記録ID: 8419170
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無雪期ピークハント／縦走
大雪山
白雲岳ヒグマ遭遇の詳細🐻💢赤岳〜黒岳 お花畑を探して✿
2025年07月13日(日) [日帰り]
北海道
まりも夫婦@北海道
marimo1215
体力度
3
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 09:03
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,018m
- 下り
- 979m
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| 天候 | 7/13(日)晴れ。たまに高曇りはあるが一日晴れていました。 風は北海岳周辺でそよ風が吹く程度。無風で暑いくらいでした。 天気概況：北海道付近は、13日から14日にかけて気圧の尾根となりますが、沿海州には低気圧が進むでしょう。また、14日夜には台風5号が三陸沖に進む見込みです。このため14日にかけて気圧の傾きが大きいでしょう。 上川地方：13日は晴れ、14日は晴れのち一時雨の見込みです。 海の波の高さは、13日は1.5メートルのち2メートルとやや高いでしょう。14日は2メートルとやや高くのち1メートルの見込みです。 上空1500m付近(850hPa)には15℃の寒気が次第に東に抜けていく。 上空5000m付近(500hPa)には-6℃の寒気が次第に東に抜けていく。 てんきとくらす(白雲岳)：13日終日A判定。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
層雲峡から銀泉台へ向かうバスは20人ほど乗車。余裕ありでした。 朝6:00に層雲峡ホステル始発、6:02層雲峡ターミナル発で大人1500円。 7:00前に銀泉台に到着。日曜日とあって、多くの車が停まっていた。 数台ほど空きがあるのを見た。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【🐻ヒグマについて】 10:30頃に白雲岳直下に到着すると、登りも下りも止まっている方がいた。 なにかと思ったら、ヒグマが登山道のすぐ北側雪渓付近にいるのを確認した。 少し待てばヒグマがどこかへ行ってくれるかもしれないと思い、距離数百メートルのところで我々は待機していた。 少しすると白雲岳ピークから下りる方は登山道を南側に外れて、ヒグマを迂回するように下っていった。ヒグマ遭遇時の撤退方法としては正しいと思われる。 その後、一人の男性が登山道に沿って登り始めた。 ヒグマに近づいていく非常に危険な行為と思った。 ヒグマとの距離20mほどか。ヒグマは威嚇する様子はなくその男性を見つめていた。 男性はヒグマの近くで立ち止まり、熊スプレーを5回ほど噴射しながら通過。 ヒグマが近づかないようにしようと思ったのか。ただ、ヒグマを刺激する危険な行為と思った。 その後、男性は白雲岳ピークから再び戻ってきてヒグマの近くを通過。ヒグマはまだ同じ場所にとどまっていた。 男性が通過したのを見て、後から何人もヒグマのそばを通過していった。 何人かは立ち止まり、至近距離でヒグマを撮影。何事もなかったのが奇跡だと思う。 下りてきた人は「人馴れしているヒグマで大丈夫だったよ」と言っていたが、全く同意できない。 ヒグマは人馴れしてはいけないし、一歩間違えればあなたは襲われていたのだ。相手は野生のヒグマなのだ。危険な行為を犯したことには変わりないし、今回は結果論でしかない。 男性が通過できたからと言って同じ危険行為をする必要はない。迂回する判断も取れたはずだ。 「赤信号みんなで渡れば怖くない」のような考えることを放棄する人は本当に危ない。 万一のことがあれば通報と熊スプレーの準備をしていたが、その必要が無くなったので、我々は撤退を決めた。ヒグマはしばらくそこに居座るようだ。 白雲岳からのゼブラ模様を見たかった。が、山はいつでもそこにある。また安全な時に来ればよい。 反省としては我々もその場に留まりすぎた。ヒグマを見かけたらすぐにその場から離れる動作をすべきだった。 【ルート概要】 銀泉台〜赤岳〜白雲岳撤退〜北海岳〜黒岳〜黒岳リフト下山 層雲峡の公共駐車場に車を停めて、6:02層雲峡ターミナル発の道北バスに乗車。7:00前に銀泉台着。片道料金1500円。銀泉台駐車場は数台空いていた。 全ルート登山靴で登山。 銀泉台〜赤岳で5回ほど雪渓を通る箇所があるがグサグサ雪で軽アイゼンは必要なし。 白雲岳手前でヒグマが登山道に居座ったため撤退。 ■銀泉台〜赤岳 層雲峡からバスに乗って銀泉台へ。7時前に到着。ありがたい。 銀泉台にはボットントイレあり。 入林名簿を記入して、朝7時に銀泉台登山口から出発。 しばらく林道を歩いて、標高1550mに赤岳登山口看板あり。 ここから登山道に入る。 登っていくと第一花園のトラバース区間に多くの雪渓が見える。 