晩秋の信州百巡り�◆�虫倉山（さるすべり→不動滝コース周回）
長野県
さとなお
体力度について
- GPS
- 03:41
- 距離
- 5.4km
- 登り
- 570m
- 下り
- 568m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
| 天候 | 晴れ一時曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
・不動滝コース駐車場 → さるすべりコース入口： 一部、クサリ付きの細いトラバース区間あり、路盤軟弱のためクサリにしっかり掴まって通行するように、との指示板あり ・さるすべりコース： 虫倉神社奥ノ院まではやや急登の区間あるも、ほぼ問題なし。奥ノ院のすぐ先からは、2ヶ所ほど勾配の緩む区間はあるも、大部分が急斜面のキツい登りが連続。特に上部はクサリ付きの岩交じりの細尾根登りが続き、うち1ヶ所は足が完全に宙に浮く垂直の登降区間あり（左に巻き気味のサブルートはあるも、難易度はほぼ同様)。本コースを下りに使うことは基本的にお勧めできず、登りの場合もヘルメット必須、スリップ・落石・足攣り注意（初心者は不動滝コースの往復推奨） ・虫倉山頂：ほぼ四周の展望が開け、ランチ休憩に打ってつけ（頂上台地の北東側に「立入禁止」のロープあり、神岡断層地震で生じた深い地割れが頂上直下まで延びているため、立入厳禁！） ・虫倉山頂 → 虫倉山最高点： 勾配緩く、気持ちの良い尾根道。日本記方面への分岐から右の稜線をしばし進むと、中間の小ピークを越えて僅かな登りで「最高峰」到着。展望・山名はナシ、「虫倉山系最高峰」の小さな標識あり ・不動滝コース（日本記分岐 → 不動滝駐車場）： 勾配緩め、岩場等もなく初心者でも登り・下り共に歩きやすいコース。晩秋はルート上に落ち葉がタップリ堆積し、足元の石や木の枝に足を取られやすいので、スリップ・転倒注意 |
| その他周辺情報 | 小川村営・湯の沢温泉「小川の湯」利用（大人400円、浴場は石鹸のみあり〈ミニシャンプー＆リンス：50円で販売〉／月曜休業） |
写真
強烈なクサリの岩場をビビりながら何とかクリア、本日2座目の信州百・虫倉山頂ゲット！山名板をお借りし、ますは浅間連峰バックに証拠写真パチリ。
1
帰路、樹間の展望が開け、飯縄〜黒姫山方面がドーン。麓の高原は紅葉のパッチワーク状態、さぞかし観光客で賑わっていることでしょう…😆。
1
虫倉山最高点（1,391m：先ほどの本峰より10m余り高い…！）到着。山名も展望もありませんが、有難いことに「最高峰」の標識板あり。折角なら、山の名前を付けてくれれば良いのですが…😂。ここでご褒美のフルーツゼリー食べ、一休みして帰ります！
1
東屋の前からは、紅葉に染まる山麓の彼方に、白銀の北ア・後立山の峰々。不帰ノ劍あたりがスゴい迫力で見えてます！麓の秋と高山の冬が同居してる感じ…😆
1
林道を走り抜け、山間の道を松本方面へ走っている途中、小川村営・湯の沢温泉「小川の湯」の案内カンバンを見かけ、「衝動買い」的に入浴することにします！
1
感想
この日2座目は、今登ってきた砂鉢山の頂からも間近に見えた虫倉山へ。直線距離は近いものの、山間の国道・県道を縫うように走り、1時間弱かけて不動滝の登山口へ向かいます。途中、「日本のヘソ」を自称する小川村の「アルプス展望広場」近くからは、その名の通り後立山の雄峰たちが雪化粧のステキなお姿を見せる絶景が望め、思わず車を停めて撮影タイム。そんなこんなで、「完全独占」状態だった1座目・砂鉢山とは対照的に、多くのハイカーや観光客の車で賑わう不動滝コース入口の駐車場に午前11時過ぎ到着。燃え立つようなゴージャスな紅葉のトラバース路を、勇躍タフな「さるすべりコース」の登山口へと進みます。
