鋸岳 釜無川ゲートから1泊ピストン


- GPS
- 12:34
- 距離
- 27.1km
- 登り
- 2,139m
- 下り
- 2,133m
コースタイム
- 山行
- 4:54
- 休憩
- 2:34
- 合計
- 7:28
天候 | 9/14 くもり、午前中は一時小雨、稜線上はほぼガスに覆われ昼頃は西風非常に強し 9/15 くもり、7〜8時頃に強雨、午後から晴れ(稜線上は相変わらずガスだったよう) ★9/13までの予報では9/14夕方〜9/15午前中が最も良さそうだったので、そのワンチャンスを狙った行程にしたが、予想を裏切る9/15朝の雨にあたってしまった(;_;) |
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過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
★レンタカー予約が直近だったので甲府駅発着は空いてなく、行きは甲斐住吉のオリックスレンタカー甲府店を利用、帰りは甲府駅前店に返却した(乗り捨て料はなし) 【復路、9/15】釜無川駐車スペース13:20−13:40道の駅信州蔦木宿(入浴)15:20→16:40甲府(夕食)18:01−(JR特急)→19:40新宿 ★予定より早く下山したので特急列車を早い便に変更しようとしたが、3連休最終日ということで全て満席。しかたなく時間をつぶして予定通りの列車に乗って帰宅。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【釜無川ゲート〜ログハウス】林道決壊箇所は下記の3区間、左右はいずれも上流に向かった方向で表示 箇所1:ゲートから7.5km付近(標識は未確認) ・上流に向かって右支沢の渓流水により林道が完全流出 ・下流側の林道分岐から河床部の施工現場へ下り、河床寄りの一段高い斜路を黒土嚢の方に歩いた後、右支沢を渡渉してすぐに右側斜面を登って林道に復帰 ・渡渉や迂回は注意すれば大きな問題なし 箇所2:ゲートから8.0km付近 ・ここは本流の水により林道が流出したようだ ・決壊箇所の手前にポールが横倒しになっているので、その左から踏み跡に沿って河床へ降り、少し歩いた後、正面の盛土法面に付けられた踏み跡を登って林道へ復帰 箇所3:ゲートから8.5〜9.0km間 ・第六砂防堰堤の直上流の林道右側斜面が崩壊、流出 ・崩壊地を少しだけトラバースし、途中で倒木を跨ぐが、短い区間だし注意すれば大きな問題なし ・トラバース後に右の小沢を越え、井桁ブロック左側の林道へ復帰 ・井桁ブロックの上流端で右支沢(涸れ沢)をもう一度渡る 【ログハウス〜横岳峠〜横岳】 ・ログハウスからは本流右側の河床部(ゴロタ場)または樹林帯をピンテに沿って進む ・本流が大きく二俣に分かれた開けた箇所から、中央の樹林帯を登っていく ・中央の樹林帯入口部の左俣沢寄りに富士川水源の看板がある ・樹林帯の登りは前半がかなりの急登で、上方からの落下防止? or 目印としてのロープが張ってある区間が多い ・横岳峠は少し広めの平地があり、2〜3張くらいのテント適地 ・横岳への登りはずっと樹林帯で、踏み跡が比較的明瞭(山頂も樹林帯で視界ゼロ) 【横岳峠〜鋸岳】 ・三角点ピークまでは樹林帯をひたすら登る ・最初の急登を15分ほどこなすと、右側に少し開けた仙丈ヶ岳が眺望できる地点あり ・しばらく傾斜が緩むが、後半は再び樹林帯の急登でがまんを強いられる ・三角点ピークからは鋸岳を含めた眺望が良いらしいが、今回はガスで視界ゼロ ・三角点ピークから岩場やハイマツ帯を一旦下り、岩場の小ピークをいくつか越えながら角兵衛沢ノ頭へ向かう ・再び角兵衛沢ノコルへ下った後、鋸岳まで最後の急な登り返しが待っている ・三角点ピーク〜鋸岳間は、想像していたより岩場歩きは少なく、どちらかといえば岩場のすぐ左側のハイマツ帯を漕いでいく区間が多い ・ガスで何も見えなかったが、晴れていれば高度感のある区間だったと思われる |
