陣馬から高尾へ縦走

- GPS
- 09:17
- 距離
- 22.5km
- 登り
- 1,312m
- 下り
- 1,050m
コースタイム
- 山行
- 7:12
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 9:17
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
JR藤野駅から、バスを使う予定だったもののダイヤが合わず、駅から徒歩で登山口へ(だいたい2km)。 【帰り】 ケーブルカーを使おうとしたら1時間待ちといわれたので、30分待ちのリフトで京王高尾山口駅より帰宅。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
さすが天下の東京都、どの道も素晴らしい整備具合で危険を感じるような個所はまるでありません。 なお、整備がしっかりされすぎているおかげで道そのものの数が多く(例えば山頂に至る道とそれを巻く道、など)、特に山頂周りは道があちこちに伸びているので、うっかりすると違う道に踏み込むかも。 手元の地図や、行き先案内板には気を配ってください。 |
写真
装備
| 個人装備 |
【ここから衣服】ベアフットサンダル
登山用靴下
登山用長ズボン
長袖シャツ
雨具上下
ウィンドシェル
ハット
ネックカバー
【ここから食料】水500ml
BCAA水500ml
井村屋58g羊羹x3
塩分タブレットx3粒
アーモンド&ウォルナット100g
【ここから登山ギア】ザック(15L)
手ぬぐい
【ここから消耗品】皮膚用日焼け止め
唇用日焼け止め
ティッシュ
ペーパータオル
ビニール袋
【ここから電子機器】携帯電話2機
カメラ
Garminウォッチ
【ここから緊急用品】発炎筒x2
エマージェンシーシート
ドルマイシン軟膏
リンデロンVs軟膏
三角巾
自着包帯(2.5cm×4m×1巻)
折りたたみハサミ
サムスプリント指x2
チョコバー
スポーツようかん
小型ライト(VTIGER)
浄水器(SawyerSP129)
チタニウムフリントライター
BICライター
方位磁針
|
|---|
感想
【今日の3行】
▼ 慣れてないベアフットサンダルで長距離はやめよう
▼ 秀麗富嶽 from 陣馬山
▼ 高尾山の混雑をなめていた
【前説】
今日は会社のハイク部の活動。
一般向けと上級向けと2つある部のうち、今日は一般向けの方なので、あまりきつくないハイクがいいねー、ってことで陣馬登山口から一の尾根経由で登り、栃谷尾根で降りるプチ周遊コースを設定。
これなら今回来る、ハイク自体が初心者のメンバーでも歩きやすいはずだ。
あ、そうだ、このくらいの距離ならまだ購入したものの、本格的に利用してなかったベアフットサンダルの試運転にもちょうどよさそう。
今日はいつもの革靴の代わりに、サンダル登山をやってみよう!
【登山開始〜陣馬登山口】
JR中央線&中央本線に揺られながら、やってきました藤野駅。
ちなみに天気予報がバッチリの秋の三連休だけあって、高尾駅での12両から6両の車両乗り換えで、6両の車両は通勤ラッシュよもやの満員。
そして駅から降り立った最初の感想は、あれこれ以外に寒いぞ…でした。
今すぐ防寒着を着込むほどではないですが、もうすっかり冬の足音が聞こえてきていますね。
そうして今日のメンバーとの合流を待つことしばらく、後から追いかけます宣言という名の遅刻連絡をしてきた一人を除いて全員揃ったところで、出発!
本当はバスで登山口まで行く予定だったのですが、ちょうどバスは出たばっかりで次は1時間後。
駅から登山口は歩いても30分程度なので、急遽徒歩行に切り替えての登山開始となりました。
登山口までの道は、山道ではあるものの道幅はそこそこしっかりとられており、徒歩でも安心して登っていくことができます。
しいて言えば出発直後に中央線をまたいだ後に出てくるトンネルだけは、暗くて道幅が狭めなので、車両交通とのすれ違いにはちょっと注意が必要なくらいです。
なお道中、メンバーの一人が道の左手に苔むした鳥居を発見。
せっかくなので寄り道をして、道中安全祈願など。
なおこの社、入り口から相当に急な石階段を7-80段くらい?登らなければならないので、登山前のウォーミングアップにもなるかも?
そんな御嶽神社を後にして再び車道をてくてくすると、ほどなく陣馬登山口。
ここから本格的に山登りです!
【陣馬登山口〜陣馬山】
12人でぞろぞろとのんびり登山。
木の根がモリモリな、ゆるやかな土道から始まって、そのゆるい斜度がずーっと続きます。
まさに初心者向けのやさしい道。
ただし最後の山頂とりつきのところだけは、結構しっかり階段で大変かもです。
ただ、残念ながら歩きだして30分ほどで、メンバーの一人が足の痛みでリタイア。
足の速いのにバス停まで送ってもらい、その後に再合流することに。
そんな小さなトラブルがありつつも、それ以外は特に問題もなく陣馬山山頂へ到達。
とにかくゆっくり、休憩もこまめに入れたのが功を奏したかな?
雲一つない快晴の陣馬山、既に数多くのハイカーさんがおり、皆さん思い思いに休憩をとっておられました。
我々も茶屋で軽食を頂くなどして、まったりタイム。
そうして一息と一服ついたところで、さて下山開始しますかぁ…
と、そこでうちのリーダーの悪い癖が発動。
「raweelさん、これ今から高尾まで縦走とかどう思う?」
いや…ベテラン勢だけなら全くの余裕だけど、今日はほぼ初ハイクレベルの初心者もいるのに、いきなり陣馬高尾縦走させるんか!?
