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Yamareco

記録ID: 8717780
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

上高地BT→水俣乗越→北鎌沢出合→北鎌独標→槍ヶ岳→上高地BT

2025年09月21日(日) 〜 2025年09月23日(火)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
magmagoon その他4人
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
33:29
距離
57.6km
登り
4,300m
下り
4,307m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:06
休憩
2:07
合計
10:13
距離 22.1km 登り 1,374m 下り 996m
6:46
6:51
3
6:54
6:55
8
7:03
36
7:39
7:46
6
7:52
7:53
38
8:31
8:36
2
8:38
8:51
11
9:02
44
9:46
10:06
0
10:06
37
10:43
11
10:54
11:07
7
11:14
28
11:42
12:10
31
12:41
12:48
39
13:27
13:28
64
14:32
14:58
117
16:55
宿泊地
2日目
山行
11:59
休憩
0:53
合計
12:52
距離 13.4km 登り 2,784m 下り 1,601m
5:08
21
宿泊地
5:29
5:31
162
8:13
8:39
207
12:06
12:31
329
18:00
0
3日目
山行
7:34
休憩
1:33
合計
9:07
距離 22.1km 登り 143m 下り 1,710m
7:03
48
7:51
7:56
3
7:59
56
8:55
9:05
44
9:49
29
10:18
10:19
27
10:46
11:23
26
11:49
6
11:55
11:56
9
12:05
44
12:49
7
12:56
13:04
40
13:44
18
14:02
14:16
2
14:18
14:26
38
15:04
4
15:08
15:17
36
15:53
12
16:05
5
天候 一日目 曇
二日目 晴れときどき曇
三日目 曇
過去天気図(気象庁) 2025年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
その他周辺情報 水俣乗越から北鎌沢出合手前まで断続的に水あり。
北鎌沢はかなり上部まで水あり(2300mくらい?)。
予約できる山小屋
横尾山荘
前回暑さで苦労した水俣乗越への登りは曇りがちの天気とペース配分によって前回ほど苦労せずにクリア。
2025年09月21日 13:54撮影 by  ILCE-6000, SONY
2
9/21 13:54
前回暑さで苦労した水俣乗越への登りは曇りがちの天気とペース配分によって前回ほど苦労せずにクリア。
水俣乗越から急斜面をしばらく下る。傾斜が緩んだあたりで沢が流れていた。(その後伏流)
2025年09月21日 15:40撮影 by  ILCE-6000, SONY
1
9/21 15:40
水俣乗越から急斜面をしばらく下る。傾斜が緩んだあたりで沢が流れていた。(その後伏流)
明日歩く北鎌尾根を望む。
2025年09月21日 15:52撮影 by  ILCE-6000, SONY
1
9/21 15:52
明日歩く北鎌尾根を望む。
手前のピークが天狗の腰掛と思っていたがまだ先だった。
2025年09月22日 09:19撮影 by  ILCE-6000, SONY
1
9/22 9:19
手前のピークが天狗の腰掛と思っていたがまだ先だった。
北鎌独標を望む。
2025年09月22日 09:56撮影 by  ILCE-6000, SONY
2
9/22 9:56
北鎌独標を望む。
素晴らしい眺めがと緊張が続く。
2025年09月22日 10:11撮影 by  ILCE-6000, SONY
2
9/22 10:11
素晴らしい眺めがと緊張が続く。
北鎌独標が近づいてきた。
2025年09月22日 10:12撮影 by  ILCE-6000, SONY
2
9/22 10:12
北鎌独標が近づいてきた。
2025年09月22日 10:16撮影 by  ILCE-6000, SONY
2
9/22 10:16
北鎌独標基部に近づく。
2025年09月22日 10:47撮影 by  ILCE-6000, SONY
2
9/22 10:47
北鎌独標基部に近づく。
西鎌尾根方面。
2025年09月22日 10:49撮影 by  ILCE-6000, SONY
1
9/22 10:49
西鎌尾根方面。
2025年09月22日 10:49撮影 by  ILCE-6000, SONY
2
9/22 10:49
近くをヘリが飛行して遭難者を捜索中。この日、遺体が見つかったとのこと。御冥福をお祈りします。
2025年09月22日 10:49撮影 by  ILCE-6000, SONY
1
9/22 10:49
