畑薙第一ダムの駐車場に来ました。高速を降りてから、ここまで長い長い山道でした。
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8/16 6:24
畑薙第一ダムの駐車場に来ました。高速を降りてから、ここまで長い長い山道でした。
まだ係員が来ていませんが、時間になったらここで乗車の受付をします。氏名を伝えて予約名簿と照合するだけで手続きは完了します。
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8/16 6:24
まだ係員が来ていませんが、時間になったらここで乗車の受付をします。氏名を伝えて予約名簿と照合するだけで手続きは完了します。
7時30分になったら出発です。落石の多いエリアなので、乗車中は全員ヘルメットを着用します。
2
8/16 7:28
7時30分になったら出発です。落石の多いエリアなので、乗車中は全員ヘルメットを着用します。
バスに揺られること1時間、無事に椹島ロッヂに到達しました。山側だけでなく谷側も崩落しそうで怖い箇所があり、緊張しました。
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8/16 8:34
バスに揺られること1時間、無事に椹島ロッヂに到達しました。山側だけでなく谷側も崩落しそうで怖い箇所があり、緊張しました。
椹島にはトイレや水場だけでなく、宿泊棟や売店、テント場、自炊場などがあり、リゾート地のような雰囲気があります。
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8/16 8:48
椹島にはトイレや水場だけでなく、宿泊棟や売店、テント場、自炊場などがあり、リゾート地のような雰囲気があります。
こちらが自炊場です。非常にキレイで、設備が整っています。
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8/18 8:56
こちらが自炊場です。非常にキレイで、設備が整っています。
こちらの売店は朝から開いています。帰りはここでバスの整理券を受領します。
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8/16 8:48
こちらの売店は朝から開いています。帰りはここでバスの整理券を受領します。
準備を整えたら出発します。この日の目的地は千枚小屋(標高2610m)。椹島の標高は1123mで、累計標高差は1600m以上になります。
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8/16 8:57
準備を整えたら出発します。この日の目的地は千枚小屋(標高2610m)。椹島の標高は1123mで、累計標高差は1600m以上になります。
大倉財閥の創始者である大倉喜八郎氏の碑がありました。この辺りの山林を所有する「特種東海製紙株式会社」は旧大倉財閥グループです。
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8/16 8:58
大倉財閥の創始者である大倉喜八郎氏の碑がありました。この辺りの山林を所有する「特種東海製紙株式会社」は旧大倉財閥グループです。
朝方は雨が降っていましたが、椹島に着く頃には止んでいました。これから3日間、天気に恵まれると良いのですが…。
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8/16 9:08
朝方は雨が降っていましたが、椹島に着く頃には止んでいました。これから3日間、天気に恵まれると良いのですが…。
千枚小屋に向かうには、この吊り橋を渡ります。前後に人がいると結構揺れるので怖かったです。
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8/16 9:13
千枚小屋に向かうには、この吊り橋を渡ります。前後に人がいると結構揺れるので怖かったです。
割と高度感があり、下が丸見えなので、高所恐怖症の人は厳しいかもしれません。
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8/16 9:13
割と高度感があり、下が丸見えなので、高所恐怖症の人は厳しいかもしれません。
吊り橋を渡ると、いきなり急登が始まります。雨上がりで湿度が高く、非常に蒸し暑いです。
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8/16 9:15
吊り橋を渡ると、いきなり急登が始まります。雨上がりで湿度が高く、非常に蒸し暑いです。
岩がゴロゴロして歩きにくい道です。小屋泊装備でザックも重いので、早くも滝のように汗が流れ落ちてきます。
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8/16 9:30
岩がゴロゴロして歩きにくい道です。小屋泊装備でザックも重いので、早くも滝のように汗が流れ落ちてきます。
1時間ほど歩くと、急登ゾーンを抜けました。まだまだ淀みのない登りは続きますが、徐々に傾斜が緩んできます。
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8/16 9:59
1時間ほど歩くと、急登ゾーンを抜けました。まだまだ淀みのない登りは続きますが、徐々に傾斜が緩んできます。
時々ベンチがありますが、休憩場所は余りありません。眺望もないのでモチベーションが上がりません。
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8/16 11:04
時々ベンチがありますが、休憩場所は余りありません。眺望もないのでモチベーションが上がりません。
