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記録ID: 1288331
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ハイキング
谷川・武尊

三国境は色ずきの境 平標山・仙ノ倉山〜一の倉沢探索

2017年10月09日(月) 〜 2017年10月11日(水)
情報量の目安: A
都道府県 群馬県 新潟県
 - 拍手
GPS
56:00
距離
46.2km
登り
1,695m
下り
1,991m

コースタイム

1日目 1430平標駐車場→1530平元新道登山口→1640平標山の家
2日目 800平標山の家→910平標山頂→1010仙ノ倉山頂→1130平標山の家→昼食1220→1300平元新道登山口→1350平標駐車場→土合
3日目 700土合駐車場→800マチガ沢→900一の倉沢→930幽ノ沢→1100芝倉沢→1200湯檜曽川沿い→130JR監視小屋→新道→1430マチガ沢→1530白毛門登山口→1600土合駅駐車場
天候 晴れ曇り
過去天気図(気象庁) 2017年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
特に無し
その他周辺情報 ・猿ヶ京温泉いこいの湯 300円石鹸無し
・みなかみの湯ふれあい交流館電話0278-72-8885次回100円引き
・「仙ノ倉万太郎」饅頭 みなかみ町湯原801
2度目2年ぶりの平標 今回逆コース初日山の家まで
2度目2年ぶりの平標 今回逆コース初日山の家まで
岩魚沢空を映す堰堤 樹木も埋没している
岩魚沢空を映す堰堤 樹木も埋没している
足元見れば
木々に目をやると
木々に目をやると
平元新道登山口
カラマツにつたう蔓
カラマツにつたう蔓
松も蔓に覆われて
松も蔓に覆われて
ハウチワカエデの陰陽
ハウチワカエデの陰陽
ハゼの赤
遠くに皇海山と黒檜山
遠くに皇海山と黒檜山
台形の群馬の山(おおざっぱ)
台形の群馬の山(おおざっぱ)
そろそろ夜明け
来ました
雲に射す光
万太郎山も入れて
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万太郎山も入れて
お世話になった平標山の家
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お世話になった平標山の家
万太郎UP
安全と平和の鐘
平標に向かって歩き出しはガスの中
平標に向かって歩き出しはガスの中
ナナカマドの実
あれを越えれば山頂
あれを越えれば山頂
ドウダンツツジと草紅葉
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ドウダンツツジと草紅葉
平標山頂はガスの中セルフで記念写真
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平標山頂はガスの中セルフで記念写真
赤と緑のコントラスト光が欲しい
赤と緑のコントラスト光が欲しい
標識は?
肩の小屋から10500m 東芝ランプ 年代物
肩の小屋から10500m 東芝ランプ 年代物
赤い実は?
仙ノ倉をめざしている中ガスが抜ける
仙ノ倉をめざしている中ガスが抜ける
仙ノ倉への爽快稜線散歩
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仙ノ倉への爽快稜線散歩
振り返って
奥に平標が見え
足元にも赤色
快適な稜線散歩は左新潟県 右群馬県
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快適な稜線散歩は左新潟県 右群馬県
仙ノ倉到着方位盤
仙ノ倉到着方位盤
仙ノ倉標識と三角点2026,2m
仙ノ倉標識と三角点2026,2m
ワンショット
平標の奥はテーブルマウンテン苗場山が見え隠れ
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平標の奥はテーブルマウンテン苗場山が見え隠れ
ナナカマドの実2週間早ければ
ナナカマドの実2週間早ければ
山の家へ戻る
仙ノ倉晴れてくれてサンキュー
仙ノ倉晴れてくれてサンキュー
山の家が見える所まで降りて来た
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山の家が見える所まで降りて来た
ドウダンツツジと空中散歩
ドウダンツツジと空中散歩
上州の山へと続く
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上州の山へと続く
万太郎さんいつかは行くから!
万太郎さんいつかは行くから!
ここから谷川岳マチガ沢
ここから谷川岳マチガ沢
紅葉はまだ
気流巻くマチガ沢
気流巻くマチガ沢
まだ色ずきは無いブナたち
まだ色ずきは無いブナたち
対面の白毛門 いつか行きたい
対面の白毛門 いつか行きたい
一ノ倉沢
右衝立岩 通称「鬼スラ」
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右衝立岩 通称「鬼スラ」
多くの人が吸い込まれた
多くの人が吸い込まれた
通称「魔の山」
今度は幽ノ沢へ
谷川岳の稜線と秋雲
谷川岳の稜線と秋雲
対面J/Pあたり
芝倉沢から
湯檜曽川沿い
タムラソウも終わり
タムラソウも終わり
尾花でおしまい
白毛門登山口にある馬蹄形概念図
白毛門登山口にある馬蹄形概念図

