光岳 17年ぶりに!


- GPS
- 17:54
- 距離
- 32.9km
- 登り
- 3,753m
- 下り
- 2,992m
コースタイム
- 山行
- 9:27
- 休憩
- 1:58
- 合計
- 11:25
天候 | 一日目 曇り後晴れ 二日目 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
崩落のため通行止め箇所を迂回(案内板あり) 到着した芝沢ゲートは午後5時頃、八割の駐車率 夜中から車が続々到着し、明け方以前に満車状態 下山時には満車状態で下流まで路駐が見られました |
コース状況/ 危険箇所等 |
・芝沢ゲート〜易老渡〜面平 易老渡まで遠山川に沿う未舗装林道 易老渡から尾根に取り付く地点迄 急な山腹をつづれ織りに巻くザレ道(下山時注意) 以後、木の根の張りだす急坂の尾根道 ・面平〜三角点〜尾根分岐 面平通過後やや斜度が緩むものの、再び急坂 三角点を通過後、痩せた岩稜の通過あり、滑落注意 ・尾根分岐〜三吉平〜イザルヶ岳 分岐から三吉平までは緩やかなアップダウン イザルヶ岳への登りは岩場が長く、 疲労と共に汗を絞られ、静高平に着くとイザルヶ岳間近 分岐からイザルヶ山頂は僅かな距離 ・イザルヶ岳〜光岳〜光石 元は湿原だったと思われる平坦道で小屋に到着 小屋から光岳山頂は樹林帯内の緩い登りですが 光石へは急斜面を下るので、転倒、躓きに注意 |
その他周辺情報 | ほっ湯アップル(飯田市) http://hot-apple.net/new/ 館内が広く、食事もでき、下山後に嬉しい温泉 |
写真
感想
急坂に次ぐ急坂の辛さに何とか耐えながら登っている時に
お会いした方と、易老渡分岐で会話が弾み、
人間は忘れられるから挑戦できるのだという言葉をお聞きして
今回の自分の計画は正にそれだったと思い当たりました。
8月末、NHKテレビ再放送の光岳をたまたま視聴し、
行くなら今しかないと決断、慌てて情報収集を始めましたが
南アルプスに通っていた頃とは山の状況も大分変わり、
体力も前回歩いた時に比べたら格段に落ちておりますし
どうすれば、体力を消耗せず、安全に歩けるか悩みました。
下栗の里で前泊するのが体力の温存にベストと思ったものの
まだ夜も明けきらない内に宿を出て、心細い林道の運転は怖く
また、登山口の芝沢ゲート駐車場の混雑も気になり、
意を決して、柴沢ゲートで車中泊。久々です!
易老渡は懐かしい思い出の数々が蘇る場所。
17年前周回した折、ここからは登りたくないと思ったのに、
それをいつの間にか奇麗に忘れて、来ていたのでした。
やっと稜線に辿り着くと、疲れのあまり、やはり後悔に苛まれ
しばらくは動く気もなくなっておりました。
一緒になった方と会話しながらの緩やかな尾根歩きに救われ
気持が明るくなってきた頃、予想外の第二の難関が始まり
こんな急な岩場の登りがあったのも全く記憶になく、呆然。
高天原の庭園を連想させる静高平では徐々に青空が広がり、
運の良さに、つい今迄の苦しさを一瞬忘れるほど!
17年前、台風直下の全く視界がない中を歩いていたのですから…
イザルヶ岳の大展望は期待を上回るものでした。
今こうして周りの山々を眺める自分を思うと
如何に山に登り始めた頃、何も知らずに行動していたかと
取り返しのつかない過去ながら、残念な思いがよぎります。
けれども、気高い山々は無言で優しく迎えてくれました。
光岳山頂は恐らく全く変わっていないのではないかと思います。
いきなり、過去に遡ったような錯覚さえ覚えました。
悪天候で行かなかった光石も訪れ、思い残しが一つ減り、すっきり♪
翌朝、イザルヶ岳山頂では、雲に遮られながらも日が昇り始め
気まぐれな雲の織り成す強烈な色彩に見とれ
しばし、幻想世界を彷徨っているような夜明けを体感、
もう二度と訪れる機会がないだろう小屋を振り返り下山開始。
易老渡分岐から、今日は激下りが待ち受けています。
脚が棒のようになりながらもなんとか下り、面平で大休憩。
ご一緒した方々とのと楽しい会話は、コロナ以来久々です。
尾根を外れ、最後に山腹を下るザレた巻き道が滑りやすく、
一緒に歩いてくださっている方々が居ると思うと心強く、
一期一会の出合のもたらす幸せに、本当に感謝です。
ご褒美にゲート脇の自販機でコカ・コーラを美味しくいただき、
飯田市のほっ湯アップルで、ゆっくり&さっぱりした後、
200km運転して帰宅。よく頑張りました。
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