スタートから3時間ちょいで「清水平」に来ました。 行程的には半分を少し超えたところです。
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8/16 12:12
スタートから3時間ちょいで「清水平」に来ました。 行程的には半分を少し超えたところです。
清水平の名に恥じず、ここには水場があります。水は十分に担いで来たので少しだけ飲みましたが、冷たくて美味しかったです。
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8/16 12:12
清水平の名に恥じず、ここには水場があります。水は十分に担いで来たので少しだけ飲みましたが、冷たくて美味しかったです。
天気は曇りのままですが、気温がグングン上昇して暑いです。小屋に着いたらビールをがぶ飲みしようと、それだけを考えていました。
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8/16 13:37
天気は曇りのままですが、気温がグングン上昇して暑いです。小屋に着いたらビールをがぶ飲みしようと、それだけを考えていました。
駒鳥池に来ました。水鳥が戯れる爽やかな池をイメージしていましたが、実態はだいぶ違いました。
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8/16 14:34
駒鳥池に来ました。水鳥が戯れる爽やかな池をイメージしていましたが、実態はだいぶ違いました。
小屋が近付くとお花畑が出現しました。紫色の花が鮮やかなトリカブトがたくさん咲いていました。
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8/16 15:16
小屋が近付くとお花畑が出現しました。紫色の花が鮮やかなトリカブトがたくさん咲いていました。
こちらはマルバタケブキです。
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8/16 15:07
こちらはマルバタケブキです。
千枚小屋に到着しました。早速宿泊の受付をします(1泊2食付で15000円)。火事によって2012年に建て替えられたので、キレイな建物です。
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8/16 15:17
千枚小屋に到着しました。早速宿泊の受付をします(1泊2食付で15000円)。火事によって2012年に建て替えられたので、キレイな建物です。
小屋の内部はこんな感じです。この日の予約は満員だそうですが、1人布団1枚分のスペースは確保されています。
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8/16 15:34
小屋の内部はこんな感じです。この日の予約は満員だそうですが、1人布団1枚分のスペースは確保されています。
小屋の近くには水場があり、勢いよく水が出ます。ハンドソープが常備されているのは珍しいですね。
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8/16 15:47
小屋の近くには水場があり、勢いよく水が出ます。ハンドソープが常備されているのは珍しいですね。
トイレは別棟になっています。日没後にトイレに行く際は、ヘッデンが必要です。
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8/16 15:57
トイレは別棟になっています。日没後にトイレに行く際は、ヘッデンが必要です。
テント場はトイレの奥ですが、見に行く気力がありませんでした。30張ほどのスペースだそうです。
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8/16 15:18
テント場はトイレの奥ですが、見に行く気力がありませんでした。30張ほどのスペースだそうです。
落ち着いたところで早速ビールを頂きます。500mlで1000円と、ややお高いですが、圧倒的な美味さの前では些細なことです。
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8/16 16:16
落ち着いたところで早速ビールを頂きます。500mlで1000円と、ややお高いですが、圧倒的な美味さの前では些細なことです。
夕食はハンバーグとサラダの盛り合わせでした。ご飯と味噌汁はおかわり自由です。何気にプチケーキとフルーツも添えられており、美味しかったです。
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8/16 16:57
夕食はハンバーグとサラダの盛り合わせでした。ご飯と味噌汁はおかわり自由です。何気にプチケーキとフルーツも添えられており、美味しかったです。
2日目の朝を迎えました。皆さん早起きで、3時頃に起き出して、4時には出発していました。
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8/17 4:06
2日目の朝を迎えました。皆さん早起きで、3時頃に起き出して、4時には出発していました。
東の空にオリオン座が見えます。冬の星座の代表格と言えるオリオン座ですが、夏でも夜明け前の少しの時間帯は見ることができます。
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8/17 4:06
東の空にオリオン座が見えます。冬の星座の代表格と言えるオリオン座ですが、夏でも夜明け前の少しの時間帯は見ることができます。
外のベンチで小屋の弁当(おにぎりとウインナーなど)を食べ、出発の準備をしている内に明るくなってきました。先ずは千枚岳を目指します。
