アコウ平から金峰山



- GPS
- 07:59
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,070m
- 下り
- 1,070m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
2022年の10月に行ったのと同じコース、良かったと話していたらTaさんに行きたいと言われ、さらに仲間を募ったら前回同行のIsさん含めて5人のパーティーになった。
「山の天気」では金峰山頂晴れの予報だったが、八王子から中央高速を走る間は晴れる気配のない暗めの曇りだった。しかし大弛峠への林道を進み、アコウ平に着いたときは日が差していた。
アコウ平の駐車場に着いた時点で我々の車1台しかいない。登山中にソロの人に1回抜かれただけなので、この日は2台だけだったのだろう。
アコウ平から樹林のやや急坂を下り、トロッコ線路の残る水平道になり、そこから右に折れる下降点が見逃しやすい。荒川の渡渉点では、ロープを渡した場所に前にはあった丸太はなかった。ロープ沿いは浅いながらも足を濡らさずには行けない。僅か上流に飛び石で渡れる場所を見つけて皆そちらで渡った。
御室川の左岸を進んで、右岸に移ったところで黒川からの道を合する通称KK分岐。その先が踏み跡薄くて前回一旦間違ったところ。今回も多少道を探したが、ロスタイムはなく進め、御室小屋跡に着いた。
御室小屋を出ると直ぐに岩ゴロを伝う急坂になり、梯子を登ると鶏冠岩の鎖場となる。鎖の1スパンに2人以上集まらないように順次登った。前回濡れて滑りやすい箇所があったが、今回全て乾いていて恐怖なし。ここからは見事に富士山が拝める。笠雲の帽子を被り、裾野は雲海に隠れている。甲府盆地も雲の下で、この状態が日中続いていたようだ。
所々に岩場が混じる樹林帯の道を登る。特に難しいところはない。ルーファイに注意は必要。標高2300m辺りから樹木が低くなり、見通しが利いて五丈岩を目指して登れる。遂には南アルプスも見えて来た。甲斐駒、千丈ヶ岳、白根三山ははっきり判り、塩見岳から南はどれがどれかは言いにくいが、荒川、赤石あたりも見えている。
ハイマツ帯になると五丈岩が間近、岩場伝いになって五丈岩の南端に到達した。登山者で賑わう東の広場で休憩。ここでは八ヶ岳、瑞牆山が近い。その後金峰山頂の岩を攀じって360度の大展望を楽しんだ。
名残は惜しいが、時間も押しているので下山とする。朝日岳、朝日峠を通って大弛峠に至る、全体に緩い道で消化試合の感はある。振り返ると五丈岩が見え、それが次第に小さくなる。大弛峠の駐車場では半分以上の車がもう帰って開いていたが、車に乗ろうとしていた人と話すと、朝は駐車場が満杯で路肩に止めていたとのことだった。
我々はここでゴールではない。最後はアコウ平までの約1時間の舗装路歩き。陽射しが大分傾いているが、その光に輝く紅葉を愛でながらのフィナーレとなった。アコウ平から車で下り始めると間もなく霧に突入し、下界は曇り空だった。
天気よし、展望よし、紅葉も見頃、適度な難易度のルートで面白く楽しかったと一同にも喜ばれ、提案者冥利に尽きた山行だった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する