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記録ID: 2110282
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ハイキング
大峰山脈

大普賢岳〜山上ヶ岳

2019年11月16日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
17.7km
登り
1,473m
下り
1,342m

コースタイム

日帰り
山行
6:51
休憩
0:34
合計
7:25
10:10
56
11:06
12
11:18
30
11:48
12
12:00
17
日本岳(コル)
12:17
26
12:43
5
大峰縦走路
12:48
13:05
41
13:46
9
13:55
32
14:27
14:32
36
15:08
15:20
23
15:43
57
16:40
20
17:30
5
17:35
ゴール地点(バス停)
過去天気図(気象庁) 2019年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路:近鉄 大和上市駅からバス 和左又山登山口下車
復路:洞川からバス 近鉄 下市口駅下車
「紀伊山地の杉の花芽の写真を撮ってきて欲しい」とのリクエストがあり、紀伊山地の代表的な山のひとつ:大普賢岳にやってきました。今回は諸事情で車がなく公共交通機関を利用。
「紀伊山地の杉の花芽の写真を撮ってきて欲しい」とのリクエストがあり、紀伊山地の代表的な山のひとつ:大普賢岳にやってきました。今回は諸事情で車がなく公共交通機関を利用。
登山口までは、舗装されたつづら折れの林道が続きます。天然林の紅葉を楽しみながら歩きました。
登山口までは、舗装されたつづら折れの林道が続きます。天然林の紅葉を楽しみながら歩きました。
和佐又山キャンプ場近くで杉の木の花芽の写真撮影。花芽の多さが翌春の花粉の飛散量と関係があるそうです。依頼された目的はこれで達成。後は個人の楽しみタイムになります。
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和佐又山キャンプ場近くで杉の木の花芽の写真撮影。花芽の多さが翌春の花粉の飛散量と関係があるそうです。依頼された目的はこれで達成。後は個人の楽しみタイムになります。
和佐又山キャンプ場上部から登山開始
和佐又山キャンプ場上部から登山開始
最初しばらくはなだらかなブナ林の道が続きます。紅葉は終わってますが、ブナの木の造形美を楽しみながら進みます。
最初しばらくはなだらかなブナ林の道が続きます。紅葉は終わってますが、ブナの木の造形美を楽しみながら進みます。
大台ケ原方面との分岐から先は、斜面のトラバース路となります。
大台ケ原方面との分岐から先は、斜面のトラバース路となります。
いくつかの岩窟を経由し、急坂を少し登ると、
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いくつかの岩窟を経由し、急坂を少し登ると、
日本岳の道標が立つコルに出る。標高1,505mらしいです。
日本岳の道標が立つコルに出る。標高1,505mらしいです。
そこから頂上に向けて急峻な尾根をたどります。
そこから頂上に向けて急峻な尾根をたどります。
普通に考えると険しいバリルートですが、鉄バシゴやキャットウォークにより一般道化しているように思えます。
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普通に考えると険しいバリルートですが、鉄バシゴやキャットウォークにより一般道化しているように思えます。
梯子をスイスイと登りましたので、短時間でかなり高いところまで来ました。
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梯子をスイスイと登りましたので、短時間でかなり高いところまで来ました。
道は小普賢岳のコルを越え一旦50mほど下りますが、
道は小普賢岳のコルを越え一旦50mほど下りますが、
再度急な登りとなります。
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再度急な登りとなります。
最後は斜面を右に斜上し大峰奥駆道に合流しました。
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最後は斜面を右に斜上し大峰奥駆道に合流しました。
大峰奥駆道合流から3分程度の登りで、大普賢岳の山頂に立ちました。自分と同じ単独行の方に撮っていただきました。
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大峰奥駆道合流から3分程度の登りで、大普賢岳の山頂に立ちました。自分と同じ単独行の方に撮っていただきました。
大普賢岳は約25年ぶりです。前来た時は霧の中で展望がなかったです。今日はすばらしい。山上ヶ岳(右)、稲村ヶ岳(左)です。大日の尖塔が特徴的。
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大普賢岳は約25年ぶりです。前来た時は霧の中で展望がなかったです。今日はすばらしい。山上ヶ岳(右)、稲村ヶ岳(左)です。大日の尖塔が特徴的。
こちらは奥駆南部。険しい尾根が続きます。中央奥は弥山、左最奥は釈迦ヶ岳方面 と思います。
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こちらは奥駆南部。険しい尾根が続きます。中央奥は弥山、左最奥は釈迦ヶ岳方面 と思います。
こちらは、これから向かう竜ヶ岳方面。南部とは対照的になだらかそうです。
