記録ID: 8599385
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
槍・穂高・乗鞍
西穂山荘から奥穂、前穂、上高地へ下山。
2025年08月22日(金) 〜
2025年08月24日(日)
長野県
岐阜県
tagawa
その他1人
体力度
6
1〜2泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 49:25
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,933m
- 下り
- 2,579m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 1:55
- 休憩
- 2:18
- 合計
- 4:13
2日目
- 山行
- 7:17
- 休憩
- 3:45
- 合計
- 11:02
15:16
3日目
- 山行
- 6:09
- 休憩
- 2:21
- 合計
- 8:30
12:55
ゴール地点
| 天候 | 晴天のち昼前からガス。 この時期は11頃には温まった雲が上がってきて、山頂付近はガスの中に包まれます。 1日目： 11:00頃 西穂高口駅から見上げた西穂方面はガスがかかっていました。 14:00頃 丸山・西穂岳辺りは晴れて良い景色でした。 17:00頃 再度ガスって来て夕日は見れませんでした。 24:00頃 天の川も見える素晴らしい夜空 西穂山荘の支配人兼天気予報士の粟澤さんが、2ヵ所あるテント場の両方で 翌日の天気予報を知らせてくれました。本当にありがたいです。 栗澤さんのおっしゃる通りの天気でした。 2日目： 早朝〜11時頃 本当に良いお天気で右手に上高地、左手に笠ヶ岳、前方に穂高、後ろに焼岳と素晴らしい景色の中、山行ができました。 11時過ぎ ガスがもくもくと上がってきてしまいました。 12時 時々雲の晴れ間はあるもののジャンダルム、奥穂は雲の中でした。 18時 昨日はガスが晴れましたが、この日は夜までガスの中で時折涸沢岳がパット顔を出す程度で夕日も見れませんでした。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
7:40松本からバス（アルピコ交通：2,800円） → 9:08平湯温泉着 濃尾バスに乗り換え9:40発（910円） → 新穂高温泉口10:16着 10:30新穂高温泉（ロープウェイ：毎時00分、30分発、約25分 風速15m以上は運休 片道\2400荷物券\500）→鍋平高原駅 → しらかば平駅→ 11:00西穂高口駅 →12:35西穂山荘泊 復路：上高地からバス（7:00〜17:30までの間、毎時00分、30分 1,500円）→平湯温泉 平湯の森で温泉に入って新宿へ（8,000円） ※平湯バスターミナルで行きあたりで帰りのバスを予約したが ハイウェイバスドットコムで決済の場合500円割引！(WEB割)があるようです。 16:05発の席が埋まっており、18:15発も残席わずかでした。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
西穂山荘から奥穂： アップダウンが激しい。 ジャンダルム： 直後を歩いていた方が山頂からかなり大きなラクをしていたので、本当に要注意です。 テント装備だった為か、ジャンダルムから馬の背の間の下りで1箇所、鎖があってもおかしくないのでは？と思う裏妙義のチムニーを思い起こさせる、ややハングしている垂直に降りる箇所がありました。 後から来た年配のメンバーが、ここはちょっと難しい場所なのでロープ出すね。と言っていました。 馬の背： 本当にこのまま真っすぐ登るの？と何度も疑い迂回頃探してしまうような岩場を登ります。幸い手づかみ、足場はしっかりしているので安心して登れます。 奥穂から穂高山荘： 相変わらず穂高山荘直前の急な下りは大渋滞をおこしていました。 前穂： こちらも急騰でラクしやすい場所が多数。短いながら滑り易そうな斜めの岩もちょこちょこあるので、慎重に歩く必要があります。 いずれにせよ滑ったり、握った岩がぽろっと崩れれば終わりの世界です。 |
| その他周辺情報 | 西穂ロープウェイの麓の建物前にて温泉水が汲める場所が有ります。 ロープウェイを乗り継ぐ、しらかば平駅（標高 1,308ｍ）には足湯が出来る場所が有りますが、夏だからなのか水が張られていました。 平湯温泉バスターミナルにある足湯も温度が下がっているそうで、水が抜かれていました。 平湯の森： 駐車場に入りきらない車が路駐している姿もパラパラ見られる人気の温泉です。 露天風呂の浴槽の数が多く、名前の通り森の中で熱めの湯〜温湯まで楽しめる温泉です。 |
写真
拍手
西穂ロープウェイの乗り、途中ロープウェイを乗り換え、標高をいっきに2156mまで上げます。今日は体力温存。
西穂高口駅の展望台から、笠ヶ岳を背景に麓に戻っていくロープウェイを見送ります。
二階建てロープウェイは日本ではここだけです。
二階建てロープウェイは日本ではここだけです。