その他周辺情報 | 【道の駅信州蔦木宿】http://www.tsutakijuku.jp/ ・前日の車中泊と下山後入浴でお世話になった ・日帰り温泉(10〜21時、700円)があるからか、13日夜は広い駐車場(100台程度)がほぼ満員状態、15日の午後はわりと空いてた ・温泉は脱衣場の広さは普通だが、広い内風呂のほか露天風呂やサウナがあり、洗い場も広く快適。休憩スペースや食事処もあり。 【釜無川駐車スペース】 ・ゲート前には駐車スペースがなく、歩いて5分ほど手前の広い道路幅員の路肩に数台が駐車できる ・登山前は自分が3台目、下山時も同じく自分を含めて3台だった |
写真
これが今回唯一の山頂を視認できた瞬間だった(>_<)
この後、男性二人連れが14時ごろに横岳峠へ下山されたので、少し話をした。稜線の西風がとても強かったこと、ガスで何も見えず山頂滞在はたった3分程度だったこと、地元から来られたのでまた天気の良いときに出直したいことなどを伺った。
ガスによる結露で濡れたハイマツやシャクナゲを漕いできたので下半身が濡れてしまった
ここで雨具の下をはき、ぶら下げてきた一眼レフをザックにしまう
途中の富士川水源で水を汲んでいたらハチ(小ぶりのクロスズメバチかな?)に刺されるなどのトラブルがあり、さらに1時間ほどかけてログハウスに戻ってきた
今日は、雨中の三角点ピークの峠寄りですれ違った方のテントが張ってあった
感想
敬老の日の3連休は夏休みを1日取って、12日夜に北アルプス(七倉)への毎日あるぺん号を予約していたが、予報が悪いので3日ほど前にキャンセル。烏帽子〜三ッ岳方面はこれで2回目の雨天延期。めぐり合わせの悪さを感じ始めた。転進先として少し天気予報がマシな南アルプスの未踏百高山の鋸岳を選び、何とかレンタカーを予約できたが、その後も天気予報が芳しくないので、予報とにらめっこの末、多少晴れ間が望めそうな14〜15日に予定を1日遅らせ、レンタカーの予約も変更。直前まで天気予報を見極め、最善となるように万全を尽くしたつもりだった。
13日夜に道の駅信州蔦木宿へ移動した際の天気予報でも14日夜〜15日朝が最も良さそうだったので、翌日14日は横岳峠まで、15日朝に鋸岳にアタックする計画とした。
14日は横岳峠に午前中のうちに到着し、テントを張り終えた後も時間の余裕があったが、西風がとても強く稜線にガスがかかっていることから、この日は自重し、当初予定通りに翌日朝に鋸岳へ向かうことにした。翌朝の出発時は曇りだったが、三角点ピークが近づいてきたあたりからガスに包まれた。その後も鋸岳まで縦走したが、残念ながら視界は晴れなかった。これだけならまだしも、下山時の角兵衛沢ノ頭あたりから強い雨が降り始め、三角点ピークを過ぎるまで降り続いたので、雨具を着ていても全身びしょ濡れ。久しぶりに試練の雨中歩行となった。
しばらくすると雨がやみ、横岳峠に近づいた頃から晴れ間がのぞいて少しくやしい思いをしたが、これも「登山あるある」かな。稜線から鋸岳の雄姿や周辺の絶景を望みたかったな!
こんな天気でも山頂を踏めたことを良しとして、雨で濡れたテントを畳み下山したが、富士川の水源で一服しているとクロスズメバチに刺されるハプニング。右の二の腕に刺さった長さ1cm程度の毒針を引き抜き、すぐにポイゾンリムーバーで毒液を吸い出せたので痛みと腫れはあまりひどくならなかったが、まさしく今日は「泣きっ面にハチ」。
林道を下る際には、これでもかと言わんばかりに晴れ間が広がり、往路とは違う暑さに堪えつつ、長い行程を何とか歩き切った。
言っても詮無い天気の愚痴をついうだうだと書いてしまいました。失礼しました。<m(__)m>
考えてみれば、鋸岳はこれまで天候不良で2回延期した経緯があったので、ここも相性が悪い場所だったのかもしれない。とにかく、山頂を踏んで無事に下山できたことを良しとしないといけないですね。(^^;)
最後になりましたが、前の週に行かれたyamatake01の詳しいレコを参考にさせて頂きました。林道の情報などとても役に立ちました、ありがとうございました。
【yamatake01さんのヤマレコ】
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8658592.html
【yamatakeさんのブログ】
http://yama200.blog110.fc2.com/blog-entry-562.html
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