日本百名山！立山＆剱岳 山小屋泊縦走⚔️
富山県
Himitu Eightnote
体力度について
- GPS
- 14:11
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 1,803m
- 下り
- 1,801m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 4:14
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 5:21
- 山行
- 6:41
- 休憩
- 2:03
- 合計
- 8:44
| 天候 | 晴れ時々ガス |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
全路通常通り。剣山荘→劔岳山頂の別山ルートも想定通りの危険さでした。丁寧に。 |
| その他周辺情報 | 湯けむり屋敷 薬師の湯へ。クーラーついてないので脱衣所・館内ともに微妙に暑いです。 |
| 予約できる山小屋 |
|
写真
利尻富士登山まで使っていたSalomon X Ultra 4 MIDをメインのシューズにしていたのですが裂け始めていたので7月末に最新のX Ultra 5 MIDを購入していました。試し履きする時間がとれなかったので、まずは立山へ試し履きを兼ねて登ります。
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（タイムスタンプがズレています）山頂に山小屋がある！と思ったら社務所でした。深田久弥氏はここに泊まらせてもらったらしい。もちろん今は宿泊は不可？
（タイムスタンプがズレています）無事カエル、よく考えたら家に忘れていました。ついでにくっついているココヘリも忘れていいることに気づきショックを受けました、何しとんねん私は・・・。
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（タイムスタンプがズレています）別山から劔岳を臨む。この一瞬だけその険しい姿を現しました。まさにラスボスって感じで、恐ろしいほど壮麗です。
おつかれさまでした。剣山荘ではシャワーを浴びることができ感激です。このあたりの山小屋は水が豊富らしい。たまたまお湯がでなかったのは残念。夜ご飯までゆっくり過ごします。
（タイムスタンプがズレています）時刻は4時32分、一通りの準備を整えて外に出ると、空が白み始めており、明けの明星が見えます。
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日の出は4時50分前なので、もう間もなくです。ヘッドライトを持ってきていなかったので（おい）、体操をしたりして10分ほど時間を潰していました。ライトは持っていたので、手に持って登山開始します。またザックはアタックザックにチェストストラップを自分で装着したものを使用しました。また山頂まで登りきるため持ってきた非常食をいくつかかじりました。重量を削ったため、水は1Lのみでしたが、1.5Lはあったほうが良かったです。
2
前剣に登頂しました。登山開始から1時間10分かかりました。あとで記録を見ていて思いましたが、なかなか早いですね。ここからが長いです。ここまででギリギリの人はここで折り返したほうが絶対に良いです。
ぷちカニのヨコバイを歩きます。ここ、下山では通りませんでした。これを含めると、特に怖いのはここを含めて、4箇所位しかありませんでした。後は丁寧に歩けばOK[自分的特怖ポイント��]
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タテバイを上から。タテバイは下山に使うと超怖いですね、登山道を整備した人はすごいです。ちなみに、これで山頂まで緊張する場面はもうありません。おめでとう！
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点の記を見た登山者として、劔岳の三角点は撮影せざるを得まい。そう、こいつは1等でも2等でもない、三等三角点なのだ！詳しくは感想にて。
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（タイムスタンプがズレています）途中まで一緒に登っていただいたレディたちを撮影し、私も思い入れのある山、鹿島槍ヶ岳と五竜岳を撮影しました。五竜岳は今年か来年登りたいぜ・・・。
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下山は早いです。もうカニのヨコバイに到着。登っているときはここで渋滞が起きていましたが、下山時には問題なくすぐに通過できました。
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ここが横ばいです。距離にして4メートルほどと思われる崖を横切ります。何が怖いかって、少し反っているので足を置くところが見えないのだ！仕方ないので、手で身体を支えながら足で足場を探り、四点支持で進みます。[自分的特怖ポイント��]
平蔵の頭を再度超えます。ここもなかなか高度感があります。滑ると谷底に落ちそうなポイントもあるので要注意 [自分的特怖ポイント��]
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剣沢キャンプ場を尻目に徐々に標高を上げていきます。気温も高くなってきており、蒸し暑い。剣山荘方面はガスが乗っていますが、私が歩いているところはギリギリ晴れています。
50分ほどをかけて雷鳥沢に下山しました。熊よけの鈴でプレッシャーをかけてどかせるひとが数人いて不快でした。ひと声かけましょう。
下山完了！剣山荘から3時間15分ほどかかりました。劔岳山頂からは5時間50分ほどかかりました。帰りはタイミングが悪く、14時15分発のバスで黒部ダムを目指しました。
装備
| 個人装備 |
山小屋泊装備（着替え・タオル・充電器など）
エマージェンシーシート
ヘルメット
グローブ（指ぬき
フル）
タオル3枚
水3L
非常食×２
充電ケーブルなど
耳栓
アイマスク
ストック
帽子
ネックゲイター
バッテリー（合計20000mAh）
スマホ
Nikon Zfc
しぐれぬい
|
|---|---|
| 備考 | 山小屋では電源が使えるので、コンセント-USBアダプタがあると良い。 |
感想
先週までアメリカにいたはずなのに、なぜこんなところに……。
というのも、元々この時期にはアメリカのラスベガスに行く予定だけがあり，急遽ロサンゼルスに1週間ほど行くことになったためこのようなスケジュールとなってしまったのです。
実は昨年、ふるさと納税3万円分をし、9000円分のクーポンを貰ってました。しかしその期限は1年間しかなく、9月半までに使うために剣山壮さんを予約していました。逆にいうと、クーポンを使うことを口実に劔岳にチャレンジすることにしていたのです。
しかしアメリカ出張から帰ってから全ての準備をしたので、そもそも立山黒部アルペンルートのチケットをとっておらず、火曜日あたりにみたらまだ7:30の始発枠が空いており、滑り込み購入しました。10日前割りがあったらしい…。
朝4時30分に起き、眠い中車を走らせ扇沢に6時半に到着。しかし、大混雑の駐車場、すでに無料枠もいっぱいでした。始発に乗りたいので泣く泣く12時間1000円(すなわち合計3000円)に止めました。噂によると24時間1000円の駐車場もあるとか…。車中泊すればよかったかもしれません。
7:30の始発であまり並んでないところに滑り込むと，当日券を買う人たちの列がずらっと並んできました。そのまま室堂までは黙々と乗り換えしていき、始発で8時45分あたりに到着。予定よりも30分ほど早く到着です。
そこから準備を整えて9時くらいに登山開始。雄山までは観光客が非常に多く、モクモクと一部急登を登ります。雄山山頂からは、気持ちの良い縦走(アップダウンあり)を歩くと別山へ到着します。ついでに別山の北峰も踏み、そこから一気に下降して剱沢キャンプ場を通過し、しばらくして剣山壮(けんざんそう)へ到着します。
私が剣山荘に到着した時刻は14:30あたりでしたが、すでに多くの宿泊客が。ビールで飲み会してる人たちもいましたが、私は寂しくコーラで1人乾杯しました。
剣山荘さんでは、シャワーを使うことができるほか、水は無限に給水できますし、コンセントを使わせていただくこともできるので、大変快適な山小屋だと思います。ちなみに夜ご飯・朝ご飯（弁当）で15,000円なり。
山小屋の私が宿泊した部屋は、正直あまり快適ではありませんでした。隣の人と自身の危険な登山の英雄譚を語るひと、爆音でおならをする人（本当に驚きました、3回はこれで目が冷めました）、ものすごいいびきをかく人、歩く際にスリッパをこすりながら歩く人、ビニール袋をシャカシャカ鳴らす人。私も気をつけよう。まあでも山小屋ですからそういうもんですね。
翌日は4時に起床、体のコンディションをチェックしつつ、非常食を食べ、できるだけ水分を摂取しておきます。
そこから一服剱まではサクッと登り、中国の人たちと前剱まで登りました。前剱ではモルゲンロートとブロッケンの両方を見る事ができる幸運に恵まれ、山頂への背中を押してくれました。
特に緊張が強いられるのは前剱以降なので、ここで引き返すかどうかを判断したほうが良いでしょう。ここから平蔵の頭とコルを超えると、核心であるカニのタテバイが現れます。見た目は「ここを登るんか！？」という感じですが、近づくと案外行けるなという感じになります。
そこを超えると、少し浮石が多い登山道を30分ほど登ると山頂です。
山頂からは360度の絶景、特にこの日は快晴でしたので雲海と北アルプスの山々を一望でき、徐々に達成感に身を包まれました。
山頂では記念撮影の列ができており、朝食を食べる人もたくさんいました。キャパシティ的にはそこまで広くないので、混雑するようでしたら少し下山・移動したほうが良いでしょう。
帰りは剣山荘に戻り、剣御前小屋を経由して室堂に戻りました。
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◯劔岳ルート覚書
・剣山荘〜一服剱
鎖場がありますが、大したことはありません。普通の登山道です。
・一服剱〜前剱
