千畳敷から島田娘ノ頭・三ノ沢岳・宝剣岳


- GPS
- 05:11
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 839m
- 下り
- 845m
コースタイム
千畳敷8:25→8:45極楽平→8:54島田娘ノ頭8:55→9:03極楽平→9:10三ノ沢分岐→10:38三ノ沢岳11:15→12:35三ノ沢分岐12:42→12:55宝剣岳山頂13:00→13:10乗越浄土→13:30千畳敷
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは菅の台駐車場のチケット売り場・千畳敷駅に設置されている。 三ノ沢分岐から三ノ沢岳間は、ハイマツが登山道に覆い被さっていたり、大岩を越える等歩きづらい所もあるが、ほとんどが尾根道で踏み跡もしっかりしていて道迷いはなさそう。三ノ沢分岐から宝剣岳山頂は、岩場の連続だが要所要所に鎖や足場が設置してある。 |
写真
感想
先々週の山行は紅葉には早かったので、コースを変えて改めて登る。
6:20に菅の台駐車場に到着。一昨日は満車でバス1時間、ロープウェイ2時間待ちだったが、今朝は30台ほどで、バス停も数人が並ぶだけ。それでも7:00の臨時バスに乗り込む時点では20人ほどが次便待ちとなった。
出発して間もなく道路脇に猿の群れがチラホラ見える。子猿の動きがカワイイ。麓からしらび平までの紅葉は色づき始めといったところか。見頃だというロープウェイ区間が楽しみだ。しらび平駅には7:35に到着したがロープウェイの運行は8:00からなので待ち。標高1662はやや寒い。ダウンジャケット姿の人もいるが、自分は長T+半袖Tに極薄ウインドブレーカーでOK。「上はもっと寒いんだろうなぁ。」などと考えながら並んで待つ。次便のバスも到着し、ゴンドラ待ちの行列が伸びる。
始発のゴンドラに乗れた。紅葉はダケカンバの黄色が目立ち紅色は少ない。「例年に比べ色付きが良くない。」とはガイドさんの話。7分で千畳敷に到着。思ったほど寒くないので重ね着無しで行くことにする。紅葉はすっかり終わり、赤茶けた山肌が淋しい。
ストレッチと装備を調えて8:25出発。高所順応がてらボチボチと歩き出す。極楽平へのコースを仰ぎ見るが誰もいない。静かな山歩きができそう。と、後ろから軽装の男性がスタスタと追いつき追い越していった。大丈夫かいな?案の定、しばらく行くとハァハァ言ってへたり込んでいた。
コースは道幅も広く階段状で歩きやすく、乗越浄土への登りに比べればかなり楽だ。半ピッチ弱で極楽平に到着、左手の島田娘の頭に向かう。
途中、行く手の岩の上にイワヒバリを見つけカメラを向けた。5月の連休頃、山肌に島田娘の雪形を現す「島田娘の頭」には10分ほどで到着。麓からは何十回も雪形を見たが、その頂に立つのは初めてだ。ちょっと感動!これから向かう三ノ沢分岐から三ノ沢岳までの稜線が一望できる。再び極楽平へ戻り三ノ沢分岐へ。分岐から宝剣岳をみるが人影はほとんど無い。
9:10分岐からハイマツの中の登山道を下り三ノ沢岳を目指す。5分ほど下った所で単独行の男性とスライド。アップダウンを繰り返し高度を落とす。ハイマツがコースに覆い被さり歩きづらい所もある。
木曽側から冷たい風が吹き付け頬が冷たいが、東側斜面からは暖かい風が吹き上がってくる。登山道には霜柱や氷もあり気温が低いのだと分かる。
斜面には多くの枯れた高山植物が見える。次回は花のシーズンに来たい。
ハイマツが背丈を超えるほどの高さになりダケカンバも生える最低鞍部に着く。まもなくケルンも見えるはずだ。
小さな岩場のある急斜面を超えるとやや緩いハイマツの斜面が拡がりケルンが見えた。単独行の男性が下りて来る。
最後のやや急な登りを過ぎ緩く山腹を巻いた辺りで男女4名のパーティーとスライド。5分ほどで巨岩の積み重なった三ノ沢岳山頂に着いた10:38。誰もいない。貸し切り山頂だ!巨岩の上に立ち360度のパノラマを楽しむ。靄ってクッキリとは言えないが、中アはもちろん御岳・乗鞍・南アの各峰が展望できる。特に南ア南部方面の山並みのグラデーションが綺麗だ。
しばらく景色を楽しんだあと早めの昼食。風が吹いて冷やされそうなので雨具を羽織る。食後の熱いコーヒーが美味い。
11:15雨具を脱ぎ、終始貸切りだった山頂を後にして往路を引き返す。10分ほど下った所で男女2人組、そのすぐ後に単独行の女性とスライド。登山道にはまだ霜柱が残っているが、風が収まって暑くなりウインドブレーカーを脱ぎ景色を楽しみながら歩く。分岐手前の急登で男女2人組とスライドし12:35三ノ沢分岐に到着。三ノ沢岳山頂下でスライドした4人パーティーが休憩しておりしばし会話。
予定ではこのまま往路を千畳敷に下るつもりでいたが、時間が早いので宝剣岳経由で下ることにする。分岐から宝剣岳までは岩場のアップダウンや巻きのルートだが、鎖や足場が設置されており心強い。三点支持で慎重に進む。逆方向からと交互通行しながら15分弱で山頂到着。宝剣岳山荘側から登ってきたカップルと会話、ツーショットを撮ってあげた。
先々週と同じコースを下るが、登山道は人が少なく13:30千畳敷到着。遊歩道と駅周辺は一般観光客でごった返していたが、帰りのロープウェイは1回待ちで乗れた。しらび平からのバスもスムーズに乗れ、14:40菅の台着。駐車場には5くらいの車。
人気の木曽駒ヶ岳や宝剣岳に比べ、直登コースが無く縦走コースから外れる三ノ沢岳をこの時期訪れる登山者は少ない。連休明けということもあり、静かな山行を思う存分楽しめた。来年の花の時期が楽しみだ。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する