初めての八ヶ岳(赤岳山荘>行者小屋>(文三郎尾根)赤岳(地蔵尾根)

- GPS
- 07:55
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,250m
- 下り
- 1,236m
コースタイム
10:20 行者小屋
11:55 文三郎中岳赤岳分岐
12:39 赤岳山頂
13:37 赤岳展望荘
11:41 地蔵の頭分岐
14:40 行者小屋
16:12 赤岳山荘P
(休憩時間含む)
| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
美濃戸口(八ヶ岳山荘)〜赤岳山荘間は未舗装林道の為、歩く予定でしたが、 バイクで上がれそうでしたので赤岳山荘スタートに変更しました。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
南沢コース、行者小屋までは歩きやすいハイキングでした。 文三郎尾根は樹林帯には残雪ありましたが、問題なく歩けます。後半雪無し。 中岳赤岳間稜線は風があり少し寒かったです。 山頂直下の鎖場、ごく一部に残雪あり。 地蔵尾根の下り、一箇所雪渓状の残雪あり。 アイゼンも利かなそうなシャーベット状の雪だったので、 結局アイゼンは使いませんでしたが、両手両足で雪にしがみ付きながら降りました。 この状況、初体験な私は結構焦りました。 行者小屋までも残雪あり、不慣れなら文三郎側の方が往復安全と思います。 |
写真
感想
朝3:00、自宅スタート時は浅間山(前掛山)を登るつもりでしたが、
上信越道で向かっている途中、天候があまり良くなさそうだったので、
(南側、凄く天気よさそうだったんですよねぇ・・)
急遽、前日夜に考えておいた代替プランに変更。八ヶ岳に向かうことにしました。
結果的に高速道、遠回りした形になり、予定スタート時間が大幅に遅れ、焦ること焦ること(苦笑)
本当は赤岳山荘からスタートしたかったのですが、バイク(250スクーター)でダートは無理と思い
八ヶ岳山荘へ駐車、スタートしたんですが、15分くらい林道を歩いて・・・
「こりゃ行けるんじゃぁ・・・」と引き返し、結局バイクで赤岳山荘までズルしました(笑)
これで往復1時間くらいは短縮出来たかな?「よし」とします(^^)/
さて、そんな感じで今度こそ本当に八ヶ岳登山スタートです。
すでに8時をまわってます。(計画は6:00スタート)
今回の予定は南沢コースで行者小屋まで登ります。
何度か沢を交差しズンズン進みます。
途中随所にロープや案内が有って、余り周りを気にしないで進んでしまうオレを
「こっちじゃありませんよ」と教え正してくれます(笑)
それでもコースでもなさそうな沢沿いをズンズン進んでしまい、隣の樹林帯を下山する登山者がフッと目に入り
「お?こっちじゃねーのか!?」と戻ったりしましたが・・・(苦笑)
行者小屋までは気持ちの良いハイキングでたどり着きました。(チョイ雪あり)
行者小屋で念願のおにぎり・・・じゃなくって、
念願の八ヶ岳の山々を眺めながら!おにぎりを食べます。
「さて、どこ登ろう?」
一夜漬けの計画では、
[中岳コルへ上がり中岳、阿弥陀岳をピストン、赤岳を回り、地蔵尾根から行者小屋へ戻る]
というルートで考えてました。
でも時間が押してるのと、天候の悪化が心配でしたので、今日は赤岳1本に変更としました。
それにしても、ドデカイ山に囲まれ圧倒されちゃいます。
文三郎尾根に向かってテント場を突っ切ります。
「今度はテント担いで友達と来よっ」と心に誓いました(^^)
樹林帯には残雪がありましたが、気を使う程でもなく、
やがて森林限界を向かえ 階段エリアに差し掛かる頃には雪は消えました。
どうにも階段は好きになれません。
マンモス階段との死闘?の後、やがて素晴らしい景色が迎えてくれました。
稜線に立つと中岳、阿弥陀岳方面の素晴らしいこと!
