飯豊山縦走(ブドウ沢→飯豊山荘)



- GPS
- 19:55
- 距離
- 35.5km
- 登り
- 2,872m
- 下り
- 3,276m
コースタイム
- 山行
- 7:10
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 8:07
- 山行
- 9:10
- 休憩
- 1:59
- 合計
- 11:09
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
飯豊トンネル山形側出口すぐ。
5台ほどのスペースあり。
ちなみに地図だとブドウ沢って書いてあるけど避難小屋の管理人には「ブドウ沢」って言っても通じず「飯豊トンネル脇」で通じました。
感想
ついに飯豊山に行くことができました!
聞いてはいたけど大変な山でした。しかし同時に素晴らしい山でした。
●計画
何年も前から飯豊山に登ろうとしていましたが、天気にフラれ続け、ここまで来てしまいました。
飯豊山の辺りは公共交通手段が貧弱なため、縦走することはなかなか難しいのですが、今回2台の車でいけることになったので、下山口に事前に車を回すことで縦走の実現の可能性が見えてきました。
登山口は以下の基準で選びました。
・縦走のボリューム感をとれること
・登山口が離れすぎていないこと(車の移動が大変)
・気温を考慮しスタート地点の標高が高いこと
・順光で歩きたいため南から北のコースにすること
これらの条件を考慮し、スタートをブドウ沢登山口、ゴールを飯豊山荘に決めました。
当初は御西小屋と朳差小屋の2泊3日の予定でしたが、最終日の天候が悪そうな予報だったので3日目をカットして梶川尾根を下るルートに変更しました。
●アクセス
前述の通り車2台で行きました。事前に1台をゴールの飯豊山荘に駐車。
飯豊山荘の駐車場は広い駐車場でした。
もう1台でスタート地点のブドウ沢登山口へ。
飯豊山荘からブドウ沢登山口までは1時間30分ほど。
飯豊トンネルの北側出口すぐの登山口前には5台ほどの駐車スペースがありました。
飯豊山荘に下山後は、事前に駐車して車に乗ってブドウ沢登山口へ行ってもう1台を無事回収しました。
●ブドウ沢登山口→三国小屋
最初から急登。マイナールートのため地面がフカフカ。
明け方まで雨だったため、泥濘が多かった。
結構序盤のトラバースで滑ってパンツが泥だらけに。先が思いやられる。
登り始めて1時間ほどで五段山。ここからは細かいアップダウン。
展望もあるので飽きない。
このあたりで野ウサギに遭遇。写真には撮れませんでしたが、山で野生のウサギは初めて見ました。
途中の牛ヶ岩山には季節外れのチングルマの群生。
ここまで誰にも会わない。
三国小屋の手前でメジャールートと合流し急に登山者が増えました。(道も踏み固められる)
三国小屋前で休憩。管理人いました。物販もありそう(未確認)
●三国小屋→切合小屋
アップダウンしつつ標高を稼ぐ。
切合小屋も管理人はいたっぽい。物販もありそう(未確認)
切合小屋は小屋前に水場がある。今回通った小屋では唯一。
水を補給し小屋前でしばし休憩。
トイレは水洗でとてもきれいでした。
●切合小屋→飯豊山(本山)
小屋の先に御秘所という岩場。難所というわけでもない。
急登を登ると本山小屋。
小屋は管理人がいて物販もありました。
泊まる人多そう。50人泊まれるとか言ってたかな。
隣には飯豊山神社。管理人にぜひ参拝をと勧められる。
参拝の際には小銭ではなくぜひ紙の御賽銭をとのこと笑
小屋から本山山頂まですぐです。
●飯豊山→御西小屋
草紅葉がきれいな嫋やかな稜線の先に御西小屋。ここが今回の宿泊地。
コースタイムを1時間30分ほど巻いてゴールできました。
●御西小屋
2階建ての綺麗な避難小屋。1泊3000円。
定員30人とのことだが、この日は12人ほど。
事前にWebで利用申請することを奨励している。
https://sites.google.com/view/iideasahi58/
上記サイトによると行った日は予約者10人~15人という表示で実人数と一致するので、みんな事前予約してきていたということだろう。
この日は管理人がいて物販あり。ビール800円、コーラ500円。
水場は小屋から少し下ったところ。何度も行きたい距離じゃないので水汲みは1度で済ませたい。
水は結構豊富に出てて、顔を洗ってさっぱり。
1階と2階があるが自分たちは2階へ。2階の方が暖かかった。
トイレは外。汲み取り。ペーパーあり。
小屋の前に御西岳があり、御西岳から日本海に沈む夕日が見られる。とても美しいので必見。
●御西小屋←→大日岳
まだ真っ暗な4時頃。荷物を小屋にデポってアタックザックで大日岳へ出発。
大日岳は飯豊山エリアでは最高峰です。ピストンで向かいます。
日の出前に山頂についてだんだん明るくなる空と日の出を堪能し御西小屋へ戻りました。
●御西小屋→扇ノ地紙
御西小屋からは烏帽子岳、北股岳、門内岳のピークを踏み、扇ノ地紙という分岐まで行きました。
途中、梅花皮小屋、門内小屋を経由しますが管理人は不在のようでした。
ザ・飯豊的な稜線が続く主稜線はとても美しい景色でした。にしても一生続くアップダウンは堪えました。
●扇ノ地紙→飯豊山荘
主稜線から離れ飯豊山荘へ降る梶川尾根。
序盤は緩やかで景色も良い尾根でしたが、だんだん険しくなり、終盤は斜度が半端ないデンジャラスな尾根でした。
1400mもの高低差がある尾根なので行程が非常に長く、集中力が途切れがちなので注意です。
登るとしても飯豊山荘からいきなり急登なので心折れそう。
中盤に水場(五郎清水)があるのが救いです。水場まではかなり下りますが。
●まとめ
ものすごく疲れたけど、天気に恵まれ最高でした。
ベタだけど言わせてもらう。飯豊はいいでー!
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