雨のジャンダルム&北穂高岳東陵


- GPS
- 17:59
- 距離
- 27.7km
- 登り
- 2,356m
- 下り
- 2,722m
コースタイム
- 山行
- 6:57
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 8:42
- 山行
- 8:11
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 9:22
過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
月曜日が休みになったのですぐにバスを予約し、紅葉の北アルプスへ!
いつか行きたいと思っていたジャンダルムと北穂高岳の東陵へ行ってきました!
1日目
移動日だったので、お昼頃に入山し西穂山荘まで。
すでに雲行きが怪しい上、天気予報もここからよくはならなさそう。覚悟を決めて眠りについた。
2日目
朝から真っ白。
レインウェアを着て出発。
とりあえず西穂高岳の山頂まで行って、そこで改めて進むかどうか判断しようと決める。
行程は順調に進んでいき、予定よりだいぶ早く山頂到着。
ここまでだいぶ余裕を持って来れたことから、進むことを決意。
ハーネスを着用し、場合によってはロープも使う覚悟で進む。
基本的に鎖場では必ずセルフを確保し、万が一手が離れてしまっても下まで落ちないようにした。(流石にロープを使うことはなかったが)
個人的な核心部は天狗の頭手前の登り。
岩がツルツルで全くグリップが効かない。
鎖があるので、全体重を両腕にかけ、力づくで登っていく。
後半の馬の背とかよりこっちの方が何倍も怖かった。
その後も危なげはなく進んでいき、奥穂に着いた時には思わず安堵の声が出てしまった。
ただ、雨風共に強くなってきてとにかく寒い。
どうやら奥穂と前穂の間で寒くて救助要請をした人もいたそう。
穂高岳山荘で担々麺を食べ体を温めた後、ザイテングラートを下っていき、涸沢に到着。
明日が晴れることを願って、気づいたら寝落ちしてしまっていた。
3日目
朝イチは霧が出ていて視界は悪かったが、天気予報によれば、午前から晴れるらしい。
期待をしながら、北穂の東陵に取り付いていく。
比較的踏み跡が明瞭だったため迷うこともなく、順調に進んでいく。
稜線に乗り上げたところで雲の中から太陽が出てくる。
涸沢の方を見ると紅葉が鮮やかに見えた。
テンションが上がりながらグングンと岩を登っていく。
クライミングはそこまで難しくなく、手足共にしっかりあるため、楽しみながら進んでいった。
核心部のゴジラの背のナイフリッジ、その後の懸垂ポイントもロープなしで行くことができた。
最後はザレ場、ガレ場を踏み跡の通りに辿っていき北穂高岳に到着。
30分ほどゆっくりした後、ノーマルルートから涸沢に降りて行った。
テン場についてここでまた1時間ほどゆっくりする。
紅葉を見ながら食べるチキンラーメンはとても美味しかった。
帰りの林道では、濡れてしまった靴のせいで靴擦れがひどい。
徳沢のソフトクリームを楽しみになんとか耐えきることができた。
総括
北穂東陵はバリエーションと聞いていたが、思っていたよりもあっさりと終わってしまった。
それ以上に、悪天候のジャンダルムの緊張感は凄まじいものだった。
鎖場でのセルフの確保など、できる限りの保険はかけるようにしたし、早朝出発をすることで時間に余裕を持つようにもした。
このような、絶対に事故らないような慎重な行動がとれたおかげで、結果的に危なげはなく突破することができた。
自分の実力のに自信をつけることのできた、有意義な山行でした!
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