11:40 散策路を抜けて、ここからが登山道です。
途中、丸太を使用した真新しい水場や展望台がありました。
途中、丸太を使用した真新しい水場や展望台がありました。
西穂山荘までの道は整備され、良く歩かれている歩きやすい登山道です。
12:45 西穂山荘に到着。
山荘すぐ下にテント場が2ヵ所有ります。結構埋まってたので
松本を早く出発したかいが有りました。
山荘すぐ下にテント場が2ヵ所有ります。結構埋まってたので
松本を早く出発したかいが有りました。
テントを張って、丸山まで散歩してみました。
日差しは強く、ジリジリと暑かったのですが相棒さんはスヤスヤ昼寝していました。
日差しは強く、ジリジリと暑かったのですが相棒さんはスヤスヤ昼寝していました。
明日登る、西穂を見上げ待っててね〜。
とパノラマの景色に酔いしれていました。
とパノラマの景色に酔いしれていました。
4:15暗い中、テント場を出発し丸山を過ぎた地点でだいぶ明るくなってきました。振り返れば焼岳がよく見えます。
ちなみに、昨日の夕日はガスで拝めませんでしたが、深夜の星空は天の川まで見えて最高でした。
8/23 5:01
4:15暗い中、テント場を出発し丸山を過ぎた地点でだいぶ明るくなってきました。
振り返れば焼岳がよく見えます。
ちなみに、昨日の夕日はガスで拝めませんでしたが、深夜の星空は天の川まで見えて最高でした。
振り返れば焼岳がよく見えます。
ちなみに、昨日の夕日はガスで拝めませんでしたが、深夜の星空は天の川まで見えて最高でした。
前方の前穂方面から日が上がってきます。
右手には上高地方面の灯りが見えました。
右手には上高地方面の灯りが見えました。
独標あたりから岩ばかりになり、西穂手前で急な岩場が増えてきました。
7:10 主峰の西穂高岳に到着です。
遠く槍が見えます。
ここで朝ご飯を食べてゆっくり景色を堪能しました。
遠く槍が見えます。
ここで朝ご飯を食べてゆっくり景色を堪能しました。
P1 「ここからは一般登山道ではありません。経験者向けの難ルートです。」の看板。ここから一旦くだりで、アップダウンが激しくなっていきます。
8/23 7:29
P1 「ここからは一般登山道ではありません。経験者向けの難ルートです。」の看板。
ここから一旦くだりで、アップダウンが激しくなっていきます。
ここから一旦くだりで、アップダウンが激しくなっていきます。
進む稜線が見え、ついつい遠くに人がいないかじっと稜線を見つめてしまいます。
先に行った人が降りきったのを確認して、下ります。本当に落石には注意が必要です。
滑りやすそうな斜めの大き目な1枚岩が連続する岩場も先行者が通り過ぎるのを待って登ります。
次に目指す頂を見上げ、我ながら良くもこんなところを人は通るものだ。と思いながら見つめていました。
事前に午後からは雲が上がってくると、西穂山荘の天気予報士さんが言っていた通りジャンは雲の中か〜と半分あきらめ気味。
雲の切れ間でもしやジャンから景色が拝めるのでは？とかすかに期待。
左手にトラバースして登って行きます。
荷物はこの手前でデポしている人が多かったです。
ロープが無い限り、ここまで戻って来ます。
荷物はこの手前でデポしている人が多かったです。
ロープが無い限り、ここまで戻って来ます。
ジャンダルム到着。なんとか雲の切れ間から穂高岳山荘が見えました。バンザーイ
ジャンからの下りで1ヵ所、ここは鎖が有った方が安全そうだな〜という箇所がこちら。掴んでいる石がポロっと崩れたら下まで真っ逆さまだな〜と思いながら降りてパートナーさんを待つと、後からの来たグループがここは少し難易度が高いからロープ出すね。とお助け紐を降ろしてくれました。ありがとうございました！
8/23 13:10
ジャンからの下りで1ヵ所、ここは鎖が有った方が安全そうだな〜という箇所がこちら。
掴んでいる石がポロっと崩れたら下まで真っ逆さまだな〜と思いながら降りてパートナーさんを待つと、後からの来たグループがここは少し難易度が高いからロープ出すね。とお助け紐を降ろしてくれました。ありがとうございました！
掴んでいる石がポロっと崩れたら下まで真っ逆さまだな〜と思いながら降りてパートナーさんを待つと、後からの来たグループがここは少し難易度が高いからロープ出すね。とお助け紐を降ろしてくれました。ありがとうございました！
この馬の背と書かれた岩場が最大の難所でした。本当にここであってる？この岩場を乗り越えて下るのかな？と止まる度に何度も確認しましたが尖った岩の先に直登です。
8/23 13:49
この馬の背と書かれた岩場が最大の難所でした。本当にここであってる？この岩場を乗り越えて下るのかな？と止まる度に何度も確認しましたが尖った岩の先に直登です。
幸いな事に岩がしっかりしていたので、細い岩場を難なく通過できました。馬の背からパシャリ。
馬の背の上は想像していたより幅が広く、やはり先程の馬の背に登るまでが一番の狭所でした。
奥穂山頂に到着し、通ってきた馬の背を振り返ると結構怖そうに見えます。
山頂は写真撮影の行列。ゆっくり休みました。
山頂は写真撮影の行列。ゆっくり休みました。
