南八甲田 滝ノ股川 田堰沢
青森県
ばにこ
mooree
きつつき
- GPS
- 13:50
- 距離
- 27.2km
- 登り
- 1,260m
- 下り
- 765m
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- 山行
- 7:20
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 7:49
| 天候 | 1日目 曇り 2日目 雨時々曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
1時間かけて入渓地点の滝ノ股川入渓点へ。廃虚がある橋の脇の小道を入ると広いスペースあり。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
岩木川水系 滝ノ股川 田堰沢 ■体感3級下 水量平水 ラバー△ 雪渓なし ■アプローチ 駐車地点から右岸の踏み跡を辿る。堰堤を越えた後もしばらく右岸に踏み跡があるが、渡渉したり沢沿いを歩いたりするうちに踏み跡を探すのもめんどくさいので適当に入渓。 ■滝ノ股川 田堰沢遡行 序盤はずっと河原歩き。滑る。 入渓から1時間くらいで滝ノ股大滝。地形図の滝マークより上流にある。 大滝は右壁直登。�元� 沢はここからゴルジュになり面白くなる。銚子口のゴルジュは左岸巻き。ゴルジュの滝を3個程巻いて懸垂なしで降り立つ。 ここからもゴルジュは続くが、水線に入らなくてもなんとか越えて行ける。 6m滝はロープを出して左壁をトラバース。落ち口がちょっといやらしいが、慣れてればフリーで問題ない。 その先もゴルジュは続き、大きい釜を持った滝や小又峡を彷彿させるような素晴らしいゴルジュの中をヘツリ主体で越えて行く。 袖川沢、十六人沢出合いを過ぎると渓相は穏やかになり、ゴーロと河原歩きをこなすと、林道と交差する手前に終わりを告げるような15m滝。ここまでがこの沢のハイライトである。 大滝は左岸から巻き。懸垂なし。 大滝を過ぎると上に林道跡の橋が架かってるが、かなりの傾きで今にも崩れそう。 その先の広い河原の右岸に幕。薪は豊富。幕場は他にもたくさんあり困る事はない。 田堰沢の上流部は何もない退屈なゴーロ歩き。しかも滑りが強く歩きづらい。途中温泉成分の水が混じる。 沢筋も細くなり源頭の雰囲気が出てきた1240m辺りで登山道と交差。ここで脱渓となる。 ■下山 一般登山道を2時間半で猿倉温泉に下山。 |
| その他周辺情報 | 猿倉温泉 700円 15時まで ドライブイン西十和田 17時まで |
写真
moo）ラインは右壁。
きつ）この脆いところよくフリーで行ったなと。
moo）上部は垂壁。きつ）ザイルにプルージックはつけて、なんとかフリーで行こうと思った初手でデカいフレークが剥がれそうになってびびってがっつりゴボウした…。かなり脆いです。
きつ）ザイルにプルージックはつけて、なんとかフリーで行こうと思った初手でデカいフレークが剥がれそうになってびびってがっつりゴボウした…。かなり脆いです。
きつ）この手前で滑って、あえなく馬乗りにスタイルに（笑）
寒中水泳で寒さのあまり戦意喪失
0(:3 _ )〜
きつ）滑りもあいまってへつりがとにかく楽しかった。
きつ）うす巻き中に底なし沼のような田んぼあり…。
今の時期は寒いから！！！(笑)
左岸をまく。残置ロープあった
moo）22時くらいまでたらふく呑んで食って爆睡。きつ）下戸だからか、3回も寒さとトイレで起きて、その度にしとしと雨の降るなか薪を焚べて暖をとってまたシュラフに戻るということを繰り返した。
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きつ）下戸だからか、3回も寒さとトイレで起きて、その度にしとしと雨の降るなか薪を焚べて暖をとってまたシュラフに戻るということを繰り返した。
ここだけめっちゃ綺麗だった
moo）登山道脱渓！大した時間歩いてないが、めちゃくちゃ長く感じた。きつ）アドレナリンが1ミリも出ないことが、こんなにもきついことだったとは…
きつ）アドレナリンが1ミリも出ないことが、こんなにもきついことだったとは…
きつ）無事かえるの青は沢の神。ガチャ400円。
きつ）2日目もっともテンションがあがったところ。
装備
| 個人装備 |
登攀具一式
泊り装備一式
|
|---|
感想
鳥海の沢の予定があいにくの雨。
唯一、青森が晴れていたので、初めての青森の沢へ！
クマの気配がいっぱいあったらどうしよ！とビビってたけど、沢にはクマの気配はなかった。
下部から中流にかけてのゴルジュ地形は見事だった✨
夏なら泳ぎながら突破したら楽しそうだけど、今は10月。しかも青森。ウェットを来てても水にドボンしたら寒かった！
夜は盛大に焚き火をして鍋とお肉とご飯。
ダラダラと飲んでいろんな話をして八甲田ナイトを過した。
雪のある八甲田も楽しいけど、この時期、紅葉を見ながら焚き火を囲んで飲んでタープの下で寝るのもやっぱり(・∀・)イイネ!!
