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Yamareco

記録ID: 8558618
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
尾瀬・奥利根

至仏山

2025年08月14日(木) 〜 2025年08月15日(金)
情報量の目安: S
都道府県 福島県 群馬県 新潟県
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
14:34
距離
33.9km
登り
1,510m
下り
1,515m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:58
休憩
0:40
合計
7:38
距離 19.4km 登り 637m 下り 818m
6:18
46
7:04
14
7:18
25
7:43
7:46
3
7:49
11
8:00
12
8:47
8
8:55
8:56
52
9:48
10:01
22
10:23
5
10:28
8
10:36
9
10:45
10:46
8
10:54
18
11:12
1
11:13
14
11:27
11:29
28
12:01
12:02
23
12:25
12:26
6
13:05
13:08
9
13:21
13:28
14
13:42
14
13:56
2日目
山行
6:35
休憩
0:19
合計
6:54
距離 14.5km 登り 873m 下り 697m
5:18
27
5:45
4
5:49
13
6:02
6
6:08
12
6:20
9
6:29
27
6:56
6:57
1
6:58
7:09
1
7:10
7:16
3
7:19
131
9:30
40
10:10
10:11
41
10:52
20
11:12
20
11:32
40
12:12
天候 1日目 雨→晴時々雨/2日目 晴
過去天気図(気象庁) 2025年08月の天気図
アクセス
鳩待峠は予報に反してしっかり雨。暗澹たる気持ちだけど、レイン上下を着けてアヤメ平方面へ
鳩待峠は予報に反してしっかり雨。暗澹たる気持ちだけど、レイン上下を着けてアヤメ平方面へ
しばらくは木道と泥が交互に出てくる変わり映えのない樹林帯
しばらくは木道と泥が交互に出てくる変わり映えのない樹林帯
湿原が現れるけど、もちろん真っ白
湿原が現れるけど、もちろん真っ白
これはこれで趣があって、決して悪くはないのだけど…せっかくやって来た初めての尾瀬がこればかりでは、ちょっとかなしい
これはこれで趣があって、決して悪くはないのだけど…せっかくやって来た初めての尾瀬がこればかりでは、ちょっとかなしい
富士見田代方面と竜宮への下山路の分岐。富士見峠方面へ寄り道
富士見田代方面と竜宮への下山路の分岐。富士見峠方面へ寄り道
木道に張ってあるゴムの滑り止めが、富士見田代から階段を下って富士見峠に行く木道には付いていなかった。がために、下り坂になっている木道で二度続けて足を滑らせ腰を強打、しばらく悶絶して動けないほどの痛み。翌日の至仏登山まであとを引く大ダメージとなってしまった
木道に張ってあるゴムの滑り止めが、富士見田代から階段を下って富士見峠に行く木道には付いていなかった。がために、下り坂になっている木道で二度続けて足を滑らせ腰を強打、しばらく悶絶して動けないほどの痛み。翌日の至仏登山まであとを引く大ダメージとなってしまった
うんざりして富士見峠行は辞め竜宮へ下降。岩の道と木道が交互に出てくるが、木道ではゴムの滑り止めがしっかりついていて助かった…
うんざりして富士見峠行は辞め竜宮へ下降。岩の道と木道が交互に出てくるが、木道ではゴムの滑り止めがしっかりついていて助かった…
雨とガスと転倒で意気消沈していたが、下りのさなかに急速に晴れ間が現れだす
雨とガスと転倒で意気消沈していたが、下りのさなかに急速に晴れ間が現れだす
