マタギ(またぎ)
最終更新:2022-09-24 18:28 - jj1xgo
基本情報
青森、秋田、岩手の山間に住む猟師の事を言う。一般的に言う猟師やハンターとは違い、マタギ独自の儀式や習俗を持つ猟師を指す。山では山言葉を使い、山に入る際には山立根本記または山立由来記という巻物を身に着ける事等が有名。
北東北三県に限定される理由は、江戸時代の公的資料である藩日誌に北東北三県の津軽藩、久保田藩、盛岡藩で「マタギ」という語が登場するためである。他県の藩において猟をする者は、マタギではなく猟師、山立などと呼ばれていた。山形や新潟など北東北三県以外で「マタギ」が登場する場合、それは主に秋田の阿仁マタギが江戸時代後期から明治にかけて他県に遠征をして猟をしていたためである。
北東北三県に限定される理由は、江戸時代の公的資料である藩日誌に北東北三県の津軽藩、久保田藩、盛岡藩で「マタギ」という語が登場するためである。他県の藩において猟をする者は、マタギではなく猟師、山立などと呼ばれていた。山形や新潟など北東北三県以外で「マタギ」が登場する場合、それは主に秋田の阿仁マタギが江戸時代後期から明治にかけて他県に遠征をして猟をしていたためである。
山の解説 - [出典:Wikipedia]
マタギ(又鬼)は、日本の東北地方・北海道から北関東、甲信越地方にかけての山間部や山岳地帯で、伝統的な方法を用いて集団で狩猟を行う者を指す。「狩猟を専業とする」ことがその定義とされるものの、現代においては単にマタギ郷として有名な土地に生まれ、猟銃を使う猟を生業とする猟師を指すのが一般的である。獲物は主に熊であり、他にはアオシシ(カモシカ、後述)やニホンザル、ウサギなどが狩りの対象となる。
*古くは山立(やまだち)とも呼ばれており、特に秋田県の阿仁マタギが有名である。その歴史は平安時代にまで遡る。近世以降は狩猟に銃を使うが、独特の宗教観や生命倫理を尊んだという点において、日本の他地方の猟師や近代的な装備の狩猟者(ハンター)とは異なる。
*杉などの植林に伴う自然森林の減少やカモシカの禁猟化、山村の社会・経済環境の変化により、本来的なマタギ猟を行う者は減少しており、近世に入ってからは、狩猟を専業とする者、つまり本当の意味でのマタギはごく一部となっている。