【近江鈴鹿】サクラグチ〜能登ヶ峰 鮎河から周回


- GPS
- 09:22
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,168m
- 下り
- 1,162m
コースタイム
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今回のルートは整備されておらず、色のあせたテープ指標を確認しながらの歩きです。地形図やコンパス、GPS等のルートファインディングを要します。 【鮎河(あいが)集落〜サクラグチ】登山口の案内表示はありません。獣避けフェンスの扉を開けて林道に入り、適当な場所から稜線に取り付きました。過去に歩いた方のレポートでも取り付き位置は様々です。稜線上はほとんど植林で、間伐材と落ちた枝が散乱して歩きにくい。途中ガケ上から展望が開けている地点あり。(南側2ヶ所・北側1ヶ所)南側は仙ヶ岳と能登ヶ峰、北側は綿向山が見えます。 【サクラグチ〜横谷山】北側に1ヶ所、綿向山と雨乞岳が見える展望地あり。 途中にある880mピークで進行方向が90度変わります。ピーク手前で一旦南側へ山腹を巻き、北東へ登り返してピークを越える。ピーク横のガレ地からの展望は素晴らしく必見!横谷山手前にはヤセ尾根の通過がある。 【横谷山〜カタコシ峠】尾根を南下します。標高800m付近で尾根が西寄りに向きを変えますが、標高780m付近まで下ったら尾根を外れて南へ山腹を急降下する。そのまま尾根なりに進むと「うぐい川」に降りてしまうので注意。 【カタコシ峠〜能登ヶ峰】序盤はヤセ尾根。758mピーク手前は激急尾根を直登して途中から山腹を東側へトラバース。ここから鹿の楽園までは踏み跡が判りづらい。テープ指標を探しながら、基本尾根の左寄り(南東寄り)を意識して歩く。鹿の楽園はこの季節ススキが繁って足元が見にくいので注意。 【能登ヶ峰〜鮎河集落】山頂から北西へ続く尾根を下る。標高680m付近から稜線を外れて西の山腹を下り別の尾根に乗る。テープ指標に従い下るとやがて山腹のジグザグになり未舗装林道に出るので、後は道なりに下れば「うぐい川」の左岸に出る。 |
その他周辺情報 | 大河原温泉・かもしか荘 日帰り入浴500円 http://www.kamoshika-yado.com/ |
写真
感想
久しぶりに鈴鹿山脈南部の山を歩いてきました。
2年前に甲賀市土山町黒滝から「鹿の楽園」で知られる能登ヶ峰と御所平を周回しましたが、その際、能登ヶ峰の北側に同じ様に長い稜線を連ねる山々を見て、いつか歩いてみたいと思っていました。
近畿・名古屋圏のハイキング場としてメジャーな鈴鹿山脈ですが、このあたりはマイナーエリアで歩く人も限られています。ヤマレコに何件かレポートが上がっていましたので今回参考にさせていただきました。
道案内は色あせた赤テープ指標とピークにある山名板のみで、全くと言って良いほど整備されていません。植林の間伐材や落ちた枝が転がり歩きにくい個所が多く、急登、ヤセ尾根、アセビジャングルやススキの藪漕ぎもあって大変でしたが、途中素晴らしい展望地が幾つかあって、変化に富んだ?山歩きが楽しめました^^; 他の鈴鹿とはひと味違う、静かな山歩きが楽しみたい方にはおすすめです。
滋賀県甲賀市土山町鮎河(あいが)は、御在所岳や鎌ヶ岳を水源とする野洲川(やすがわ)上流域の集落で、野洲川とその支流「うぐい川」の堤防沿いに咲く千本桜が有名です。
また、まぼろしの伝統野菜「鮎河菜:あいがな」が栽培されていて、そのほとんどは自家用だそうですが、3月中旬〜4月上旬に土山町の道の駅で販売されるそうです。