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8/17 4:44
外のベンチで小屋の弁当(おにぎりとウインナーなど)を食べ、出発の準備をしている内に明るくなってきました。先ずは千枚岳を目指します。
千枚岳までは標高差270mの急坂を登ります。小屋でゆっくり休めたので、脚の疲労は大丈夫そうです。
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8/17 5:12
千枚岳までは標高差270mの急坂を登ります。小屋でゆっくり休めたので、脚の疲労は大丈夫そうです。
森林限界を超えてようやく開けた場所に出ました。南アルプスの森林限界は標高2700m付近と、他の山域より高いのが特徴です。
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8/17 5:25
森林限界を超えてようやく開けた場所に出ました。南アルプスの森林限界は標高2700m付近と、他の山域より高いのが特徴です。
雄大な赤石岳(の方面)が見えます。この日は赤石岳の先までグルッと周回する予定です。
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8/17 5:25
雄大な赤石岳(の方面)が見えます。この日は赤石岳の先までグルッと周回する予定です。
小屋から45分ほどで千枚岳(2880m)に到着しました。標高的には鳳凰三山(2841m)よりも高いですが、残念ながら日本百高山には選ばれていません。
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8/17 5:36
小屋から45分ほどで千枚岳(2880m)に到着しました。標高的には鳳凰三山(2841m)よりも高いですが、残念ながら日本百高山には選ばれていません。
山頂は360度展望で周囲の山々がよく見渡せます。笊ヶ岳や布引岳が見えます。
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8/17 5:36
山頂は360度展望で周囲の山々がよく見渡せます。笊ヶ岳や布引岳が見えます。
薄っすらと富士山が見えます。もっと離れているイメージがありましたが、意外と大きく見えました。
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8/17 5:45
薄っすらと富士山が見えます。もっと離れているイメージがありましたが、意外と大きく見えました。
千枚岳を後にして先に進みます。中央に悪沢岳と、その手前には丸山が見えます。
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8/17 5:54
千枚岳を後にして先に進みます。中央に悪沢岳と、その手前には丸山が見えます。
千枚岳の先は北アルプスのような岩場が出てきます。垂直梯子も1箇所ありました。
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8/17 5:55
千枚岳の先は北アルプスのような岩場が出てきます。垂直梯子も1箇所ありました。
この痩せ尾根は画像で見ると怖そうですが、大したことはなかった記憶です。強風時は煽られないように注意が必要です。
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8/17 5:58
この痩せ尾根は画像で見ると怖そうですが、大したことはなかった記憶です。強風時は煽られないように注意が必要です。
タカネマツムシソウが咲いていました。よく目立つ花で、この日はあちこちで見かけました。
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8/17 5:50
タカネマツムシソウが咲いていました。よく目立つ花で、この日はあちこちで見かけました。
こちらはトリカブトです。毒々しい色ですが、猛毒成分が含まれているのは根っこです。
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8/17 6:07
こちらはトリカブトです。毒々しい色ですが、猛毒成分が含まれているのは根っこです。
千枚岳と悪沢岳の中間に位置する丸山に来ました。標高は3032mと、仙丈ヶ岳とほぼ同標高ですが、やはり日本百高山には選定されていません。
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8/17 6:31
千枚岳と悪沢岳の中間に位置する丸山に来ました。標高は3032mと、仙丈ヶ岳とほぼ同標高ですが、やはり日本百高山には選定されていません。
悪沢岳の手前の名もなきピークですが、中々の風格を感じる佇まいです。
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8/17 6:36
悪沢岳の手前の名もなきピークですが、中々の風格を感じる佇まいです。
大きな岩がゴロゴロしています。こうした岩場は悪沢岳の周辺だけに見られます。
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8/17 6:39
大きな岩がゴロゴロしています。こうした岩場は悪沢岳の周辺だけに見られます。
悪沢岳は氷河の浸食で形成されているので、景観が北アルプスに似ています。
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8/17 6:50
悪沢岳は氷河の浸食で形成されているので、景観が北アルプスに似ています。
小屋を出発して2時間30分ほどで悪沢岳(3141m)に到着しました。日本百名山の79座目になります。
