蓮華岳、針ノ木岳


- GPS
- 10:13
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,744m
- 下り
- 1,746m
コースタイム
- 山行
- 7:48
- 休憩
- 2:20
- 合計
- 10:08
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
写真
装備
個人装備 |
チェーンスパイク、ツェルト、雨具、防寒着等10.3kg
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感想
前日赤岳に行くことに決め「やまのこ村」に駐車場の予約電話を入れたところ満車とのこと。
もっと麓にも駐車場があるようですが、ここも満車のことが多いらしく赤岳は諦めて蓮華岳に切り替えました。
針ノ木岳には23年10月下旬に行っています。
もう雪山でした。
この時も蓮華岳、針ノ木岳両方に行くつもりでしたが、針ノ木峠から蓮華岳方面へは雪上にトレースがないため蓮華岳は諦めました。
その時以来のチャレンジになります。
5時すぎ扇沢に到着。
前回停めた無料駐車場は満車で、駅前の有料駐車場・第二駐車場に停めました。
第二は空いていましたが、残り僅かのように見えました。
睡眠二時間だったこともあるのか、すぐに出発準備に掛かる気がせず、しばらく車内でぼんやりしてました。
6時少し前に出発。
いくつかの渡渉をすぎ1時間半後雪渓入口に到着。
チェーンスパイクを履き、1850mから2120mまで上がりました。
アイゼンやチェンスパは履いた方が安全でしょうが、なしの人もいたようになければなしでも良さそうでした。
白馬大雪渓に似たシチュエーションですが、斜度が白馬に比べると緩いです。
白馬は足を滑らせると何メートルも滑り落ちていきますが(一度経験有り)針ノ木はそこまでではない印象でした。
雪渓が終わると1時間歩いて針ノ木峠に到着。
雪渓のおかげか涼しくて快適に歩いて来られました。
この時点で天気は素晴らしかったのですが、そのうち崩れるかも知れません。
立山剱が見られる針ノ木岳の方が自分的には景色が良いと思われますが、針ノ木へ先に行くと疲労のために蓮華岳へは行けなくなるという心配もあります。
景色的には先に針ノ木へ行きたいところですが、「富山百山」の中でまだ行ったことのない蓮華岳へは絶対に行きたいので、まずは登ったことのない蓮華岳へ先に行くことにしました。
蓮華岳、遠くて笑っちゃいました。
針ノ木岳は斜度はあるものの遠いという印象はなく、蓮華岳も同じように考えていましたが、山頂らしきものが見えたら遠い遠い。
大日小屋からの大日岳くらいのイメージでいました。
遠くに山頂が見え、ゆるやかなガレ場を歩いて行くのは楽しいです。
ただ、今回はちょっと急ぎ気味だったので(針ノ木で早く絶景を見たい)、余計遠いと思ったのです。
そうは言うものの、峠から45分ほどで到着。
無人で山頂独り占めの場合いつもは長居するのですが、今回は10分も居ずに戻りました。
針ノ木峠に戻り、今度は針ノ木岳へ。
このころにはかなりへとへとになり、足元ばかりを見ながら歩いていました。
あとで聞いた話では、2700m辺りに雷鳥がいたとのこと。
私が登っている時にいたのかどうかは不明ですが、足元しか見てなかったために見逃したのかも知れません。
針ノ木、蓮華岳の山行記録では雷鳥の写真を貼っている人が多いです。
私は先週の立山周回でも雷鳥を見ていないので、今回も見られなかったのは非常に残念でした。
それはともかく、針ノ木岳山頂は素晴らしかったです。
一部はガスが掛かっていましたが、常念辺りから剱までの北アルプスの有名どころは全てきれいに姿を見せていました。
特に薬師〜立山剱が大好きな私は、これらの山々がすっきりと姿を見せていることに感激!
一時間以上見惚れていました。
ちなみに2023年10月に登ったときも景色は素晴らしかったのです。
でもこの時は寒くて寒くて景色どころじゃなかったのです^^;(この時はもう雪山でした)
あ、そうそう、「駒ヶ岳」界隈ではマイナー扱いをされるものの、2,000mある我が「越中駒ヶ岳」。
地元からは見にくいため、すぐ近くまで登らないと「あれが越中駒ヶ岳」と言い当てることはできないです。
でも最近使い始めたスマホの「AR山ナビ」によれば、剱岳から右へ階段を一段降りて池平山、更に一段降りてぴょこんとした山が越中駒ヶ岳のようです。
これまで四回登ったように好きな山ではあるものの、麓などからは特定したことのないお山でしたが、思いがけないところから見ることができてよかったです。
…何かまた行きたくなってきました。
また、読売新道の山々の後ろにぴょこっと見える山頂?らしきものがあり、それが黒部五郎なのか他の登山者と話していました。
あれが黒部五郎なら地元の馴染みの山々コンプリート!(毛勝三山は見えないですが^^;)
黒部湖も良く見え、黒四ダムらしきものが右手にちょっとだけ見えました。
絶景に後ろ髪を引かれながら13時下山開始。
雷鳥いねえべかときょろきょろしながら下りましたが見つけられなかったです。
さらに雪渓を目指して下りましたが、「雪渓があぶないのでこちらに」という案内板があり素直に左側に巻きました。
見ると雪渓の一部が崩壊していました。(前から崩壊していたのか、それとも朝は無事で本日崩壊したのかは分かりません。朝は崩壊してなかった気がします)
崩壊地点を過ぎれば雪渓を歩くつもりでいましたが、先を進んでいる人たちはみな雪渓を避け、今度は左から右に移り右側の崖を歩いています。
「何かお達しでもあったのか?」と思い、自分も雪渓は避けて彼らのあとに続きました。
その後休んでいる人に追いついたので聞いてみると、「パトロールの人が雪渓は危ないから通らないようにと言っていた。それにあれを見たら通れないでしょ」と言うので、そちらを見ると下が大きな空洞になった雪渓が見えました。
確かにあれを見たら歩けないか。
午前中、嬉々として歩いていた雪渓はこの日を以って終わりを迎えたようです。
2014年発行の「富山の百山」によると、夏でも雪渓を歩くのが当然のように記されています。
自分の23年10月の針ノ木岳登山メモによると、この年に雪渓がなくなったよう。
今年のような雪が多い年でも一度なくなった雪渓は十分には育たないんですかね。
今年最後?の針ノ木雪渓を歩け、さらに蓮華、針ノ木両方に登れ、特に針ノ木岳からは絶景を見ることができました。
天気も気温も良く、雷鳥に会えなかったのは残念でしたが、素晴らしい山行になりました。
***
大メンバーの団体も多く、120人くらい見掛けたでしょうか。
想像以上に人が多かったです。
動物は何も見掛けず。
虫は全く気になりませんでした。
水場があるとのことで持参水分は2,800mlと少なめ。そのうち2,300ml飲みました。
水場の水は飲まなかったです。
涼しくてとても良い気温でしたが、蓮華岳、針ノ木岳山頂付近はやや風があり、針ノ木岳での休憩時は一枚羽織りました。(長袖シャツ一枚で山行)
帰りに「ゆ〜ぷる木崎湖」(大町市)に寄りました。
700円からJAF割引が100円。
サイトにも割引券が有るらしいですが未確認です。
洗い場16箇所で内湯はかなり広くややぬるめで自分好み。
露天は体温と同じくらいのかなり低めの湯温でした。
サウナ、水風呂も有り。
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