南アルプスはでかかった!赤石岳〜荒川三山(悪沢岳)縦走



- GPS
- 18:36
- 距離
- 28.2km
- 登り
- 3,099m
- 下り
- 3,088m
コースタイム
- 山行
- 4:05
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 4:11
- 山行
- 8:26
- 休憩
- 2:04
- 合計
- 10:30
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
良好 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
|
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感想
南アルプスはでかかった!赤石岳〜荒川三山(悪沢岳)縦走
ついにきました南アルプス。荒川三山!
今回のルートは、連休の山小屋予約争奪戦がかなり激しいのですが、苦労の末、予約成功!三連休に実行です。
さて、いよいよ待ちに待った出発日前日。なんと、静岡駅から畑薙までのバスの予約の日時を1日間違えてるという大失態!バスは前日のものを予約してしまっていたのでした…。
さあ、困りました。連休という状況で果たして畑薙までのアクセスは見つかるのか。まずは静岡市のタクシー会社に片っ端から電話したわけですが登山タクシーをやってる千代田タクシーさんは満員。他のタクシー会社は出発が早すぎるということで全然だめ。
続いて、金谷、島田エリアのタクシーに電話すること数件、なんと平和タクシーさんが引き受けてくれました!やった!神!
ということで、以降の各種予約が無駄になることなく南アルプスに向かうことができたのでした。
無事、畑薙にタクシーで到着して東海フォレストで事前に予約しているバスに乗り込みます。これは、山小屋宿泊者限定の送迎になります。テントだとダメ。
一同、ヘルメットを被ってバスに乗り込みます。この椹島までの道が、なかなかにワイルド。あちこち土砂崩れした道を進みながら、無事椹島に到着。
椹島ロッジは、立派ですね。
さっそく準備をして、登山開始です。
登山1日目。
赤石岳の登山口から登山スタートです。正直、ここから赤石小屋までは特筆することは全くなく、地味な登りが延々と続きます。標高差にして1500mほど。なかなかにきつい登りです。もちろん、景観も全くなし。
ということで、もくもく登り続けて、赤石岳小屋に到着。まずまずのペース。
赤石小屋は綺麗で快適な山小屋でした。小屋からは、聖岳、兎岳、荒川三山が綺麗に見えます。良いところにある山小屋ですね。
山小屋に着いたら、だらだらしてご飯食べて寝るだけです。寝具の寝袋は背中が硬くて、寝心地はイマイチでした…。
二日目。
翌朝、4:00。夜明け前にお弁当を食べて出発。今日はコースタイム10時間越えの長丁場。
まずは、絶景の富士見平まで40分ほど。富士山が美しい!
そして崖が切り立っている北沢源頭を通過。ここでアクシデント発生!連れが何もないところでなぜか転んでそのまま崖に転落!運良く植物に引っかかって三メートル程度の転落で済みましたが、場所によっては命が消えてました。
なんとか這い上がってきて、あちこち擦り傷と、おそらく右手首を捻って捻挫。足は問題なく、動けそうだったので、ひとまず進んで様子を見ようということに。様子を見ながら、赤石岳山頂に向かいます。お花もどんどん増えていきます。晴天ですごい景色を拝みながら赤石岳山頂に到着!
ここから荒川小屋までの稜線が美しかった!美しい緑の山々にスッと登山道の線が走っています。ここを歩けると思うとワクワクします。
気持ちいい稜線歩きをして、荒川小屋に到着。ここで山小屋の方に、連れの右手クビの捻挫を相談。なんと、元鍼灸師の小屋番の方がいて、プロのテーピングをしてくださいました。神です!ほんとうにありがたいです。
荒川小屋で英気を養って、ついに荒川三山攻略です。
まずは、中岳。ひいひい言いながら急登を登って行きます。途中、鹿対策のフェンスで囲われた、すっごいお花畑があります。綺麗です。気分が上がりますね。
花畑に応援されながら、まずは前岳に向かいます。前岳は立ち入り注意の看板があって、大丈夫かな?と思いましたが、普通に登頂できました。
次に、中岳。綺麗な稜線です。稜線を越えると山頂です。絶景がたまらない。中岳からは、次に挑む悪沢岳がドーンと見えます。一度標高を落として、またこれを登り返すのかと思うと気が遠くなります。
コルまでくだったら、岩岩しい登りを一歩一歩歩いていきます。この登り、なかなかに険しくて逆に下りだと怖いなあと感じました。
なんとか、登り切って山頂!
雲が広がってきましたが、まだ富士山見えます。南アルプスの仙丈ヶ岳や間ノ岳、塩見岳もしっかり見えます。素晴らしい絶景です。
ここまできたら、あとは小屋まで降りるだけ。と思ったら結構大変でした。まずは円山の登り返し。ただし稜線は綺麗でした。そして、千枚岳の険しい岩場!この辺で足はだいぶガクガクです。乗り越えて最後の下を下ったら千枚小屋です。長かった!
千枚小屋についたら、やっぱりだらだら。コーラを飲んでお菓子を食べて、ゆったりタイム。富士山を見ながらの時間はプライスレスです。美味しい夕ご飯を食べたら、食後に小屋番さんが高山病の対策セミナーなんかを開いてくれてタメになる時間を過ごせました。こちらも寝袋の寝心地はイマイチ…。背中が硬すぎる。
三日目。
お弁当を食堂で食べて5:15に出発!朝の富士山ドーンは最高です。これを最後に景色はありません。これから4時間ひたすら樹林帯の下山です。
赤石側の急登に比べたら、こちらの方が緩やかだから楽勝だろうと思っていたのですが、実際は結構しんどかったです。何より前日までの工程で足がパンパン、もう限界です。
しかも、このルート、ちょこちょこ登り返しがあります。し、しんどい。
そんな中を自分より遥かに重いテント装備ですごいスピードで移動する人たちがいます。すごい。
なんとか下山して、椹島に到着。
椹島ロッジは快適です。美味しい椹ソフトクリームをいただいて一息。
ここでは、シャワーが500円で入れるので、シャワーを浴びてすっきり。シャンプーとリンスもあってかなり良い感じです。
あとは、のんびりお昼ご飯を食べて畑薙行きのバスに乗って、そこから予約している毎日アルペン号に乗って帰ります。帰りだけで1日がかりですね。
というわけで、大冒険南アルプスでしたが、天気にも恵まれ素晴らしい山頂と稜線を楽しめて、一生の思い出になりそうです。
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