岩峰と紅に酔わされ八海山(ロープウェイ〜新開道)


- GPS
- 06:48
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 866m
- 下り
- 1,740m
コースタイム
- 山行
- 6:17
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 6:48
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
横浜 20:51 → 越後湯沢 23:52(JR+新幹線 \4070 + \1870) 越後湯沢 6:34 → 六日町 6:54 (JR \330) 六日町駅前 7:25 → 山口 7:49 (バス \410) ロープウェイ山麓 8:20 → ロープウェイ山頂 8:26 (\2000) ・帰り 山口 15:30 → 六日町 15:52(バス \410) 六日町 16:27 → 横浜 22:29(JR \4510) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・ロープウェイ山頂〜千本檜小屋 樹林帯のアップダウン。時々景色見える。 葉の色づきはいまいち。 女人堂手前から急登で、梯子、鎖あり。 ・千本檜小屋〜八海山(大日岳) 要ヘルメット。鎖場と梯子あり。 稜線になり景色が良い。 近くには越後駒ヶ岳、中ノ岳。 紅葉も見頃。 ・八海山(大日岳)〜八海山(入道岳) 下りの二つの鎖場が角度きつく足場なく危険。 その後は緩いアップダウン。 紅葉は見頃。 ・八海山(入道岳)〜カッパン倉 トラバースや梯子が危険。 樹林帯に入るため景色はあまりない。 葉も腰ぐらいまで生い茂ってる。 カッパン倉へは少し登る。 ・カッパン倉〜屏風道、新開道2合目登山口 降りるごとに傾斜が緩くなる。 終盤は車でも通れそうななだらかで広い道。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
飲料
地図(地形図)
携帯
時計
タオル
|
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共同装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
飲料
地図(地形図)
携帯
時計
タオル
|
感想
前回の登山で岩登りがしたくなって、岩登りといえばな山へ行ってきました。
八海山は薬師岳、地蔵岳、不動岳、七曜岳、白河岳、釈迦岳、摩利支岳、剣ヶ峰、大日岳、入道岳と岩峰があり、真ん中の密集したレキ岩の8つが八ッ峰と呼ばれています。(全部に標識があるわけではないので見逃しもありました)
こういう名前がついてると厨二心みたいなものをくすぐられます。
休日のバスだと遅いスタートになってしまうので、平日の休みが取れたタイミングで、ちょうど紅葉のタイミングでちょうど晴天の予報だったので、これは行くしかないってな感じです。
休み明けの仕事が怖いが、もう知らん。
始発のバスの為、前日は越後湯沢で野宿という荒業です。
(暖かい日が続きましたがさすがに寝るには寒かった。)
そんなのも自分だけっぽいし、翌朝のバスに登山用で乗るのも一人。
ついでにロープウェイも一人でした。
始発の2本目というのもありますが。
平日は人が少なくて良いですけど、ハイシーズン(ハイシーズンはスキーかもですが)でこれだと施設運営の心配してしまいますね。
明日からの連休も雨みたいで。。
ロープウェイから見ると紅葉はあまり進んでなくて、登山道も序盤は緑多めでした。
今年は猛暑日が続いて遅くなっているんだとか。
夜はやっと冷え込んでいるみたいで、これからグッと進みそうです。
朝は結構晴れていたので、ロープウェイを降りたところから魚沼盆地の広大な平原がよく見えました。
テラスなんかもあって、ここでまったりするのも悪くないと思いました。時間があれば。
近くには展望台もあり、360度山々が見渡せて大変良かったです。
平坦な道を進んでいくと、法螺貝のブォーという音が鳴り響く。
女人堂の方から聞こえてきます。登山客が吹いてるのでしょうか。
自分もやってみたかったですが、どこにあるのかわからず。。
代わりに鐘は見つけるたびに鳴らしてきました。
女人堂手前から傾斜が急になり、梯子、鎖が頻繁に出てきました。
なるほど、まずはこの辺りで己の力量を見極めておけということかな。
序盤で体力も有り余ってるし、赤子の手をひねるが如く難なくこなすと、薬師岳にて稜線に出ました。
遠くから見るとまだまだに見えた紅葉が、ここではとても鮮やかに目に飛び込んできました。
もうゴリゴリの最盛期ではありませんか。
しかもジャンダルムの様な突き出した岩がかっこいい。
これですよこれ。求めていたものは。
程なくして千本檜小屋に到着し、ここからヘルメットを装着。何年ぶりだろう。
2年前の御嶽は別の意味でだし、3年前の不帰キレット以来とすると、だいぶ岩登りもご無沙汰で、そりゃ禁断症状も出てくるものです。
スリリングな場所に来たというワクワクにも似た感覚です。
本当はどんな山でも頭を守るために被った方が良いんですけどね。
いきなり地蔵岳直下に長めの鎖場。
その後も登ったり降りたりで鎖場多かったです。
1番やばいのは大日岳の登りと下りで、ほぼ垂直な上に足場が薄くて、鎖が切れたら死ぬ場面にドキドキしました。
岩の形状は妙義山っぽかったかな。
大日岳から二段の長めの鎖を降りると、迂回路と合流して平和な道になります。ここからの入道岳へは紅葉が見事な稜線で、別の意味で楽しめました。
振り返って大日岳の岩の灰色と張り付いた木々の赤や黄色も中々見ることのできない景色で感激でした。
どこの山も紅葉の時期は良いですが、特にこの山は紅葉時期が絶対良いと思います。
下山は新開道を使いました。
最初の迂回路から梯子が連続し、トラバースと言っても足場があまりない様な所も多く、ある意味こちらの方がいやーな道でした。
しかも新開道に入ると草が生い茂っていて歩きにくい。
朝とかに通ったら朝露でびしょ濡れになりそうです。
もちろんコースタイム通りに降りれるはずもなく、バスに間に合わないのではという不安がよぎりました。
こんな人通りの少ない狭いところに熊が出てきたらどうしようという気分にもなるし、あれだけ楽しかった登山道だったのに一転してもういい、もう帰りたいという気分に。
そういえば最初から獣臭がしてましたし、この辺はよく遊んでるんだと工事の人も言ってました。
そうした嫌なところはカッパン倉くらいまで。
あとは割と降りやすい登山道でした。
下から見上げると八ツ峰のギザギザが鋭くて、下からの高低差もあるので、よくこんな所登って降りてきたなと信じられない気分になります。
ロープウェイで登らない案も考えてましたが、やめといて良かったと今になって思います。
スリリング的にはもう少しあっても良かったと思いましたが、体力的には追いついてないことを痛感しました。
でも達成感はあったし良かったかな。
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