それと、今回は手に入りませんでしたが、鮎河産のお米で造った地酒もあるそうなので、いつか飲んでみようと思います。
鮎河菜→https://shigaquo.jp/report/a15.html
鮎河の地酒→https://shigaquo.jp/sp64/
※製造元・安井醸造場 http://hatsusakura.jp/
コメント
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こんばんは teppanさん
今週はどこに行くのだろうと期待してレポを待ってました。私の知らない場所で何もかも新鮮な感じを受けます。奥深いですね鈴鹿界隈は。
鹿の楽園と言ったら御所平に行ったくらい。実際に鹿の大群を見たのは霊仙山の山頂。時折展望の良い所に出たり、花を見るといい気分になりますね。こういうところを歩く貴方らのレベルに脱帽です。お疲れ様でした。
こんにちはsireotokoさん
アルプスに比べれば規模は小さい山脈なのですが、鈴鹿にはまだ知らない見どころがたくさんありそうです。これからも良い場所を見つけたらレコで紹介していきたいと思っています。
たしかに、鹿の楽園と言う割には大群を見たことはありませんね。この日も驚いて逃げていく鹿を一頭見ただけです。鳴き声は良く聞こえましたが・・・
teppanさん こんにちは〜
鈴鹿は仙ヶ岳以南はまだ行ったことがないのでとても興味深く拝見させていただきました
野洲川からもルートが取れそうですし雨乞岳や綿向山が近くに見えるんですね
私も行ってみたくなりました
こんにちはblackさん
先日の大キレット行き残念でしたね。今、足はどんなご様子ですか?
blackさんの事だから、もう軽くリハビリ登山をしている頃かな?
このあたりの山は他の鈴鹿の山とは随分違う雰囲気です。能登ヶ峰や御所平の「鹿の楽園」は開放感抜群で、1度は歩いてみても損じゃないです。機会を作ってぜひ行ってみて下さい。
この日はダニ様は少しくっついてきましたが、ヒル様は見かけませんでしたね、そろそろ休眠かな?^^
teppanさんはじめまして。
いや嬉しいですね。こんな所を歩くなんて、見通しも悪くなかなか山慣れしてないと難しい地域です。でもこんな所こそ地図読みしながら歩ける楽しい所です。最近は全く行ってなく知らなかったのですが林道にフェンスなども出来ているのですね。また行ってみたくなりました。情報有り難うございます。
yjinさん初めまして、コメントありがとうございます。
マニアックな鈴鹿の山を精力的に歩かれているご様子ですね。
サクラグチと横谷山は今回初めてでした。植林作業の人以外ほとんど入る事がなさそうで、本当に静かでした。こんな山こそ鈴鹿らしいと言えるのかもしれませんね。
地図読みはまだ全然ダメなんですが、トレーニングに向いた山を歩いて身につけたいと思います。
きれいに楕円形が描けたね。
こんな周回コースがあるんだ
テッパンさん、やりましたね。
迷わんと周回されて、奥さんも安心だわ。
(寅はGPS持っていても迷っとるけんね
長い距離と時間お疲れ様でした。
永源寺ダム、間違い野洲川ダムまで来たら「奥草山〜政子」に登ってやろってばかり考えていて、サクラグチは深く考えてなかったんよ。
こんにちは寅さん
サクラグチは鈴鹿でもマイナーな部類ですが、奥草山と政子なんてさらにマニアックじゃないですか!さすが寅さんですね
ここは野洲川ダムから周回するコースをガイド本で見ました。一度歩いてみてはいかがですか?
