【二百名山 夕張岳】↑馬の背コース、↓冷水コース

- GPS
- 07:30
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,086m
- 下り
- 1,245m
コースタイム
- 山行
- 6:34
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 7:31
| 天候 | 終日曇り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
夕張岳登山口のトイレのある駐車場にクルマを駐車して往復しましたが、ここは泥濘がひどいので、おすすめしません。その先にあるゲート前か、その少し手前にも駐車スペースがあるので、そちらの方が良いかと思います。 なお、登山開始時にアプリを起動したものの、現在地を捕捉できず、何度on/offしてもだめでした。その後スマホを再起動してなんとか現在地を捕捉。そのため、ログ開始のスタート時点が約30分遅れて、馬の背コースの途中からとなっています。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
登りは夕張ヒュッテ脇を通る馬の背コースで歩きましたが、急登の連続できついです。その上アップダウンがあり、せっかく登ったのに下ることもあってがっかりします。また笹藪が多めで見通しもよくありません。 一方、下りは冷水コースを歩いたのですが、こちらの方は急傾斜は少なく、登山道は広くて見通しも良いです。ヒグマに遭遇した場合の対処の時間的余裕を考えると、冷水コースを利用した方が安全な感じがしました。 なお、このエリアは深い原生林が広がっていて、ヒグマの生息数は多いらしいです。山頂から下っていたときに会った登山者は、以前ヒグマを見たことがあると言っていました。私自身は見かけなかったものの、少し離れた笹藪のほうから、ガソゴソと大きな動物が動いているような音を聞き、ホイッスルを思いっきり吹き鳴らしました。 馬の背と冷水との分岐を過ぎると、右手に険しい岩のピークが見えてきて、一瞬あれが山頂かと思いましたが、地図を見ると山頂はまだまだ先。このピークは標高1,501mの前岳です。その先、望岳台まで来ると、左手に昨日登った芦別岳も見えてきてようやく行程の半分を消化。山頂まではコースタイムでさらに2時間かかるものの、傾斜は緩み湿原の木道を歩くようになるので、周囲の景観を楽しむ余裕も出てきます。ガマ岩を眺め、吹き通しから芦別岳を望むと金山分岐に到着。ここからラスト150mの急登を頑張ると、山頂に到着しました。上空は曇りでときおりガスに包まれながらも、雄大な展望を楽しみました。 |
| その他周辺情報 | 下山後は、夕張市内にある元ユースホステルだった夕張フォレストファームに宿泊しました。自家栽培の野菜がふんだんに使われた夕食や朝食がとてもおいしかったです。一泊二食付きで料金はなんと7,750円と格安。wifiも使えてとても居心地が良かったです。また宿泊してみたいと思いました。 |
写真
感想
芦別岳に登った翌日は、同じく空知地方の日本二百名山に選定されている夕張岳に登りました。
この山の登山口は、芦別岳とは異なり、国道452号からシューパロ湖に架かる白金橋を渡って、約14kmもダートの林道を走行しないと辿り着きません。とても山深い山域で、アプローチに時間がかかりました。
災害による通行止めもあるようで、最近では令和5年に大規模崩落で通行止めとなり、今年6月にようやく解除されたとのことです。
しかしこのようなエリアにもかかわらず、登山者の数は芦別岳よりもずっと多いとのこと。今回登ってみてその理由が分かりました。
登山ルートの中間地点である望岳台を過ぎ、前岳湿原の木道歩きに入ると周囲の風景は一変します。標高1,400m前後の高層湿原が山頂手前まで広がり、まるでユートピアのような雰囲気です。固有種を含め高山植物の数が多く、花の百名山にも選ばれているとのこと。登山者に人気があるのも頷けました。
また、山頂に立つと昨日登った芦別岳や十勝連峰の展望が広がり、目の前には前岳湿原とその先に特徴ある前岳の鋭い岩頭が見事でした。まさに二百名山にふさわしい眺めを楽しむことができました。
ただし、山が深い分、ヒグマとの遭遇には注意が必要かと思います。下山の途中で話を交わした登山者は、以前、ヒグマを見かけたと言っていましたし、私自身も、馬の背コースを登っている途中、少し離れた笹藪のほうから、ガソゴソと大きな動物が動いているような音を聞き、ホイッスルを思いっきり吹き鳴らしました。
さて、今回の北海道遠征15日間の山旅は、この夕張岳登山で終了となりました。休養日を挟んだ2日後に樽前山に登る計画でしたが、登山口に通じる道々141号線及び市道樽前観光道路の通行止めがまだ続いているとのことで、登山を断念し、苫小牧からフェリーに乗船して帰路につきました。
北海道の二百名山・三百名山については、今回途中撤退したオプタテシケ山を含めて6座が未踏なので、また来年のこの時期にチャレンジしたいと思います。
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りきまる










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