感想

 連休3日間の卓球合宿を猿ヶ京で終え、解き放たれた凧のように平標駐車場に下りた。2年前に平標山から見た仙ノ倉に伸びる1本の杣道は、天空への散歩道に見え、その日から心に決めた山行でした。
 14:30に駐車場をスタートして岩魚沢林道に入って1時間、平元新道登山口に着いた。もうこの時間は下山客が多い。今から上がるのって心配する人もいたが、マイペースで今が盛りの紅葉を楽しみながら登った。
 平標山の家まで20分という立札から急登になり、また風が出て小粒の雨を感じた、なんとか3ピッチくらいで本日の予定地山の家に着いた。ツエルトでも張ろうと適地を探したが生憎いっぱいで、先ほどの雨から今晩は気圧が通り抜けると判断し、小屋のご主人に素泊まりを申し入れた所、小屋使用協力金2000円で良いとのこと自炊部屋に入った。中は清掃され綺麗で本日の利用者は私だけの専用となった。さっさと食事をして朝には通り抜けるであろう気圧の通過をシュラフに入って待った。いつしか風雨は耳から遠のき寝入ってしまった。何時かなと時計を見たら4時、空を見るとガスが出ている、日の出は無理かなと再び寝入る。ふと眼覚めて、東の空見ると焼けている。飛び起きてカメラ三脚を持って外に出た。日の出を撮るのも目的の一つここを逃してはとファインダーを覗きシャッターを切った。何とか来光に間に合った。朝食はフルグラとバターロールと牛乳で済ませ荷物をデポして平標山頂に向かった。ガスは一瞬抜けたり、覆ったりりの繰り返し。
 山頂はガスの中、仙ノ倉方面から来た人と会い、霧で濡れ何にも見えないので引き返して来たとのこと。しかし私の心には2年前の青空に続く空中散歩が焼き付いているので、いつか晴れるからと信じ、最初の下りを歩き始めた。鞍部を越えへ仙ノ倉への登りが始まった時、ガスが一気に抜けて行方の道が開けた。来た道を振り返るとガスは煙を散らす様に抜けて行くのであった。
 まさに思っていた空中散歩の実現、このために来たのである。心は一気に爽快となり足取りも軽やかとなった。思い続ければ叶う、感動した一瞬でした。
 仙ノ倉山頂は意外と広く記念のワンショットセルフを収めた。万太郎の雄姿を撮ろうと思った所で再び吹き上げるガスで小休止。
フルグラとちーかま、ロールパンで20分待ったがそうは通じなかった。
 帰路に就くと再び晴れ、絶好の錦秋を感じた山行であった。
 翌日の谷川岳天神尾根は紅葉はまだまだ三国境(峠)で大きく違うと認識した。山行は一の倉沢散策へと変更し谷川岳の900人の命を吸い取った絶壁の岩峰、何百人もぶら下がったであろう衝立岩、通称「鬼スラ」を眼前すると圧倒される。初めて来たのは15年前か圧迫感に言葉を忘れたことを思い出す。
 気流の変化が多く一ノ倉沢全体を見渡せるのは稀で本日はラッキー。
三沢を巡って湯檜曽川沿いを散策し帰路に就いた。白毛門登山口まで足を伸ばし次回は馬蹄形ルートから万太郎仙ノ倉平標まで行こうと、みなかみの湯につかりながら秘かに思うnobuchanでした。
                              麗嶺

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