立山三山と憧れの剱岳（88座目）
富山県
syosuke
- GPS
- 31:00
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 2,025m
- 下り
- 2,024m
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雄山11:55−12:18大汝山12：30--14:30別山乗越14：35−15：45剣山荘（泊）
9月12日（水） 剣山荘4：35−5：05一服剣−6：00前剣6：10−7：35剱岳
7：50−10:05剣山荘10：20−10：50剣沢小屋11：00−12：05
別山乗越12：15−13：45ミクリガ池温泉で入浴14：20−14：35室堂
| 天候 | 9月11日（火） 曇り時々小雨 9月12日（水） 晴れのち曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス タクシー
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
立山駅7：00発ー8：05室堂着 （黒部アルペンルートはWEB切符購入。 復路：室堂14：45−16：21扇沢 タクシーにて信濃大町駅⇒松本経由新宿。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
登山ポスト：室堂BTにあり。 立山三山：コースは良く整備されており、特に問題なし。一ノ越からの登りは 可也急斜面。バックパックで子連れで登った人が居たが（2歳位か） 大泣きしており、考えもの。この日は平日だったが大汝山休憩所が 営業中だった。 浄土山の登りで多数の雷鳥と出会った。 剱岳 ：剣山荘を日の出前に早立ちしたのが正解。午後は山頂付近にガスが 掛かるのと鎖場の渋滞を避けられる。 ＊鎖場にはホールドが有るのであまり鎖に頼らないほうがベター。 岩場は乾いていればカニノタテバイ＆ヨコバイともそれほど心配 無かった。（不安な人はガイド付きで！） 地獄谷は立ち入り禁止です！雷鳥荘からミクリガ池の登りでは火山ガスの 臭いで息が詰まるほど！風向きによっては歩行時注意が必要。 温泉 ：ミクリガ池温泉で入浴。￥600（コースターのお土産が貰えます） |
| 予約できる山小屋 |
|
写真
ガスが掛かっていたので近寄っても
動かず！こんなに近くで見たのは初めて！
思ったより時間掛かり過ぎ！
（雷鳥と遊んだせい！？）
酷い雨の為お社まで行かなかった。
（2011年8月初旬）
頂きました。（安全登山祈願です！）
神主さん。山の草木は紅葉していた。
荷物を置いて先ずは『生ビール』で乾杯！
ハンバーグと海老フライ。ご飯が美味しかったよ！
4：35AM剱山荘を出発。
（でも雷鳥が岩場を滑っていました！）
雷鳥も岩場で滑る！！！
可也の勾配ですがスタンスがしっかり有って
思ったより楽に登れました。
2999mの標識を持って『パチリ』！
その後ろに槍の穂先が見えました！
良い天気にしてくれて有難う！
8：50AMに下山開始。
思っていたより難なく通過！
（昔、谷川岳の岩登りの経験が効いたのかな？）
『カニノヨコバイ』を下り終えて下からのショット。
ほらしっかりしたスタンスが取れますよ！
（ただし、岩場が濡れて居ると危険だろうなあ・・・）
1
ショット。
ほらしっかりしたスタンスが取れますよ！
（ただし、岩場が濡れて居ると危険だろうなあ・・・）
数えたら24段ありました。
携帯トイレを使う場合に重宝！
岩場の途中に2人、下部に一人います！
雄姿が少しガスが掛かり始めた。
少しご飯が堅かったが完食！
登り終えた後は特に美味しいです！
ストックを忘れたことに気付く。
剱岳をバックに。前剣にガスが掛りだした。
高原はもう秋の気配。（白い花はシシウド）
感想
北アルプスにある百名山で唯一の未登峰である『剱岳』と昨年バスツアーで行った際に立山雄山のみだった立山三山を9月11日&12日登って来ました。
11日（火）
立山三山は昨年も雨に降られましたが今回も晴れませんでしたが雨具を着るほど
では無く、ガスの中多くの雷鳥と出会えました。（浄土山の登りが多かった）
雄山神社で剣の登頂祈願の為に￥500でお祓いをしてもらいました。
序に立山の登山バッチも購入。
9月の平日で交通の便も余り良くないせいか縦走する人も少なめでした。
午後からはガスも上がり、遠く剣の雄姿を見ることが出来ました。
別山乗越から剱山荘まではダイレクトに歩くが疲れも有って歩きにくい道で
あった。
12日（水）
3時半に起床し、4:35AMに剱山荘をサブザックで出発。ヘッドランプの明かりを
便りに登り始めると30分もしない内に鎖場が出て来た。
一服剱を通過したのが5：00過ぎでこの時間になるとランプも不要。
武蔵のコルから大岩の鎖場で鹿島槍方面に日の出。今日は上天気で助かる。
荷物が軽いせいか足取りは軽く、平蔵の頭までは順調に進む。
下ったスラブの岩に雷鳥。もう胸元は白くなっている。
7：00AM過ぎに登りの難所『カニノタテバイ』に到着。流石に見上げる急傾斜
の鎖場に圧倒される。然しながら登り始めると思いのほかスタンスが取りやすく
5分弱で登りきる。早朝は人が少ないのが助かる。
ガレ場を登りつめたら社のある『剱岳』（2999m）の山頂に到着。
すでに10名近くの人が広い山頂で山岳同座をしている。
遠く立山三山の左端奥にトンガリ頭の槍ヶ岳が見えた。
鹿島槍ヶ岳、五龍岳、8月に登った薬師岳の赤い尾根、「そして黒部五郎岳。
その左に笠ヶ岳。富山市街と富山湾。白山も見えた。
東側の八峰の急峻な岩峰群。西側眼下には日帰りで登る人も居るという
早月尾根の長い下り。
15分ほどで山頂を辞した。
『憧れの剱岳』はやはり日本でも1，2を競う名山であった。
剱山荘で昨日下山した人に聞いた話では『カニノヨコバイ』の横への
トラバースが一番ビビるとの事であったが思いのほか足場があって難なく
通過出来た。高度感への恐怖も無かった。
AM10：06に剱山荘に戻り、デポしたザックを取り、剱岳の登山バッチを購入し
下山を急ぐ。3分程歩いた所でストックを小屋に忘れたことに気付き、慌てて
戻る。帰路は剣沢小屋を経由して別山乗越へ。
剱岳を見返すと富山側からガスが流れ込み、前剱が霞み始めた。
朝早く出発して正解だった。
雷鳥沢キャンプ場からミクリガ池への最後の登りがきつかった。
特に雷鳥荘付近では地獄谷からの火山ガスが流れ込み咳込むほど。早々に
通過。
バスを一本遅らせて、『ミクリガ池温泉』で汗を流す。
温泉の湯船に入ると、去年雨の中歩いた立山雄山までの時とは違い、
立山三山の縦走と『憧れの剱岳』を歩き終えた今回は充足感で一杯であった。
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