近くをヘリが飛行して遭難者を捜索中。この日、遺体が見つかったとのこと。御冥福をお祈りします。
北鎌独標を少し巻き、途中で左上して山頂に上る。
2025年09月22日 11:16撮影 by  ILCE-6000, SONY
2
9/22 11:16
北鎌独標を少し巻き、途中で左上して山頂に上る。
北鎌尾根からの槍ヶ岳の眺めは格別。
2025年09月22日 12:23撮影 by  ILCE-6000, SONY
3
9/22 12:23
北鎌尾根からの槍ヶ岳の眺めは格別。
2025年09月22日 13:11撮影 by  ILCE-6000, SONY
2
9/22 13:11
通過時には全く気づかなかったが岩峰の上部に穴があると教えてもらった。(この写真ではわかりづらいが、中央の高い岩のピーク左下。)
2025年09月22日 13:31撮影 by  ILCE-6000, SONY
2
9/22 13:31
通過時には全く気づかなかったが岩峰の上部に穴があると教えてもらった。(この写真ではわかりづらいが、中央の高い岩のピーク左下。)
2025年09月22日 13:44撮影 by  ILCE-6000, SONY
2
9/22 13:44
ロープを出してもらったあと。(2人がいるあたり)
2025年09月22日 14:28撮影 by  ILCE-6000, SONY
2
9/22 14:28
ロープを出してもらったあと。(2人がいるあたり)
2025年09月22日 14:39撮影 by  ILCE-6000, SONY
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9/22 14:39
雲間に槍の姿。
2025年09月22日 15:34撮影 by  ILCE-6000, SONY
2
9/22 15:34
雲間に槍の姿。
2025年09月22日 15:41撮影 by  ILCE-6000, SONY
2
9/22 15:41
雲間から時折青空と槍ヶ岳の姿が見え隠れする。
2025年09月22日 15:48撮影 by  ILCE-6000, SONY
1
9/22 15:48
雲間から時折青空と槍ヶ岳の姿が見え隠れする。
ブロッケンがでた。
2025年09月22日 16:19撮影 by  ILCE-6000, SONY
3
9/22 16:19
ブロッケンがでた。
北鎌平の上にソロ登山者が幕営していた。
2025年09月22日 16:27撮影 by  ILCE-6000, SONY
1
9/22 16:27
北鎌平の上にソロ登山者が幕営していた。
ハサミ岩を目指す。
2025年09月22日 16:38撮影 by  ILCE-6000, SONY
2
9/22 16:38
ハサミ岩を目指す。
遅い時間になったのが功を奏したか、影槍が明瞭に見えた。
2025年09月22日 16:41撮影 by  ILCE-6000, SONY
2
9/22 16:41
遅い時間になったのが功を奏したか、影槍が明瞭に見えた。
ようやく大槍の基部。
2025年09月22日 16:50撮影 by  ILCE-6000, SONY
2
9/22 16:50
ようやく大槍の基部。
最初のチムニー。左に残置スリングがあったが使わなかった。
2025年09月22日 17:12撮影 by  ILCE-6000, SONY
2
9/22 17:12
最初のチムニー。左に残置スリングがあったが使わなかった。
2番目のチムニー上部。北鎌独標は遙か下に見える。
2025年09月22日 17:44撮影 by  ILCE-6000, SONY
1
9/22 17:44
2番目のチムニー上部。北鎌独標は遙か下に見える。
ようやく登頂。
2025年09月22日 18:01撮影 by  ILCE-6000, SONY
3
9/22 18:01
ようやく登頂。
常念岳左から朝日が昇る。
2025年09月23日 06:00撮影 by  ILCE-6000, SONY
3
9/23 6:00
常念岳左から朝日が昇る。
モルゲンロート大喰岳。
2025年09月23日 06:00撮影 by  ILCE-6000, SONY
2
9/23 6:00
モルゲンロート大喰岳。
すでに山頂には多くの人が。
2025年09月23日 06:48撮影 by  ILCE-6000, SONY
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9/23 6:48
すでに山頂には多くの人が。
2025年09月23日 06:48撮影 by  ILCE-6000, SONY
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9/23 6:48
さらば槍ヶ岳。
2025年09月23日 07:37撮影 by  ILCE-6000, SONY
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9/23 7:37
さらば槍ヶ岳。
槍沢ロッジで槍ヶ岳(その1)
2025年09月23日 11:12撮影 by  ILCE-6000, SONY
2
9/23 11:12
槍沢ロッジで槍ヶ岳(その1)
槍沢ロッジで槍ヶ岳(その2)
2025年09月23日 11:13撮影 by  ILCE-6000, SONY
2
9/23 11:13
槍沢ロッジで槍ヶ岳(その2)
撮影機器:

