ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 9016416
全員に公開
ハイキング
甲信越

長野市、旭山にある廃道を訪ねてみた。

2025年11月30日(日) [日帰り]
 - 拍手
Washiba2924 その他1人
体力度
1
日帰りが可能
GPS
01:33
距離
2.7km
登り
182m
下り
182m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
1:10
休憩
0:23
合計
1:33
距離 2.7km 登り 182m 下り 182m
14:09
46
14:55
15:01
1
15:02
15:05
3
15:08
15:17
4
15:21
15:25
0
15:25
15:26
16
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
危険個所は特になし。
朝日山観世音堂の横から旭山登山口方面へと向かう。山頂は見えるが標高差もそれ程無いためご覧の通り”山”と言う感じはここから見上げる限りあまり感じない。
2025年11月30日 14:11撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
11/30 14:11
朝日山観世音堂の横から旭山登山口方面へと向かう。山頂は見えるが標高差もそれ程無いためご覧の通り”山”と言う感じはここから見上げる限りあまり感じない。
以前は鞍部にある旭山登山口迄しか車道は無かったが、10年ほど前に鞍部の先に作業道が開削された。その作業道を暫く下ると旭山へ至る旧道の入り口が現れる。作業道開削前には旧朝日山観音(旭山北斜面の洞窟にあった観音堂)に至る歩道があったのだが、この作業道が作られた為、以前の歩道はどこにあったかすら定かではなくなってしまった。以前幾度か歩いたことがあり、またその時のGPSログもあるのだが精度が悪く今一つ信用ができないのだ。
2025年11月30日 14:22撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
1
11/30 14:22
以前は鞍部にある旭山登山口迄しか車道は無かったが、10年ほど前に鞍部の先に作業道が開削された。その作業道を暫く下ると旭山へ至る旧道の入り口が現れる。作業道開削前には旧朝日山観音(旭山北斜面の洞窟にあった観音堂)に至る歩道があったのだが、この作業道が作られた為、以前の歩道はどこにあったかすら定かではなくなってしまった。以前幾度か歩いたことがあり、またその時のGPSログもあるのだが精度が悪く今一つ信用ができないのだ。
「通行止めのご案内 この歩道は落石。林地の崩落等により大変危険なため、この先は通行できません。なお、この歩道を通行され、事故等がおきても、一切責任を負いかねますのでご承知ください。」と看板に書かれている。随分物々しいが、実際歩いてみるとこの先山頂迄落石も崩落も一切なかった。そもそも、山の中の道を歩いて何かあってもそれを誰かの責任にするというのが間違いだろうに。とりあえず、立ち入り禁止という訳では無いようだ。
2025年11月30日 14:22撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
1
11/30 14:22
「通行止めのご案内 この歩道は落石。林地の崩落等により大変危険なため、この先は通行できません。なお、この歩道を通行され、事故等がおきても、一切責任を負いかねますのでご承知ください。」と看板に書かれている。随分物々しいが、実際歩いてみるとこの先山頂迄落石も崩落も一切なかった。そもそも、山の中の道を歩いて何かあってもそれを誰かの責任にするというのが間違いだろうに。とりあえず、立ち入り禁止という訳では無いようだ。
先の看板からしばらく歩いたところ。看板の脅しが効いてか、それともそもそも歩く人が少ないのか、道はかなり薄い。写真に撮るとどこが道だか判らない。かなり注意して道を辿らないと簡単に道を外れてしまいそうだった。
2025年11月30日 14:25撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
11/30 14:25
先の看板からしばらく歩いたところ。看板の脅しが効いてか、それともそもそも歩く人が少ないのか、道はかなり薄い。写真に撮るとどこが道だか判らない。かなり注意して道を辿らないと簡単に道を外れてしまいそうだった。
道には倒木も多かった。この辺は判りやすい方。
2025年11月30日 14:35撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
11/30 14:35
道には倒木も多かった。この辺は判りやすい方。
以前はそれなりの整備が為されていたようだ。写真中央部に周囲の石を集めて作られたであろう階段が見える。これ以降、階段は各所で見ることができた。
2025年11月30日 14:37撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
11/30 14:37
以前はそれなりの整備が為されていたようだ。写真中央部に周囲の石を集めて作られたであろう階段が見える。これ以降、階段は各所で見ることができた。