標準コースタイムとか見せて、今のペースと掛け合わせるとたぶん日没に間に合わないぞよ、と色々話したものの、最終的には結局縦走ルートになることに。
【陣馬山〜景信山】
まあ決まったものは仕方なし、ここは安心安全に縦走できるよう行動を始めよう。
あとは、途中でやばそうになった場合のエスケープルートもいくつか候補を準備せねば…
と、歩きながら脳内とヤマレコアプリでいくつかのサブルートを探しつつ、前へ前へ。
陣馬から景信までの間は、更に斜度がゆるまった、ほとんど半分平地を歩くような道になります。
イングランド出身のメンバー曰く、これはロンドン近郊の森の散歩みたいで楽に歩けるぜ!とのこと。
おかげでいいペースでサクサクと進軍できるぜ!
そしていいペースでサクサク歩き過ぎた結果、ちょいちょいパーティーが分裂しかかる場面がちらほら。
ある程度離れたら止まって再合流、そしてある程度するとまた離れる、みたいなのを繰り返していると、堂所山を過ぎたあたりでリーダーがこんなことをのたまう。
「あれ…メンバーの●●さん、いなくね?」
ちょうど現場は電波が弱く、携帯電話での連絡も不可能。
ということで、いったん荷物を下ろし、自分ともう一人のベテランがダッシュで周辺の道の捜索を開始。
最後に確認されたポイントからの分岐道をしらみつぶしたけど、見当たらず。
滑落などの最悪のケースが頭をよぎりだしたあたりで、ちょっと電波が入った瞬間に待機メンバーから連絡。
曰く、●●さんは最初からいたようで、たまたま頭数確認時点でみんなの死角にいただけだったとのこと。
オーマイガッ!
ま、まあ、結果的には問題がなくてよかったけど…一歩間違えたらインシデントレベルのハットヒヤリだった。大反省。
そこからは、ちゃんとみんながみんな同士で視界から外れないように歩きましょうねルールを厳格に施行。
安全運転で到着した景信山は、素晴らしい都心部方面の見晴らし!
そして見れば見るほど、凄まじいコンクリートジャングルっぷりを改めて実感。
一面の灰色、なんとも素敵な首都圏でありますのう。
そして肉眼ではなかなか個別の識別ができずとも、撮影した写真を拡大すると、スカイツリーや都庁といった名だたるランドマークがちゃんと確認できます。
やっぱりカメラは楽しいぞい!
【景信山〜小仏城山】
ここからはそこそこ下って登り返す道になるので、斜度は最初と同程度でちょっと大変に。
もちろん、難易度でいえば全然初心者向けレベルなので、無茶しなければ全く問題ない…
はずだったんですが、初出動のベアフットサンダルが、ここら辺から牙を剥き始めました。
もとい、この区間は土よりも岩や石がごろごろしている場所が多いのです。
そしてベアフットサンダルサンダルはクッション性がゼロなので、うっかり平坦でない場所に足を置いたりすると…
オーマイガッ!
と、足裏にダイレクトアタックなのです。痛い!
当初計画した距離からも大幅オーバーして負荷が重なっているのもあり、足底筋膜炎もついでに悪さをしてきているのもあり、ここら辺からだいぶ足取りがおぼつかなくなっていました…
特にこのシーズンは落ち葉がたっぷり積もっているので、ちょっとした石や木の根が隠れていたりするわけで。
こいつはゴキゲンだぜぇ!
【小仏城山〜高尾山口駅】
そうして到着、小仏城山。
到着したのがだいぶ遅かったのもあり、既に茶屋が店じまいを始めている状況でした。
ここらあたりでビギナー組の一部が大分グロッキーなのもあって、休憩がてらこのまま進むか相模湖方面にエスケープするかを検討。
結果、グロッキー組は体力よりは膝に来ている系だから、下降距離が大きくなるエスケープルートよりは、水平距離は伸びても高尾ケーブルカーまで行って下降距離を短くしたほうがよさそうだ、となり、そのまま進むことに。
ここから先はアップダウンはあるものの、斜度があるところはだいたい階段ゾーン。
そんな道を、ひたすらケーブルカー乗り場に向けて歩きまくるのじゃー!
とはいえもちろん無茶な加速をするわけにはいかず。
淡々と歩いていた結果、高尾山山頂の少し手前あたりで、とうとうライトがないと歩けないほど暗くなってしまう。
幸い高尾山頂まで来てしまえば、あとは舗装路を歩くだけ、というか物凄い人口密度なので迷う心配なし。
そうしてケーブルカー駅付近まで来ると…なんかものすごい人だかりと行列。
近くにいる係員さんに聞いてみたら…なんと1時間待ちとのこと。
オーマイガッ!
ただリフトの方は30分でいけますよ、とのことだったので、結局リフトに乗って降りることになりました。
正面に高尾の夜景を眺めながら降下し、あとは高尾山口駅で解散と相成りました。
【後記】
いやはや、会社ハイク部のハイクはだいたい何らかのトラブルが起こるんですが、今回のもなかなか肝が冷えました。
10人を超えるような団体で動く経験値が自分に少ないのもあるけど、意思決定プロセスとメンバー管理あたりはもっと考えていかないとまずいですのう…
あとは今回試してみたベアフットサンダル、前半は軽さと歩きやすさのダブル効果でめちゃんこ快適山歩きができたのです!
…が、後半は足の裏が痛くて痛くて。
いかに、人間工学の結晶である靴に、普段から自分の足が守護られているのかを痛感させられました。文字通り。
ただベアフットサンダルには可能性を感じたので、もうちょい短い距離を中心に利用頻度を上げてみたいところ。
というか、まずはもっと短時間短距離であるジョギングとかから入るべきか?
ともかく試行錯誤じゃ!
raweel
















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