以降のコース中詳細は本文・写真キャプション記載の通り、さるすべりコースは事前の予想以上に険しいルートで、特に後半の奥ノ院上部は急な登りに細い岩尾根のクサリ場が連続。途中、足の置き場に困るようなほぼ垂直の登りゾーンなどよじ登るうち、緊張にハシゴ登山の疲れも加わって、最後は両脚が痙りそうになりながら、何とかコースタイムより少し早めの午後0時40分過ぎ、大展望の虫倉山頂ゲットです。雲は多めながら、伸びやかに裾野を引く浅間〜菅平〜草津の山々、相変わらず峻険な横顔を見せる戸隠〜西岳の連山、そしてはや厳冬の様相の雄大な北ア・後立山の展望など楽しみながら、ゆっくり目に弁当夕食。帰路は平和で穏やかな不動滝コースへと下りますが、距離的には少し歩き足りない!?感じもしたため、日本記分岐から計画になかった虫倉山系最高点をピストンします。後はひたすら下るだけ、と気が緩んだのも束の間、不動滝への下りルートも勾配は緩いものの、降り積もった分厚い落葉に隠れた足許の石や木の枝に度々足を取られ、意外に難渋…。それでも予定より少し早めの午後3時前、無事ケガもなく登山口の駐車場に帰着。同じコースを歩かれ、少し早く到着されていた地元・長野の爽やかな若武者ハイカーと「さるすべりコース、手強かったですねー！北アはもう真冬…信州は来週は平地でも雪かも…」などと山バナでしばし盛り上がってた後、名残惜しく別れを告げ、この日最後のお楽しみ、日帰り湯へと山間の狭い県道を進みます。
カーナビの不調もあり、当初計画していた登山口近くの「いこいのいで湯もくもく囃子」にはたどり着けず、県道を大町方面へ少し進んだ小川村営・湯の沢温泉のカンバンを見て「飛び入り入浴」。入館料400円にシャンプー代50円と、昭和レトロで素朴な銭湯風のお風呂に入り、地元の爺様達のクマ被害話など聞くとはなしに聞いた後、国道・県道を走り継ぎ、篠ノ井へと抜けます。地元のスーパーマーケットにて眠気覚ましのPETコーヒーや土産品（SAで買うより割安！）、酒のツマミなど仕入れ、更埴ICへ。途中、最近とみに馴染みとなった横川SAで2座踏破ご褒美のセット夕食を済ませ、帰路も渋滞知らずの上信道〜関越道を快調に走り抜け、神奈川の実家へ程良い時間に到着。汚れ物を洗濯しつつ、手土産品と熊バナなどを肴に老母と酒盛り、この日もバタンキューで眠りに落ちました…😆。
今回の名山2座ツアーでは、それぞれ色鮮やかな紅葉や冠雪の山々の展望を楽しむことができましたが、山頂から仰ぐ北ア他の高山は早くも厳冬期入りの様相。今週半ばからは、本州の2,000m級の山々にも初冠雪をもたらす本格的な寒波襲来の予報も出ており、当方の今シーズンの名山巡りも標高1,000m以下の低山か、南海上の「島山」にシフトすべき時期が来たようです。急激な冷え込みも奏功し、今年の紅葉は例年以上に朱・赤も濃い見事さで、これから月末の丹沢マラソン、更に年末の島山ツアー計画に向け、関東近郊の低山にて、もう1−2回の紅葉狩りハイクを楽しみたいところです。ヤマレコユーザー各位におかれても、どうぞご安全に晩秋のステキな山歩きをお楽しみ下さい！
［2025年11月17日、satonao1記］
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録するこの記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
虫倉山の最新記録
berokumanya さん
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する