何かの説明文が書かれた看板。一部のみ読むことができるが、何が書いてあったのか判読することは出来なかった。
2025年11月30日 14:39撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
11/30 14:39
何かの説明文が書かれた看板。一部のみ読むことができるが、何が書いてあったのか判読することは出来なかった。
これも階段。落ち葉にうずもれているが形は崩れずに残っていた。
2025年11月30日 14:41撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
11/30 14:41
これも階段。落ち葉にうずもれているが形は崩れずに残っていた。
こちら側から登ると山頂直前に見えて来る石垣。恐らく山城として使われていた頃のものではないだろうか。とすると、遅くとも1560年頃に組まれたものとなるが果たして。
2025年11月30日 14:57撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
11/30 14:57
こちら側から登ると山頂直前に見えて来る石垣。恐らく山城として使われていた頃のものではないだろうか。とすると、遅くとも1560年頃に組まれたものとなるが果たして。
一段高い場所に見える平場が旭山山頂。山頂周辺は山城であった頃に造られた堀切などが随所にみられる。
2025年11月30日 14:58撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
1
11/30 14:58
一段高い場所に見える平場が旭山山頂。山頂周辺は山城であった頃に造られた堀切などが随所にみられる。
頂上直下。写真中央上部に小さく見える看板が次に挙げた”通行止”看板の裏側。
2025年11月30日 14:59撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
11/30 14:59
頂上直下。写真中央上部に小さく見える看板が次に挙げた”通行止”看板の裏側。
山頂に到着してから登ってきた方向を向くと見える看板。”通行止”らしい。とはいっても、きちんとGPSアプリ等で現在地を把握して歩く分には何ら問題は無さそうに感じた。(もっとも、地図も持たず、GPSも持たずに安易に侵入する事はお勧め出来ないが…。)
2025年11月30日 15:00撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
11/30 15:00
山頂に到着してから登ってきた方向を向くと見える看板。”通行止”らしい。とはいっても、きちんとGPSアプリ等で現在地を把握して歩く分には何ら問題は無さそうに感じた。(もっとも、地図も持たず、GPSも持たずに安易に侵入する事はお勧め出来ないが…。)
旭山山頂はかなり広い平場になっている。旭山城の主郭だった場所。山城だったので山頂周辺は平らに造成されたのだろう。周囲には説明看板が幾つか点在する。
2025年11月30日 15:00撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
1
11/30 15:00
旭山山頂はかなり広い平場になっている。旭山城の主郭だった場所。山城だったので山頂周辺は平らに造成されたのだろう。周囲には説明看板が幾つか点在する。
山頂にあった説明看板。全体の左半分は地図になっているが、やや見辛い。ここには以前、現在と同じ側を使った地図付き看板があったと記憶している。その頃と比べ、地図はより簡易になってしまい、使い勝手が悪くなった。
2025年11月30日 15:01撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
1
11/30 15:01
山頂にあった説明看板。全体の左半分は地図になっているが、やや見辛い。ここには以前、現在と同じ側を使った地図付き看板があったと記憶している。その頃と比べ、地図はより簡易になってしまい、使い勝手が悪くなった。
旭山展望台へと続く箇所。写真右側が展望台。旭山山頂と旭山展望台は少し離れている。徒歩五分程度かな。山頂は周囲に気がまばらに生えており、あまり展望は良くない。
2025年11月30日 15:09撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
11/30 15:09
旭山展望台へと続く箇所。写真右側が展望台。旭山山頂と旭山展望台は少し離れている。徒歩五分程度かな。山頂は周囲に気がまばらに生えており、あまり展望は良くない。
旭山展望台。三の曲輪。ここからは長野市市街地方面がよく見降ろすことが出来る。普通に旭山を登るのであれば、ここが目的地。この先は切り立った急傾斜になっている。でも、ここを登って来ている人、いるんだよなぁ…。
2025年11月30日 15:10撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
1
11/30 15:10
旭山展望台。三の曲輪。ここからは長野市市街地方面がよく見降ろすことが出来る。普通に旭山を登るのであれば、ここが目的地。この先は切り立った急傾斜になっている。でも、ここを登って来ている人、いるんだよなぁ…。
