甲斐小泉駅-三味線滝-[十二山尾根]-前三ツ頭-三ツ頭-権現岳-甲斐小泉駅


- GPS
- 08:59
- 距離
- 24.7km
- 登り
- 2,029m
- 下り
- 2,046m
コースタイム
- 山行
- 8:27
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 9:18
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
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アクセス |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
ポール
携帯トイレ
|
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感想
都内発で最も早い電車で甲斐小泉駅へ向かうも、すでに太陽は高く上がり地面を熱していた。
駅から北へ向かい、別荘地内の舗装路、林道、治山工事用道路とじわじわと詰め、三味線滝へ行き着く。
見上げずとも全容がわかるそのささやかな滝に涼み、合流した八ヶ岳横断歩道を東へ進む。分岐標識の手前、笹に覆われたわずかな踏み跡を認め、十二山尾根へ取り付いた。
下草や樹々の茂る緑の中をしばらく進むと、まるで境目のような砂礫帯が現れた。
砂場のように柔らかい足元を探りながら登り一帯を越えると、背の低い針葉樹が密集し、これは幼木なのか低木化したのか、カラマツの自然林のようだった。
尾根筋とその東面は深い笹に覆われ、一方西側斜面は開けたゴーロ帯が続いている。尾根筋から離れないよう気をつけながら、見通しの良いゴーロ帯を進んでいく。
初めて目にした濃いピンクのオオビランジの花、優雅に揃って旋回するノスリや、トビかと思いつつも姿をカメラへ収めていたイヌワシの若鳥、また時折樹林に漂う湿布薬のような香り。
人の影響から離れて暮らす命の様子に出会えたようで、喜びがわきあがる。
尾根筋へ戻りひと登りすると、「馬の背」と呼ばれる立木のない場所へ出た。軽石風の赤や黒の礫が転がり層を作る不思議な場所で、振り向けば奥秩父、富士山、南アルプスが一望だった。
ここ越えれば一般登山道と合流する。この十二山尾根の登路で味わってきた、大きな山の中にひとり身を置くよろこびのときが終わるのが心惜しくも、熊鈴の音と話し声が降ってくる前三ツ頭頂上へ向かった。
三ツ頭から先は森林限界超えらしいハイマツ帯となり、ホシガラスの声が渡った鞍部を越え、下山する人たちとすれ違い権現岳山頂へ至る。
山頂より戻って小さな祠の近くで遅めの昼食をとり、下山を始めた頃には、この稜線に人の姿はなくなっていた。
東側にわいていた雲がとれはじめ、振り返って赤岳の姿を眺めつつきた道を引き返す。
三ツ頭より少し下った分岐で木戸口公園方面へ降りる。間もなく西側が開けた場所から見えた隣の尾根は、まさしく「馬の背」の姿をしていた。
よく踏まれた道を足早に下ると、まだ空の明るいうちに小海線の電車へ乗り込んだ。
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