記録ID: 8825643
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ハイキング
近畿
「酷道」308号線を歩いて暗(くらがり)峠、生駒山へ
2025年10月17日(金) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 594m
- 下り
- 497m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
生駒山上〜宝山寺〜生駒駅(鳥居前)については、近鉄生駒ケーブルを利用することもできます。 詳しくは、生駒市や近鉄のホームページでご確認ください。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な箇所はありません。ただ、国道308号線は、沿道の方や宅配業者のクルマが時折通りますので、ご注意ください。また、道迷いのおそれのある場所もほとんどありません。 なお、暗峠から生駒山上までについては、「信貴生駒スカイライン」は自動車専用道で、歩行者の通行はできませんので、並行している登山道を通行する必要があります。 |
その他周辺情報 | 飲料の自販機は、枚岡駅、平岡神社の周辺、信貴生駒スカイラインと登山道が交差する「パノラマ駐車場」、生駒山上遊園、生駒山上駅、宝山寺の境内や参道にあります。 飲食店は、生駒山上遊園地に「いこま山ビューラストラン」があります。宝山寺からケーブルカーの宝山寺駅にかけて何軒かあります。生駒駅周辺には多数あります。 生駒山上遊園地は、入場料は無料で、乗り物ごとにチケット代を払うシステムです。 |
写真
河内国一宮・枚岡神社に参詣して安全祈願。祭神は、天児屋根命(あめのこやねのみこと)、比売御神(ひめみかみ、天児屋根命妻神)、経津主命(ふつぬしのみこと)、武甕槌命(たけみかづちのみこと)の4柱。
松尾芭蕉句碑。1694(元禄7)年10月27日(旧暦9月9日)、俳聖・松尾芭蕉は、奈良から大坂へ向かう際に暗峠を越え、「菊の香に くらがり越ゆる 節句かな」と、重陽の節句に因む句を詠んだ。芭蕉翁の顰に倣って一句捻りたいところだけど、句心なき身の悲しさ故、何も出てこない(笑)。なお、句碑の前にはベンチがたくさんあって、休憩するにはうってつけのスペースが。
有名な「飛行塔」。1929(昭和4)年、開園と同時に設置され、第二次世界大戦中は、軍の防空監視塔として使用されたため、金属供出による解体を奇跡的に免れて現存しているという曰く付きの代物。
宝山寺(寳山寺)に参詣。真言律宗の大本山の寺院。写真の本堂は、1688(貞享5)年の建立。本尊は不動明王で、鎮守神として写真左奥の聖天堂に大聖歓喜天(聖天)を祀る。「生駒の聖天さん」として関西ではおなじみ。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
靴
ザック
行動食
飲料
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ガイド地図(ブック)
保険証
時計
タオル
カメラ
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感想
国道308号線は、大阪市中央区から奈良市に至る国道ですが、暗峠の前後部分は、自動車の通行が困難な「酷道」として知られています。
各種メディアで取り上げられることも多いので、関西以外のヤマレコユーザーのみなさまも、ご存じの方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。
暗越えは、ハイキングコースとしてもおなじみで、私も歩いたことはあったのですが、ヤマレコへの投稿はまだなかったので、久しぶりに歩いてみました。
もう涼しい季節…と思いきや、朝晩こそ涼しいものの、日中の暑さは夏と変わりなく、「酷道」歩きのキツさはハンパなかったです(笑)。
さて、そんな暗越えですが、はるか昔の奈良時代、難波(なにわ)と平城京を最短距離で結ぶ道として設置され、唐、新羅などの使節も通ったという由緒ある道です。
また、江戸時代には大名の参勤交代の経路にもなり、近鉄大阪線はおろか関西本線すら開通していなかった時代には、伊勢参りに向かう庶民も多く通ったそうです。
暗越えは、そんな昔の人々の労苦が偲ばれる道であります。
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