燕岳

- GPS
- 08:10
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,550m
- 下り
- 1,550m
コースタイム
- 山行
- 6:34
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 8:11
| 天候 | 快晴後晴れ 樹林帯はほぼ無風、稜線は無風・微風 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
第二ベンチ以降で積雪が増え滑り止めを利用した。滑り止めがないと登れても下れないと思う。 |
| 予約できる山小屋 |
中房温泉登山口
|
写真
感想
登山口近くの駐車場には4:40に到着。三連休の中日、しかも好天予報の為か、駐車場はこの時間で既に満車だった。皆考えることは同じということか。支度して5時少し前に行動開始。外気温マイナス2度と、今シーズン初めて氷点下での歩き出しとなった。少し歩いて登山口に到着。トイレに寄って衣類の調整をしてから行動再開する。合戦尾根は最初から急登の連続。初めは積雪がないのでつぼ足で進む。第一ベンチ付近でも既に積雪はあったがまだなんとかなった。その後傾斜もきついし積雪も踏み固まって氷のようになり、つぼ足では大変になってきた。第二ベンチも休憩はしたもののアイゼンは付けずに通過。6:30を過ぎてようやく太陽が出てくる。樹林帯なので樹木越しにしかご来光が見えないが、稜線で見たらさぞきれいだっただろう。第3ベンチまで来てようやくアイゼンを装着する。今日は二人とも軽量なアルミアイゼンだったが、思った以上に積雪があったので、クロモリのふつうのアイゼンでよかったと思った。アルミだと積雪のない箇所で使用すると摩滅が早くて気が気ではない。第三ベンチでアイゼンをつけてからは、滑らず快適な登りとなった。もっと早く使っていてもよかったかもしれない。快適に歩行しつつ標高を上げる。左手側を見ると雪を被って白くなった山が見え、テンションが上がる。8時頃、このルートのオアシスとも言うべき合戦小屋に到着。夏は西瓜が有名だが、寒いこの時期はおしるこがその代わりらしい。Zさんはすかさず購入して頬張っていた。ベンチもあるし休憩には適地だった。ただ、今の時期は休憩時間が長くなると体が冷えるので、防寒しながらとなる。休憩後は薄手の防寒着と冬山用のジャケットを着て歩き出す。しかしこれは失敗だった。この先もまだ登りは連続するし、風の抜ける稜線ではなかったため、保温着や防風ジャケットの出番ではなかったのだ。結局稜線に出る前にもう一度止まって脱ぐことになった。保温着は休憩中のみでじゅうぶんだった。
合戦小屋を過ぎると展望が開けてくる。これが見たくてはるばる埼玉からクルマを飛ばしてきたのだ。遠くには槍ヶ岳の姿。アルプスの稜線には既に白く雪が着いており、この時期ならではの景色だった。この辺りから写真を撮る為に止まる時間が増えるが、この景色が見たくて来ているので仕方ない。9:05燕山荘に到着。風が抜けて寒いので、薄手の防寒着とゴアテックスジャケットを着て休む。結局ここまでシャツ一枚でも問題ない陽気だった。Zさんも少し遅れて到着。早朝よりも少し雲は増えたものの、相変わらずの良い天気。予報どおりだった。小屋前のベンチで小休止したら稜線歩きで燕岳の山頂を目指す。ジャケットを着てグローブも防風防寒したら、稜線でも特に問題なし。風の弱いエリアではむしろ暑いくらいだった。この時期は、なかなか快適な状態では歩かせてくれない。稜線では雪の付いてない箇所が多く、アイゼンは外しても問題なかったと思うが、自分を含めてほぼ全ての人がアイゼンを付けたまま歩いていた。稜線の展望を満喫しつつ歩き9:37に燕岳の山頂に到着。時間帯によっては大変混み合う山頂だと思うが、偶然人の少ない時間だったので、山頂付近でしばらく写真を撮ったりして過ごした。風弱く、止まって座っていても特に寒さは感じかなった。稜線とは言っても場所により風の抜けるところとそうでもないところがあり、山頂は比較的過ごし易い場所だった。
一時山頂での景色を楽しんだら下山開始。来た道を戻る。アイゼンを外すべきか少し悩むも、面倒が先に経ってしまいそのまま進む。小屋まで戻ったら休憩。小屋前は風が抜けて寒いが、この先は風がほとんどないので下り始めたらすぐに防寒装備は要らなくなりそうだった。実際に下り始めると予想のとおりとなり、脱いでザックにしまった。下りは登りのハイカーとのすれ違いが頻回となった。これだけ天気が良ければ、日帰りでも泊まりでも訪れる人が多いのも頷ける。特にテント泊装備の人が多くて、広くはないテント場に全員テントを張って泊まれるのか、他人のことながら心配になるほどだった。下っても下ってもすれ違いはあちこちで発生した。それと、下りはどこでアイゼンを外すかが悩みどころだった。登りでは時間が早くて気温が上がっておらず、氷や氷に近い雪もあったが、この時間になるとだいぶ緩んでいて、日陰の場所を除けばアイゼンがなくても歩けそうなところがほとんどだった。とはいえやはり爪があったほうが下る際安全なので、アイゼンは外さずにしばらく進んだ。第三ベンチで外そうかとも思ったがそのまま進み、その先は雪よりも泥のほうが多くなった。この日のコンディションであれば、第三ベンチ付近での取り外しが適切だったように思う。結局泥の上を長く歩いて第二ベンチでアイゼンを外す。ドロドロなのでザックには入れたくなく、なんとか外付けして行動再開。アイゼン外したら返って快適に歩けるようになった。第一ベンチを過ぎれば登山口はもうすぐ。この辺りでも登りのハイカーとすれ違った。登山口に到着して泥だらけのアイゼンを洗う。洗い場があって助かった。ここからは濡れたアイゼンを手に持って歩きクルマへ向かう。13:04行動終了。往復で8時間以上かかったが、天気も展望も良くて楽しめた。が、帰りの運転がかなりきつかった。高速道路は各所で渋滞。登山よりも運転で疲労困憊して帰宅したことは言うまでもない。
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