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8/17 7:06
小屋を出発して2時間30分ほどで悪沢岳(3141m)に到着しました。日本百名山の79座目になります。
朝から天気が良かったのに、山頂に着いたら完全にガスガスになってしまいました。よくあることですが、なんとも残念です…。
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8/17 7:06
朝から天気が良かったのに、山頂に着いたら完全にガスガスになってしまいました。よくあることですが、なんとも残念です…。
山頂で休憩をして天候回復を待ちましたが、ガスが晴れる気配がありません。諦めて山頂を後にします。
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8/17 7:24
山頂で休憩をして天候回復を待ちましたが、ガスが晴れる気配がありません。諦めて山頂を後にします。
次に目指すのは荒川中岳ですが、悪沢岳からは200m以上、一気に標高を下げます。まだまだ先は長いので、あせらずゆっくり下ります。
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8/17 7:39
次に目指すのは荒川中岳ですが、悪沢岳からは200m以上、一気に標高を下げます。まだまだ先は長いので、あせらずゆっくり下ります。
時々晴れ間が見えますが、赤石岳(の方面)はまだまだ遠いです。
2
8/17 7:49
時々晴れ間が見えますが、赤石岳(の方面)はまだまだ遠いです。
大きく下った後は、荒川中岳に向かって登り返します。この辺りも強風時は煽られないように注意が必要です。
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8/17 7:50
大きく下った後は、荒川中岳に向かって登り返します。この辺りも強風時は煽られないように注意が必要です。
悪沢岳から50分ほど歩いて荒川中岳避難小屋に到着しました。この時期は管理人が常駐しており、予約して宿泊することも出来ます。
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8/17 8:25
悪沢岳から50分ほど歩いて荒川中岳避難小屋に到着しました。この時期は管理人が常駐しており、予約して宿泊することも出来ます。
小屋から5分弱で荒川中岳(3083m)の山頂です。こちらは日本百高山の一座となっています。視界もないので先に進みます。
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8/17 8:37
小屋から5分弱で荒川中岳(3083m)の山頂です。こちらは日本百高山の一座となっています。視界もないので先に進みます。
荒川三山は「悪沢岳(荒川東岳)」「荒川中岳」「荒川前岳」の総称ですが、荒川前岳は、荒川中岳から10分の距離にあり、非常に近接しています。実質荒川二山では?
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8/17 8:44
荒川三山は「悪沢岳(荒川東岳)」「荒川中岳」「荒川前岳」の総称ですが、荒川前岳は、荒川中岳から10分の距離にあり、非常に近接しています。実質荒川二山では?
現在、荒川前岳(3068m)は斜面崩落により立入禁止ですが、三伏峠方面の縦走路は通行可能です。
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8/17 8:47
現在、荒川前岳(3068m)は斜面崩落により立入禁止ですが、三伏峠方面の縦走路は通行可能です。
山頂に通じる道にはロープが張られています。あと30mくらいは行けそうでしたが、ここで引き返して荒川小屋に向かいます。
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8/17 8:48
山頂に通じる道にはロープが張られています。あと30mくらいは行けそうでしたが、ここで引き返して荒川小屋に向かいます。
荒川小屋へ向かって急坂を下っていると、害獣ネットで囲まれたお花畑がありました。花の百名山には選定されていませんが、様々な高山植物が見られました。
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8/17 9:05
荒川小屋へ向かって急坂を下っていると、害獣ネットで囲まれたお花畑がありました。花の百名山には選定されていませんが、様々な高山植物が見られました。
タカネツメクサだと思いますが、オオツメクサかもしれません。
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8/17 9:03
タカネツメクサだと思いますが、オオツメクサかもしれません。
黄色い花はミヤマキンポウゲでしょうか?
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8/17 9:03
黄色い花はミヤマキンポウゲでしょうか?
だいぶ色あせていますが、イタドリでしょうか?
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8/17 9:03
だいぶ色あせていますが、イタドリでしょうか?
涼しげな名前のウスユキソウ。割と広範囲で見られました。
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8/17 9:06
涼しげな名前のウスユキソウ。割と広範囲で見られました。
こちらはシラネセンキュウでしょうか?
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8/17 9:07
こちらはシラネセンキュウでしょうか?