15時 相変わらず、穂高岳山荘手前の垂直に近い下りは大渋滞です。テント場はヘリポートの上に張れば行けるかな？と言った感じ。受付前にテントを張りましたが、ところ狭しと張られていました。
8/23 14:57
15時 相変わらず、穂高岳山荘手前の垂直に近い下りは大渋滞です。
テント場はヘリポートの上に張れば行けるかな？と言った感じ。受付前にテントを張りましたが、ところ狭しと張られていました。
テント場はヘリポートの上に張れば行けるかな？と言った感じ。受付前にテントを張りましたが、ところ狭しと張られていました。
5:00 翌日、日の出を目指して奥穂山頂に昇ってきました。既に馬の背方面には人が登っている姿が見えました。
7:20 前穂高岳に到着。山頂は広く、見納めかな？と思っていた槍がひょっこり顔を出していました。
降りている途中、左手に明神方面への分岐が有りました。明神岳2峰を降りる時にロープが有った方が安全とガイドさんが言っていました。いつかは行ってみたい。
8/24 7:33
降りている途中、左手に明神方面への分岐が有りました。
明神岳2峰を降りる時にロープが有った方が安全とガイドさんが言っていました。いつかは行ってみたい。
明神岳2峰を降りる時にロープが有った方が安全とガイドさんが言っていました。いつかは行ってみたい。
8:00 紀美子平に戻って来ました。
奥穂方面を振り返ると、トラバースしてきた吊尾根がくっきり。
奥穂方面を振り返ると、トラバースしてきた吊尾根がくっきり。
8:10 一休みして紀美子平を出発です。
奥穂山荘で作ってもらったお弁当を食べている人が結構いました。人気のようです。
奥穂山荘で作ってもらったお弁当を食べている人が結構いました。人気のようです。
ここからは激下りが始まります。滑落者多数の注意を呼びかける看板が有りました。
カモシカの立て場。
以前、テント泊で登ってきた時は、ここまでの登りも大変でした。
以前、テント泊で登ってきた時は、ここまでの登りも大変でした。
風穴。秋口に通った時は有難みを感じませんでした。この暑さだと、とても心地よいクーラーの聞いた場所でPCを持ってきて仕事をしたい！と思える場所でした。
8/24 11:23
風穴。秋口に通った時は有難みを感じませんでした。
この暑さだと、とても心地よいクーラーの聞いた場所でPCを持ってきて仕事をしたい！と思える場所でした。
この暑さだと、とても心地よいクーラーの聞いた場所でPCを持ってきて仕事をしたい！と思える場所でした。
いつ見ても綺麗は水です。
この後、梓川に出て疲れ切った足を川に浸けましたが本当に冷たかった〜。
この後、梓川に出て疲れ切った足を川に浸けましたが本当に冷たかった〜。
撮影機器：
感想
今年、一番楽しかった山行でした。
思い出す度に、ドーパミンがでるのか興奮が冷めやらず、次回は午前中に山頂に着くように奥穂からのピストンをしてみたい。と少し狂気じみていますがスリルも含め、景色が最高でした。
奥穂は草木が生えず、少し砂っぽい乾燥した空気が苦手でしたが、西穂は緑が適度に有り個人的にはこちらの方が好きになりました。
奥穂山荘のテラスでは途中、ロープを出してくれたグループと合い沢の話で盛り上がり時間を忘れました。
奥穂山荘内で会計を待っていると偶然、知人も明日ジャンに登って西穂を目指すと言っていました。案外と世間は狭いものです。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数：64人
拍手
コメント
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山登りをみんなが安全・安心に楽しむために、あなたの貴重な情報が役立ちます。
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
穂高岳の最新記録
奥穂高・ジャンダルム・前穂高岳
2025年10月20日 [B]
晩秋の奥穂高岳テント泊1泊2日
2025年10月19日 [S]
奥又白池からクラシックルートで前穂高岳～奥穂高岳
2025年10月18日 (日帰り) [A]
涸沢岳～奥穂高岳～重太郎新道周回
2025年10月18日 [B]
奥穂高岳へGO‼️
2025年10月18日 [B]
西穂高岳の最新記録
焼岳から西穂高岳へ
2025年10月21日 (日帰り) [A]
中の湯温泉ー焼岳ー西穂高岳ー上高地
2025年10月20日 [S]
西穂高岳(上高地ピストン)
2025年10月19日 (日帰り) [B]
西穂高岳
2025年10月19日 (日帰り) [C]
上高地～焼岳～西穂高岳
2025年10月19日 [C]
前穂高岳の最新記録
奥穂高・ジャンダルム・前穂高岳
2025年10月20日 [B]
奥又白池からクラシックルートで前穂高岳～奥穂高岳
2025年10月18日 (日帰り) [A]
前穂高岳ピストン
2025年10月18日 (日帰り) [B]
12年ぶりの奥穂高岳
2025年10月18日 [C]
前穂→奥穂→涸沢
2025年10月17日 (日帰り) [B]
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する