尾瀬ヶ原に下りてみれば、信じられないような爽やかな青空。今朝の悪戦苦闘がまったくうそのよう
尾瀬ヶ原に下りてみれば、信じられないような爽やかな青空。今朝の悪戦苦闘がまったくうそのよう
ヨッピ吊り橋
東電小屋
三条の滝へ向かう
三条の滝へ向かう
温泉小屋。空模様がふたたび怪しくなってくる
温泉小屋。空模様がふたたび怪しくなってくる
疲労や転倒の痛みのせいかもしれないけれど、数値よりも三条の滝への道は厄介に感じた。木道歩きの延長ではなく、きちんとした登山用の備えがいるエリア
疲労や転倒の痛みのせいかもしれないけれど、数値よりも三条の滝への道は厄介に感じた。木道歩きの延長ではなく、きちんとした登山用の備えがいるエリア
岩・泥・水をクリアしながら進む
岩・泥・水をクリアしながら進む
三条の滝。尾瀬の静かなイメージとは裏腹に水量があってダイナミック。このあと、ふたたび半時間ほど雨に降られ、汗と雨と泥でドロドロになりながら温泉小屋前まで戻ることに
三条の滝。尾瀬の静かなイメージとは裏腹に水量があってダイナミック。このあと、ふたたび半時間ほど雨に降られ、汗と雨と泥でドロドロになりながら温泉小屋前まで戻ることに
目まぐるしく変わる天気に翻弄された一日となった。なんとか見晴に到着
目まぐるしく変わる天気に翻弄された一日となった。なんとか見晴に到着
尾瀬小屋に宿泊。さっそくお風呂をいただいて、レインでびっしょりかいた汗を流す(広いわけではないので、交替で手際よく)。このあとは天気は安定し、ビールを頼んでテラスでのんびり過ごす。夕飯も評判通り美味しかった
尾瀬小屋に宿泊。さっそくお風呂をいただいて、レインでびっしょりかいた汗を流す(広いわけではないので、交替で手際よく)。このあとは天気は安定し、ビールを頼んでテラスでのんびり過ごす。夕飯も評判通り美味しかった
朝もやに覆われた尾瀬ヶ原を出発。至仏山へ向かう
朝もやに覆われた尾瀬ヶ原を出発。至仏山へ向かう
昨日は雲に覆われていた燧ケ岳も、いよいよお目見え
昨日は雲に覆われていた燧ケ岳も、いよいよお目見え
幻想的に美しい尾瀬ヶ原を遊歩
幻想的に美しい尾瀬ヶ原を遊歩
背面から日差しが照り出すと、尾瀬に白い虹がふる
背面から日差しが照り出すと、尾瀬に白い虹がふる
靄のなかの逆さ燧
靄のなかの逆さ燧
山の鼻からゲートをくぐって研究見本園に入る。クマのために一部通行止め
山の鼻からゲートをくぐって研究見本園に入る。クマのために一部通行止め
至仏山登山口へ
これまでの行き届いた雰囲気から一変、木道や階段がけっこう傷んだままにされていて、メジャールートの割には荒れた印象
これまでの行き届いた雰囲気から一変、木道や階段がけっこう傷んだままにされていて、メジャールートの割には荒れた印象
つるつるの蛇紋岩と染み出る水と段差に延々苦しめられる。とりわけ樹林帯を抜けるまでは眺望もなくひたすら蒸し暑く、相当にいやらしい道
つるつるの蛇紋岩と染み出る水と段差に延々苦しめられる。とりわけ樹林帯を抜けるまでは眺望もなくひたすら蒸し暑く、相当にいやらしい道
歩きづらい直登の道が延々続く
歩きづらい直登の道が延々続く
振り返ってながめる尾瀬の景色だけがかろうじて心の支えだ
振り返ってながめる尾瀬の景色だけがかろうじて心の支えだ
ストレスフルな道が上まで続く
ストレスフルな道が上まで続く
至仏山頂がようやく見えてきた
至仏山頂がようやく見えてきた
やれやれ、といった気分でどうにか登頂
やれやれ、といった気分でどうにか登頂
鳩待峠方面へ下る
鳩待峠方面へ下る
小至仏山までは岩の道。とはいえ山の鼻からの登りに比べるとずいぶんマシ
小至仏山までは岩の道。とはいえ山の鼻からの登りに比べるとずいぶんマシ
小至仏山を過ぎたあたりから淡々とした下り道になってくる。オヤマ沢田代をすぎれば、もうあとは穏やかな樹林帯
小至仏山を過ぎたあたりから淡々とした下り道になってくる。オヤマ沢田代をすぎれば、もうあとは穏やかな樹林帯
さらば燧ケ岳
さらば至仏山
登山口を通過
鳩待峠でゴール