タカネマツムシソウはこちらにも咲いていました。
2
8/17 9:15
タカネマツムシソウはこちらにも咲いていました。
全て3000m級の山である荒川三山に対し、荒川小屋の標高は2615m。一気に400m以上も標高を下げます。
2
8/17 9:18
全て3000m級の山である荒川三山に対し、荒川小屋の標高は2615m。一気に400m以上も標高を下げます。
荒川小屋の赤い屋根が見えてきました。あと15分くらいです。
1
8/17 9:32
荒川小屋の赤い屋根が見えてきました。あと15分くらいです。
荒川小屋に到着しました。荒川三山と赤石岳との鞍部に建つ山小屋で、千枚小屋と同じくらいの標高です。
3
8/17 9:49
荒川小屋に到着しました。荒川三山と赤石岳との鞍部に建つ山小屋で、千枚小屋と同じくらいの標高です。
行動食を軽くつまんで休憩します。随分と歩いた気がしますが、この日の行程からするとまだ半分くらいです。
2
8/17 10:16
行動食を軽くつまんで休憩します。随分と歩いた気がしますが、この日の行程からするとまだ半分くらいです。
30分ほど休憩したところで、赤石岳に向かいます。この日の最高峰は悪沢岳(3141m)ですが、ほぼ同標高の赤石岳(3121m)までは500m以上も登り返さなければなりません。
2
8/17 10:16
30分ほど休憩したところで、赤石岳に向かいます。この日の最高峰は悪沢岳(3141m)ですが、ほぼ同標高の赤石岳(3121m)までは500m以上も登り返さなければなりません。
赤石岳の方面を望みます。中央に見えるのが赤石岳なら良いのですが、実際はもっとずっと奥に位置しています。
3
8/17 10:26
赤石岳の方面を望みます。中央に見えるのが赤石岳なら良いのですが、実際はもっとずっと奥に位置しています。
悪沢岳のガスが晴れています。晴れ間が広がってきました。
2
8/17 10:32
悪沢岳のガスが晴れています。晴れ間が広がってきました。
大聖寺平までは、なだらなトラバース道が続きます。歩きやすくてありがたいです。
2
8/17 10:37
大聖寺平までは、なだらなトラバース道が続きます。歩きやすくてありがたいです。
これぞアルプスの醍醐味といった景色です。こんな道がずっと続けば良いのですが…。
1
8/17 10:46
これぞアルプスの醍醐味といった景色です。こんな道がずっと続けば良いのですが…。
大聖寺平に来ました。ここからは一転して急登が待っています。
1
8/17 10:53
大聖寺平に来ました。ここからは一転して急登が待っています。
画像だと大したことないように見えますが、淀みのない急坂がひたすら続きます。
2
8/17 10:53
画像だと大したことないように見えますが、淀みのない急坂がひたすら続きます。
小赤石岳が遠いです…。何度も偽ピークに騙されて、希望を打ち砕かれました。
2
8/17 11:48
小赤石岳が遠いです…。何度も偽ピークに騙されて、希望を打ち砕かれました。
大聖寺平から急登に苦戦すること1時間超、ようやく小赤石岳(3081m)に到着しました。「小」とか付いていますが、手強すぎます…。
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8/17 12:03
大聖寺平から急登に苦戦すること1時間超、ようやく小赤石岳(3081m)に到着しました。「小」とか付いていますが、手強すぎます…。
苦労して登りましたが、辺りは再びガスに包まれてしまいました…。少し息を整えたら赤石岳に向かいます。
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8/17 12:03
苦労して登りましたが、辺りは再びガスに包まれてしまいました…。少し息を整えたら赤石岳に向かいます。
小赤石岳(3081m)と赤石岳(3121m)の標高差は40mですが、それなりに距離があり、一度下ってから登り返すので、30分くらいかかります。
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8/17 12:22
小赤石岳(3081m)と赤石岳(3121m)の標高差は40mですが、それなりに距離があり、一度下ってから登り返すので、30分くらいかかります。
千枚小屋をスタートして約8時間、ようやく赤石岳(3121m)に到着しました。日本百名山の80座目になります。
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8/17 12:43
千枚小屋をスタートして約8時間、ようやく赤石岳(3121m)に到着しました。日本百名山の80座目になります。
残念ながら山頂はガスに包まれているので、少し下って赤石岳避難小屋で休憩することにします。
2
8/17 12:44
