谷川主脈半縦走🍂紅葉彩る天空の稜線歩き
群馬県
新潟県
ぐろ
体力度について
- GPS
- 12:05
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 2,069m
- 下り
- 2,147m
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- 山行
- 9:55
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 12:05
| 天候 | ⛅晴れのちガス 気温：登山口14℃ 山頂12℃ 万太郎山14℃ 10月にしてはかなり蒸し暑かった。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 自家用車
🚃：土樽駅→土合駅：18時8分発水上行き240円。水上行き最終列車。無人駅のため乗車後車掌から切符を購入。ドアの開閉はボタンを押す。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
＊西黒尾根から万太郎山までの谷川主脈半縦走です。紅葉最盛期の吾策新道で下山しました。 ・土合駅〜登山口：舗装路歩き。西黒沢橋を渡り脇の階段で資料館までショートカット。 ・登山口〜ラクダの背：泥濘の急登。ラクダの背（コブ）手前に鎖場二か所。雨後のため鎖は濡れて岩稜も滑る。周辺の紅葉は色付き始め。気温14℃で蒸し暑かった。 ・ラクダの背〜肩の広場：蛇紋岩帯の急登。雨後で濡れてさらに滑る。周辺の紅葉は色付き始め。氷河跡の蛇紋岩周辺も濡れておりさらに滑った。ザンゲ岩から先は紅葉の美しい景色。 ・肩の広場〜山頂：方位塔の脇を歩いて山頂へ。周辺の紅葉は最盛期をやや過ぎた。 ・山頂〜オジカ沢ノ頭：紅葉彩る美しい稜線歩き。快晴で素晴らしい眺望。珍しくほぼ無風で暑かった。紅葉の爼�瑤帆霍藩佞亮臾�の美しい眺望。 ・オジカ沢ノ頭〜万太郎山：主脈で一番美しい稜線を歩く。草紅葉と紅葉の素晴らしい景色。大障子避難小屋の水場で水補給。足場がザレた急坂で悪く、ササ藪漕ぎもある。往復20分。万太郎山東斜面は素晴らしい紅葉。この辺りでガスに覆われた。 ・万太郎山〜井戸小屋沢ノ頭。岩稜の急坂。紅葉が素晴らしい。岩稜や地面が濡れて滑りやすい。 ・井戸小屋沢ノ頭〜大ベタテノ頭：ガレた崩壊地やザレ地の急坂。トラロープなどあり。下り込んで一度登り返す。粘土質の泥濘でかなり滑りやすい。周辺は紅葉最盛期。 ・大ベタテノ頭〜登山口：ガスだったが素晴らしい紅葉の道。紅葉のトンネル歩き。その後はブナ林の中を歩いて行く。粘土質の泥濘が酷くとても滑りやすい。スギ林帯になると登山口。 ・登山口〜土樽駅：舗装路歩き。土樽PAの脇から関越道をくぐり、魚野川沿いを歩いて土樽駅へ。構内は東側からしか入れない。トイレあり水は河川水のため飲用不可。 |
写真
谷川岳トマノ耳山頂。レコでは52回目の登頂。主脈縦走時は谷川岳Tシャツで決める。「山は下りるために登る」。横山秀夫「クライマーズハイ」の文中のセリフ。
6
感想
世間の暦と一日ずれて、12日から14日まで三連休。火曜以外は休みが被るので、混雑が予想される。予想より台風の進行が遅く、秋雨前線に挟まれるような関東地方は日曜だけは晴れると予想。台風の風も前線で抑えられるが暑くなる。
谷川岳と巻機山で迷ったが、前線に近い巻機山は11時からガスに覆われるので、13時からと遅い谷川岳へ行くことにした。それでも16時からは雨が降る予想。縦走は取りやめにして万太郎山半縦走、吾策新道下山にしてのんびり行くことにした。
前橋を3時45分に出発。赤城から沼田までが濃霧で酷かった。土合駅には4時50分に到着した。構内見学者、JR上越線利用者は駐車できる。ただし積雪期は駐車禁止。薄暗い中、国道291号を歩いていく。駐車場へ向かう車が多く、インフォメーションセンターは有料となりゲートが出来ていた。
西黒沢橋を渡ると、路駐する車がたくさんあった。山麓駅駐車場の6時半開場を待っているのだろう。RWは土日の始発が7時。3500円もするので乗る気にならない。そういえば、星野リゾートの「ヨッホ」になってからは一度も乗っていない。今後は積雪期でも西黒尾根かな。
その西黒尾根登山口から取り付き。日曜の5時過ぎで大勢の登山者がいた。前日の降雨で泥濘と木の根でかなり滑った。気温14℃と10月中旬にしては蒸し暑かった。朝焼ける鉄塔に付くころには汗だくになった。ラクダの背でYAMAPユーザーのyukiさんとお会いした。一昨年の南条八国山で記念撮影した思い出がよみがえる。