冷たい風に吹かれているのも忘れ、しばし見入ってしまいます。
でも、これから登るのは反対側のゴツゴツ険しいロックな山です。(^^;
息を整え再スタート。
半分ほど登ると鎖と岩の連続がお出迎え。こんなコース、始めて初体験です。
浮石やガレた感じはほとんど無かったので、一歩一歩確実に進めば問題ありませんでしたが、
「アルプスなんか行ったら、もっと凄いんだろーな・・・怖っ」なんて思いました。
チョッピリだけ雪がありましたが、鎖があったので大丈夫でした。
岩場を20分くらいでしょうか、過ぎると山頂です。
標高2899m赤岳山頂に到着!
「今日は雲の中でもしゃーないか」と覚悟はしていましたが、
遠くアルプスなんかは見えませんでしたが、眺望があって良かったです!
天気予報があまり良くなかったからでしょうか、そんなに混雑って感じでは無かったです。
梅雨直前な時期、頑張って登りに来て良かったです!
浅間山がチラッっと雲の隙間から見えた時は流石に苦笑いでしたけど(^^;
時間が押してるので予定のラーメンは止め、コーヒーとおにぎりでエナジーチャージ。
「また来るよ!」と心で叫び、下山開始。
分岐の地蔵の頭までは見た目よりは急では無かったです。
ただ、開けた長いザレ場は下の登山者に小石を落とさぬように注意しました。
ほんのチョットの弾みでコロコロ落ちちゃうんですよね。
地蔵尾根の下りは残雪に難儀しました。
雪渓状に残っている所はさすがに怖かったです。出来れば迂回したいくらい(^^;
軽アイゼンは携行してましたが、着けても意味がなさそうなシャーベット状で
傾斜も結構な感じで、こんな状況、慣れていないので四つん這いで斜めに進みました。(非常に格好悪いと思われ)
手袋(非防水)してましたが、後半、もう指先凍るんじゃないかと思いました。
もっと安全な正しい攻略法があるのかなぁ?雪山歩きの勉強したいと思いました。
残りは踏み抜き注意の残雪道。そんなに大変じゃありませんでした。
行者小屋に着き赤岳を見上げていると、さっき見た時気づかなかった、登山道が解りました。
一度通ってくると違うもんですね。もっともっと登りたくなりました。
小屋の方が他の登山者の方との会話で「今日は50人ぐらいの団体客の予約が・・・」って聞こえきて、
「うわっ!そんなに泊まるんだ・・・」
周囲には5〜6人位しか登山者居ないのですが、
「50人?今どこに居るんだろう?まだ上なのかな?岩場とかですれ違ったら大変だったなぁ・・」
とか関係ない事を考えたりと、マッタリと休憩しました。
人気の少ない小屋の周りと空の雲行きとで、不安になって来たので15:00下山開始です。
来た道と同じ南沢ルートなのでガンガン降ります。
今日は足の具合が好調だったので調子に乗って「トレラン風」なんて走ってみたりもして(笑)
しかしこの時間でも結構な登る方とすれ違いました。
そしてあの、「50人の団体様」ココにいらっしゃったようです。
先頭の方の「お1人行きまーす」の一声で皆さん一斉に避けてくれて
一気にすれ違い出来ました。とても有り難かったです!
まだ、行者まで半分くらいの所でしたしょうか。もっとも小屋泊まりなら余裕ですかね。
そんなこんなで、ほぼ無休憩で赤岳山荘まで下山。16:05ゴールです。
山荘横の湧き水で顔洗って飲みましたがすんげー美味かったです!
ハイドレーションの水、30分前に無くなってました(笑)
今回は急遽、八ヶ岳に登ったわけですが、最高に気に入っちゃいました!
何度も登る方がいるのが少しわかった気がします。
来週でもテント担いで登りたいくらい(笑)
でも、バイクで日帰りはキツイかも・・・
だって片道200kmだもん!ツーリングだけでも疲れんのにプラス登山!
オジサンの身体にはヤバイです。
でもまた行くんだろーな・・・
おつかれさまでした。
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