八ヶ岳縦走(白樺尾根→にゅう→天狗岳→南八ヶ岳)


- GPS
- 28:00
- 距離
- 23.6km
- 登り
- 2,060m
- 下り
- 2,144m
コースタイム
2日目)5:55オーレン小屋→6:23夏沢峠→7:20硫黄岳7:25→8:35横岳8:40→9:47地蔵の頭→10:30赤岳10:45→11:30行者小屋11:43→13:10美濃戸山荘→14:00美濃戸口
天候 | 1日目 5月2日(月):晴れ 2日目 5月3日(火):晴れのち曇り ※晴れといっても、霞がかった花曇り。春らしい天気。 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
白樺尾根はにゅうまで踏みぬき多発。にゅうを越えると、踏みぬきの跡はあるが、あまり踏みぬかず。 東天狗から根石山荘と、硫黄岳から台座の頭直下までは、積雪なし。 雪質はザラメだが、南八ヶ岳稜線上はクラスト。 オーレン小屋、行者小屋の水は出ている。 |
予約できる山小屋 |
オーレン小屋
|
写真
感想
GWなんで、八ヶ岳は人でいっぱいだろうな、と思いつつも、そろそろ雪山シーズンも終わりだな〜と寂しく思い、人の少なそうなルートで縦走することにしました。
1日目(白樺尾根→にゅう→天狗岳→オーレン小屋)
サラサドウダンツツジ群生地入口、という長い名前のバス停からスタート。
1時間くらいで雪道に変わるも、やはり雪は緩んでいて、踏みぬき祭が始まります。
2歩ごとに踏みぬくと、さすがにへこたれる。
踏みぬきに気を使いながら、ジャングルみたいなルートを抜けて、にゅうに到着。
にゅうからの景色を見ると、これから向かう天狗岳や硫黄岳が見えて、気力が上がります。
東天狗への登りは急登で、くわえて山頂近辺の岩稜はアイゼンでは歩きにくく、ずいぶん心折れながら東天狗到着。
そして心折れながらも、せっかくだし、時間にも余裕があるので、西天狗岳まで計画通り空身でピストンすることに。
泥まみれのアイゼンの汚れも、少しはきれいにならないかな、という目論見もあり。
ピストンを終えれば、あとは今日のねぐらに向かうだけ。
東天狗直下の岩場が、1月の縦走のときにホワイトアウトしたため、風をよけて天候回復を待ったところ。
写真も掲載しましたが、この距離が見えないとは、ホワイトアウト恐るべし。
箕冠山から夏沢峠はほどよく雪もクラストしており、このへんにテント張っちゃおうかな〜と悪い心が起きましたが、非常事態でもないのでテント指定地のオーレン小屋に向かいます。
2日目(オーレン小屋→南八ヶ岳縦走→文三郎尾根→南沢)
5時出発の予定が、痛恨の寝坊!!
目が覚めたら、5時だった! そこまで寒くないので、快眠してしまったようだ。
慌てて出発します。
硫黄岳への登りは、あまり得意ではありません。
得意でない理由、その1:しょっぱなの急登がしんどい。
得意でない理由、その2:山頂が見えてからが長い。山頂がなかなか近づかない。
2日目で地味に体力も消耗しているところで、硫黄岳を越えます。
横岳への鎖は出ています。
が、雪に覆われた斜面は、やはり緊張します。
滑落したら、絶対に止まらないでしょう、この斜度。
一番緊張したのは、鉾岳わきのトラバース。
尾根通しっぽい踏み跡もあり、この斜面でうろうろしてしまいます。
結局トラバースが正解だったのですが、集中力が地味に切れていて、鎖を片手につかんだままゆるやかに足を滑らせ、またピッケルにお世話になりました。
核心部では、集中が大切です。
そして1番危険なところではなく、3番目くらいに危険なところこそ、本当に危険。
日ノ岳スラブはトラバースぎみにわたります。
そして本日のラスト、赤岳!
ずいぶん心と体を消耗していたので地蔵尾根から下りようかと思いましたが、ちょっと多めに休憩して、最高峰をめざします。
赤岳への登りも急斜面。
降りてくる人とのすれ違いが大変でした。
山頂は奇跡の無人!!
絶景独り占めでした!!!!
あとは、下山あるのみ。
温泉にでも入って帰ろうかと思いましたが、バスと電車のタイミングが合わず、結局そのまま帰ることに。
くさかっただろうな〜。ご迷惑をおかけしました。
こんばんは、seizanryoさん。
硫黄岳山頂から見る赤岳はやっぱり良いですね
足を滑らせたあたり、読んでいてヒヤっとしましたが、赤岳山頂独り占めなんてラッキーですよ!