感想

ちょっと疲れ気味だったけれど、バスも尾瀬小屋もうまく予約できたので急遽決行した尾瀬歩きでした。ささっとかる〜くハイキング、などと考えていたのですが、二転三転する天気や思いのほか堪える暑さと日差し、転倒のダメ―ジ、そして山の鼻からの登りの蛇紋岩と水のいやらしい道など、意外に順風満帆とはいかず・・・。
とはいいながらも青空の下、尾瀬のすばらしさをたっぷり堪能できました。いつかまた燧ケ岳も・・・。

一日目。天気予報を確認したうえでの計画だったのに、到着するなり雨。ちょっと降ってます、という感じではなく、かなりしっかりとした降雨で、スタートから正直気が滅入る。
落ち込んでいても仕方がないので、レインを着込んで予定コース通りアヤメ平方面へあがってみる。樹林帯を抜けるまでの道は木道と雨でぬかるんだ泥道が交互、湿原エリアはもちろん木道。人は少なく真っ白で静かで幻想的な空気感は、決して悪くはないけれど、やっぱり晴れた景色をみたかった。
富士見峠まで寄り道をしようとしたら(富士見峠から見晴らしへのルートは通行止め)、富士見田代から階段を下ってすぐの下りの木道から黒いゴムの滑り止めが無くなり、そこで見事にスリップ、それも2連続で。立て続けに腰を強打ししばらく立ち上がれないようなダメージを負ってしまい、這う這うの体で引き返して分岐点から竜宮十字路に下った。

驚いたことに、下りながら見る見るうちに靄が薄らぎ、青空がのぞき始めて陽が差し、尾瀬ヶ原が見えるころには晴天模様に変わっていた。十字路でレインを脱ぎ気力を取り戻すと、ヨッピ吊り橋を経由して東電小屋・温泉小屋前を通過して三条の滝を見物に向かう。
温泉小屋から少し先に行くと木道がなくなり、蒸し蒸しとした樹林帯を下っていく。ここから先は、木道歩きのスニーカーではなくきちんとした登山装備を推奨。それなりの泥・岩・水や段差が出現する。三条の滝は奇麗な展望台から遠目に眺めることになるが、尾瀬の湿原のイメージとは違ってダイナミックな迫力ある水流(天候の結果かもしれないが)。滝を眺めている最中に再び強めの雨に見舞われ、数十分間またもやレインウェアを着込んで汗まみれ泥まみれで温背小屋方面へ切り返す

尾瀬小屋にたどり着いて風呂を使わせてもらったころには、悪戦苦闘が嘘のように爽やかな風の吹く尾瀬ヶ原。テラスでビールを一杯。夕食も満足。八畳間を4人利用の相部屋で、窮屈感もなく休めた。

二日目。3時半ごろに目を覚まして外に出てみたら、月の光の明るさに驚く。屋外灯が点いているのかと勘違いしたほど。そのまま身支度と朝食を済ませて朝靄のけぶるなか出発。
早朝の尾瀬ヶ原は天国のよう。薄い霧に包まれた幻想的な雰囲気から、だんだんと日が差して色鮮やかな湿原に移り変わっていき、山の鼻に着く頃には直射日光でちりちり肌が焼けそうな晴天になっていた。

山の鼻から至仏山への道は、正直なところ山を歩く楽しさは全くなかった。つるつるの蛇紋岩と流れ来る水と荒れた木道や階段に苦しめられながら延々と直登を続けるしかなく、樹林帯を抜けるまでは蒸し暑さも加わりうんざり感ばかり。上まで出ると、足を止めて振り返るたび尾瀬の景色が広がってくれているのがせめてもの慰めだった。メジャールート扱いなことに首を傾げるような、ここが尾瀬でなければ全く登りがいのないひたすら嫌らしい道だった。

山頂で尾瀬ヶ原の遠景を堪能して、鳩待峠への下り。こちらも蛇紋岩でスリップに気を付けなければいないのは変わらないものの、山の鼻がわとくらべるといやらしい水たまりもなく稜線歩きのムードも楽しめて歩きがいがあってほっとする。
笠ヶ岳との分岐を過ぎてからは淡々とした樹林帯の下り道で、無事に鳩待峠に下山。尾瀬戸倉までのバスのチケットを自動販売機で忘れずに購入してから、駐車場へ移動。

鳩待峠から尾瀬戸倉にバスで移動後、定番の尾瀬温泉戸倉の湯でさっぱり。あまり広くはないので、入れ替わりを待って10分強ほど入場待ちになった。豪華なお風呂ではないけれど、リーズナブルで開放感もあり、バスの待ち時間まで気持ちよくリフレッシュできました。

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