16キロも歩くと、私達には負荷が大きくてすごく疲れました〜 その日の晩なんかビール1缶飲んですぐ寝ちゃいました。もっと体力があればなあ・・・
teppanさん 今晩は。
南鈴鹿でもこの辺りは超?マイナーで整備された道ではなく、
読図能力や五感を働かせて歩くエリアですね。
御所平の東辺りから眺めると、うぐい川を囲んで見事なU字を
描く稜線は鈴鹿でも珍しい場所ですね。
標高は低くとも、南鈴鹿はメジャー山域には無い
魅力を感じてます。
こんにちはonetotaniさん
仙ヶ岳〜御所平の尾根、能登ヶ峰の尾根、そしてこのサクラグチへ続く尾根と、3本同じ様な長さと向きに伸びている尾根筋は印象的ですよね。前回と併せてU字を2つ描くことができました。ほとんど整備されていないルートは歩き通せると充実感がありますね。
鮎河集落〜サクラグチまでは尾根筋が判りやすかったのですが、能登ヶ峰へ続く稜線は尾根が広い上にアセビのジャングルになっていて、テープ指標を見失うと、どの方向へ進めば良いのか判断が難しかったです。自分のレベルだと、GPSでの現在地確認ができないと全然ダメなのが良く分かりました。
こんにちは。
テッパン家も鈴鹿のシーズン到来ですね。
テッパン家らしく、南鈴鹿のマニアックルート。
魅力いっぱいなのを感じました。
御所平から西のエリアは、雰囲気良いです
なかなか人の歩かない(素人では歩けない)エリアのレコ、難易度が高くじっくり楽しめました
いいところですね。
花も、まだまだ咲いているんだ
ところで、野洲川ダムカレーと青土ダムカレーの違いや、トリカブトとカワチブシの違いは何なんでしょう?
こんにちはtotokさん
テッパン家にもいよいよ鈴鹿の季節がやって来ました!
(と言いますか、アルプスなんか滅多に行けないので、年中鈴鹿の季節です^^;)
鈴鹿の中でも変な所を選んで歩くのはアマノジャクな性格だからです。麓からサクラグチまでのルートは難しくないですが、鹿の楽園付近のだだっ広い尾根とアセビジャングルには参りました。
稜線上に花はほとんど無く、見かけたのは麓の林道がほとんどでした。カワチブシとトリカブトの違いは実は良く知らないんですよ。地域性と、後で写真を確認したら花茎に毛が生えてないところからカワチブシとしました。
すみません、ダムカレーの違いは良く解らなかったです。
全国のダムカレーマップがレストランの入口に掲示してあり、その中に小さな写真で載っていたのですが、準備中で食べられなかったので・・・
teppanさんこんばんは。
南鈴鹿は、待ったくを以って知らない世界でとても新鮮味があります。山と高原地図にないルートを辿られるなんて、ヒヨっこの私にはタジタジです
鹿の楽園って奴ら真昼間でも居るんですか!?!以前、養老天命反転地に行った時にそこの草原が鹿のウンコまみれだったので、そう言った草原が好きなんでしょね
鮎河菜ってのがあるのですね、これは来年手に入れてみたいです。同じく滋賀の伝統野菜・日野菜はそろそろこの界隈の道の駅で手に入れれるので、浅漬けで酒の肴にもってこいですよ
おはようございますkaruさん
鈴鹿南部の山は久しぶりでした。
このルートは一般向けではありませんが、ちゃんと歩いている方が居て、ネットにレポートが上がっていますので参考にして歩きました。
あらかじめどの辺りを注意すればよいか、要点を地形図で確認しておき、現地では古いテープ指標を確認しながら歩くといった感じですね。
「鹿の楽園」の名前を聞くと、たくさん群れているような印象を受けますが、全く姿は見えませんでした。警戒した鳴き声を聞いたのと、草むらに潜んでいたのか?至近距離で突然ガサッ!っと逃げて行ったのに驚きました。鹿の○○コ地雷はけっこう転がっていますよ。
鮎河菜は一度食べてみたいですね。菜の花の仲間で、トウが立つ春が旬らしいです。
日野菜というのがあるんですか!調べてみたらカブの仲間で漬物にするんですね、酒の肴向き!勉強になりました。
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