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こちらは、これから向かう竜ヶ岳方面。南部とは対照的になだらかそうです。
予想通り、総じてなだらかな広い尾根の歩きが支配的です。
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予想通り、総じてなだらかな広い尾根の歩きが支配的です。
奥駆道ならでわと思いますが、所々、お札が置かれています。
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奥駆道ならでわと思いますが、所々、お札が置かれています。
振り返ると、大普賢岳の前衛峰の雄姿。改めて険しい山と認識できます。
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振り返ると、大普賢岳の前衛峰の雄姿。改めて険しい山と認識できます。
ノナウシ谷源流部の脇宿です。幅の広い尾根上の天然林の疎林の中の落ち付いた趣のある場所。キャンプ適地です。
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ノナウシ谷源流部の脇宿です。幅の広い尾根上の天然林の疎林の中の落ち付いた趣のある場所。キャンプ適地です。
脇宿から少し上ると、「女人結界門」がありました。
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脇宿から少し上ると、「女人結界門」がありました。
結界門をくぐった直後です。完全に主観ですが、空気が変わりキリッと引き締まる感じがしました。登山道はそこから左折れし西に向かいます。
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結界門をくぐった直後です。完全に主観ですが、空気が変わりキリッと引き締まる感じがしました。登山道はそこから左折れし西に向かいます。
竜ヶ岳付近を迂回するとき、原生林らしく苔生した景色も堪能しました。
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竜ヶ岳付近を迂回するとき、原生林らしく苔生した景色も堪能しました。
やがて「小笹の宿」という谷間の趣のある場所に出ました。社や銅像が立ち並ぶ行場の様相。小さな避難小屋もあります。
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やがて「小笹の宿」という谷間の趣のある場所に出ました。社や銅像が立ち並ぶ行場の様相。小さな避難小屋もあります。
山上ヶ岳が見えてきました。山頂への道は小ピークがいくつかあるものの、いずれもピークを迂回した道が付けられているため、苦労せず辿れます。
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山上ヶ岳が見えてきました。山頂への道は小ピークがいくつかあるものの、いずれもピークを迂回した道が付けられているため、苦労せず辿れます。
山上ヶ岳に着きました。頂部は広大な寺の境内であり立派な寺院が建立されています。
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山上ヶ岳に着きました。頂部は広大な寺の境内であり立派な寺院が建立されています。
来た道を振り返ります。あんなに遠くの山から来ました。
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来た道を振り返ります。あんなに遠くの山から来ました。
寺院付近の広場は風が強かったため、湧出岩の前で休憩。あまり目立たないですが、湧出岩付近が本来の山頂だそうです。
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寺院付近の広場は風が強かったため、湧出岩の前で休憩。あまり目立たないですが、湧出岩付近が本来の山頂だそうです。
お花畑。ほぼ目の高さを雲が横に流れています。
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お花畑。ほぼ目の高さを雲が横に流れています。
山上ヶ岳からレンゲ辻へは急降下する道です。奥の山は稲村ヶ岳です。ヤセ尾根につけられた鉄バシゴやキャットウォークを下ると、
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山上ヶ岳からレンゲ辻へは急降下する道です。奥の山は稲村ヶ岳です。ヤセ尾根につけられた鉄バシゴやキャットウォークを下ると、
女人結界門があるレンゲ辻に出ました。
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女人結界門があるレンゲ辻に出ました。
激くだりはここからが本格的です。谷沿いの長い長い下りでした。
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激くだりはここからが本格的です。谷沿いの長い長い下りでした。
写真では明るいですが、大峯大橋に着いた頃はかなり暗かったです。
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写真では明るいですが、大峯大橋に着いた頃はかなり暗かったです。
久々の大普賢岳、山上ヶ岳、楽しみました。バス、何とか間に合いました。
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久々の大普賢岳、山上ヶ岳、楽しみました。バス、何とか間に合いました。