残念ながら山頂はガスに包まれているので、少し下って赤石岳避難小屋で休憩することにします。
山頂から3分という好立地に建つ赤石岳避難小屋。荒川小屋ではまだ余力がありましたが、赤石岳の登りで一気に体力を消耗しました。「 もう、ゴールしていいよね?」というセリフが頭をよぎります。
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8/17 12:54
山頂から3分という好立地に建つ赤石岳避難小屋。荒川小屋ではまだ余力がありましたが、赤石岳の登りで一気に体力を消耗しました。「 もう、ゴールしていいよね?」というセリフが頭をよぎります。
大倉尾根の稜線上に赤い屋根の赤石小屋が見えます。既に宿泊費(15000円)を前払いしているので、頑張ってあそこまで歩きます。
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8/17 13:17
大倉尾根の稜線上に赤い屋根の赤石小屋が見えます。既に宿泊費(15000円)を前払いしているので、頑張ってあそこまで歩きます。
小屋のベンチで休憩している内にガスが晴れてきました。山頂に戻ります。
1
8/17 13:18
小屋のベンチで休憩している内にガスが晴れてきました。山頂に戻ります。
改めて、赤石岳(3121m)の山頂に到着しました。日本百名山の80座目になります。
3
8/17 13:21
改めて、赤石岳(3121m)の山頂に到着しました。日本百名山の80座目になります。
ちょっとまだガスがかかっていますが、小赤石岳の向こうに荒川三山が見えます。
1
8/17 13:17
ちょっとまだガスがかかっていますが、小赤石岳の向こうに荒川三山が見えます。
反対方向に目を向けると、聖岳に向かう縦走路が延びています。いつかは赤石岳から聖岳への縦走もやってみたいものです。
2
8/17 13:21
反対方向に目を向けると、聖岳に向かう縦走路が延びています。いつかは赤石岳から聖岳への縦走もやってみたいものです。
赤石岳避難小屋泊らしき一団が笑顔で「お疲れ」を言っていました。羨ましいですが、こちらのゴールはまだ先です。
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8/17 13:21
赤石岳避難小屋泊らしき一団が笑顔で「お疲れ」を言っていました。羨ましいですが、こちらのゴールはまだ先です。
赤石小屋までのコースタイムは約2時間30分。疲れは取れませんが、既に40分以上滞在しているので、山小屋を目指します。
1
8/17 13:24
赤石小屋までのコースタイムは約2時間30分。疲れは取れませんが、既に40分以上滞在しているので、山小屋を目指します。
少し下った所から赤石岳を振り返ります。ゴツゴツして荒々しい悪沢岳に対し、赤石岳は「雄大」のひと言です。
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8/17 13:36
少し下った所から赤石岳を振り返ります。ゴツゴツして荒々しい悪沢岳に対し、赤石岳は「雄大」のひと言です。
分岐に来ました。ここを下って赤石小屋に向かいます。
1
8/17 13:38
分岐に来ました。ここを下って赤石小屋に向かいます。
岩がゴロゴロした急な下りです。赤石小屋は左に見える大倉尾根上にあるので、トラバースしながら尾根に合流することになります。
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8/17 13:46
岩がゴロゴロした急な下りです。赤石小屋は左に見える大倉尾根上にあるので、トラバースしながら尾根に合流することになります。
ガスが晴れて中央に悪沢岳が見えます。悪沢岳周辺は、氷河の侵食によって形成されているので、北アルプスのようなカール(氷河の侵食で形成された谷)が見られます。
3
8/17 13:49
ガスが晴れて中央に悪沢岳が見えます。悪沢岳周辺は、氷河の侵食によって形成されているので、北アルプスのようなカール(氷河の侵食で形成された谷)が見られます。
こちらは大倉尾根ですが、この辺りは非常に荒々しい景観です。
1
8/17 14:00
こちらは大倉尾根ですが、この辺りは非常に荒々しい景観です。
トラバース道が遥か先まで続いています。歩けば歩くほど小屋が遠ざかっていくような錯覚すら覚えます。
2
8/17 13:50
トラバース道が遥か先まで続いています。歩けば歩くほど小屋が遠ざかっていくような錯覚すら覚えます。
この辺りでも高山植物が見られます。ハクサンフウロでしょうか?
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8/17 13:59
この辺りでも高山植物が見られます。ハクサンフウロでしょうか?
