赤城山(地蔵岳・長七郎山・黒檜山・駒ヶ岳)


- GPS
- 04:59
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 916m
- 下り
- 986m
コースタイム
地蔵岳 10:25-10:30
八丁峠 10:50
長七郎山 11:10-11:20
鳥居峠 11:45
赤城山VC 12:00-12:05
赤城神社 12:20-12:25
黒檜山 13:30-13:40
駒ヶ岳 14:05-14:15
赤城山VC 14:45
(赤城山VC=赤城山ビジターセンター)
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2007年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
前橋駅 08:45-(関越交通バス)-09:42 展望台下バス停 (帰り) 赤城山ビジターセンター 15:15-(関越交通バス)-16:00 富士見温泉 16:05-(関越交通バス)-16:35 前橋駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回登った地蔵岳・長七郎山・黒檜山・駒ヶ岳の4山は、いずれも今回の進行方向のときに、 登り : 岩混じりやガレ場など足元の悪い急坂が続き、段差の大きな所も少なくない。 下り : かなりの部分を階段が占める。一部には急降下もあるが傾斜は概ね緩やか。 という道の状態となっていました。そうと分かっていて設定したルートではなかったのですが、結果的にこの方向に歩いたのは正解だったようです。 もし逆回りをした場合、登りに階段が多くなるのは我慢できるとしても、下りに足場の悪い急降下が続くことになって、かなり精神的に疲弊しそうですし、転倒などのリスクも増すと思います。 ※デジカメを持ち歩くようになる以前のため、写真はありません。 ※GPS導入前なので、ルートは推測です。 |
感想
バスの混雑を警戒して、少し早目に前橋駅に着いてみたのですが、バス停はしばらく閑散としたままでした。
直前に着く電車から乗り継ぐ人が大半だったらしく、10分前くらいから列が急速に伸びて、最終的には30〜40人程度の乗客数となっていたでしょうか。
展望台下で降りたのは私1人だけで、それまでも1つ前の新坂平で2人が降りただけなので、ほとんどの人が終点かその近くまで乗っていったようです。
展望台下バス停のすぐ前から、ウッドチップが敷かれた遊歩道が車道に沿って延びていて、まずはその遊歩道を進みます。
遊歩道の続きと登山道との分岐点を右に折れて登山道に入ると、美しい森の中を緩やかに登っていきます。でも景色に見取れていられるのは最初の僅かな間だけ。
やがて道が酷くえぐられた状態となり、岩が露出するようになって足場が悪くなる上に、大きな段差も出てきて歩きにくくなります。
その歩きにくさ故か、当初の道が潰れてその脇に2本目・3本目の道が出来てしまっている状況も多々見られました。
それでも標高差は200m程度なので、ほどなく電波塔や通信施設の林立が見苦しい地蔵岳の頂上に到着しました。先客は4人ほどで意外に静かです。
頂上からは広大な展望があって、信越方面や西上州の山々が見渡せているようですが、あまり馴染みのないエリアのため分かる山はほとんどありませんでした。
地蔵岳から八丁峠への下りは、大半が木材を組んだ階段状になっていて、ほとんど遊歩道という雰囲気です。
木材の合間から真下の地面を覗くと、かつての登山道が荒れ果てた様子が実に痛々しく、その保護のためにやむなく設置された階段だということが良く分かりました。
八丁峠の先で一旦小沼の畔まで下ってから、長七郎山へ向かいます。
小沼を4分の1周ほどした後で、地図によれば水門の先を右折するはずなのですが、そこに道標がないので少し考えていたら、たまたま通りがかった方が親切に右だと教えて下さいました。
長七郎山への登りはガレた道が頂上まで続いて、頂上が近くなると傾斜も増してやや歩きにくくなります。それでも標高差は100mもない程でさほど時間はかからず、割とすぐに頂上に到着です。
見晴らしは地蔵岳ほどにはパッとせず、しかも遠くが曇りがちになってきていて、あまり景色は楽しめません。それでも、ほかには誰もいなかったので、静かな時間を堪能できました。
次の目的地は覚満淵です。長七郎山の北側へ下る道は、登ってきた道とは様子が打って変わって、最初はほぼ水平な道で始まります。
下りの傾斜が付いてからも、幅広い道が大きくジグザグを描く緩やかな道で、鼻歌でも歌いながら下りられそうな優しい道でした。
小沼と覚満淵との分岐点を右に入って、階段道で高度を落としていき、車道に降りた所が鳥居峠です。
そこにはレストハウスがあったので、トイレを利用しようとしたのですが、トイレだけを使うのならビジターセンターまで行けと張り紙されていました。
なんか不親切そうな店の雰囲気が感じられて、買物に入る気にもならず、建物前を素通りして立ち去っています。
鳥居峠からは覚満淵へ下りる道があって、湿原の東側をほぼ半周していきます。
さほど見所のない季節かなと思っていたのですが、湿原の中央部は草紅葉の鮮やかな黄金色が美しく輝いていて、この時期ならではの表情をきっちり楽しませてくれました。
その後で、一旦ビジターセンターに立ち寄ってトイレ休憩としています。
ビジターセンターからは車道を北上して、赤城神社にお参りした後、さらに大沼を左手に見ながら北上を続けて、黒檜山の登山口まで移動します。
そこからの登りが結構大変でした。いきなり急登で始まって、いつそれが緩むのかと思っていたら、全く緩むことなく頂上直下まで急登が続きます。
しかも岩の露出が多くて足場が悪く、段差の大きな箇所も多々あって、しばしば手で岩を掴んでバランスを取る必要があります。
しかも黒土が湿りがちで滑りやすい急斜面だったので、ちょっと下りでは使いたくない道でした。
なんとか標高差450mを登り切って、ようやく頂上に着くと、上空はすっかり曇っていて、ほとんど展望はありませんでした。
5分ほど行き過ぎたところにビューポイントがあるのも分かっていましたが、この様子ではあまり期待もできず、そこへの移動はパスします。
時刻は午後1時半。こんな時期に頂上に立つ時間としてはやや遅めにもかかわらず、そこそこの人がいるのは、やはり百名山の持つ力でしょうか。
黒檜山からは、駒ヶ岳を経由する下山道を進みます。まずはじめの、駒ヶ岳との鞍部へ向かう急降下は、木製の急な階段がかなりの部分を占めていました。
その後、少し緩やかな区間を経て、駒ヶ岳への登り返しはやはり階段。ここの登りは僅かな距離ですが、今回のルートで登りに階段が出てきた唯一の箇所だったように思います。
駒ヶ岳の頂上は狭くて、5〜6人もいれば満員になってしまう程です。周囲の樹木のために展望できる方角も限られていました。
駒ヶ岳からの下りも随所に木製の階段が現れて、さらに2回ほど鉄階段も交えながら高度を下げていきます。
階段のない所は緩い坂で歩きやすいため、問題なく下り切って車道に出ると、ビジターセンターまでは僅かな距離を残すのみでした。
外が寒くなってきたこともあってか、バス停には列が発車直前までほとんどできず、私と同様に多くの人はビジターセンター内で待ち時間を過ごしていたようです。
富士見温泉行きのバスの乗客は、20名に届かない程度。しかもその大半が温泉に寄るグループだったため、乗り継いだ前橋駅行きのバスは、さらに空席が目立っていました。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2007_10_12/mt2007_10_12.html#20071013
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