旭山展望台(三の曲輪)を振り返ってみる。そこそこの広さがあり、混雑している時期でも休憩場所には事欠かないように思えた。もっとも、登山口周辺に駐車場が少ないのでそちらの方が問題か。(ただ、そこまで人が来る山でも無いような…)
2025年11月30日 15:16撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
1
11/30 15:16
旭山展望台(三の曲輪)を振り返ってみる。そこそこの広さがあり、混雑している時期でも休憩場所には事欠かないように思えた。もっとも、登山口周辺に駐車場が少ないのでそちらの方が問題か。(ただ、そこまで人が来る山でも無いような…)
登山道が夕日に照らされて良い感じ。この季節は日も短く、まだ3時過ぎなので早くも夕方の気配。
2025年11月30日 15:21撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
11/30 15:21
登山道が夕日に照らされて良い感じ。この季節は日も短く、まだ3時過ぎなので早くも夕方の気配。
「木曽義仲霊」と彫られた碑。この日が一体何を意味するのかちょっと解らなかった。いつ頃建てられたのか、この碑が何を意味するのか。こんなところには説明看板が欲しいのだが…。
2025年11月30日 15:23撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
11/30 15:23
「木曽義仲霊」と彫られた碑。この日が一体何を意味するのかちょっと解らなかった。いつ頃建てられたのか、この碑が何を意味するのか。こんなところには説明看板が欲しいのだが…。
旭山からの下山コースにも今回登りに使った周回コースと同じようなつくりの階段があった。利用者が多いだろうこちらの方がややしっかりとした作りになっている。こちらの方が新しいのかもしれない。
2025年11月30日 15:33撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
1
11/30 15:33
旭山からの下山コースにも今回登りに使った周回コースと同じようなつくりの階段があった。利用者が多いだろうこちらの方がややしっかりとした作りになっている。こちらの方が新しいのかもしれない。
周囲では松くい虫にやられた松の伐採作業をしているようだった。それを示す張り紙があった。なぜこんな写真をアップしたかというと、細かい道(歩道、現況廃道も含む)が記載されていたから。旭山登山口から北北西に延びる道が記載されているが、こんな道がある(いや、”あった”が正確かな)ことを初めて知った。
2025年11月30日 15:39撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
1
11/30 15:39
周囲では松くい虫にやられた松の伐採作業をしているようだった。それを示す張り紙があった。なぜこんな写真をアップしたかというと、細かい道(歩道、現況廃道も含む)が記載されていたから。旭山登山口から北北西に延びる道が記載されているが、こんな道がある(いや、”あった”が正確かな)ことを初めて知った。
今回の登山口とした朝日山観音へ到着。
2025年11月30日 15:43撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
11/30 15:43
今回の登山口とした朝日山観音へ到着。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 雨具 ザック ザックカバー 行動食 ハイドレーション ヘッドランプ GPS 携帯 時計 タオル ストック カメラ

感想

久し振りに旭山に登って来ました。
一般的な登山口からの往復では物足りないので今回は旭山山頂を北側から登るコースを選びました。
このコース、数年前迄はきちんとしたコースだったと記憶していますが、近年は利用が少ない為か、登山道の整備は為されていません。
登山道の入り口には「通行止めのご案内 この歩道は落石。林地の崩落等により大変危険なため、この先は通行できません。なお、この歩道を通行され、事故等がおきても、一切責任を負いかねますのでご承知ください。」などと如何にも危険で遭難多発な道であるかの如く書かれた看板がありますが、実際に歩いてみると落石も崩落もありません。恐らく、整備する労力を掛けたく無かったが為にこのような看板を立て、廃道化を狙ったものでしょう。
ただ、手入れが為されなくなって久しく、(恐らく10年以上なのでは…)そもそもそれ程歩く人も多く無かった道なので現状では道はかなり薄く、道跡を注意深く探らないとロストしてしまうでしょう。旭山北斜面は崩落している場所もあり、往時のルートを辿ることが出来れば危険はありませんが、下手に迷って崩落地に踏み込むと危ないように思います。
このコース、一部判然としない箇所があった為、往時のルートから逸脱した箇所があります。当該ルートの10%程でしょうか。私のログを参考にする酔狂な(w)方がいましたら、ロストしている部分がある事をご留意ください。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:53人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら