御嶽山 継子岳・摩利支天山 五の池小屋泊まり



- GPS
- 12:15
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,488m
- 下り
- 1,499m
コースタイム
- 山行
- 4:47
- 休憩
- 5:01
- 合計
- 9:48
- 山行
- 5:39
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 6:37
天候 | 1日目 : 雨のち晴れ 2日目 : 晴れのちくもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
下部の登山道は濡れた木の階段、石が滑りやすいので注意しましょう。 |
その他周辺情報 | 濁河温泉 旅館御岳 日帰り入浴1000円 混浴露天風呂あり |
写真
感想
今回は久しぶりに念願の五の池小屋泊まりで御嶽山の継子岳と摩利支天山、それから規制区域ギリギリのニノ池小屋本館まで行ってきました。
五の池小屋はちょうど2年前、噴火の一ヶ月前に初めて泊まりました。その時は継母岳に登ったときに一緒になった方から「五の池小屋はいいですよ」と教えていただき、継母岳からは遠かったのですが直前に予約して泊めさせていただきました。
それ以来すっかり気に入ってしまったのですが、噴火の影響でしばらく登ることができませんでした。またやはり噴火の影響で登山者が激減する中、かなり厳しい経営をされていると思い、今回メンバーを揃えて5人でお邪魔しました。
ちなみに一泊二食付きで9500円、素泊まりなら6000円です。夜限定の手作りピザは1600円、生ビール中は800円などなど魅力的なメニューが揃ってます。私は結局生ビール2杯、みんなでピザとボトルワイン2500円、のようにすっかり散財しました。
それでも某所で散財したタクシー代よりずっと安いですが(笑)
さて計画を立てた時は天気は問題ない予報でしたが、日が近づくと雨に降られる予報に。中止かどうか検討しましたが、低気圧は弱く風も強くないので、少々の雨はOKとばかり決行することにしました。
登山口に向かうまでも時々雨が降り、やはり予報通りのようです。晴天を期待すれば雨は恨めしいですが、風が弱いですし、今日は雨の中を歩く!小屋に着けば天国!と思えば雨も気になりません。度が過ぎなければ、夏は暑い、冬は寒いのと同じことです。
何度か雨に降られながらも、風は強くなかったので雨具は着ずに折りたたみ傘でしのげました。雨具だと暑いので自分の汗で濡れてしまいますから、暑い時で風が弱ければ傘が重宝します。そんなこんなでお昼前には五の池小屋に到着しました。
小屋に入れば泊まりの手続きです。スタッフからは、「天気が悪いのでキャンセルかと思いました」と言われました。確かにこの天気でわざわざ登ってくるのは物好きの分類でしょう。幸い我々は物好きなんです(笑)
さーて小屋に入れば荷物を置いて、まずは生ビールを楽しみながらお昼にします。
暖かいうどんを頼むメンバーもいます。こんな場所で贅沢な話です。
雨は激しさを増してきます。何とかdocomo回線が繋がるので、予報をチェックすると夕方までは降り続くようです。しばらくお昼の宴会をして、がら空きなので寝る部屋を自由に選んで、酔いも回って眠いのでお昼寝します。いつの間にか2時間くらい寝て、起こされたらどうやら天気がすっかり回復した模様。外に出て写真撮影に興じます。
夕飯は17:30からなので、あと1時間強、この天気なら今のうちに継子岳に行っておきましょう〜ということで空身で継子岳に向かいます。往復で1時間くらいです。天気はみるみる良くなり、すっかりほぼ快晴です。下界の雲海と青空の絶景を味わいながら、久しぶりの継子岳に到着しました。
山頂で楽しんだ後はまた小屋に戻り、夕飯のスタートです。またまた生ビールをいただきながら、人数が少ない時限定のお鍋とかき揚げというメニュー、ここはいつもスタッフの手作り料理、うれしい限りです。夕飯の次はピザを焼いていただき、今度はチリの赤ワインをボトルで頼んで焼きたて手作りピザを楽しみます。もう最高です。
夜8時、外はほぼ満月で明るく、星空鑑賞にはちょっと明るすぎます。
消灯は9時なので、8時半には部屋に戻って寝ることにします。アルコールも入っているのですぐに爆睡、一度23:30にトイレで目が覚めて、外を見たら月がだいぶ移動してて、このまましばらくすれば月は隠れるな〜と思いました。もう一度寝て、次に目が覚めたら3:25、トイレついでに外を見ると月が隠れて満天の星空です!しっかりカメラと三脚を持ち出してたので、そのまま外で星空撮影会です。
ちょうど流星群のピークが少し過ぎたところなので、30分の間に7つほど流星を見ることができました。今年の分全部見た感じです。4:10にアラームをセットしていたので、慌てて部屋に戻ります。アラームが鳴るとみんな起き始めました。
