奥穂高岳(涸沢テント2泊)


- GPS
- 54:32
- 距離
- 42.9km
- 登り
- 1,866m
- 下り
- 1,860m
コースタイム
- 山行
- 9:19
- 休憩
- 2:07
- 合計
- 11:26
- 山行
- 11:53
- 休憩
- 4:12
- 合計
- 16:05
- 山行
- 5:43
- 休憩
- 1:51
- 合計
- 7:34
06:07 河童橋
06:52 明神(〜06:55)
07:48 徳沢(〜08:00)
08:57 横尾(〜09:15)
10:28 本谷橋(〜11:10)
12:29 Sガレ
13:20 涸沢
2日目(8月25日)
02:00 起床
03:30 テント出発
05:10 ザイテングラード取りつき
06:40 穂高岳山荘(〜07:00)
08:03 奥穂高岳(〜09:06)
09:50 穂高岳山荘(〜10:10)
12:16 涸沢小屋(〜13:13)
13:22 テントに戻る
3日目(8月26日)
03:30 起床
05:08 テン場出発
05:49 Sガレ
06:46 本谷橋(〜06:55)
08:01 横尾(〜08:18)
09:18 徳沢(〜09:30)
10:20 明神(〜11:29)
12:39 河童橋
13:15 上高地バスターミナルよりバス出発
天候 | 晴れ、曇り、雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:バスで上高地バスターミナル(13:15)→さわんど大橋/さわんど大橋→新島々/電車で新島々→松本/あずさ50号で松本(17:20)→新宿(20:10) |
コース状況/ 危険箇所等 |
写真のキャプションで説明します。 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
7年ぶりの北アルプス。11年ぶりの奥穂高岳でした。
夜行バスで一路、上高地へ。あまり眠れなかったけれど最後の方では寝ていたらしい。5時過ぎ、「まもなく上高地に到着致します」のアナウンスで目覚め。バスから一歩降りた瞬間から空気が冷たく、肌寒く感じる。これだけの涼しさ、もう何ヶ月も味わってない感覚。いきなり異世界。
まずは上高地→明神→徳沢→横尾までの10kmに及ぶ林道歩き。そして横尾→本谷橋→涸沢までの登山道。急登ではないもののとにかく長い。テントを入れたリュックが重く肩にのしかかり息が切れる。
上高地を出発して15km、約7時間。初日のゴール、涸沢に到着。ちょうどいい感じの場所を見つけてテント設営。今回は涸沢をベースキャンプにして2日目に北穂高岳、奥穂高岳を縦走の計画。しかし翌日は午後から雨の予報で微妙。どうするか考える。現状でどのような行程が最良か。翌朝の状況で決めることにする。
涸沢ヒュッテの名物おでんとビールをいただき、テントへ戻ってゴロゴロしたり読書したり夕食作ったりしてるうちに日も沈んで初日終了。
夜行バスも眠れないがテントもあまり眠れない。寝付けない深夜、外に出てふと夜空を見上げると信じられないような満天の星空。流れ星もビュンビュン飛んでいるのが分かる。凄い。星を眺めながら様々に想いを巡らせる。
これで気持ちよく眠れる...と思いきや、そうは問屋が卸さない。ダメなものはダメ。でも登山の時は「横になって目を閉じていれば眠ったのとほぼ同じ」と暗示を掛けることにしている。だから大丈夫。多分。
そんなこんなで2日目は2時過ぎ起床。朝食摂って準備して3時半にテン場を出発。
結局、天候と体力を鑑みて当初計画の北穂→奥穂縦走は諦め、奥穂高岳へのピストンに変更。まだ深夜のパノラマルートをヘッドライトの灯りのみでとぼとぼ進む。
道は至る所に◯や×が記されているので暗闇の中でも迷う心配はほぼ無い。しかしこの涸沢、数日前に熊の親子が出没したという情報があり。それはさすがに怖い。頼むから出会い頭だけは勘弁してくれ。なので熊鈴をチャリチャリ鳴らすだけでなくスマホから音量MAXで音楽も鳴らす。
そうこうしているうちに徐々に東の空が明るくなり、5時15分ご来光。あまりにも神々しく、足を止めて見入り手を合わせる。
パノラマルートを過ぎ、ザイテングラードに入る。危険度はさほどではないが、ここは落石多発地帯で過去に多くの方が命を落としている。時々上を見ながら、不穏な音がしないか確認しながら登り、高度を上げてゆく。
出発から3時間半、穂高岳山荘(標高2,996m)に到着。ようやく休憩。立派な木造建築に石畳の綺麗なテラス。3,000m級の稜線上でここまで整備するのにいったいどれだけの歳月を要したのか。その果てしない時間の長さを想う。次に来ることが出来たら泊まってみたい。
奥穂高岳へのルート、最難関の箇所はこの山荘の脇にある。直角にしか見えない切り立った岩場に梯子。手が離れたら、足が滑ったら、一巻の終わり。最大限緊張しながら慎重に登る。
難関区間が終わると緊張度は下がるが意外とここからが長い。遠目にあれが山頂か?と思っても近づくと全然違っていたりする。何回か騙される。雲の切れ間からジャンダルムが現れる。思わず声が出てしまう。今の私には絶対に行けないが叶うものなら登ってみたい夢のまた夢の頂。ジャンは一瞬顔を出してくれた後、また雲の厚いベールに包まれてしまった。
8時3分、日本第3位の高峰・奥穂高岳登頂(3,190m)。安堵と達成感でへたり込みそうになる。やはり厚い雲が掛かってしまい大パノラマの景観は叶わず。しかしもう二度と来られないだろうと諦めていた場所にまた戻ってこられた。これだけで十分。
私の後から女性2人組と父子2人組が来てしばし互いを労う。彼ら彼女らが山頂を後にするとその後は誰も来ず。
山頂は驚くほど人がいなかった。
たっぷり1時間近く居座り、奥穂高岳を《独占》させてもらう。まるでモテない男が超有名人の美女と二人きりのデートを1時間だけしていいですよ...という権利を突然与えられたような。そんな気持ちで《奥穂高岳と二人だけ》の時間を愛しむ。
アホかと思うでしょ?