タカネマツムシソウは広範囲に咲いていますね。
3
8/17 14:03
タカネマツムシソウは広範囲に咲いていますね。
大きく標高を下げた後は、富士見平までほぼ標高が変わりません。平坦なのかと思っていましたが、実際は小刻みなアップダウンが連続するタフな道でした。
1
8/17 14:28
大きく標高を下げた後は、富士見平までほぼ標高が変わりません。平坦なのかと思っていましたが、実際は小刻みなアップダウンが連続するタフな道でした。
このような木の階段やロープなどが頻出します。樹林帯に入ってからは眺望もないので、今回の周回コースで一番キツく感じた区間です。
2
8/17 14:58
このような木の階段やロープなどが頻出します。樹林帯に入ってからは眺望もないので、今回の周回コースで一番キツく感じた区間です。
苦労して富士見平に到着しました。赤石岳の山頂を後にしてから2時間近くかかっています。幸いなことに富士見平から先は歩きやすくなります。
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8/17 15:21
苦労して富士見平に到着しました。赤石岳の山頂を後にしてから2時間近くかかっています。幸いなことに富士見平から先は歩きやすくなります。
富士見平には遭難慰霊碑があります。戦時中(昭和19年4月15日)に陸軍の九七式重爆撃機が赤石岳に墜落した時のものです。墜落場所はここではなく、山頂に近いカールですが、今でも機体の破片が確認できるそうです。
1
8/17 15:23
富士見平には遭難慰霊碑があります。戦時中(昭和19年4月15日)に陸軍の九七式重爆撃機が赤石岳に墜落した時のものです。墜落場所はここではなく、山頂に近いカールですが、今でも機体の破片が確認できるそうです。
この日の宿である赤石小屋に到着しました。千枚小屋を出てから11時間以上の行程でした。
3
8/17 15:58
この日の宿である赤石小屋に到着しました。千枚小屋を出てから11時間以上の行程でした。
赤石小屋の内部です。一人ずつパーテーションで仕切られているので快適でした。
3
8/17 16:07
赤石小屋の内部です。一人ずつパーテーションで仕切られているので快適でした。
千枚小屋と同じく、トイレは別棟です。中には消臭剤などが常備されており、臭いが気になりません。
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8/17 15:56
千枚小屋と同じく、トイレは別棟です。中には消臭剤などが常備されており、臭いが気になりません。
飲料水はタンクからですが、塩素臭さなどはありませんでした。
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8/17 16:13
飲料水はタンクからですが、塩素臭さなどはありませんでした。
洗面用は別タンクになっています。トイレの前にはトイレ用の手洗いがあり、色々と配慮されています。
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8/17 16:13
洗面用は別タンクになっています。トイレの前にはトイレ用の手洗いがあり、色々と配慮されています。
テント場は小屋の近くにあります。スペースは狭めで、定員は15張となっています。
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8/17 18:19
テント場は小屋の近くにあります。スペースは狭めで、定員は15張となっています。
落ち着いたところでビール(500mlで1000円)を頂きます。この日はよく歩いたので、美味さが身体に染みました。
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8/17 16:22
落ち着いたところでビール(500mlで1000円)を頂きます。この日はよく歩いたので、美味さが身体に染みました。
夕食は豚の生姜焼きとキャベツの盛り合わせです。ご飯とけんちん汁はおかわり自由です。よく歩いた後の肉は、特に美味しく感じます。
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8/17 17:44
夕食は豚の生姜焼きとキャベツの盛り合わせです。ご飯とけんちん汁はおかわり自由です。よく歩いた後の肉は、特に美味しく感じます。
3日目の朝を迎えました。手ぶれのせいか、月が土星みたいになっています。小屋のアンテナの辺りには、この日もオリオン座が見えました。
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8/18 4:19
3日目の朝を迎えました。手ぶれのせいか、月が土星みたいになっています。小屋のアンテナの辺りには、この日もオリオン座が見えました。
朝食はお弁当ですが、4時30分以降は食堂が利用可能です。その場合、みそ汁とお茶が付く他、弁当のガラを回収してくれます。
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8/18 4:32
朝食はお弁当ですが、4時30分以降は食堂が利用可能です。その場合、みそ汁とお茶が付く他、弁当のガラを回収してくれます。
赤石小屋からは赤石岳(の方面)がドーンとそびえています。手前に見えるのは小赤石岳で、左側に少し見えているのが赤石岳です。
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8/18 5:07
赤石小屋からは赤石岳(の方面)がドーンとそびえています。手前に見えるのは小赤石岳で、左側に少し見えているのが赤石岳です。