イワヒバリの写真、可愛いですネ
丸々としてて、美味しそう(あっ違いますね)
今度はどちらのお山に出掛けられるのか楽しみです。
お疲れ様でした
pippiさん、こんばんは。
pippiさんなかなか山に行けないようで、残念ですね。
自分だけ楽しんでいて、悪いようです。
硫黄岳からの赤岳は、いいですね。
いつもここでは、写真撮りまくりです。
日ノ岳からの赤岳も、なかなかなんですよ。
赤岳の脇に富士山が並んで。
イワヒバリは、確かにうまそう。ま、ちっこいんで、肉が少なそうですが。なんて。
丸々しているので、飛び方もぎこちなくて、かわいいやつです。
横岳先でのスリップは、ちょっとビビりました。
鎖を握っていたのと、ゆっくり滑ったのが、ラッキーだったと思います。
終始冷静でしたが、脱出して安全な場所に移動してから現場を見ると、怖くなりますね。
本当に気持ちを落ち着かせてから、次に向かいました。
日ノ岳スラブもひかえていたし……。
今シーズンの雪山は、これが最後かもしれませんね。
今狙っているのは、奥多摩は麦山のドラム缶橋が復活したら、奥多摩三山縦走です。
あと、数日かけてですが、南アルプスの奥を歩いてみようと思っています。
実施の折はまた、レコしますね。
山好きのpippiさん、山から離れるのも、いろいろ事情があるとしてもしんどいですよね。
リフレッシュにハイキングというのもいいかもしれませんよ。
その時はレコしてくださいね。
楽しみにします!!!
秋に逆から縦走しましたが、あのあたりのトラバースで足を滑らしたのかな?と思ったらぞっとします
鎖ピッケルありがとう、、ですね
「せまる赤岳」かっこよいです!
yuki_G_Kさんこんばんは。
そうなんです、あのあたりのトラバースでやっちまいました。
ピッケルは大切です!
本当に、ゆっくり滑ったのと、慌てなかったのが、さいわいでした。
ただ疲労のせいか、少し気が抜けていたのも事実。
慣れてきたころが一番危ないというやつですね。
残雪期縦走で大充実でしたが、大反省もある山行でした。
赤岳は迫ると、大迫力ですね。
日ノ岳スラブの直前くらいで、撮影しています。
もうすこし霞が取れていると、富士山と並んでもっとかっこよくなりますが、そうでなくてもいい感じです、赤岳。
seizanryoさん、こんばんは!
>自分だけ楽しんでいて、悪いようです。
スミマセン・・・私5/3から山行復活しました。
ただレコをUPする時間がとれなくて・・・
あと、明日も金時山に出かける予定です。
連絡が遅れて、気を遣わせてしまってゴメンナサイ
来週中には2つの記録完成させます
pippiさん、こんばんは。
山復活ですか。
それはよかった!!
おめでとうございます!!!
短期間に2山!
フラストレーションを開放させていますね!!
レコを楽しみにします。
よかった、よかった。
またまた楽しく読ませて頂きました^^
八ヶ岳縦走いいですね〜
踏み抜き祭り、面白ネーミングだけどへこたれますね^^これは。。。お疲れ様です。
トラバースでの滑りも無事でよかったです^^
ピッケル様様ですね。
天狗の岩場はアイゼン必要なんですね。
まだ凍ってるのかな〜
せまる赤岳やっぱりカッコイイ><
独り占めの山頂、なんて贅沢♪
villaさんこんばんは。
八ヶ岳縦走は、いいですよ!!
踏みぬきも、樹林帯を越えてしまえば割とクラストしていて、踏みぬきもへります。
トレースの脇に踏みぬき跡の穴がそのまま凍ってましたが。
そして、スリップは皆さんに心配をおかけしています。
気をつけます。
今の時期なので、雪の状態は刻々と変化するでしょう。
私が行った段階では、東天狗岳は山頂直下の岩場はアイゼン不要です。
細かく脱着するなら、外したほうが楽。
直前の登りではあったほうがいいと思います。
八ヶ岳はやっぱりいいです。
本当に贅沢な山でした。
大充実!!
seizanryoさん
八ヶ岳縦走!いいなあ〜
憧れです。
装備も足もまだまだ修行が足りないわたしですが、
がんばりまーす
5月でもこんなに雪があるのですね。
雪対応と1泊の準備をしょって進むとなると、
相当がんばらないとですね
まずは夏の八ヶ岳縦走を目指して
足腰鍛えます
すごい楽しかったです。
装備は、もともと荷物少ないほうなので、予備も含めて必要最小限で、17キロくらいにおさえています。
おもちゃ、持っていかないようにしています。
ただ、冬装備はかさばるんで、ものすごくザックが大きくなりますが。
実は私も、昨年の10月が八ヶ岳デビューで、ピッケル装備の雪山経験は今シーズンが初めてです。
高山&雪山入門ということで、この半年ぐらい八ヶ岳と鳳凰あたりで、楽しく登山させてもらいました。
さまざまなレベルの登山ができ、展望も最高!
八ヶ岳は本当にいい山だと思います。
nyankumaさんも、経験積んでぜひ八ヶ岳へ!!
ものすごい達成感ありますよ。
私も今年の夏の八ヶ岳の目標は、権現山から蓼科までの八ヶ岳連峰完全縦走を狙っています。
おたがいに、がんばりましょ〜。
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