これで今シーズンの沢泊はおしまいかな〜と思うと寂しい。
もう1回やりたいなぁ〜なんて貪欲に思うばにこでした！
三連休の初日、予報を見ると本州はどこも雨模様だったが、何故が青森だけ雨雲がかからない。
日曜日に日帰りで谷川に行くか迷ったが、やはり泊まりたい。
まったく予定も計画していなかった青森の沢だが、黄瀬川と滝ノ股川は知っていた。
きつつき氏にどっちがいいか聞くと、ゴルジュが続いて面白そうな滝ノ股と返ってきたので、即決定。Vanikoも引き連れていざ青森へ飛ぶ。
午前中は晴れ予報のはずだったが、空は曇天。何より気温は6度でクソ寒い。
3人共全身メタブラでいざ入渓。
滝ノ股大滝から始まるゴルジュは予想以上に長く続き、渓相も素晴らしく寒さも忘れる程だった。
頭までドボンしたVanikoは1人騒ぎ喚いていたが、これはいいゴルジュだとテンションは上がりまくった。
さすがに全て水線突破出来る時期ではなかったが、それでもヘツリ主体で遡行しながら、これは夏に来たらさらに楽しくなるのは容易に想像出来た。
夜は最高の幕営地で豪快にビッグファイヤー。豪華なメシは止まらず酒が進みまくり、久々に沢に転がり落ちるくらい呑んだ。
最高の夜だった。
初の青森の沢に降り立ったゴルオヂ。
素晴らしいゴルジュと飽きる程のゴーロ。ガスの中で黄金に輝く大草原。
そして豪快な焚火を囲んだ最高の夜と、下山後の白濁した秘湯。
天気は生憎だったが、それもまた思い出に残る1ページ。全てが私にとっては忘れられない青森の沢旅となった。
一緒に青森まで飛んだ2人には心から感謝したい。
ありがとうございました。
普段平日休みなので、なかなかゴルオヂ山行に参加できなかったが、ようやく日程を合わせられた。
なのに、雨予報で、青森だけがなぜか雲がない！ということで、mooreeさんから黄瀬川か、滝ノ股川と連絡があり、いやここはゴルジュだ！ってことで即決。初日の朝の車の温度計は6度、デポに向かう道すがらの温度計は4度…大丈夫なのかよ…と思いつつ入渓。
入ってみれば、ゴルジュはへつり天国。見事なゴルジュに感動。寒さがスパイスとなり、楽しく遡行できた。いくつかある見応えのある滝も、それぞれ個性的で一見の価値あり。
夜の焚き火も、寒いからこその暖かみ。旨い飯に、旨い酒（きつつきは下戸だから舐めただけ）、最高の贅沢じゃないか！
さすがにそろそろ沢納めかなと思っていたが、納めても良いくらいの大満足の沢旅となった。
mooreeさんに、ばにこさんに感謝🙏
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