真剣です(笑)
(分かる人には分かってもらえるはず)
9時過ぎ、名残惜しくも奥穂高岳から下山開始。山荘脇の危険地帯を慎重に下り穂高岳山荘でひと休み。自分への唯一の土産、欲しかったジャンダルムTシャツ購入。ここに来ないと買えないレアもの。
ザイテングラードは下りで落石を起こさぬようやはり慎重に進む。まだ何とか雨は落ちていない。登りの際にはあまり目に入らなかった高山植物や鳥を眺めて立ち止まるのが程よいアクセントになる。雷鳥、どこかに居ないかな...としばし探したが見つからず。残念。
テントに戻ってしばらくすると結構強い雨。やはり計画は変更して正解だった。3,000mの稜線上を土砂降りの中で進む気力や体力は今の私には残念ながら無い。テントを叩きつける雨音をBGMにして読書タイム。この2日間ほとんど寝ていないが横になっても眠気が来ない。よほどテンションが上がっているんだろうか。
夜、降ったり止んだりの繰り返しでもう満天の星も見えず。そしてこの日も結局よく眠れずで3日目の朝を迎えた。
3日目は下山するのみ。やはり早起きしてテント撤収、5時過ぎには涸沢出発。ガス多しでご来光は見られず。名残惜しくて何度も涸沢カールを振り返って目に焼き付ける。
行きと同じく長い長い下山の道。徳沢園名物のソフトクリームでちょっと体力復活。明神まで来たらせっかくだからと橋を渡って嘉門次小屋まで。今まで見たことないような大行列になっている。インバウンドで嘉門次小屋までとうとう世界に見つかってしまったのか。空腹時に並ぶのは嫌だったけど次にいつ来られるか分からないので並ぶ。30分くらいでやっと入ることができた。イワナの塩焼き定食は最高に美味い。やはり並んででも来て良かった。いつの間にかかなり値上がっていたけどそれは仕方がない。
そのまま明神から河童橋まで遊歩道を散策。木道も清流も木々の緑も以前と形を変えずそのまんま。少しだけ変わったかな...と感じたのは、高山植物。以前の同じ時期にはもっとたくさん見られたような気がする。気温の変化等で生態系に変化があったのか、はたまた単に私の思い過ごしなのかはよく分からない。後者の可能性が高い。
河童橋到着でゴール。3日間歩いて登った総距離42.9km。河童橋から改めて見上げる壮大な奥穂高岳。10年前ならいざ知らずあんなとこまで登れた今の自分が信じられない。でも紛れもなく自分で掴んだ山頂。タマには少しだけ自分を褒めても良いのかもしれないと思った。
大きな反省点もある。
「無理をしないで」とはよく使われる言葉だけど、時には無理をしないと叶えられない目標もある。でも準備もままならない中での無理はやはりダメだ。今年に入ってから登山は2回だけ。しかも最後は4ヶ月前。この北アルプス、穂高・槍ヶ岳は日頃から真剣に登山と向き合って修練を積んだ人が入るべき山域。登山の体は登山を繰り返すことでしか養えない。今回の私はかなり準備不足だったと思う。事故に繋がらないよう次回はしっかり整えてゆきたい。
穂高師匠からは今回もそんな様々な学びがあった。
本当に楽しい山旅でした。オシマイ。
その中で奥穂を選ばれるなんて、やはりそれだけりょうさんの思い入れがある山なんでしょうか✨
りょうさんだけに限らず、槍穂は大人気の山だとは思います、平日でもたくさんの登山者が訪れてますから⛰️
日にちを見たら、2〜3日目は私が登ってた日と同じでニアミス?でしたね〜
涸沢のテント泊は私もいつかやってみたいです❣️テント張ったら生ビールとおでん🍢憧れです😆
嘉門次小屋のイワナ定食も食べてみたいと思いました🎣
お疲れ様でした✨
お疲れさまです!ようやくまた私も行けました。あまりに久しぶりで嬉しくてテンション上がったままの3日間でした😆 槍穂、思い入れは存分にありますね。登山を始めた頃からの憧れでもあるし、今でも穂高や大キレット縦走の思い出は私の脳裏に刻まれ続けています。北穂、槍ヶ岳は既に2回登ったのでまだ1回だけの奥穂を今回はチョイスしました。やはり標高日本第3位の超人気ピークだけあり、誇り高き山だなぁ・・・と改めて思いましたよ。そろそろ登ったことのない山もチャレンジしてみたいですが。
涸沢テン泊、最高でしたよ。お盆や紅葉時期とは違って人もさほど多くなく、ストレスもありませんでした。あの大カールに包まれて延べ3日間過ごせたことはまた1つ、人生の思い出の宝になりました。嘉門次小屋のイワナ定食、だいぶお高くなっていたけれど(2,300円)あそこまで行ったのだから食べなきゃ損ですね😅
popieさんもまた行かれたんですね。拝見します!
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