北沢峠から梅雨明け間近の☆甲斐駒ヶ岳
山梨県
長野県
hide227
体力度について
- GPS
- 06:46
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 1,053m
- 下り
- 1,107m
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標高グラフを拡大コースタイム
→10:40甲斐駒ヶ岳11:20→12:18駒津峰→12:55双児山→14:05北沢峠
登り＝3:50
下り＝2:45
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
仙流荘から南アルプス林道バスで北沢峠 片道 運賃1100円＋手回り品200円 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
※GPSロガーが北沢峠から仙水小屋手前まで作動しておらず、ルート軌跡が欠落しています。 登山ポスト：仙流荘バス停と北沢峠長衛荘にあります 駒津峰からの痩せ尾根の岩場は濡れていると滑りやすいので滑落注意！ 下山時に会ったご夫婦は滑落した奥さんを止めようとしたご主人共々3mほど滑落し たそうです。 幸い打撲だけで済んだようですが… 甲斐駒への巻き道は摩利支天への分岐手前から風化した花崗岩のザレ場で、登りづ らく、また、下りでは足を取られて尻モチをつきやすいので注意したい。 |
| 予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
拍手第2駐車場にも多くの車があります
右へ行くと鳳凰三山
甲斐駒ヶ岳へは左に進みます
北岳・間ノ岳・悪沢岳・塩見岳…
感想
梅雨明けも近づいて天気が良さそうなので、普段から下界より眺めている甲斐駒ヶ岳に行って来ました。
アプローチは自宅に近い南アルプス林道経由で北沢峠から。
連休最終日とはいえ人気の山なので少し早めに家を出て4時半に仙流荘駐車場に到
着、前日からの車も多くかろうじて第1駐車場に停められました。
バス停にはまだ人が少なく10番目くらいでした。
ザックを置いて順番を確保してから車に戻り朝食と身支度を整えます。
始発より15分ほど早い臨時便が出て北沢峠に6時40分頃到着、バスは3台出たようです。
前日からの人もおり峠は賑やかです。
トイレ等を済ませ出発します。
しばらく車道を下って左手の登山道に入るとすぐに北沢のテント場に出ます。
テント場はほぼ満員状態です。
建て替え中の北沢駒仙小屋を過ぎ北沢沿いに登ります。
濡れて滑りやすくですが傾斜も緩く足慣らしには良い具合です。
30分ほどで仙水小屋に着きますが宿泊者以外は立入禁止なのでパス。
しばらく樹林帯を登ると空身の女性登山者が下って来て「仙水小屋は？」と聞かれ
「すぐそこ」と応えましたが、どうやら急病かケガ人が出たようです。
樹林帯を抜けるとゴーロ状の斜面の裾を登るようになります。
しばらく登ると顔面蒼白の男性を背負ったグループが下って来ました。
背中で戻しそうな雰囲気なので病気のようです。
程なく先ほどの女性が登り返して来て追い越して行きました。
まだ上に荷物があったようで今度は大型ザックを担いで下って来ました。
パーティの為とはいえ足場の悪い登山道を下って再び上り下りするのは大変だった
でしょう。
そうこうしている間に仙水峠に到着、先行者が5人ほど休憩中でした。
甲斐駒にはガスがかかっていますが摩利支天の岩肌が間近に見えます。
峠から駒津峰まではやや急な樹林帯の登りが続きハイマツ帯に出ると頂上はすぐ。
頂上からの展望は開けていますが北岳をはじめ仙丈ヶ岳や鳳凰三山にもガスがかか
っていて部分的に見えるだけでした。
駒津峰からは岩場の痩せ尾根で六方石を過ぎると直登ルートと巻き道に分かれます。
迷わず巻き道選択 
ダケカンバの生えた斜面を巻いて岩場を抜けると花崗岩が風化したザレ場の登りに
なります。
下界から見える甲斐駒の白い山肌はこの花崗岩です。
摩利支天への分岐を過ぎて更にザレ場を上り詰めると稜線に出て、ここから頂上ま
では5分とかかりません。
10時40分 甲斐駒ヶ岳山頂に到着。
ひととおり写真を撮ってから昼食を摂っていると次第に周囲の山にかかったガスが
晴れて山々が姿を見せてきました。
あいにく御嶽山や北アルプス方面は雲が厚くて見えませんが、鳳凰三山の奥に見え
る富士山、北岳から続く南アルプス、そして中央アルプスの山並み、八ヶ岳も主峰
赤岳が見えます。
30分ほど山頂にいる間、常時20〜30人位が山頂にいたように思います。
皆さん好天の山頂を思い思いに楽しんでおられます。
さて、下山開始です。
気を抜くとズズッと滑るザレ場を下りますが段差がないので割と楽チンです。
駒津峰までの岩場では滑落したご夫婦の話を聞いたこともあり三点確保で慎重に進
みます。
進行方向に北岳や仙丈ヶ岳を見ながらの下りなので景色を楽しめます。
駒津峰からは右手の双児山経由の下山路を行きます。
下りはじめはハイマツ帯が広がる気持ちの良い道です。
双児山への登り返しも大したことはなく、振り返ると駒津峰と甲斐駒がド〜ンと見
えて見送ってくれているかのようです。
双児山からは1時間ほどで北沢峠に到着、無事下山しました。
バスは16:00ですが乗客が溜まれば臨時便が出るようで、14時20分頃発の臨時便に乗
ることができ、3時を回った頃に仙流荘駐車場に帰ってきました。
単独行ではついつい休みなしで歩き続けてしまう悪い癖があるので、最後の下りで
少し膝に痛みがきましたが、今回初めて使用した膝サポーターのおかげか歩行に支
障が出ることはなかったです。
本格的な夏山シーズンを前に計画どおりの山行ができ、また、期待以上の天候に恵
まれて眺望を楽しむこともできました。
強いて言えば高山植物があまり見られなかったのが残念…。
おしまい。
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前日に同じコースで歩きました。
一日違いでこうも違ったか（笑）ってな感じの景色についうらやましくなり。
ま，ガスの中はガスの中でまた楽しかったんですが。
本当に天気次第で同じ山も全然違って見えますね。
また晴れの日狙って登りたいと思います。
失礼しました。
コメントありがとうございます。
期待以上の好天に恵まれて良い山行でした。
次回は晴れると良いですね
テン泊デビューも楽しみですね
hide227さん こんばんは。
16日は天気が晴れ良かったですね。
仙流荘バス停の写真の列後方に顔はわかりませんが小生が写っていました。
花崗岩の模様は、花崗岩質マグマが冷えていったとき、最後に残った液が、すでに冷えかかった花崗岩の割れ目に細かく入り込み固まったアプライト脈だと思います。
今夏、甲斐駒にはhide227さんのルートで登りたいと思っています。
花崗岩の模様について教えていただきありがとうございます。
JJ0JVLさんのレコには、よく岩石や地質の事が書かれているのを記憶していますよ
写真に写っていたとは…。
当日は仙丈ヶ岳でしたね。
今夏、自分も登る予定です。
お互いに楽しみましょう
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