今年はやはり残雪量が多いようだ。 雪渓自体はグサグサで斜度があるところはステップを切って登れば問題ない。 第一花園〜第二花園では多くの花が見られる。 チングルマやエゾコザクラ、キバナシャクナゲ、ゴゼンタチバナなど可愛いお花が群生している。 何度も足を停めて写真を撮ってしまう(*^^*) 標高1840mの駒草平に入るところには携帯トイレブースがある。 ここから岩場にちょこんと咲くコマクサのも多く見られる。 標高1850mからの急登は雪渓が残る時期もあるが、今回は登山道上に雪渓なく楽に登れる。 そこからもう一つ急登を登って赤岳ピーク到着！ 多くの方で賑わっていた。 ピークの看板の後ろの岩群を右から登ると白雲岳、北海岳、黒岳方面を一望できる。 この雄大さを見ると大雪山にやってきたんだなと思える。 ■赤岳〜白雲岳 白雲分岐までは比較的な平らな地形を通る。 悪天候時には吹きさらしになるので、天候には気をつけたいエリア。 白雲岳分岐から白雲岳方面は岩々したルートを登っていく。 一旦登り切ると南側が平らな原っぱのような地形を見ながら、最後にまた岩ルートを登って白雲岳ピークに到着する。 が、今回はヒグマ遭遇のため白雲岳手前で撤退。 ■白雲岳分岐〜北海岳 白雲岳分岐から下りて水線のある沢地形の上部を通過するところは注意。 雪渓の緩いトラバースとなるため、足元のステップを切って通過する。 また、白雲岳からの落石も怖いため、パートナーとの距離を離して通過した。 その先は何度もお花畑を通過しながら北海岳へ。 特に北海岳への登りの標高2070m付近のお花畑は絶景。 南西側を見ると、チングルマの群生と遠くにトムラウシ山！ 何度も写真を撮ってしまった(*^^*) そして、北海岳に到着すると御鉢平の大展望が広がる！ ■北海岳〜黒岳石室 北海岳ピークから標高2000mに掛けてトラバースする区間は砂礫で足元が悪く、特に落石を出さないように注意しながら下る必要あり。 このあたりもチングルマの群生が広がっており壮観。 北海沢へ降りると対岸にはべったりついた雪渓。 そして水場があるところにはお花畑！ ピンクの群生があるので、なにかと思ったらエゾコザクラが絨毯のように広がっている。いいね。 北海沢を渡渉して、続いて赤石川の渡渉。 赤石川は水量が多いので、大雨の後など増水注意。 今回はいい感じの飛び石が設置されていたのと丸太で濡れずに渡渉できた。 そこから黒岳石室への登りは再びチングルマの群生地。 登りのところに花が咲いているので青空とチングルマを綺麗に撮れる✨️ そして黒岳石室着。ここにはバイオトイレの設置がある。ありがたい。 売店にはビール1000円とコーラ/ポカリ500円の誘惑が...。 迷ったけど下山後に楽しみを取っておく。 ■黒岳石室〜黒岳〜黒岳リフト&ロープウェイ下山 黒岳石室から黒岳への最後の登り！ 標高1910mくらいでぜひ石室の方向を振り返ってほしい。 ドカンとそびえる桂月岳と奥の凌雲岳、残った雪渓が本当に綺麗✨️ 岩や砂礫の道を登っていくと黒岳到着。無風と西日で座っているだけで汗が出る^^; 北側を見ると北大雪が見える。ニセイカウシュッペ山、軍艦山がかっこいい。 あとは黒岳リフトへひたすら下っていく。 途中、9合目、8合目、7合目の看板あり。 リフトはひとまず乗って、リフト降りたところでチケットを購入する。 そしてロープウェイで下山。 朝6時にバス出発して夕方5時にロープウェイ下山。久しぶりの長時間行動でした。 お疲れ様でした。 |
| その他周辺情報 | 下山後は黒岳の湯でゆったり。大人600円。 晩ごはんは旭川に移動して、とんかつ玉藤へ。 ここは料理も美味しいし、おもてなしにはいつも感動します。 |
写真
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層雲峡ターミナル6:02ハスの乗車待ち。20人ほど乗車。まだ余裕ありでした。
層雲峡温泉街にふつうに鹿いる(笑)車道には飛び出さないでよ🙏
晩ごはんは旭川に移動してとんかつ玉藤へ！美味しいしおもてなしにも感動✨️
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図（地形図）
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
携帯トイレ
|
|---|
感想
お花畑シーズンの大雪山を存分に楽しめました✨️
今まで一番お花の写真を取れたかもです!(^^)!
一日晴れて風にも吹かれなかったのもよかった！
白雲岳ピーク手前ではヒグマに遭遇🐻(>_<)
登山道近くに居て通れない...。
近づいて熊スプレーを噴射しながら通る方がいてびっくり...。
近づかない、刺激しないは本当に守ってほしい。
何事も無くてもよかった。
私たちは素直に撤退しました。
ゼブラ見たかったけど、また安全な時に来ます！
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