のようでしたし。バスまで1時間ほど暇になったのでお土産を選んだり飲食したりしていると洞川温泉の方へ向かって消防車が何台も走っていきます。お店の人は「遭難だろうか」と話していました。日常茶飯事なんですかね… やって来たバスには結構お客が乗っていてバス停で待っていた我々5人が乗ると数席の空きを残すだけ。ドアが閉まって出発するかと思ったらまたドアが開いてハイカーらしい女性1人が乗り込んできました。間に合ってよかったですね。特に今日は他人事とは思えません。下市口駅から半月前と同じ経路をたどって近鉄で帰りました。
さて今日は暑さを避けての山行でしたが、さすが2000m近い近畿の最高峰おおむね涼しかったです。登り始めはやはりまだ標高が低いのと急登が多いので滝のような汗でしたが、中盤以降特に高崎横手あたりから上は傾斜も緩みガスも出てきて快適で。頂上もガスでしたがそれなりに太陽の輻射熱があるのかそこまでより体感気温は高い感じで意外でしたが。展望は残念でしたが、シラビソその他の純林はあまりそれまで経験したことのない景色で雰囲気がありました。
山行の内容的には頂上までの登りで予定タイムより1時間ほど捲いて、下りではその貯金を少しづつ取り崩して行くいつものパターン。頂上での休憩や明星ヶ岳ピストンがあったとはいえ一時は25分まで減らしてしまいました。天女の頂で道を見失いかけた時は焦りましたね。その後ちょっと意識して早足にして10分ほど積み増せたので一安心。CT0.7で計画するのは一昨年の月山以来ですが、あの時は全行程9km、3時間とかなり短めだったのでそのペースをずっと維持できるかにはやや不安がありました。今回25km、8時間でも何とかなったので今後の参考になります。下りが多かったり技術的に難しいコースでなければCT0.7で計算してもとりあえず大丈夫かな。とりあえず今夏の遠征を考えたいと思います。
技術的に難しいと言えば『分県登山ガイド』で八経ヶ岳の行者還トンネル〜天川川合縦走は技術度★4になっていて今までに私が経験したことのないレベルだったのですが、とてもそこまでではないような。行者還トンネルからの登りや、ガイドでは通過してる頂仙岳のルートファインディングが難しいとかでしょうか。弥山をスルーしたのもちょっと心残りなのでもう少し快適な季節に1泊で来るのもいいかなと思いました。
〇今日のヤマスタチェックポイント
●大峰山(日本百名山、関西7サミッツ【YAMASTA×関西ハイキング】)
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