恋ノ岐から平ヶ岳で試練

- GPS
- 17:39
- 距離
- 30.0km
- 登り
- 1,734m
- 下り
- 1,784m
コースタイム
- 山行
- 8:31
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:31
| 天候 | 5日の午後から崩れる予報で,15時ぐらいから降りはじめた |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
夜中に降雨あったが,増水の兆候は無し |
| その他周辺情報 | ゆ~パーク薬師(JAF割あり) |
写真
装備
| 個人装備 |
雨具
着替え
ザック
行動食
調理用食材
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
ナイフ
ヘルメット
カラビナ
フェルトシューズ
シグマ
30mロープ
テント
シュラフ
防寒着
|
|---|
感想
初級の沢と聞いて,30mロープとシュリンゲ2本を用意,鷹ノ巣登山口から恋ノ岐橋までが長いので,下山は鷹ノ巣山から清水沢を下るつもりで計画した.初日は問題なく進むが,途中で小滝を越えるときに両足が攣り,オホコ沢から登山道にエスケープを考え始める.オホコ沢手前までは典型的な花崗岩ではなく,流紋岩やその火砕岩が多く,貫入や火道充填物と思われる.そのため,それなりにヌメリはある.ツムラ漢方の力を借り継続,オホコ沢を過ぎると粗粒な花崗岩となり,結晶の粒によりフリクションがかかるようになる.ピンク色のカリ長石が目立つ典型的な花崗岩.1660m付近の屈曲部でテン場適地となる段丘があると予想したが,針葉樹が立ち並ぶ小高い尾根になっていて,通過した.1680mの二俣は両方滝になっているが,挟まれた台地上は笹とイタドリの快適なスペースだった.全く寒くない夜を明かして,朝はスープのみで出発.すっかり細くなった水流が枯れてくる頃,笹が低くなり,谷沿いに草つきが現れはじめる.衛星画像では右(北)ほど草付きが下まで伸びているようだったので,分岐は右を選ぶようにした.下から見えていたスカイラインの背後が姫ノ池で,沢装備を解除して,平ヶ岳に向かう.すでに多くの登山者が登っていたが,その時点ではガスで何も見えない.三角点のところが山頂だと勘違いして,引き返し,玉子石に回って姫ノ池に戻る.そこから長い登山道を下り,下台倉山の先から北にまっすぐ進み,鷹ノ巣山に向けて藪漕ぎのはずだったが,ブッシュが濃くて鷹ノ巣山に向かう尾根が見えない.道はなめらかに鷹ノ巣登山口に向かって降りていく.あきらめて,途中の尾根から望む鷹ノ巣山は鋸歯状の尾根で,これは相当の覚悟を持って挑戦する必要があるとわかった.そこからの急下降は見晴らしが良いザレ尾根で楽しい.杉植林地も出てくるが,最後はブナ林の林道となり,登山口に達する.問題はそこから恋ノ岐橋まで12kmの歩行で,何台も新潟方面に行く車が通るが,手を上げる勇気がなく,ただ歩く.野菜・キノコ直売所のオバさんに声をかけるか迷うが,通り過ぎたところで雨が降り出す.カッパも出すのも面倒で濡れながら歩いていると,八王子ナンバーのレンタカーが止まってくれた!ここは遠慮なく同乗させてもらったところ,韓国から来て東京で働いているという男女3人組であった.せっかく日本に居るので百名山に挑戦中ということ,韓国の山はすごく整備されていて,日本の山のような冒険的な要素はないこと,などを聞いた.日本語はペラペラで助かった.おかげさまであっという間に恋ノ岐橋に着いたが,この道を全部歩いたらあと2時間以上はかかっていたと思う.日韓友好!!
F3










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