日の出時刻は4:58でしたが、雲が出ているため実際のご来光は5:15くらいでした。待っていると寒いんです。朝食は5:30なので戻って片付けているとすぐに朝食です。
さて出発の準備はほぼ完了、今日はまずは摩利支天山を目指します。スタッフにお礼と、記念撮影にも快く入っていただき、我々はまた登山モードです。
摩利支天山へのルートにはまず飛騨乗越への登りがあります。空気が薄いので結構ハードです。それからは岩場のトラバースで摩利支天山につながります。積雪期はこのルートは雪に埋もれて使えないので、稜線沿いを西側に少し巻いて歩きます。
摩利支天山からは賽の河原に下り、ニノ池小屋新館を目指します。ひっそりとしています。それから本館そしてニノ池にたどり着くと、すっかり火山灰で埋もれた池に衝撃を受けました。以前の美しい緑色の池はどこかに行ってしまいました。途中で会った御嶽パトロールの方の話では、一の池からの火山灰が流入してこうなったそうです。五の池小屋では感じられなかった噴火の凄惨さを、ニノ池が物語っていました。
ニノ池からはまた賽の河原を通って、帰りは乗越を通らず三ノ池から五の池小屋に戻ります。三ノ池には寄らなくてもいいのですが、15分の下りで御神水を汲みに行きました。小屋に戻ってから早速この水でコーヒーを飲みましたが、やはり特別な感じがしました。当初計画より随分寄り道したのでもうお昼が近くなってます。行動食を摂って、小屋のスタッフに挨拶して下山することにしました。スタッフの方が手を振って見送ってくれたのがまた印象的でした。
下山は下部で滑りやすいので慎重な足運びとしてください。だんだん雲が出てきたのは幸い暑さを軽減してくれて助かりました。あと数100mというところで弱い小雨も降りましたが、霧雨のようで快適でした。
という訳で、雨のち晴れ〜という最高のコンディション、貸切の五の池小屋を満喫し、贅沢な時間を過ごすことができました。普段ドMな山行を繰り返しているので、こんな贅沢したら溺れてしまうかもしれません(笑)
某所のタクシー代があったら五の池小屋に3泊できる〜と思わず振り返る、価値ある山行でした。
お疲れ様でした。貸し切り状態の小屋泊うらやましい〜。二の池もこんなもんかな、と思ってましたが、さすがに常連だと池の微妙な状態もわかるんですね。小屋に泊まって生ビールやピザ頼んでかなり小屋に貢献してきましたね。1日でも早く元通りのような山になるよう祈ってます。
RINさんおはようございます。
羨ましいでしょう〜宣伝しがいがあります
はい、また剣ヶ峰に登れるようになって欲しいですね。今回も結構硫黄のニオイがしてましたので、まだしばらくかかりそうです。今度は小屋に泊まりでご一緒しましょう
僕も3年ほど前の秋と冬に登りましたが、だいぶ様子が変わってしまっていますね。
賽の河原は元々おごそかな雰囲気でしたが、やっぱり噴火の後はひっそりとした、少し重苦しい雰囲気にも見えました。
泊りでは行ったことがないのでぜひ五の池小屋に泊まってみたくなりました。
継子岳も行ったことがないのでセットでぜひ。
僕はタクシー代は使いませんが、momochannさんになったつもりで散財してみようかな(笑)
そうですね、登山者もとても少なくて、かつての賑わいがうそのようでした。
特にニノ池小屋やニノ池周辺は非常に重苦しい雰囲気が漂ってました。
五の池小屋は間違いなくいいところですよ。「いくらでも時間潰せる」という登山者もいました
女性スタッフも素敵な方ばかりで、イケメンのSanchanさんならきっとモテモテでしょう
その勢いでどんどん散財しちゃってください
私は勢い余って、財布がウルトラライトです
いやー!
美しい池ですね、僕も次回はお邪魔します!
摩利支天山はスリルある感じですね。
ボス!ぜひ奥さんを説得して泊まりで参加してくださいな〜
摩利支天山は普通です。鈴鹿の岩場と大差ないですよ。眺めは違いますが
焼きたてピザにボトルワインですって?それは今シーズン是非とも泊まってみたいわぁ。
で、どこの山でしたっけ?
あっ御嶽山でしたね。
いつも白山からその魅力的な姿を眺めてるのに行ったことないんですよ。
モモチャンレコみてどうしても行きたくなりました。
これぞ山レコの王道ですね。
さすが週末限定白山生息人型ドM類変態科モモチャンです。
私決して百名山ハンターではありませんがバッチゲットしに是非ともトライしてみたいです。
ミラー妻
ミラーのハニーさんこんにちは。
いつも変態レコのチェックありがとうございます
五の池小屋は行って泊まってなんぼですよ〜ぜひ白山好きなドM集まって行きましょう
しかし問題はバッジがあるかどうか?御嶽山は剣ヶ峰に登るのが百名山の証になるのですが、規制区域内だし、まあ近くまで来たのでOKということにしときますか
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