奥多摩/矢沢 軍刀利沢
東京都
山梨県
tadomasa
13K
Aki-G3
体力度について
- GPS
- 06:31
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 854m
- 下り
- 844m
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| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
矢沢林道ゲート前に駐車。到着時には他のクルマは居なかったが帰着時には7台駐車していた。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
◆道の状況 ・軍荼利山〜軍刀利沢左岸尾根〜矢沢林道: 900mで支尾根に入りやすい。また尾根の末端では200mを一気に下るため滑りやすい急坂で悪い。 ・軍刀利沢: 山と渓谷社刊, 「新版東京起点沢登りルート100」のトポを参考にした。 ◆登山ポスト 登山口周辺には登山ポストは見当たらない。 |
写真
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暗いので自動露出の範囲を拡大したらISO3200だと諧調が飛んでこんな油絵調の写真になってしまった。まるでセザンヌだよ。手振れしやすいけど1000以下にするのが良いか。
折角アブミも仕掛けてくれたけれど踏むと前の空洞に足が行ってしまってなかなか難しい。スリングでゴボウと言う形になった。�元蕕�と。
900m地点。やや左に方向を変える。右にも支尾根がありそちらに乗りやすい。でもそっちに下っても最終的には軍刀利沢出合に下るのでまあそれ程悪くは無いかも。
暫し林道の交差点でAki-G3さんを待っていたら熊倉線から戻って来た。途中で尾根の左手の熊倉沢に下ったとのこと。流石、何でもありですね。
装備
| 個人装備 |
登山靴
ヘッドライト
ヘルメット
ハーネス
8環
ATC
スリング(3)
カラビナ(3)
防寒着
沢靴
帽子
日焼止
タオル
地図
コンパス
筆記具
ライター
ナイフ
サングラス
ゴミ袋
保険証
行動食
医薬品
運転免許証
着替え
時計
嗜好品
計画書
飲料水
手袋
ロールペーパー
非常食(2)
帰りの着替え
その他必要な物
|
|---|---|
| 共同装備 |
ザイルΦ8mm*30m(Aki 13K)
カム類(13K)
カメラ(tado)
|
感想
この週末も東北の百名山巡りと計画していたけれど土曜日の天候がイマイチなので順延。そして日曜日に沢へ。13Kさんのチョイスは奥多摩南秋川矢沢の軍刀利沢。北面で暗いのが個人的にはマイナス点だけどもナメから登攀的な滝場と変化に富んでいてとても面白い沢旅を楽しめました。
八王子JCT渋滞を避けるべく湘南を5時台に出発すると順調に現地には6:30過ぎに到着。都道33号線檜原街道から逸れて1km足らずで矢沢林道ゲート前で終点。ゲート前に数台駐車できる余地がありそこにクルマを停めて出発。未だ他には誰も来ていない。そこから入渓できるが林道を歩いた方が早いので軍刀利沢出合まで林道を2.6km歩く。木の幹に赤テープが巻いてあり川向こうに軍刀利沢が見下ろせるが林道からでは黒くてパッとしない印象。沢床とか岩は概して黒っぽく、陽が射さない深いV字渓、それもあって明るい沢では無い。
ただ入渓すると黒白縞模様のナメが続き、ゴルジュから2m, 3×4m, 2条4mと登れる滝が続き楽しい。更に長いナメを挟んで5m, CS滝, 8mナメ滝とゴルジュの中で次々に現れて来る。CS滝は乗越の一手がなかなか難しかった。8m滝も上部に行くと良いホールドやスタンスが乏しくなり少々緊張を強いられる。そして大滝15mだがここは潔く高巻く。トポには炭焼き窯跡と記載があったが全員全く気付かずにやり過ごし5×6m, 5mCS滝と登って行く。5mCS滝は倒木が落口に引っ掛かっているのでチョックストーンならぬチョックウッド滝だが最上部は垂壁に近く難しげなので左へ段に沿って登った。その後も4m, 6m, 2m, 4mと滝が続き10m滝に出合う。10m滝を右から高巻くと途端に平穏な渓相に変わる。
820m付近でほぼ水も涸れたので沢装備を解く。沢筋を詰めて稜線に登るが足元がグズグズで確かに藪漕ぎは無いがそれ程楽とは言えない詰めだったな。稜線から直ぐに軍刀利神社元社だった。軍刀利神社は甲斐側にあるのに沢の名は武蔵側に付けられているのは何故だろう？そこからまた下り登って軍荼利山。その北尾根を下って行く。踏み跡は明瞭で最初は南郷共益会所有地のプラカードも頻繁に見られたがそれも標高800m辺りまでだったか。やがて痩せ尾根になり尾根の末端からは急降下。落ち葉の堆積もあり滑りやすい土質でもあり滑りやすく慎重に下って行った。尾根の末端の100m位手前に左手の熊倉沢に下る踏み跡もあったがAki-G3さんはそこを下ったのか熊倉林道から現れた。
ゲートまで戻ると駐車車両が7台になっていて驚いた。人気の沢とは言え沢屋だけでなく渓流釣り師も多いのかな？ともあれ変化に富んだ面白い沢でした。これで明るければ尚良いんだけどね。
wikipediaより抜粋
■軍荼利明王
軍荼利明王（ぐんだりみょうおう）は、密教の明王のひとつであり、宝生如来の教令輪身とされる尊格である。様々な障碍を除くとされ、五大明王の一尊としては南方に配される。
■軍刀利神社 (上野原市)
明治元年の神仏分離令と明治5年の修験道廃止令前までは古代日本において山岳信仰に発祥する修験道の大正院が、神仏習合の神社である軍荼利夜叉明王社（ぐんだりやしゃみょうおう）の別当（管理）を務めて、修験者がその信奉者を増やしてきた。 明治時代に密教の軍茶利夜叉明王を廃止し、代わりに祭神の変更で武神としての日本武尊を祭神とした軍刀利神社と改称した。戦前は武運長久を祈願する為、出兵前の兵士や家族の参拝が絶えなかった。
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