感想

○目的
「紀伊山地の杉の花芽の写真を撮ってきて欲しい」とのリクエストがあり、大峰に入ることとした。土曜日は車が使えないので、公共交通機関で行ける山の制約あり。バス便で行けそうなのは、山上ヶ岳・稲村ヶ岳、大普賢岳くらいか。
久しく(95年5月以来約25年ぶり)、大普賢岳に行ってないので、山上ヶ岳とセットで登ることとした。

○和佐又山キャンプ場まで
・大和上市駅からバスに乗る。(9:00)
・この時期は大台ケ原山直行便と各停留所に寄る各停便の2台のバスが出ていた。
・私以外の登山者はみな直行便に乗車。各停便は私一人の貸切状態。
・和佐又山登山口停留所(9:58着)は、国道169号線から100mくらい林道に入ったところ。
・バスの転回所の横に小さなトイレがある。水洗ではないが、きれいに清掃されていた。紙もあった。
・舗装されたつづら折れの林道が続く。天然林と二次林が混交しており、天然林の紅葉は進んでいた。
・途中、地図を見ながらショートカットできるところは、斜面に取りついて森の中を4駆で登った。
・和佐又山キャンプ場近くで、杉の葉の花芽の写真撮影。花芽の多さが翌春の花粉の飛散量と関係があるらしい。
・紅葉の時期の晴天日故か、和佐又山ヒュッテ前には、10台以上駐車あり。
・ここに登山者用ポストあり。計画書提出。
・ヒュッテを左に見送りそのまま舗装路を進みキャンプ場にいたる。その上部が大普賢岳・和佐又山の登山口。

○和佐又山キャンプ場(登山口)〜大普賢岳
・大普賢岳方面に進む。
・最初しばらくはなだらかなブナ林の道が続く。紅葉は終わってすでに落葉しているが、ブナの木の造形美を楽しみながら進む。
・大台ケ原方面との分岐から先は、斜面のトラバース路となり、いくつかの岩窟を経由し急坂を少し登ると日本岳の道標が立つコルに出る。
・そこから頂上に向けて急峻な尾根をたどる。普通に考えると険しいバリルートであるが、鉄バシゴやキャットウォークにより一般道化しているように思える。
・それでも高所故に緊張しながら一歩一歩登ってゆく。
・道は小普賢岳のコルを越え一旦下るものの、再度急な登りとなる。
・最後は斜面を右に斜上し大峰奥駆道に合流した。
・大普賢岳はそこから3分程度の登り。

○大普賢岳〜山上ヶ岳
・大普賢岳の山頂のスペースは必ずしも広くはないが、展望は絶景。
・大峰中央部の主峰だけあって、山上ヶ岳、稲村ヶ岳、弥山、仏生ヶ岳、大台ケ原山など紀伊山地の主な山はすべて見渡すことができる。
・大普賢岳を後にして大峰奥駆道に入る。大峰奥駆道は総じて幅広の整備された緩やかな尾根道である。
・大普賢岳からはノナウシ谷源流部の脇宿まで下りになる。ブナ林を楽しみながら進む。
・脇宿は幅の広い尾根上の天然林の疎林の中の落ち付いた趣のある場所。キャンプ適地である。
・そこから少し登ると「女人結界門」があった。登山道はそこから左折れし西に向かう。
・「女人結界門」の内側(山上ヶ岳側)は、ほぼ水平道といっても過言ではない。
・竜ヶ岳付近を過ぎると間もなく「小笹の宿」という谷間の苔生した場所に出た。社や銅像が立ち並ぶ行場の様相。小さな避難小屋もある。
・山上ヶ岳への道は小ピークがいくつかあるものの、いずれも頂上を迂回した道が付けられているため、苦労せず山上ヶ岳に到着。頂部は広大な寺の境内であり立派な寺院が建立されている。
・寺院付近の広場は風が強かったため、脇出岩の前で休憩。あまり目立たないが脇出岩付近が本来の山頂。

○山上ヶ岳〜洞川
・山上ヶ岳からレンゲ辻へは急降下する道。ヤセ尾根に鉄バシゴやキャットウォークが付けられている。
・レンゲ辻には「女人結界門」がある。
・レンゲ辻からは谷沿いの急斜面をジグザクに下る。土砂や落ち葉が載る登山道故に滑りやすい。
・沢に水の流れが出てくる辺りから右岸の斜面上をトラバースするように道は続く。
・やがて河床沿いの岩の上を歩くようになる。
・杉林が目立つようになり、林道に出る。
・大峯大橋に着くころにはほぼ真っ暗。そこから3kmほど車道を歩き温泉旅館街を抜けて洞川のバス停に至る。
・待合室あり。小さいが10人程度座れる。暖房が心地よかった。
・最終バス(17:58)は、直通便と各停便の2台に分かれていた。直通便にて約50分で下市口。

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