ラクダの背からは紅葉彩る美しい谷川岳が見えていた。周辺や天神尾根、東尾根も紅葉が始まっていた。氷河跡からは雲海と武尊山が良く見えていた。ザンゲ岩を過ぎて肩ノ広場へ。草紅葉と奥には爼�瑤�見えていた。
方位塔を過ぎて山頂へ。ヤマレコの記録では16年で52回目の登頂。9時前でRWからの登山者がおらず、まだ空いていた。聞いたところによると、蛇紋岩帯の手前、熊穴沢の辺りで渋滞していたそうだ。山頂はこの1時間後はアリの行列となる。
肩ノ小屋へ下りて谷川主脈へ。目前に広がる美しい稜線と紅葉の彩りに心躍る。半縦走は4回目で、主脈縦走は15回している。前回縦走時に暴風によりエスケープしたが、その時見た万太郎尾根の紅葉は素晴らしかった。今回もそれが半分目当て。
快晴でほぼ無風の谷川主脈。美しい景色と眺望に足が自然と遅くなる。オジカ沢ノ頭も珍しく無風で蒸し暑かった。谷川方面を眺めると大勢の登山者。天神尾根から山頂までアリの行列。この先の主脈でも10名程度しか会わなかった。小休止して出発。
オジカ沢ノ頭から万太郎山までの稜線は、起伏に富み、緩やかな曲線が美しく、私のお気に入り。左手に爼�瑤醗ぬ鐶紡�源流、右手には茂倉尾根、正面には万太郎山、奥には苗場山が見える。
泥濘の急下りを経て、小障子の頭まで登り返す。再び下って大障子ノ頭まで登り返す。持参した水2.5ℓが0.5ℓになってしまったので、大障子ノ頭の水場へ行った。急坂のガレた道でササ藪の奥に水場があった。湧き水が流れる沢なので水は冷たく美味しかった。
きつい登り返しを征して主脈に復帰。往復20分もかかるが、水不足を補うには仕方なかった。その先や吾策新道もかなり暑かったので、補充しておいて良かった。大障子ノ頭を過ぎた辺りでガスが襲来。13時頃の予想だったが、案外早く流れて来た。
万太郎山へ登り返して13時に山頂へ到着。yukiさんたちがいらっしゃった。少しお話して、エビス大黒の頭方面へ下って行った。標高が低くても森林限界なので、晴れよりガスの方が暑くなく歩きやすい。仙ノ倉山まで日陰がない。
誰も居なくなった山頂で昼食。20分ほど休んで再出発。吾策新道へ下る。この先、土樽駅まで人と会うことはなかった。紅葉最盛期で素晴らしい道。ガスで眺望はないが、紅葉は間近で見られるのできれいだった。濡れた岩稜帯からガレた急坂を下る。いずれにせよ滑る。
ガレてザレた急坂に粘土質の泥濘の道が加わり、下る足にかなりの負担がかかる。井戸小屋沢ノ頭付近からオオベタテノ頭までが紅葉最盛期で、トンネル状の所もありガスでも素晴らしかった。
尾根の船窪から粘土質の泥濘と木の根の滑りやすい急下りとなる。これが長い道のり。トラロープのあるところで左足が滑り、豪快に半回転して転んだ。うまく体をひねってザックから落ちたのでけがはなかった。ブナ林からスギ林になると登山口。
舗装路を歩いて万太郎谷のせせらぎ沿いを歩く。16時過ぎの土樽PA下り線は一台も車が停まっておらず、季節外れの除雪車だけが存在感を示していた。土樽駅には17時に到着した。待合室には5名の登山者がいた。室内は蒸し暑くカメムシの匂いがしていたので、いつも通りホームに座った。
約1時間ほど待っている間に雨が降り出した。電車が到着する頃には本降り。ただ清水トンネルの南、群馬側は雨雲レーダーで見ると曇りなので心配なかった。約9分乗車して土合駅へ。ホームには水上駅へ乗車する登山者が30名以上居た。
13時間ぶりに戻って来たが、日も暮れて薄暗く、今朝と景色はほとんど変わりなかった。水上ICから関越道。渋滞は19時でも「川越から30km70分」と表示されていた。東京や埼玉の方々は、今日中に家へ着けるのだろうかと思った。
その影響で上武道路が混んでいたが、自宅には20時に到着。片付けをして風呂に入る。天気が良く日焼けしたが、左腕にくっきりと時計の日焼け跡。西へ向けて歩いた影響。太陽が美しい稜線歩きの想い出として残した跡だった。
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こんにちは
素晴らしい谷川岳主稜線です。
万太郎から下りる吾作新道の急坂の紅葉は最高ですね。
私もこの道を一度下りたことがありますが
今は無理ですね。
改めて元気なぐろさんを見ることが出来ました。
おめでとうございます。
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