感想

今回は一昨年に暑さで断念した北鎌尾根のリベンジ山行。前回は急用で参加できなくなってしまったSI氏とその奥さんのSNさん、前回もご一緒したTさんと同じ山岳会のAさんの5名パーティ。飛び石での4連休の初日は雨だったので残り3日での山行となった。

1日目
この日は昼くらいから天候が回復するという見込みだったが沢渡バス停ではまだ小雨。バスで上高地に入ったときには雨は上がり、意外に天候の回復は早かった。前回は暑さと水不足で水俣乗越までの登りと北鎌沢出合までの下りは相当に苦労した苦い思い出があったが、今回はSI氏のペースゆったり目のメースメイクと曇りがちな天気で暑さもそれほど厳しくない日だったこともあって、時間はかかったものの行程は順調。水俣乗越からの少し下ると前回はなかった水も流れていて水の心配はなさそうだった。さらに下ると一旦伏流になったものの、北鎌沢出合の手前では十分に水流があり、先行者たちの幕営場所から少し手前でこの日は終了。

2日目
この日は長丁場になることと前日北鎌沢出合の手前で幕営したこともあって早めに出発したかったが、足元の悪いゴーロ帯ということで少し明るくなってから出発することになった。この時点で他のパーティは1つだけ、この日もゆったりペースなのでそのパーティにも出合前で抜かれる。北鎌沢の最初の分岐前で水を補給していた先行パーティに追いついたが、彼らは迷わず左俣に入っていく。左俣の先はかなり厳しい登りになるようだがショートカットできるメリットは有るようなので、そういう選択なのかと声もかけずに我々は右俣を登っていく。しばらく登っていると後続パーティに追いつかれ、話を聞いてみると間違って左俣に入ってしまったので戻って登り返しているとのこと。先程のパーティも結局こちらに追いついてきて合計3パーティが間違って左俣に入ってしまっていたらしい。バリエーションルートで道を間違っていませんかなんて声かけは野暮だと思っていたが、こういう事があると今後はどうするか悩むところ。自己責任とは言ってもそれで事故でもあったら寝覚めが悪い。いずれにせよ進退窮まることなく戻ってこれたのは不幸中の幸いだっただろう。結局この日に出発した全パーティに北鎌のコル前で抜かれ、後ろを気にせずゆっくりと進む。コル手前には通称クライマーホイホイなる誤った(危険な)ルートがあったらしいが、迷いこむことなくコルに到着し、ここからはトップをTさんに交代する。
コルから少し進むと徐々にルートが明瞭でないところ、危険な箇所が現れ始める。10年ほど前に北鎌尾根を歩いたというSI氏の記憶やパーティメンバーのルートファインディングなどを駆使し、時折ロープを出してもらいながら先に進む。我々は5名パーティでどうしても難所の通過に時間がかかってしまうが、この日は出発を遅らせたことと飛び石連休の中日の平日ということもあり、後続パーティに急かされることもなくじっくりと道を見極めながら歩くことができた。しかしながら、流石に出発の遅さと行動に時間をかけすぎた感は否めず、北鎌平到着は15時過ぎ、この日の幕営予定地の殺生ヒュッテはおろか、明るいうちに槍ヶ岳に到達できるかもやや怪しい状況。北鎌尾根上でのビバークに備えてパーティメンバ全員で水は多めに担いできたということもあり、北鎌平でのビバークになるだろうなと思っていた。なんなら個人的には北鎌尾根上で幕営をする経験なんてめったに無いのだからむしろそっちのほうが良いくらいに思っていた。しかし、リーダーのSI氏、サブリーダーのTさんとはこの日中に抜けてしまったほうが良いとの判断で、これにAさんも同調。だいぶ疲れて見えたSNさんも歩けるというし、私もこれまでのゆったりペースで足は残っていたのでこの判断に従い、槍ヶ岳突破を目指す。ここまでくればもうロープは出さなくてよかったはずというSI氏の言葉通り、それほど難所はなかった…といいたいところだが、最後のチムニーはなかなかの高度感。ここもTさんにリード、ロープ確保していただいて突破する。ここまで来ると少し上の山頂に立っている登山者が見え、山頂はもうあと僅か。天候不良などなんだかんだで遠征4回目の北鎌挑戦となったTさんを先頭にして山頂に到着する。ギャラリーがいればねぎらいの一つもあるところだったかもしれないが、日没間際の山頂に人気は少なかったためかそのようなことはなく、吹きすさぶ風の音がするだけの静かな山頂だった。業を煮やした(?)SIさんが山頂にいた近くの女性に労いをおねだりして、同情の(?)拍手をいただいた。記念撮影を済ませていざ下山というところで、Tさんが寒さによる体調不良を訴え、急遽槍ヶ岳山荘で幕営をしようということにする。しかしながらあいにくテン場はいっぱいとのこと。小屋には泊まれるという話だったので体調不良のTさんとその付添としてAさんは小屋に泊まっていただき、残り3名で殺生ヒュッテまで行こうという話をしていたのだが、SI氏の交渉の結果ツェルト用のスペースであればテン場も使えるという事になって、遅くなったもののなんとかテントを張ることができた。この日は遅くなったので晩酌のみで就寝したが、北鎌尾根踏破の興奮もあったのかあまり眠れなかった。

3日目
最終日は下山のみ。途中の小屋で食事やスイーツを楽しみつつ、相変わらずのゆったりペースで上高地を目指す。これまでのような難所はないが、それに油断せず無事に下山することができた。

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技術レベル
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