この日の行程は椹島への下山で、コースタイムは3時間30分ほどです。バスが10時30分なので、ゆっくり目のスタートでも大丈夫です。
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8/18 5:33
この日の行程は椹島への下山で、コースタイムは3時間30分ほどです。バスが10時30分なので、ゆっくり目のスタートでも大丈夫です。
この日は素晴らしい快晴です。下山するのが名残惜しく感じます。
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8/18 5:33
この日は素晴らしい快晴です。下山するのが名残惜しく感じます。
支度を整えたところで、椹島に向かって下山します。この先は標高差1600m超の下りが待っています。
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8/18 5:35
支度を整えたところで、椹島に向かって下山します。この先は標高差1600m超の下りが待っています。
昨晩はグッスリ休んでリフレッシュできましたが、歩き出してみると脚が重いです…。やはり昨日の行程がキツく、脚に疲労が溜まっています。
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8/18 5:43
昨晩はグッスリ休んでリフレッシュできましたが、歩き出してみると脚が重いです…。やはり昨日の行程がキツく、脚に疲労が溜まっています。
傾斜は急ですが、ゴロゴロした岩とかは少ないので、歩きやすい道です。しかし、踏ん張りが効かないのでペースが上がりません。
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8/18 6:02
傾斜は急ですが、ゴロゴロした岩とかは少ないので、歩きやすい道です。しかし、踏ん張りが効かないのでペースが上がりません。
初日に歩いた千枚小屋へのルートよりも変化がなくて単調です。また、気温が高くて暑いので、大汗をかきながら歩いていました。
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8/18 6:59
初日に歩いた千枚小屋へのルートよりも変化がなくて単調です。また、気温が高くて暑いので、大汗をかきながら歩いていました。
登山口に戻ってきました。全く眺望がなく、景色も変わらないのでほとんど写真を撮っていませんでした。
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8/18 8:36
登山口に戻ってきました。全く眺望がなく、景色も変わらないのでほとんど写真を撮っていませんでした。
改めて登山口を振り返ります。特に2日目がキツかったですが、雨に降られることもなく3日間無事に歩き切れたのは良かったです。
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8/18 8:36
改めて登山口を振り返ります。特に2日目がキツかったですが、雨に降られることもなく3日間無事に歩き切れたのは良かったです。
10時30分のバスで畑薙ダムの駐車場に戻ります。予約はしていても売店で受付をして整理券を受け取る必要があります。
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8/18 10:22
10時30分のバスで畑薙ダムの駐車場に戻ります。予約はしていても売店で受付をして整理券を受け取る必要があります。
バスに1時間ほど揺られて駐車場に戻って来ました。やはり疲れたのか、大きく揺れるバスの中で寝てしまいました。
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8/18 11:28
バスに1時間ほど揺られて駐車場に戻って来ました。やはり疲れたのか、大きく揺れるバスの中で寝てしまいました。
車に戻ったあとは近くの白樺荘で汗を流しました。3日ぶりの風呂は極楽です。
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8/18 11:47
車に戻ったあとは近くの白樺荘で汗を流しました。3日ぶりの風呂は極楽です。
入浴後は同施設内の食堂で井川定食(1800円)とアイスコーヒー(300円)を頂きました。下山メシは至福の瞬間です。
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8/18 12:56
入浴後は同施設内の食堂で井川定食(1800円)とアイスコーヒー(300円)を頂きました。下山メシは至福の瞬間です。
荒川三山から赤石岳周回お疲れ様でした。
以前から予約されていた日程が全て雨降られず、これはラッキーですね。
改めて赤石岳の雄姿を見ると、このカッコ良さは、百名山に選ばれないはずは無いという感じです。
また、私も以前赤石小屋に泊まりましたが、赤石岳山頂からの道のりは同様に疲れました。
コメントありがとうございます。
初めて訪問するエリアなので「無事に歩き切れればそれで良し」と思っていましたが、幸運に恵まれて良かったです。
なお、ある程度コースの下調べはしたつもりでしたが、赤石岳からの下りがあんなにキツいとは思いませんでした。
最大目標である赤石岳に登頂し、気持ちが緩んでしまいましたが、今後は最後まで集中力を切らさずに歩き切れるよう、精進したいと思います。
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