鳥海山


- GPS
- 09:42
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,308m
- 下り
- 1,319m
コースタイム
- 山行
- 8:44
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 9:41
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
昨夜は4-5時間は眠れたようだ。疲れを感じていたが睡眠が取れるとやる気がでる。
国道7号線で遊佐町に向かうと思っていたがナビに従うと日本海東北自動車道に乗ろうとするのであせる。無料区間を使うということのようだ。というか「日本海東北道」という文字列を始めて見たためそれが高速道路なのかどうかも分からなかった。鳥海ブルーラインもいい道で標高をあげるにつれて期待も高まる。
4時半の鉾立登山口駐車場は7割くらい埋まっていた。駐車場からすでにすばらしい景色でハイカーばかりが利用しているわけではなさそうだ。
登山道の整備は完璧で公園レベル。ファミリー層も歩けるようにという心遣いと推測するがそれにしては少し長いよなと思う。歩き始めから振り返れば常に日本海の海岸線が見えるのが関東民には嬉しい。どこかの島と半島が見えている。あとで調べると飛島と男鹿三山だったようだ。いい天気だが早朝は日陰で涼しく歩ける。ベテランハイカーにチョウカイアザミが咲いていると教えてもらった。でかくて不気味なアザミだ。キスゲはきれい。
御浜小屋に到着すると鳥海山の全容が見えてテンションがあがる。日焼け止めがないので手ぬぐいを被って直射日光をガードする。扇子森からのお花畑で山形県民はこんないい山に気軽に登っているのかと嫉妬する。
御室小屋までの登りは日差しがきつくてかなり大変だった。手ぬぐいで工夫していたが頭が痛くなってきて、いま思うと熱中症になっていたと思う。最終的には日傘を使うことで解決。日傘を使って歩くと次第に頭痛が治まり、小屋までの登りは大変だったが、到着するまでに結構回復した。日傘の威力をこんなに感じられたのは初めてだった。御室小屋のそばの日陰でおにぎり弁当を食べて最後の登りに備える。
新山の岩登りは楽しい。過去の落書きを面白く眺めながら登る。初心者たちもわーきゃー言いながら登っていて楽しそう。下り側には大きな雪渓が残っていて雪で手ぬぐいと頭を冷やす。
七高山で高校山岳部の集団と遭遇した。新入生を指導する先輩は大変そうだ。がんばれ先輩。外輪山の稜線歩きはとんでもない眺望で評判通りの至高の山だなと思う。日傘を差さないで歩くと頭痛がぶり返すことに気づいたが、風があると差せないのが悩ましい。八王子の老紳士と最高の山ですねえと話す。何度も登りに来ているというので驚いたが秋田に実家があるとのことだった。
お花畑で巨大なザックを担いでいる人がいるので何泊予定か聞くとお盆明けまでという回答で混乱する。話を聞くと小屋番で、今年は雨が全然なく天水がなくなったとのこと。そのザックの中身はすべて水ですか!と感心すると、いや酒もだいぶ入っているとニヤリとされ格好いい。翌週には待望の雨が降ったようでよかった。
鳥海湖のルートもすばらしかった。風が吹いて日傘を差しにくいのはやっかいだが、風に波打つ草原が感動的だ。鳥海湖と鳥海山を眺めながらタバコを吸ってみたが日傘を差していても暑いのでゆっくりする感じにはならない。
御浜小屋からの下山路は風がなく日傘が超活躍する。ここは日傘がなければ大変だったと思う。モンベルの傘型帽子のおばあちゃんに優雅ね〜と言われて照れる。しかしまあ下山は長く感じて大変だった。
序盤はそこそこなのかと思ったが終わってみると評判通りの極上の山で登りに来て良かったなあと思った。もっと涼しい季節だと更によかったか。
下山後は鳥海温泉保養センターあぽん西浜に移動してお風呂。ファミリーも多く賑わっていた。シャワーの水温がどの席もほぼ水になっていて、分かるわ〜と思う。
国道7号線でウオロク 村上店に移動する。このエリアはこれまで訪れたことがなく日本海パークラインを走ってみたいと思っていた。日本海の海岸線を少し走れていい気分。運転好きかもと錯覚する。途中で俄か雨があり虹が出た。ウオロク 村上店では中華丼、お好み焼き焼きそば弁当、たまごコッペパン、カルピスソーダを購入。イートインスペースもあってとてもいいスーパーだ。帰路は二王子岳、守門岳、子持山を計画していたがご飯を食べ終えるまでには直帰することを決めていた。疲れてしまい暑い山に登りたいと思えない。でもここからだと運転が長すぎる。そもそも運転の長さを避けるための寄り道登山計画だったのだが無理があったか。。。
道の駅 阿賀の里に移動して仮眠し、23時頃に再度出発して国道49号線から121号線を走る。南会津を過ぎたあたりで眠気を感じたので道の駅たじまで再度仮眠。このあたりでも雨にぶつかった。国道400号線で塩原に入り道の駅 湯の香しおばらを過ぎると帰ってきた感じがするがまだまだある。国道4号線をかっとばすとかなり強い雨にあたり水たまりにタイヤが取られそうになって怖い。眠気も感じたので小山でガソリンを入れて眠気を飛ばす。埼玉の友人宅に着いたのは朝の7時前だった。そこで数時間しゃべってから帰宅した。
「なるほど完璧な作戦っスねーッ 不可能だという点に目をつぶればよぉ〜 」という東方仗助のセリフが鳥海山の下山あたりから頭に浮かんでいた。計画の完遂は車中泊の睡眠時間を伸ばせるかにかかっているか。それとももう少し緩い山にすれば行けるかしら。
いずれにせよ、山形県はハイカーの楽園だと思った。どの山もすばらしかったが今回の旅の白眉は人の少ない朝日連峰。また行きたいが寄り道計画を完遂できるようにならないと運転が無理だ!
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