一度下って、一気に高度を上げる必要があります。見た目にはインパクトがありますが、進めばなんてことはありません。ただし、コケたりすると大怪我につながる可能性はあるので滑ったりしないように気をつけてください。特に早朝は朝露が岩に付着している可能性もあります。
・前剱〜平蔵の頭・コル〜カニのタテバイ
まずは最初にすごいところにかけられているハシゴを渡ります。強風時には注意。下山時には通りません。そこから横に歩く岩場も危険です。
また平蔵の頭を超える部分が大変です。チェーンをうまく活用して通過するのが良いでしょう。一部岩が丸くなっており、滑りやすくなっているように感じました。
カニのタテバイの下は少し休憩できるので、ここで一息つくのもよいでしょう。
カニのタテバイ自体はそこまで危険ではありません。足を攣らないようにしましょう。
・カニのタテバイ〜山頂
丁寧に歩けば問題ありません。浮石も多い箇所ですので、丁寧に行きましょう。
山頂はある程度のスペースがありますが、混み合う場合には注意してください。
・山頂〜カニのヨコバイ〜平蔵の頭・コル
ヨコバイがこのルートで最も危険だと感じました。足場を探しながら慎重に一歩目をおいてください。その後は平行移動でいけばOKです。
また平蔵の頭は下山ルートは直登しなければならず、丁寧に行きましょう。
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深田氏によると、立山は日本でも最も早く開かれた山の一つであるとのことである。剱岳も含めて、この辺りはかつてはまとめて立山と呼ばれていたかもしれないとか。
立山の特徴として、硫黄の匂いと、地獄谷と呼ばれる白白とした蒸気をあげている様相が挙げられる。そこにあるのが「みくりが池」で、漢字では「三繰ヶ池」と書くらしい。
深田氏が日本百名山を書いたときには、まだ富山側の道が開かれているのみであったようだが、黒部側が間も無く開通するようだ、とある。1971年に黒部立山アルペンルートが開通しているので、日本百名山が出版されてから7年、今年で54年である。
剱岳はかつての立山、なぜなら太刀＋山が立山だから…と述べているが本当かは謎である。
点の記という映画をみなさんはご存知だと思います。深田氏は、その元となるストーリーである、陸時測量隊が1907年7月に登頂した際に山頂ですでに錫杖が突き刺さっていたという話である。これらのミステリーは現在に至るまで、我々を楽しませてくれている。
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おまけ� Щ劃困了鯵囘澄�小説および映画「点の記」について
山頂の三角点は、このようなケースの2等ではなく3等となっています。点の記を見るとわかるように、この主な理由は登頂および設置の難易度が理由です。
この三角点は平成15年（2003年）、室堂から雷鳥沢キャンプ場まで学生55人が運び、そこからヘリコプターで劔岳山頂に運んで設置されたそうである。
それまで四等の臨時の三角点のみが記録にしかなく、かつての悲願が達成されたということになる。とてもロマンがある話である。
小説「点の記」では、測量隊が悔しいながらもこの四等三角点が設置された経緯を記しており、その映画の撮影も大変気合が入ったものであった。
参考：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%92%E5%B2%B3_%E7%82%B9%E3%81%AE%E8%A8%98
参考：https://jsurvey.jp/tsurugidake/sankakuten.htm
参考：http://www.katsurabook.com/booklist/500/
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おまけ�◆Д曠謄詢�山の宿泊サービス終了について
残念ですが、来年2026年8月31日をもってホテル立山さんでの宿泊サービスは終了とのことです。これで54年の歴史に幕を下ろすことになります。日本百名山の本が出た当時は営業さえしてなかったホテル立山が営業終了するということに、一つ歴史が入れ替わったように感じられます。
参考：https://h-tateyama.alpen-route.co.jp/news/160233/
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おまけ��：今回の費用！
�々眤�代往復＋ガソリン代：6,000円
��駐車料金：3,000円
�９�部立山アルペンルート：12,300円
�し�山荘 宿泊料：15,000円 - ふるさと納税クーポン9000円 = 6,000円
�ゥ魁璽蕕覆匹琉�料水：500+500+500（ソフトクリーム）=1,500円
�Σ嫉蓋紊硫浩堯�750円
合計：約29,550円💰️💰️💰️
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きっとまた、今度は早月尾根ルートで登りに来ます
こっそり拍手
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